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ブーン系作品まとめブログ

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ブーン少年、グリグリ眼鏡を拾う

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:19:05.98 ID:O8kVyFFB0
お題『ブーン少年、グリグリ眼鏡を拾う』


2011年3月6日


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:19:58.45 ID:O8kVyFFB0
ぼく、ブーン
尾鷲西中学校に通う、普通の中学生だ

( ^ω^)「はぁ、今日も部活しんどかったお」

(*^ω^)「けどクー先輩のパイオツ、見放題だったお」

(*^ω^)「クー先輩、マジ巨乳だお。げへげへ。」



卑賤極まる妄想を膨らませながら、42号線沿いを歩いて帰宅していたんだ

その道すがら、変なメガネを拾ったんだ



( ^ω^)「ん?これは何だお?」

( ^ω^)「メガネだお。だっさい瓶底メガネだお。」

( ^ω^)「落とした人はきっと困ってるお」

( ^ω^)「どれ」

スチャッ



とりあえず、そのメガネをかけてみたんだ。


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:20:07.06 ID:h8Ex2/Oo0

(-@ω@)「みづれえ」




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:20:51.28 ID:O8kVyFFB0
( @ω@)「…」

( @ω@)「…」

( @ω@)「…」



子供の頃、よく言われていた。

「拾ったものは食べてはいけない」

ぼくはよくその禁を破って、落ちているものを口に入れる子供だった

その癖は、14歳を迎えた今も治っていなかった



( @ω@)「…」

( @ω@)「…」クイッ…



けど大人たちは誰一人、「拾ったメガネをかけてはいけない」

なんて教えてくれなかった


ぼくは、大人たちを呪った

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:22:43.89 ID:O8kVyFFB0
翌朝



('A`)「お、ブーン。うーす」

从 ゚∀从「ブーンくん、おはよー」

(-_-)「お、おは…おっ…おは…」

ξ゚⊿゚)ξ「おはよう。あんた今日日直よ?しっかりしてね!」

( @ω@)「…」



昨日とはまったく違う光景が、そこには広がっていた



('A`)「?」

('A`)「なんだ、その変なメガネ。お前、目悪かったっけ?」

从 ゚∀从「なんかおじいちゃんのメガネみたーい」

('A`)「レンズ超分厚いな。防弾ガラスかよ。」

( @ω@)「…」

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:23:35.32 ID:O8kVyFFB0
( @ω@)「・・・っせぇ」

('A`)「?」

从 ゚∀从「?」

( @ω@)「うっせぇつってんだよ!!」

ガタンッ!!ガタガラガラ…



ぼくは机をひっくり返し、ドクオに掴みかかった

(;'A`)「わっ!わっ!な、何だよ!」

从;゚∀从「キャー!」



騒然とする教室。慌てる友人たち。

ξ゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっとブーン!やめなさいよ!」

( @ω@)「ウワアアアアア!!!!」

(;-_-)「ひっ、ひぃっ!」

( @ω@)「ウワアアアアア!!!うぎゃああああ!!!」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:25:08.47 ID:O8kVyFFB0
ぼくは、訳も分からずドクオの顔に拳を振りおろした

鼻血が飛び散って、ドクオの口が裂ける音がした

それでも、やめなかった

やめられなかった



ぼくは職員室に呼ばれた



(#)A`)「はい、ただの喧嘩です」

(#)A`)「俺が先にブーンのメガネを馬鹿にしました」

(#)A`)「はい、俺が悪いです」

(#)A`)「ブーンは悪くありません。普通なら、こんなこと絶対しないから…」



ドクオは頬骨と鼻を折り、全治1ヶ月と診断された

それでも、ぼくを庇ってくれた


( @ω@)「…」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:26:14.59 ID:O8kVyFFB0
( @ω@)「…」 ガラガラッ…

ぼくは先生にたっぷり絞られ、帰宅した



J(#)ー`)し「あ、あぁ、おかえり…ブーン」

母が出迎えてくれた

母も同じく、顔をまっ青に腫らせていた

ぼくが昨夜、しこたま殴ったからだ



J(#)ー`)し「が、学校の先生から、お電話があったわ…その、お友達に、怪我をさせたの…?」

( @ω@)「…」

J(#)ー`)し「…ッ」

( @ω@)「…」

J(#)ー`)し「と、とりあえず、お夕飯にしましょうね…今日はブーンの好きな、ハンバーグだからね」




( @ω@)「…」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:27:18.59 ID:O8kVyFFB0
ぼくはとても汚くハンバーグを食べ、食べ終わると皿を割り、

母がまだ食事中にも関わらずテーブルをひっくり返し、自室に戻った

母は、何も言わなかった



( @ω@)「…」

ベッドに寝転んで考える

ぼくはどうしてしまったんだろう?

( @ω@)「…」

( @ω@)「…」

( ^ω^)はずすんだお…

心の奥で、何か声がした



( ^ω^)めがねをはずすんだお!!


(;^ω^)はやく、そのグリグリメガネを外すんだお!!


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:29:04.10 ID:O8kVyFFB0
翌朝

その日は部活の朝練があった

昨日のこともあり、ぼくには好奇と敵意の目が向けられていた

( @ω@)「…」

静かにアップをするぼくを、みんなジロジロと見ていた



(,,゚Д゚)「おう、ブーン!おはよう!」

部長であるギコ先輩が声をかけてきた



(,,゚Д゚)「お前、昨日ドクオと喧嘩したんだってな。なんで喧嘩したんだ?」

先輩は豪放な人だった。昨日のことを、率直に訊ねてくる。


( @ω@)「…」

(,,゚Д゚)「…言いたくないか?」

( @ω@)「…うっせぇ」

(,,゚Д゚)「え?」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:30:07.37 ID:O8kVyFFB0
( @ω@)「うっせえっつってんだよオオオォォォォ!!!」

ぼくは声を張り上げ、先輩に飛びかかった



(;゚Д゚)「うっ、うわっ!」

とっさに身を翻し、ぼくを避ける先輩



( @ω@)「アアアアアァァアアァ!!」

目を血走らせ、歯を剥き出しにして、先輩に襲いかかる


川 ゚ -゚)「!!」

川 ゚ -゚)「ギコ!ブーン!何をしている!」



( @ω@)「・・・!!」

クー先輩の声がして、ぼくの動きは一瞬、停止した



と同時に、ギコ先輩に押さえつけられた


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:31:12.34 ID:O8kVyFFB0
(,,゚Д゚)「初めてだよ、あいつがあんなにキレるの」

(,,゚Д゚)「俺が無神経すぎたのかな」

(,,゚Д゚)「とりあえず先生が来るまで、あぁしとこう」

(,,゚Д゚)「あんな奴じゃなかったのに…どうしたんだろうな」



部室の外で、ギコ先輩の声が聞こえる

ぼくはロープでぐるぐる巻きに縛られ、部室に閉じ込められていた

( @ω@)「…」

( @ω@)「…」グッ…グッ…

ロープは堅く結ばれており、どんなに身を捩っても動けそうにない



( @ω@)「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

( @ω@)「ほどけエエェェェ!!!ほどけよオオォォォ!!

( @ω@)「クソオオオオオオオ!!アギャアアア!!!アアアアア!」


ぼくは、力の限り叫んだ


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:32:03.59 ID:O8kVyFFB0
しばらく叫んで、喉が痛くなったので、すこし休むことにした


ぼくがぐったりとうなだれていると、クー先輩が1人で部室に入って来た

彼女の後ろからは、制止の声が聞こえる

しかし彼女は、臆することなく部屋に入り、鍵をかけた



川 ゚ -゚)「ブーン」

その日も、彼女はとても綺麗だった

思わず叫ぶのも忘れて、見惚れてしまった



川 ゚ -゚)「ブーン、なぜこんなことする?何に怒っているんだ?」

つとめて静かな口調で、ぼくに問いかけてきた



( @ω@)「…」

川 ゚ -゚)「黙っていても分からない。質問に答えてくれ。」

( @ω@)「…」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:33:27.97 ID:O8kVyFFB0
ピシャリッ!


彼女の平手が、ぼくの頬を打った

メガネが外れ、床に落ちた

川 ゚ -゚)「…」

彼女は、目にじっと涙を浮かべ、唇を噛んでいた…



川 ゚ -゚)「お前、おととい自分の母親を殴っただろう?」

川 ゚ -゚)「近所の人から聞いたんだ…お前と私の家は、近いからな」

川 ゚ -゚)「私は…信じたくなかったよ」

川 ゚ -゚)「けど、本当だった」



彼女は、震える声でぼくに言った

川 ゚ -゚)「ブーン…どうしてだ?お前は、ちょっと馬鹿だけど、優しくて…」

彼女目から、大粒の涙がこぼれた

川 ゚ -゚)「ブーン…私の好きだったブーンに、戻ってくれ…」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:34:17.33 ID:O8kVyFFB0
( ^ω^)「…」

川 ゚ -゚)「…?」

( ^ω^)「…」

川 ゚ -゚)「・・・ブーン?」



メガネの外れた目で、彼女をしっかりと見据えた

荒ぶっていた気持ちは鎮まり、一切の苛立ちが消えた

ぼくは呆然と、ただ彼女の顔を見つめていた



( ^ω^)「…なさい」

川 ゚ -゚)「ん・・・?」

( ^ω^)「ごめん、なさい、だお…」

川 ゚ -゚)「ブーン…」




ぼくは、とても素直な気持ちで、彼女に謝った


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:35:07.53 ID:O8kVyFFB0
( ^ω^)「やっと、落ち着いたお」

川 ゚ -゚)「…落ち着いた?」

( ^ω^)「はい…」



長い夢を見ていたような気分だった

胸一杯に空気を吸い込み、ゆっくりと吐いた


( ^ω^)「ギコ先輩にも、謝らなきゃだお」



縛られたまま、ぼくは立とうとした

川 ゚ -゚)「ま、待て、ブーン。今ほどいてやるから」



クー先輩が、慌てて縄をほどいてくれた。

ぼくは転ぶことなく、立つことができた



( ^ω^)「ありがとうございますお…」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:36:00.45 ID:O8kVyFFB0
叫び過ぎによる酸欠と、意識の混濁で、ぼくの足取りはおぼつかなかった

ふらつくぼくを、クー先輩は支えてくれた

川 ゚ -゚)「ブーン、大丈夫か?ゆっくりでいいぞ…」

( ^ω^)「はいですお…」



彼女の細い肩につかまり、ゆっくりと歩く

彼女にこんなに優しくされたのは、初めてかもしれない



川 ゚ -゚)「待て。今、鍵を開ける」

彼女が、ドアの鍵に手を伸ばした。

( ^ω^)「…」

ぼくはその手を、そっと制した



川 ゚ -゚)「…?ブーン…?」

( ^ω^)「…」


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:37:40.00 ID:O8kVyFFB0
( ^ω^)「…」

ぼくは、振り返った彼女の顔に、拳を打ち付けた



( ^ω^)「…」

倒れ伏す彼女に、馬乗りになって、何度も何度もその顔を打った

彼女の細い体に体重をかけ、何度も殴った



( ^ω^)「…」

彼女の白い頬はみるみるうちに腫れ上がり、歯は折れ、鼻は砕け、口から血を吹いた

あんなに綺麗だった顔が、腐ったトマトのようにぐちゃぐちゃになった



( ^ω^)「…」

小さく痙攣する彼女上で、ぼくは息を吐いた

部室の外では、異変に気付いたみんなが、ドアを叩いている


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:38:45.15 ID:O8kVyFFB0
その後、ブーンは転校し、母親と2人で遠くの学校へ移った

誰も連絡先は知らず、今の彼を知る術は無い



クラスメイトたちは、だんだんとブーンのことを忘れていった

ただドクオだけは、ずっと後悔を続けていた



クーは、怪我の後遺症で、顔に痙攣が残った

部活も辞め、控えていた高校受験も失敗し、今は通信制の高校に通っている

PTSDを患い、今でも入退院を繰り返している



母親は多くを語らないまま、ブーンを連れてこの街を出た

腫れ上がった顔のまま、クーとクーの両親に土下座をし、ひたすら謝罪した

母親の顔が治ることは、これからもないだろう




あのメガネは、まだ部室に転がったままである


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:40:46.07 ID:O8kVyFFB0
1ヶ月後、部室にて


('A`)「ちわーっす」

('A`)「あれ、誰も来てない…」

('A`)「…ん?」



('A`)「あ、このメガネ…ブーンの…」

('A`)「…」

('A`)「今頃どうしてんのかな…」

('A`)「…」



('A`)「しかし重たいメガネだな…」

('A`)「…」

('A`)「…」

('A`)「…」

スチャッ

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 23:42:01.00 ID:O8kVyFFB0
ブーン少年、グリグリ眼鏡を拾う



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  1. 2011/06/05(日) 10:49:33|
  2. 総合作品まとめ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<VIP警察のようです | ホーム | ( ^ω^)ブーン達は季節のようです>>

コメント

よく意味の分からん話だなあ。
  1. 2011/06/05(日) 16:17:14 |
  2. URL |
  3. 名のある名無し #-
  4. [ 編集 ]

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