ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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( ^ω^)は癒すようです

203:◆dOKfgIN.m6 :2011/02/03(木) 03:01:00.78 ID:Y56+aKhtO [( ^ω^)は癒すようです]

――突然だった。

自分の世界が、音を立てて壊れていく。

日常だった現実が、非日常へと変わる。

苦しい。嫌だ。認めたくない。逃げたい。

誰か私を……どこか遠くへ……

204:◆dOKfgIN.m6 :2011/02/03(木) 03:04:36.44 ID:Y56+aKhtO [( ^ω^)は癒すようです]
ξ ⊿ )ξ「……いらない」

( ^ω^)「ツン、ダメだお。しっかりご飯食べないと」

ξ ⊿ )ξ「……構わないで」

ξ ⊿ )ξ「一人にしてほしいの」

( ^ω^)「……わかったお」

そう言って、彼は椅子から立ち上がり、病室のドアへと歩いていく。
そして、ドアに手を掛けたままゆっくりと振り返り、もとから笑っているその眼を、更に細めて話し掛けた。

( ^ω^)「でも、何かあったらすぐ呼んでほしいお」

そのまま返事を待たず、彼は病室を出ていった。
遠ざかっていく足音を聞きながら、彼女は溜め息をつく。

――どうして私だけ。

ベッドの横に備え付けてある引き出しから、一枚の写真を取り出す。
写っているのは、ひまわりのような笑顔の彼女。
隣には、幸せそうに笑う彼。
その周りには、楽しそうに河原で遊ぶ数人の男女。

205:◆dOKfgIN.m6 :2011/02/03(木) 03:06:08.35 ID:Y56+aKhtO [( ^ω^)は癒すようです]
『仕方ないよ、あれは事故だったんだ』

『怪我大丈夫?早く良くなってね』

『毎日お見舞いに来るお』

友人逹の言葉がリフレインする。

――本当に心配してくれる人なんていないよ。

憐れむような眼。まるで自分達には関係無いと言いたげな仕草。
彼女は引き出しにある手鏡を取り、ゆっくりと顔を覗き込んだ。

ξ ⊿ )ξ「みんな嘘ばっかり」

ξ ⊿ )ξ「友達だって。看護婦さんだって。家族だって」

ξ ⊿ )ξ「優しい声を掛けてくれるけど。心配してくれるけど」

ξ ⊿ )ξ「“私”を見てくれてない」

ξ ⊿ )ξ「……ブーン」

涙が溢れる。
手に持った写真に雫が落ち、少しずつ染み込んでいく。
まだ綺麗だった頃の顔が、涙でふやけていった。

206:◆dOKfgIN.m6 :2011/02/03(木) 03:08:05.21 ID:Y56+aKhtO [( ^ω^)は癒すようです]
( ^ω^)「呼んだかお?」

いつの間に戻ってきたのか、彼はドアを背にして彼女を見ていた。
そのままベッドのほうへと歩いていく。

( ^ω^)「僕は君に笑っていて欲しいんだお」

ξ ⊿ )ξ「……笑えないよ、こんな顔じゃ」

( ^ω^)「ツン……」

ξ;;⊿゚)ξ「……もう、昔みたいに笑えないよ」

( ^ω^)「大丈夫だお。僕がいるお」

( ^ω^)「毎日お見舞いに来るお」

いつか聞いた言葉だった。
嘘や憐れみだけの言葉だと、顔に傷痕が残る自分への慰めだと、そう思っていた。
だが彼は、そんな傷などなかったかのように、いつもと変わらない笑顔で彼女を見つめていた。

207:◆dOKfgIN.m6 :2011/02/03(木) 03:09:06.03 ID:Y56+aKhtO [( ^ω^)は癒すようです]
( ^^ω)「顔面福笑いwwwなんつってwww」

ξ;;⊿゚)ξ「……面白くないわよ、ばか」

――眼を見てくれる。顔を見てくれる。

ξ;;⊿゚)ξ「でも、ありがと」

――ブーンとなら、私も笑える気がする。

(*^ω^)「照れるおw早く元気になってほしいお!」

ξ;;ー゚)ξ「うん!」

――今はまだぎこちないけれど、いつかまた昔みたいに……
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  1. 2011/02/03(木) 14:07:38|
  2. 総合作品まとめ
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