ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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( ^ω^)クリスマスキャロルのようです

1:◆i7ramw211A :2009/12/13(日) 17:17:21.57 ID:o6C0oCrG0
前倒し

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:19:46.56 ID:o6C0oCrG0

金も入った、名誉も手にした。
だけど、寂しさは残った。
おかしいじゃないか。オレは思った。
そう思ってふと見ると、幸せのレールは隣にあった。
オレはそのレールに乗っていなかった。

────────────────────矢沢永吉

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:21:44.32 ID:o6C0oCrG0

─────────────────真夜中の読み物


( ^ω^)ブーン系小説で読むディケンズ 『クリスマス・キャロル』

原作 クリスマス・キャロル 1843年 チャールズ・ディケンズ 著

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:23:45.58 ID:o6C0oCrG0

※真夜中テンプレート
※わりと 地の文が 多いよ('(゚∀゚∩
※AAは 原作の名前で 登場するよ('(゚∀゚∩
※だからといって それほど 原作に忠実でもないよ('(゚∀゚∩

※以上を 踏まえたうえで 読んで頂きたく候

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:25:57.55 ID:o6C0oCrG0

( ^ω^)まず第一に、マーレイは死んでいたお

( ^ω^)その事については何の疑いもない。マーレイは完全に死んでいたんだお

( ^ω^)ではスクルージは彼が死んでいるのを知っていたか?

( ^ω^)無論、知っていたお。スクルージは彼のただ一人の友人だったのだから

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:28:02.07 ID:o6C0oCrG0

( ・∀・)「めりーくりすまーす!」


若い男はスクルージの事務所に入ってくるなり大声をあげた。
季節は年の瀬もせまる寒い時期である。
霜がおりて白くくもる窓の外に目をやれば、行き交う人が皆外套の前をきっちりしめて早足で通り過ぎる雑踏の様子が見えた。

部屋は寒いうえに夜中の水槽みたいに静まりかえっていた。


( ・∀・)「おじさん、メリークリスマス!メリー!」


若い男は同じことをもう一度告げた。
スクルージは手元の書類から目を上げ、若い男をちらりとだけ見ると、


( ФωФ)「…ばかばかしい」


と吐き捨てるように一言だけつぶやいた。

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:30:53.25 ID:o6C0oCrG0

( ・∀・)「えっ」

( ・∀・)「気のせいかな?ばかばかしいって言われた気がしますよ?クリスマスなのに」

( ФωФ)「これだけハッキリ言うのを聞いて気のせいだと言い張るとは、よほど面の皮が厚いのである」


( ・∀・)「クリスマスがバカバカしいなんて、おじさん本気で言ってるんじゃないでしょうね。まさかそんな」

( ФωФ)「我輩いつだって本気(マジ)なのである」

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:32:54.46 ID:o6C0oCrG0

( ・∀・)「またまた、そんなこと言っちゃって素直じゃないなあ、おじさんたら」

( ФωФ)「おめでとうと言うが、おめでたがる権利がお前さんにあるのかね。ひどい貧乏をしているくせにおめでたがる理由があるのかね」

( ・∀・)「そんな事を言うなら、おじさんはお金持ちなんだから気むずかしい顔をする理由なんてありませんよ、」


スクルージは即座にうまい返事が思い付かなかったので、また小さく「バカバカしい…」とだけつぶやいた。


( ・∀・)「すねないでくださいよ、おじさん」

( ФωФ)「拗ねてなんていないのである!メリークリスマスなんてまっぴらゴメンなのである!」

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:35:16.56 ID:o6C0oCrG0

( ФωФ)「だいたい年末などといったら、帳簿をつけたり支払いをしなければいけない迷惑きわまる時期なのである。もう!クリスマスとか死ねばいいのに!」

( ・∀・)「もう、おじさんてば」

( ФωФ)「クリスマスだろうがお正月だろうがお前が好きなように祝えばいいのである!それはそれで、我輩が好きなようにやるのを邪魔しないでもらいたいのである!」

( ・∀・)「だっておじさんの好きにやらせたら、結局何もしないじゃないですか」

( ФωФ)「ピンポンなのである!我輩のことなど放っといてもらいたいのである」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:37:50.05 ID:o6C0oCrG0

若者はそこまで言われても、まだ食い下がった。


( ・∀・)「そりゃお祝いをしたところで一銭の儲けにもならないですけど、きっと良いこともありますよ?」

( ・∀・)「クリスマスが僕のポケットに金貨や銀貨のひとかけらも持ってきてくれたことは一度もないですけど、これまで僕にたくさん良いことをもたらしてくれたし、これからだってきっとそうしてくれます」

( ・∀・)「その日が巡ってくれば、誰でも同じ気持ちになれる大切な日なんです。ながい一年の暦のなかで、この日だけは誰でも慈悲深くて寛容になれる日なんですよ」

( ・∀・)「だから、何と言われたって僕は言います。神様がおじさんを祝福してくれますように!」


若者が演説を終えると、水槽みたいに冷え切った部屋の片隅にいた従業員が立ち上がって拍手したが、
スクルージにじろりと睨まれると都合悪そうな様子でイスに掛け直した。

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:39:54.67 ID:o6C0oCrG0

(# ФωФ)「次に余計なことをしたら、クリスマスを祝うと同時に仕事を失うものと思うのである」

('A`)「すみまちん」

(# ФωФ)「なにその返事。ねえふざけてるの?ふざけてるの?」

('A`)「顔の怖さにビックリして呂律がまわらなかっただけです、気になさらないでいただきたい」

( ФωФ)「なら仕方ないのである」

('A`)「理解していただけたようで幸いです。ちんちん」

(# ФωФ)「キサマやっぱりふざけてるだろ。あと顔が怖いとか言うな傷つくだろ」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:41:55.95 ID:o6C0oCrG0

( ・∀・)「そういうわけで、明日僕の家に食事にいらしてくださいね」

('A`)「まじっすか」

( ・∀・)「君じゃなくて」

( ФωФ)「わきまえろよ」

('A`)「まじっすか」

( ・∀・)「念のために言い直しておきますけど、おじさん明日は僕の家に食事にいらしてくださいよ?」

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:44:05.64 ID:o6C0oCrG0

これまでの様子を見ていた人なら察しただろうが、スクルージは偏屈な人間だった。
なので、甥っ子がこんなにも熱心に誘ってくれるのに返した返事といったら、こんな言葉だった。


( ФωФ)「そんなことになるくらいなら、いっそ明日はテムズ河に浮かんでいた方がまだマシなのである」

( ・∀・)「…」

( ;∀・)じわっ

('A`)「あっ」

(; ФωФ)「あっ」

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:46:53.56 ID:o6C0oCrG0

( つ∀・)ぐすっ

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「それじゃ長居して迷惑をかけてもいけないので僕は帰ります。おじさん、良いお年を迎えてください」

(; ФωФ)「う、うむ、帰るがいいのである」


スクルージの甥は女々しいことはひとつも口にせずに部屋を出ていった。
従業員は出口まで彼を送ると、心をこめて挨拶をした。


('A`)「ち…ちんちん?」

( ・∀・)「ああ…ハイ、気持ちだけで結構です」


従業員はスクルージより心は温かかったが頭がおかしかった。

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:49:31.10 ID:o6C0oCrG0

年の瀬はせわしないもので、一人帰ったと思ったら今度は二人、事務所に来客があった。


ミセ*゚ー゚)リ「ピーリカピリララのびやかにー」

(゚、゚トソン「パメルクーラルクー、高らかにー」

ミセ*゚ー゚)リ「恵まれない人達のために募金をお願いしまーす」(゚、゚トソン

(# ФωФ)「…」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:51:54.98 ID:o6C0oCrG0

ミセ*゚ー゚)リ「っと」

ミセ*゚ー゚)リ「ハイ、ノーリアクションいただきました!空気からもう歓迎されてない感やまもりです!」

(゚、゚トソン「そういうわけでね、今年もこの季節がやってきたわけですけれども」

ミセ*゚ー゚)リ「やってきましたねー、正直今すぐ帰りたいですけど」

(゚、゚トソン「この時期、なにげない話題とかで盛り上がってると───」

(゚、゚トソン「性根のねじくれ曲がった人が『サンタクロース信じてるの?えっマジで?』とか」

ミセ*゚ー゚)リ「ハイ」

(゚、゚トソン『えっマジで信じてるナリ?』

(゚、゚トソン『これは一大事ナリ!キテレツー、ブタゴリラが大変ナリよー』

ミセ*゚ー゚)リ「前後の脈絡が変だし、ころすけにあやまれ」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:54:34.35 ID:o6C0oCrG0

(゚、゚トソン「わたしは空気が読めるのでその場は軽く流しておきますが、毎年毎年、一言ツッコミたくて悶々としてまして」

ミセ*゚ー゚)リ「空気とか読む人だったんですか」

(゚、゚トソン「いい機会ですからこの場をかりてちょっと発言してみてもいいですかね」

ミセ*゚ー゚)リ「すこし躊躇してみてもいいんですよ」

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 17:57:30.98 ID:o6C0oCrG0

(゚、゚トソン「ちょっとあなた、サンタさんの話をするのはいいですけど」

ミセ*゚ー゚)リ「うん」

(゚、゚トソン「それより先に大事なことを忘れてやしませんか。それはすなわち」

(゚、゚トソン「アーイアイ(アーイアイ)アーイアイ(アーイアイ)しっぽのながーいー」

ミセ*゚ー゚)リ「うん?」

(゚、゚トソン「トナカイさーんだよー!」

ミセ*゚ー゚)リ「それはトナカイさんの歌じゃないです」

(゚、゚トソン「クリスマスの大半は、人知れずトナカイさんの功績で成り立っているという都市伝説が」

(# ФωФ)「用が済んだならそろそろ帰ってくれないかな」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:00:12.98 ID:o6C0oCrG0

(゚、゚トソン「お金が貰えたらてきとうにオチをつけて帰る仕組みになってます」

ミセ*゚ー゚)リ「なってます」

(# ФωФ)「適当なオチなら尚更いらないから」

(゚、゚トソン「ではこちらの小切手に署名とかお願いします」

ミセ*゚ー゚)リ「すみやかにお願いします」

(゚、゚トソン「ええと金額は?いくらでお書きしますか?」

( ФωФ)「何も書かないでくれるかね」


(゚、゚トソン「何も書かない…。ふむ、これはとんちのきいた英国紳士語のようですね」

ミセ*゚ー゚)リ「翻訳すると?」

(゚、゚トソン「すなわち自分は何も書かないから、あとはこちらで好きなだけ数字を書いていいと!」

ミセ*゚ー゚)リ「ビバ!ジェントルメン!」

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:03:23.44 ID:o6C0oCrG0

スクルージが机の端の電話に手を延ばして、お巡りさんの番号を回すのを見ると、二人組の物乞いはすみやかに帰っていった。
そんな間に霧も暗闇もいっそう濃くなり、寒さはいっそう厳しくなった。

ついには事務所を閉める時間となった。
スクルージはすこしもはかどらなかった仕事に舌打ちをして、椅子から腰をあげて事務員を見た。
事務員はというと、襟巻きを何重にも巻いて帽子をかぶった格好で椅子から腰を浮かせて、雇い主を見ていた。

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:06:14.84 ID:o6C0oCrG0

( ФωФ)「明日は丸一日休みが欲しいという話であったが」

('A`)「はあ、そんな話でした。都合がよければ」

( ФωФ)「都合はよくないが好きにすればいいのである」

('A`)「わあお!スクルージたん大ちゅきー!」

( ФωФ)「有給ではないから」

('A`)「死ねばいいのに」

(; ФωФ)「怖っ」

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:08:50.02 ID:o6C0oCrG0

事務所はたちまち閉められた。
若い事務員はうかれた気持ちでクリスマスを祝う子供の列の後ろをこっそりつけたりしていたが、
やがて今夜は目隠しをして遊ぼうと思い付き、自宅のあるカムデン・タウンめざして帰って行った。

スクルージは行きつけのわびしい料理店でこれまたわびしい夕食をたべると、テムズの河岸に沿った暗い路地を通って帰宅の途についた。
石畳に下りた霜のせいで足元はすべるし、さきほど食べたカチカチに乾燥したチーズと酸っぱいワインのせいでやたらと喉が乾くし、
服はテムズ河の水でもたっぷり吸い込んだかのように重いしで、その夜の家までの道はスクルージには妙に遠く感じられた。

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:12:11.72 ID:o6C0oCrG0

さて、
スクルージの家のドアのノッカーは、それがやけに大きいというのを除いては特別かわったところは無かった。
スクルージはそれを毎日のように見ていたし、当然のようにそれはノッカーだった。

ロンドンに住む多くの人がそうであるようにスクルージもまた想像力というものを持ち合わせた人間ではない。
そのうえ人並み外れて情も薄い人間であれば、
外套のポケットから鍵の束をとりだして錠に差し込むそのときまで、七年前に死んだ友人について思い出したことなど一度もなかった。

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:14:38.15 ID:o6C0oCrG0

友人とは、事務所の共同経営者でもあったジェイコブ・マーレイである。
そのマーレイが、目の前に再び姿を現すことがあるとは思いもしなかったろう。
まして、冷えた鉄の輪を口にくわえてノッカーのフリをしているとあらかじめ予想できなかったとして、誰もスクルージを責められたものではない。


( ФωФ)ゴソゴソ

o(ФωФ )ガチャ

<サプラ~イズだお!

(ФωФ )

( ФωФ)

o(ФωФ )ガチャガチャ

<あっ、やめて

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:17:16.24 ID:o6C0oCrG0

o(ФωФ #)ゴリゴリ、グリグリッ!

<そこは違う穴だお!鼻の穴だお!


(ФωФ #)フーッ、フーッ

(ФωФ )「…」


⊂(ФωФ )キュッ

>⊂(ФωФ )ギュ~

ω゚>⊂(ФωФ )ズル

「痛い痛い痛いお!」(# ゚ω゚>⊂(ФωФ )ズル…ズル…

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:19:38.53 ID:o6C0oCrG0

( ФωФ)「あれれ~?鍵が抜けないのである~?」

(# ゚ω゚) (ФωФ )

(# ゚ω゚>⊂(ФωФ )ギュヌム~

ポヨヨン((# ゚ω゚)) ⊂(ФωФ )パッ

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:23:13.46 ID:o6C0oCrG0

( ФωФ)「ふむ」

( ФωФ)「鼻に鍵が刺さって、ちょっと取り返しがつかない感じなのである」

    パァーンッ!!
(# ゚ω゚)
  と彡Σ#)ФωФ)「あっ」

(# ゚ω゚)「簡単に取り返しつかないとか言うなお!というか普通差し込む前くらいに何か気付くだろ!なんなのもう信じらんない!」

(∩)ωФ)「いや、開くかなと思って」

36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:26:08.17 ID:o6C0oCrG0

(# ゚ω゚)「どうすんのコレねえどうすんの!?取れなかってずっとこのままとかなったらどうすんの!?」

(∩)ωФ)「冷えるし、そろそろ家に入っていいかな」

(# ゚ω゚)「あ、うんそうだね」


(# ゚ω゚)

(# ゚ω゚)「いや放ったらかしかよ!収拾つけろよ!」

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:29:35.13 ID:o6C0oCrG0

スクルージは外と同じくらい冷えきっていた家に入り、暖炉に火をいれた。
パチパチとはじけはじめた小さな火は、やがて部屋の中をオレンジ色にあたたかく照らす光になった。
暖炉の上に掛けた鍋のフタをあけてみると、食べ残しのシチュー粥が半分ほど残っていた。


( ФωФ)「あー」

( ФωФ)「何か飲むかね?」

( ^ω^)「ふむ、ちょうど暖かいものでも飲みたいと思っていたところだお。ココアなど」

( ФωФ)「シチューでいいかな」

( ^ω^)「アメリカ人かよ」

( ФωФ)「アメリカってそんな国だっけ」

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:32:07.40 ID:o6C0oCrG0

( ^ω^)c□~

( ^ω^)フゥ~

( ^ω^)「まあ体は暖まったお」

( ФωФ)「お茶うけにコロッケもあるけど」

( ^ω^)「今すぐ食習慣を改めないと死ぬぞ」

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:35:20.15 ID:o6C0oCrG0

それで思い出したと言いたげに、スクルージはあらためて七年ぶりの友人の顔をまじまじと見つめた。
ケチャップを山ほどかけたコロッケを頬張ってモソモソと食べる丸い顔をしたものは、それは間違いなくマーレイだった。


( ^ω^)「ふむ、察するにこう言いたいのだお?」

( ^ω^)『あいかわらず超絶イケメンなマーレイさんだけど、あれ?こないだ死んでなかったっけ?』

( ^ω^)『マーレイさんマーレイさん、いやひょっとしたらユーレイさんですか?』

( ^ω^)


( ^ω^)『マーレイさんじゃなくてユーレイさんですか?』

( ^ω^)+

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:38:02.29 ID:o6C0oCrG0

( ФωФ)「食べたら後は、成仏するか帰るかするのである」

( ^ω^)「もう死んでるのに死にたくなったよ!不思議!」


マーレイはその後、コーヒーと甘いものまで平らげるとようやく席を立った。


( ^ω^)「それじゃ帰るお」

( ФωФ)「冷えるから帰り道に気を付けるのである」


( ^ω^)「…」

( ^ω^)「言い忘れていたが、これから三人の精霊がここを訪れるお」

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:41:53.89 ID:o6C0oCrG0

( ФωФ)「まだ誰か来るのかね」

( ^ω^)「第一の精霊は明日の一時の鐘が鳴るときに来る。二番目の精霊は次の夜の同じ時間に。三番目はその次の夜だお」

( ФωФ)「三人いっぺんに済ましてもらうわけにはいかないかな」


マーレイの幽霊は上着の襟を直して、静かに後ずさりした。
その先には窓があった。
マーレイが近づくたび窓はひとりでに上がっていった。


( ^ω^)「案じなくても、一度来れば誰とも二度と会えないお」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/13(日) 18:44:22.96 ID:o6C0oCrG0

マーレイがそこへ着いたとき、窓はすっかり開いていた。
窓の外は、冷たい風と夜が悲鳴のように渦巻いていた。


( ^ω^)「それではこれで」

( ^ω^)「お別れだお」


幽霊が別れの言葉を告げると、部屋から外へ大量の風が吹き出してカーテンを舞い上がらせた。
風がようやくおさまったとき、そこにはもはや誰の姿も無かった。
霧に包まれた夜だけが静かに窓枠に収まっていた。


( ФωФ)「…」


スクルージは窓を閉めた。
そして「バカバカしい」と口にしかけたが止めて、色々とひどく疲れていたので歯をみがいて寝た。



────────────第一節 クリスマスイヴ ここまで



( ^ω^)クリスマスキャロルのようです 第二節へ

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  1. 2009/12/13(日) 19:00:57|
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  4. | コメント:2
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コメント

 

名前原作のままなら語尾におとかつけなくてもよかったんじゃ
  1. 2009/12/14(月) 20:50:28 |
  2. URL |
  3.   #-
  4. [ 編集 ]

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
ロマ、〇ねばいいのに
  1. 2009/12/14(月) 15:16:59 |
  2. URL |
  3. 名のある名無し #-
  4. [ 編集 ]

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