ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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(#゚;;-゚)ニセモノ家族のようです(・∀・ ) 2/3

73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/07(日) 23:24:30.71 ID:2rSBsl4R0
【ファミレス】


(#゚;;-゚)「牛肉をミンチにして焼いた物美味しいよお父さん」

( ・∀・)「そうか、よかったね、僕も鳥の羽根を剥いで揚げた物が美味しいよ」
  _
(;゚∀゚)「なんでそんなグロい言い方すんの!? ハンバーグとフライドチキンていやいいじゃん!」

( ・∀・)「僕はねジョルジュ、食べ物の尊さはちゃんと知ってる子になって欲しいんだ」
  _
(;゚∀゚)「TPOを考えろよ!」

( ・∀・)「TPOって何の略?」
  _
( ゚∀゚)「えっ? えーっと……タイム、プレイス、お……おでん?」

( ・∀・)「ところでジョルジュ、その魚の内臓を取り出して三枚に切ってあげたもの美味しい?」
  _
(;゚∀゚)「だからグロい言い方やめろよー!」

( ・∀・)「お前にTPOを語る資格はない」

78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/07(日) 23:30:21.12 ID:2rSBsl4R0

(#゚;;-゚)「ぶぶ漬けさん、塩いります?」
  _
( ゚∀゚)「だから俺の名前はぶぶ漬けじゃないの!ていうか塩ぶつけようとしないで!
     家族団らんの中に入ってすみませんでした!」

( ・∀・)「本当だよ、空気読め」

(#゚;;-゚)「よめ」
  _
( ゚∀゚)「た、逞しいなあおい……」

( ・∀・)「そりゃあ、仲良しだからね、でぃ」

(#゚;;ー゚)「ね、お父さん」



そういって、でぃは笑った
出会ったとき比べて、本当に良く笑うようになった
この子がいたから僕は救われて、今こうして笑っていられる
ずっと、大切にしたい、僕の家族。大事な家族。

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:11:00.72 ID:wVxMD87d0

*  *  *  *


( ・∀・)「じゃあ、食べ終わったことだし帰ろうか」

(#゚;;-゚)「うん、お父さん」
  _
( ゚∀゚)「じゃ、俺も帰るわ」

( ・∀・)「おう帰れ帰れ」
  _
( ゚∀゚)「冷てぇなおい」

(#゚;;-゚)「帰れー」
  _
( ゚∀゚)「でぃ、でぃちゃんまで……わかったよ、帰りますよ鬼畜親子!
     今度来るときは彼女同伴で来てやるよ!」

( ・∀・)「授業参観どんな服がいい?」

(#゚;;-゚)「普通でいいよ、この間買ってたシャアのコスプレとかじゃなければ」

(;・∀・)「えっ、あれかっこいいじゃん……」

(#゚;;-゚)「だめ」
  _
( ;∀;)「せめて無視しないで! 罵ってもいいから無視しないで俺の存在!」

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:12:27.21 ID:wVxMD87d0

( ・∀・)「お前まだいたのか」
  _
( ;∀;)「いますよ!こうなりゃずっといますよ!」

( ・∀・)「うわあ、うざあ」

(#゚;;-゚)「…………お父さん」

( ・∀・)「ん? なんだい、どうしたのでぃ」

(#゚;;-゚)「あのね、本当に、授業参観来てくれる?」

( ・∀・)「もちろん、去年はいけなかったからね」

(#゚;;-゚)「…………うん」

(#゚;;-゚)(来てくれるんだ……お父さん)

( ・∀・)「それとも、行ったらだめ? お父さん若者の空気読めない30代だから?」

(#゚;;-゚)「お父さんは確かに空気読めない泣き虫だけど、大丈夫だよ」

(;・∀・)「む……娘が思った以上に痛烈なフォローしてきた……」

113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:14:01.92 ID:wVxMD87d0

ちょっと困ったような顔をして、お父さんは笑った
お父さん、私のお父さん

5年前のあの日、初めて私に手を差し伸べてくれた大人の人
大人といっても、子供みたいに泣いていたけど、それでも、大きな手で抱きしめてくれた
私の手をぎゅっと握って、あの真っ黒な世界から救い出してくれた

お父さん

私の大切なお父さん

  _
( ゚∀゚)「なー、無視すんなってー」

( ・∀・)「いこう、でぃ」

(#゚;;-゚)「うんお父さん」

今もお父さんは昔と変わらず、私に手を差し出してくれるけど
私はそれが不安なの

この手がいつか、私の前から消えてしまうんじゃないかって
それが不安でたまらないの

ねえ、お父さん
お父さんは本当はわたしのこと、…………

それを聞くのが怖くて、いつも私は心にそれを押しとどめる
ニセモノの、家族のふりをする

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:15:34.50 ID:wVxMD87d0
【学校にて】

休み時間


l从・∀・ノ!リ人「おっはよー、なのじゃ! でぃちゃん!」

(#゚;;-゚)「妹者ちゃん、おはよう……」

川д川「おはよう、でぃちゃん」

(#゚;;-゚)「うん、貞子ちゃんもおはよう」

l从#・∀・ノ!リ人「もー! 聞いて欲しいのじゃ二人とも!」

川;д川「ど、どうしたの妹者ちゃん?」

l从#・∀・ノ!リ人「授業参観! 来なくていいって言ったのに、うち家族総出でくるって言い出したのじゃ!
       おっきい兄者と父者なんて新しいデジカメ買うなんて言って!
       もー、チョー恥ずかしいからやめてって言ったのに!」

川;д川「い、妹者ちゃん、授業参観の話は……」

∑l从・∀・ノ!リ人 ハッ

l从;・∀・ノ!リ人「ご、ごめんなのじゃでぃちゃん……妹者、無神経だったのじゃ……」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「いいの」

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:16:51.08 ID:wVxMD87d0

(#゚;;-゚)「それに、私もお父さんが来てくれることになったから」

l从・∀・ノ!リ人「!」

川д川「!」

l从*・∀・ノ!リ人「ほ、本当なのじゃー!?」

川*д川「でぃちゃんのお父さんって私はじめて見るかも! ね、ね、どんな人!?」

l从・∀・ノ!リ人「かっこいいのじゃ!?」

(#゚;;-゚)

(*゚;;-゚)「うん、かっこいいよ」

川*д川「見たーい!」

l从*・∀・ノ!リ人「うちの兄者も父者もビミョメンだから羨ましいのじゃー!」

川д川「うちだって、パパちょっと怖いから……いいなあ」

(#゚;;-゚)「………………えへ……」

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:18:14.65 ID:wVxMD87d0

ξ゚⊿゚)ξ「ぶっwwwwwガキくさい話してるwwwww」

ζ(゚ー゚*ζ「今時授業参観で盛り上がるか?フツーwwww」

从'ー'从「やめたげなよ~、せっかくでぃちゃんが久しぶりに家族の話できるんだからwww可哀相じゃんww」

(#゚;;-゚)「…………」

l从#・∀・ノ!リ人「うわ、また出たのじゃ、お前らいい加減うっざいのじゃ!あっちいけー」

ξ゚⊿゚)ξ「は? 何切れてンの? マジ意味わかんないし」

ζ(゚ー゚*ζ「きもwwwww」

川;д川「はわわ……や、やめようよぉ……」

从'ー'从「ていうかあ、あんま調子乗らないでくれない? うざいのはそっちだから、マジで」

(#゚;;-゚)「…………」

l从#・∀・ノ!リ人「お前ら何様なのじゃ!? 人の家庭環境に無神経に踏み込んで、最低なのじゃ!」

ξ゚⊿゚)ξ「うぜーんだよ! お前こそなのじゃなのじゃ~って! アニメキャラかよ!」

ζ(゚ー゚*ζ「マジきもいしwwwwww」

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:19:29.53 ID:wVxMD87d0

从'ー'从「ていうか、今こいつと話してるんだから話に入ってこないでくんない?」

ドンッ ガシャーン

l从×∀×ノ!リ人「痛っ!!」

(#゚;;-゚)「!」

ξ゚⊿゚)ξ「痛っ だってwwwww」

ζ(゚ー゚*ζ「ざまぁー」

川;д川「あわわ……い、妹者ちゃん、大丈夫?」

l从う∀・ノ!リ人「う、うん……グスッ……」
 _,
(#゚;;-゚)「………………」

ξ゚⊿゚)ξ「何よ、その顔」
 _,
(#゚;;-゚)「やめて」

ζ(゚ー゚*ζ「はぁ?」

(#゚;;-゚)「妹者ちゃんに、酷いことしないで」

ξ゚⊿゚)ξ

ζ(゚ー゚*ζ

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:20:52.04 ID:wVxMD87d0

从'ー'从

(#゚;;-゚)「……何」

ξ゚⊿゚)ξ「何wwwwってwwwww」

ζ(゚ー゚*ζ「こいつわかってないよwwww」

从'ー'从「あんたさ、勘違いしてない~? あんたと関わってるから不幸になってんでしょ、流石」

(#゚;;-゚)「!」

ξ゚⊿゚)ξ「そうそう、あんたと関わらなければ、流石だって別にこうして突き飛ばされることもなかったんじゃね?」

l从;・∀・ノ!リ人「おっ、お前ら何言ってるのじゃ!」

川;д川「そんなことないよ! でぃちゃん!」

ξ゚⊿゚)ξ「お前自分が皆になんて呼ばれてるか知ってんの?」

ζ(゚ー゚*ζ「疫病神、だよ」

(#゚;;-゚)「…………!」

从'ー'从「あんたと関わると不幸になるから~」

(# ;;- )

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:22:25.50 ID:wVxMD87d0

ξ゚⊿゚)ξ「あんたのせいで、前の両親死んだんでしょ」

ζ(゚ー゚*ζ「そういえば前あんたと話してた2組の子、転んで怪我してた」

ξ゚⊿゚)ξ「お前のせいで飛行機落ちたんじゃね?」

从'ー'从「そんなんじゃ、どうせ今の父親も不幸にするよね~」

ζ(゚ー゚*ζ「また捨てられたりしてw」

(# ;;- )「…………!!」

l从#・∀・ノ!リ人「やめるのじゃ!!」

川#д川「そうだよ! いい加減にしなよ!! 最低!」

(# ;;- )「…………っ……」

ダッ

l从・∀・;ノ!リ人「でぃちゃん!」

川д;川「待って、でぃちゃん!」

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:24:00.53 ID:wVxMD87d0

( ´∀`)「おーい、皆、予鈴なったモナ、席つけ……」

ドン

(;´д`)「モナッ!?」

(#∩;;- )

(;´∀`)「な、なんだ毛利……もう授業始まるから席に……ってあれ!?どこ行くモナ!?」

タタタタタタ……

(;´∀`)

(;´∀`)「皆、何があったモナ!?」

ξ;゚⊿゚)ξ「…………フ、フン」

ζ(゚ー゚;ζ「あんなにショック受けることないじゃんねー」

从;'ー'从「ちょっと大げさじゃね~?」

l从#・∀・ノ!リ人「何が大げさなのじゃ! お前らほんと最悪なのじゃ!!」

川#д川「そうだよ! 謝りなよ!」

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:25:39.34 ID:wVxMD87d0

ξ#゚⊿゚)ξ「やだ!」

ζ(゚ー゚#ζ「てゆーかでしゃばんなよ!お前らが!」

从#'ー'从「うぜーんだよ!」

l从#・∀・ノ!リ人「友達なんだから、怒るのは当たり前なのじゃ! 謝れ! この! この!」

从>ー<从「痛ぁ!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっ!やめてよ!」

川#皿川「謝ってー!!」

ζ(゚ー゚#ζ「いい加減にしろっつーの!!」

(;´∀`)「あああ……こ、これが噂の学級崩壊!? み、皆! 落ち着くモナー!!」

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:27:52.20 ID:wVxMD87d0
*  *  *  *  *


学校を抜け出してたどり着いたのは、近所の公園の遊具の中だった
私はそこで膝を抱えて泣いた

違う、こんなの私じゃない
前の私は、もっと、もっと強かったはずなのに

今はこんなにも弱くて、馬鹿みたいに泣いてる

(#う;;-∩)。「グスッ……うっ……」

津出さんに言われた言葉は、今までにも散々言われ慣れた言葉だった
前の父親にも死んでしまった本当のお母さんにも、新しい継母にも、祖母にも、祖父にも、よくそう呼ばれた
私のことを全然知らない人でさえそう呼んだのだ

疫病神、お前がいて本当に最悪の人生だわ
お前なんて生まれなければよかったのに

(#う;;-⊂)。「ううぅぅぅぅうう~~~……」

父親も母親も、汚い物を見る目で私を見た
消えろ、いなくなれって、ぶった、火で炙ったり、蹴ったりしてきた
そのうち、何も感じなくなって、本当に消えてしまいたくなって、そんな時

父親と継母は事故で死んだ

127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:29:50.66 ID:wVxMD87d0

『ざまぁみろ』って、思った

ずっとわたしを苛めてたから、天罰が下ったんだって、そう思った
でもそう思った瞬間、怖くなったの

本当に私がいたから、二人とも死んじゃったんじゃないかって
私がいるから死んじゃったんじゃないかって
私には、本当に人を不幸にする力があるのかもしれないって、怖くなった

あるわけないって思う
そんなのアニメや漫画じゃあるいし、って
でも、もしそんな力があったら?
もし、その力で、お父さんまで、不幸にしてしまったら?


お父さんまで、いなくなってしまったら?

(#う;;д;)「うあっ…あっ………あぁぁあああん!」

そう思ったら堪らなく怖くなった

5年前、どうしようもなく淀んだ世界から私を助け出してくれた

たった一人の、私の神様

お父さんがいなくなったら、私はきっと…………

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:36:55.22 ID:wVxMD87d0






どのくらい時間がたっただろう
あたりはすっかり日が暮れて、私は泣き腫らした目で夕焼け空を見つめていた
真っ赤、真っ赤、まっかっか
世界の終わりの色みたい

お父さん、怒ってるだろうな
妹者ちゃんも、貞子ちゃんも心配してるかな、悪いことしちゃったなあ

…………もう、関わらない方がいいのかな

(# ;;- )

「………………でぃ」

(# ;;- ) ビク

瞬間、後ろから肩に、手をかけられた
この手は知ってる

だって、あの日から、ずっと私を支えてくれた手だから

( ・∀・)「……見つけた」

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:39:44.30 ID:wVxMD87d0

(#゚;;-゚)「…………お父さん」

( ・∀・)「先生から連絡が入ったんだ。探したよ」

(#゚;;-゚)「…………ごめんなさい」

( ・∀・)「……おいで」

ぽんぽん、と膝を叩くお父さん
私はのろのろとその腕の中へ入っていった
ぽすん、と腕の中に収まると、懐かしく、あったかい

(#゚;;-゚)「……お父さん」

( ・∀・)「懐かしいなー、この公園、昔ジョルジュとよく遊んだよ」

(#゚;;-゚)「その頃から友達だったの?」

( ・∀・)「うん、幼馴染。馬鹿だけど、イイヤツだよ」

(#゚;;-゚)「……うん」

知ってる

お父さんの奥さんと、娘さんが死んだとき
ジョルジュさんがどれだけ頑張ってお父さんを励ましていたか。

133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:42:14.49 ID:wVxMD87d0

元気のなかったお父さんと、ぎくしゃくしている私を和ませようと
必死だったこと、私もお父さんも気づいてる

( ・∀・)「友達ってのはいいものだよ、でぃも大切にしなくちゃいけないね」

(#゚;;-゚)「…………」

( ・∀・)「妹者ちゃんと貞子ちゃん、だったかな。学校で泣きながら謝ってたよ、僕に」

(#゚;;-゚)「……!」

( ・∀・)「友達なのに、庇いきれなくてごめんなさいって」

(# ;;- )「…………私のせいでどんってされたのに……妹者ちゃん」

( ・∀・)「いい子だよね、大切にしなきゃね」

(# ;;- )「うん…………」

謝るのは私の方なのに
妹者ちゃんも、貞子ちゃんも私と一緒にいたら苛められるってわかってるのに、一緒に

いてくれて
今までありがとう、大好きだよって、言わなくちゃいけないのに
なのに、私は庇われてばっかり

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:43:06.61 ID:wVxMD87d0

いつからこんな臆病になったんだろう
手に入れたものがあまりにも多すぎて、失うのが怖くなった

でも、それじゃあ前に進めないのよ

(# ;;- )「お父さん」

( ・∀・)「どうしたの」

(#゚;;-゚)「ずっと……聞きたかったことがあるの」

( ・∀・)「なんだい」

(#゚;;-゚)「私のこと、引き取って………………後悔、してないの」

( ・∀・)

( ・∀・)「どうして、そう思うの」

(# ;;- )「だ、だって……初めてお父さんが私に手を差し伸べてくれたとき
     お父さんの奥さんも、娘も、死んじゃってた」

(# ;;- )「わた、しは、その代わりにお父さんの娘になったんだって、お、思ったよ」

135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 17:44:34.45 ID:wVxMD87d0

実際、あの時、私は代わりでいいと言った
どうせ両親が死んだ後、私の行く道は施設か、最悪路頭に迷うくらいしかない
それなら、住むところが保障されている方がいくらかいい
多少の暴力も耐えられる自信はあった

だから、ニセモノでもいい、家族にしてください
そう思ったの

だけど、時間が立つにつれて怖くなった

お父さんといる時間はあまりにも優しく、あったかくて、手放すのが怖くなった

(# ;;- )「い、いつか……私なんて必要なくなって、ま、また新しい奥さんをもらって
     新しい子供が生まれたら」

(# ;;- )「わ、私邪魔だから、用済みだって、もういらないって言われるんじゃないかって……お、思って……」

(# ;;- )「だって、ど、どんなに私が頑張って……娘のふりをしても、なりきっても……」

(#う;;д∩)。「し、死んじゃった本当の娘さんに、か、敵うわけないから……!!」

( ・∀・)「…………!」

140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 18:01:26.16 ID:wVxMD87d0

本当は、ずっとずっと怖かったの
お父さんと離れるのが怖かったの
一緒にいたいの
お父さんが大好きだから、傍にいさせて欲しいの

親子になった日から、私はワザとらしく何回も何回もお父さんと言った
私のお父さんだという事実を確認したくて

だけど、もういつかお父さんに新しいお嫁さんができて、新しい子ができて
家族じゃないって言われてもいい
ただ一緒にいたいの、お父さん、大好きよ

ぎゅうと、後ろからまわされた手に力が入った
肩が生暖かい、湿ってる?

(#う;;-゚)「お、お父さん……?」

(  ∀ )「なんだかなぁ……、もう、本当、僕は馬鹿だ」

( ;∀;)「まったく成長していないんだから……」

(#゚;;-゚)「お父さん、泣いてるの?」

( ;∀;)「泣いてるよ、泣きたいときは泣いていいんだ、そう教えたろ?」

141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 18:02:53.05 ID:wVxMD87d0

(#゚;;-゚)「どうして、泣いてるの?」

( ;∀;)「自分が情けなくてね、でぃ……」

(#゚;;-゚)「どうしたのお父さん」

( う∀・)「僕は新しいお嫁さんを貰う気も、新しく子供を作る気もないんだ」

(#゚;;-゚)「……どうして? お父さんかっこいいから、その気になれば
     ニ、三人一気に落とせるよ」

(;-∀-)「どこからそういう言葉を学んだんだい?」

( ・∀・)「でもね、この考えは絶対に覆らないよ。だって僕には家族がいるからね」

(#゚;;-゚)「……!」

抱え込むような形から、正面を向くようにひっくり返ると、私はちょっと泣き腫らして
赤くなっているお父さんの目を見た
お父さんの目の中には私が映っている

お父さんみたいに、真っ赤に泣き腫らした目

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 18:05:01.16 ID:wVxMD87d0

( ・∀・)「でぃは僕のことが嫌いかい?」

((#゚;;-゚)) フルフル

( ・∀・)「僕もでぃのことが好きだよ」

( ・∀・)「あの頃の僕は、全てを失って、何かを取り戻そうと必死だった
     どんなにもがいても、手をすり抜けていって、いっそのこと
     僕は死んでしまいたかったのかもしれない
     だけど、そんな僕に、何の不満も言わず、君は付いて来てくれた
     新しい家族になってくれた、僕に色んなものを与えてくれた」

(#゚;;-゚)「…………」

再び、ぎゅっと抱きしめられた

( ・∀・)「その時から、君は僕の家族だよ、ニセモノなんかじゃない、ホンモノの家族だ

     僕の大切な、家族」

(# ;;- )「……私で、いいの?」

( ・∀・)「でぃがいいよ」

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/02/08(月) 18:06:36.37 ID:wVxMD87d0

(# ;;- )「私、疫病神だよ、いつか、お父さんのこと、不幸にするかも、それでも、いいの?」

( ・∀・)「疫病神?」

ふっと、柔らかく笑う声が聞こえた

( ・∀・)「でぃは初めて会った時から、僕の神様だよ」

(#う;;-∩)「う…………」

。゚(# ;;д∩)゚。「うわぁあああああああああああああああああああああん!!」

私も、私もだよ


大好きな、お父さん

大好きな、私の神様



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  1. 2010/02/08(月) 19:50:00|
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