ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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( ^ω^)は恐ろしいようです

479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:28:09.19 ID:yeeTRWBMO
抑えつけられた腕から滲んだ血が指を伝って膝に滴り落ち、そのまま踵に流れていった。

赤いラインは体の表裏を行ったり来たりしてメビウスの輪のようだ。

或いはミミズがのたうったようだ。

サイレンは止むことなくそれらを包んでいて、僕のラインを祝うようであった。








( ^ω^)は恐ろしいようです

480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:30:28.65 ID:yeeTRWBMO
湿った音がしている。

僕の真横でスポイトを使っているような、もしくはうがいをするような音が続いている。

或いは生地を叩いて伸ばすような音だろうか。

音の正体は分かっている。

僕のほとんど全てが奪われている音だ。
何が悪かったと言えば、運が悪かったのだろう。
垂れ下がった髪が小刻みに震えていて、同時に嗚咽が響いている。

サイレンも響いている。

気付くと僕の声も響いている。

男の動きが止まったからだ。

481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:31:51.38 ID:yeeTRWBMO
繋がっていた場所からは血と白濁したものが溢れ出てくる。
ピンクに蕩けたそれはかなりの粘度を持っている。

もうダメだ。

瞬間、頭に響いた。

もうダメなのだ。

僕はそこから確かな生命の予感を感じていた。
それが忌むべきものであるのか、或いは祝福されるべきものなのか判断をすることが出来ない。

ただ、確信だけが宙ぶらりんにそこにあった。


彼女は処女を失い、妊娠をするのだ。

482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:33:09.00 ID:yeeTRWBMO
僕はただただ恐ろしかった。


男が恐ろしかった。


彼女の大切なものを失ったことが恐ろしかった。



生まれてくる命が恐ろしかった。

483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:34:58.26 ID:yeeTRWBMO
サイレンは、警笛は突然鳴り止んだ。

そして、その途端に僕の生命は変態を遂げた。
羽化、或いは孵化といってもいいだろう。

変化は指先から現れた。

薄緑の粘液が爪の間から漏れ、先ほど引かれた血のラインの上をなぞっていく。
すると、ラインからは刺々しい鱗の様なものが生えてくるのだ。

それだけではない。

髪の一本一本が固くなり、付近の髪と繋がって太い触手の様な形へと変わってゆく。
その頃には僕を縛っている縄は既に僕の一部と化し、背中から繋がり力強い脈動をしていた。

僕の顔以外は爬虫類のような、化物のそれへと変貌を遂げた。

486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:37:09.54 ID:yeeTRWBMO
情事を終え、いや、レイプを終えて疲れきった男は変化に気付くことなく俯いている。

僕の彼女は注がれたショックで項垂れたまま気絶している。

そうであるならば僕がすることは一つしかない。







僕は、一思いに背中から生えた触手を男に突き立てた。

487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:38:43.04 ID:yeeTRWBMO
男は突然の衝撃に背中を大きく仰け反らせた。

そして痙攣をしながらこちらを振り向いた。

(;゚∀゚)「ひぃっ」

肺か、或いは気管に傷でも入ったのだろうか。
男の呻きはどこか痰が詰まったような響きを持っていた。

(;゚∀゚)「かはっ、かふっ」

満足に呼吸を出来ない男に対して僕は自分の歯を突き立てた。
何故だか分からないが、僕は犬歯から血を吸うための穴が空いていると理解しているのだ。

きっと本能なのだろう。

( ^ω^)「いただきます」

きっと、今の僕には笑みが浮かんでいるだろう。

復讐の愉悦?

いや、違う。
これは渇きを満たせる喜びだ。

488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:42:12.24 ID:yeeTRWBMO
( ∀)「うぁっ」

喉を通らずに直接血液が体内へと流れていく。
にも関わらず、不思議なことに胃が満ち満ちていくのを確かに感じている。

( ^ω^)「おいしいお、おいしいお」

片言の赤子の様に言葉を繰り返す。
美味しくてたまらないのだ。

( ^ω^)「うまいお、うまいお」

彼の心臓が送り出している血液を確かに感じる。
なんて生命力に溢れているのだろう。こんなことは生まれて初めてだった。

( ^ω^)「あっあっ」

平素の僕よりも醜く大きく膨れ上がった性器がその興奮を伝えていた。

一つの衝動が体中を駆け巡る。
既に彼は動いていない。


ツンは、僕のものだよね。

490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:45:14.02 ID:yeeTRWBMO
薄い陰毛の下の小さなクレバスからは既に何も流れていなかった。

僕の決心は堅い。

( ^ω^)「ツン」

呼び掛けに答える声はない。
情欲は止まる気配を見せない。

( ^ω^)「いくよ」

醜く膨れ上がったものを押しあて、貫く。

彼女から小さなうめき声が漏れた。

だけど、関係ない。

生命を上書きしてしまえばいいのだ、そうすれば僕は何も失わないのだ。

496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:57:47.17 ID:yeeTRWBMO
ξ⊿)ξ「うっ、」

彼女の瞳から滴が落ちる。

僕はその一粒に込められた重みを分かっているから涙する。

( ;ω;)「ツン、ツン」

嗚咽を交えながらピストンを繰り返す。
叫びなのか、呻きなのか、咽びなのか、もはや僕には分からない。
彼女の全てが僕を揺るがしている。

ξ⊿)ξ「ブーン、ブーン」

囁くように、彼女の呼び掛けが響く。
なんて切ない響きなのだ。
こんなものは他にはありはしない。

( ;ω;)「ツン!ツン!」

僕は声を絞り出すのだ。

498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:01:08.28 ID:yeeTRWBMO
涙が彼女の上に流れ落ちる。
文字通り血が混じったそれは紛れもない痛みの証で、ついさっきツンから滴り落ちた血と本質的に同じ物だ。

ξ;⊿;)ξ「…うっ」

彼女もその涙に合わせて涙を流す。
もはや僕たちは憐れにも涙を流すしかなく、取り戻す事が出来ないのだ。

失った体液と共に流れ落ちてったそれらは僕らが必死にかき集めた宝物の様な物で。
或いはガラクタの山で見つけたおもちゃを必死に磨いたようなもので。

( ω)「…」

涙が枯れてくることは不思議で無かった。
一緒に色んなものが消えていってしまったからだ。

ξ゚⊿)ξ「ブーン」

その呼び声は、例えるなら産まれたての赤子の泣き声の様な、命を嘆きながら必死に生きようとする足掻きだった。
光明を僅かに探すための。

500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:04:00.15 ID:yeeTRWBMO
( ω)「僕だお」

しかし、答えた僕の声は赤子の生誕を祝う母親のそれではなく、同じように産まれ落ちた嘆きを伝える声だった。
それでも、いや、それですら彼女の救いになりうる事を僕は理解していた。

僕らには母親となりうりものはいないのだ。
だから同じように身を寄せ会うのが限界なのだ。

ξ゚⊿)ξ「あなたはブーンだわ、そう、ブーンよ」

まるで名付け親の様に名前を呼びかけるツン。

とても脆い。

( ω)「君はツンだお、僕のツンだお」

そして僕も脆い。
今にも壊れそうだ。

ξ゚⊿)ξ「そうよ、あなたのツンよ」

( ω)「ツン」

501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:05:13.14 ID:yeeTRWBMO
ξ゚⊿゚)ξ「私を犯して、食べて、殺して、ブーン」

( ^ω^)「ツン!」

僕はこの時初めて顔をあげた。
彼女と目が合った。

ξ゚⊿゚)ξ「いいの」

何が「いいの」だ。
とは言えなかった。
僕はばけものだ。

ξ゚⊿゚)ξ「貴方はあなたなの、私は私なの、私でありたいの」

( ^ω^)「ツン…」

ξ゚⊿゚)ξ「悲しいことじゃないわ、悲しいのはあなた以外に犯されたこと」










ああ、全く、その通りだよ。

502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:06:55.18 ID:yeeTRWBMO











さようなら

ツン。







503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:08:58.74 ID:yeeTRWBMO












( °ω゚)


もぐもぐ。






504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:10:54.53 ID:yeeTRWBMO














( ^ω^)


ごっくん。





506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:12:37.59 ID:yeeTRWBMO


















( ^ω^)は恐ろしいようです。


艱難



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  1. 2011/03/23(水) 07:44:50|
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