ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

( ^ω^)は選ぶようです

78:( ^ω^)は選ぶようです :2010/11/26(金) 03:14:07.95 ID:s2EB+SdQO
( ^ω^)「おっおっおっw今日もつつがなく平和だったおwwwww」
ξ゚⊿゚)ξ「別にとりたてて言う言葉じゃないわね。」

目に見える世界がすべて赤く染まっている夕暮れ時、一組の男女が楽しげに歩道を歩いている。下校中らしい。

( ^ω^)「今日~~でおwwwドクオが言うんだおwwwww」
('A`) 『飯食う前はいただきますのオナニーだろJK。あ、そういえば携帯でナニって打つとJKって、でるんだぜ?胸熱だよな・・・。』
( ^ω^)「ておwwwww」
ξ;゚⊿゚)ξ「女の子にその話題を持ち出すブーンも変態だけども、ドクオのはもう病気ね。」
( ^ω^)「っ!!ツンは女の子だったのかお!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「・・・死にたいか下郎。」

ブーンと呼ばれた少年が冗談だと口を開いた刹那、腹部に強烈な衝撃が走る。
人体の急所でもっともポピュラーな部位、つまり水月を正確にツンと呼ばれた少女の拳が突き刺していた。
あまりの痛みに後ずさるブーン。しかし足元には縁石、バランスを崩すブーン、間近に迫る車・・・

(; ω )「おっ・・・間に合わn(ry・・・」
その言葉を最後まで言い切るすべはない。ブーンの最後に見た景色はツンの呆けた顔だった。

79:( ^ω^)は選ぶようです :2010/11/26(金) 03:15:29.08 ID:s2EB+SdQO [sage]
ガバッと起き上がる。胸の動悸が激しいなんてレベルじゃない。心臓がとびたしてきそうだった。
これでもかというほどの滝のような汗。
ゆっくり流れる時間に、死ぬことを悟る。酷々と、淡々と、非情に、時が止まるようなミラクルもなく。
ブーンは頭から車道に突っ込み、タイヤに巻き込まれ、精肉工場で聞いたことがあるような独特の破砕音と、
けたたましいブレーキ音のデュエットを響かせ周りに赤と赤の混じった透明のペンキをぶちまけ、
アスファルトとツンを瞬く間に染め上げた。タイヤから解放された頭部は既に人としての形を失っていた。

(; ω )「まじかぉ・・・。」
(;^ω^)「僕は死ぬのかお。」

見慣れたいつもの部屋がとても歪なものに見える。
実はブーンには一つ秘密があった。
物心ついた時から自分に関する未来が見えるのだ。

(; ω )(自分が死ぬ未来なんて初めてみたお。当たり前だけど、そのあとの事なんか見えないお。)

ブーンは先がわからない事に恐怖した。普通の人達はこんな恐怖の中平然と生きてるのか、
きっと死ななければ次の日また未来が見えるに決まってる。そうだ、そうに違いない。

とりあえず回避は可能なはずだ!!

80:( ^ω^)は選ぶようです :2010/11/26(金) 03:16:19.66 ID:s2EB+SdQO
それから一つの季節が過ぎた。あれ以降、未来が見えることはなかった。自分の死をまざまざと見せつけられ、
物を見るように見えていた未来が見えなくなり、気分はさながら盲目になった気分か。
ブーンは日に日に元気をなくしていた。ちょっとの物音にもビビりまくり、常に神経を尖らせつつも、
周りには悟られないようにカラ元気を振り撒く、限界が近づきつつあったそんなある日。

( ^ω^)「この前ツンの家にお呼ばれしてきたんだお。そんで夕飯もご馳走してもらったんだお。
そんで、いざ箸をつけようとしたらツンが、」
ξ#゚⊿゚)ξ『ちゃんといただきますぐらいいいなさいよっ!!それと、せっかく私が作ったんだから、おいしそう!!とか、褒めるとかないわけっ!?』
( ^ω^)「てな具合でフルボッコにされたんだお。」
('A`) 「はいはい、ノロケ乙、ノロケ乙。飯食う前はいただきますのオナニーだろJK。あ、そういえば携帯でナニって打つとJKって、でるんだぜ?胸熱だよな・・・。」
不意にでたドクオの言葉に一気に血の気が引いた。今日だ。ついにこの日がやってきた。
今日が終わったらきっとまた明日がやってくる。

81:( ^ω^)は選ぶようです :2010/11/26(金) 03:17:12.18 ID:s2EB+SdQO
ブーンの中には気が重く感じる中にも、高揚感にも似た感情がハッキリとあった。
今日を凌げば、また自分の日常が帰ってくるのだ。なんの根拠もない自信だが、
ギリギリまで神経を擦り減らしたブーンにとっては確固たる事実として揺るぎないものになっていた。
そうでもしないと精神を保てない。未来が見えないながらも気丈に振る舞えたのは一重にそれがあったからだ。
その後の時間は飛ぶようにすぎていった。
( ^ω^)「おっおっおっw今日もつつがなく平和だったおwwwww」
ξ゚⊿゚)ξ「別にとりたてて言う言葉じゃないわね。」

ブーンは鼻唄でも歌いだしそうに浮足立っていた。あと少し、もう少しなのだ。
先が見えないのが少し気掛かりではあるが、それも明日になればきっと元に戻ってるはずだ。
見える世界はすべて赤、ブーンはこんなにも世界は綺麗だったのかと胸踊らせた。今すぐにでもドクオの話を始めたかった。

( ^ω^)「ツン!!聞いてくれお!!」
ξ゚⊿゚)ξ「なんなのよ。急に・・・」
( ^ω^)「今日、お昼食べてた時にカクカクシカジカブーンブンシャカブブンブーンでおwww」

きた。長かった。どれだけ待ちわびたか。話した。あとは、あの言葉を言えばいいのだ。

82:( ^ω^)は選ぶようです :2010/11/26(金) 03:18:56.64 ID:s2EB+SdQO [sage]
ξ;゚⊿゚)ξ「女の子にその話題を持ち出すブーンも変態だけども、ドクオのはもう病気ね。」

ブーン脳内はお祭り騒ぎだ。

(  ω )(焦るな。まずはさりげなく車道から離れて、冷静になれば受けきれない攻撃じゃない。)
( ゜ω ゜)(今だお!!)
( ^ω^)「っ!!ツンは女の子だったのかお!!」

その言葉を吐いた刹那、押し潰さんばかりのプレッシャーがツンから発っせられる。
(;^ω^)(凄いプレッシャーだお・・・でも、ブーンには力があるお!!)
( ゜ω゜)(この未来を見通す力がなっ!!)

ツンは腰だめをつくり、左手を軽く開き少し前屈みになった頭の直線上でとめる。右手は、すでにスタンバイ済みだ。
撃鉄は既に上がっている、いつでも撃ち出せる。だが悲しいかな、先を読まれていては止まっているも同然だ。
一秒たらずで完璧なまでに整えたフォーム、そこから発射される最高速の一撃。
見るものが見ればあまりの完成度に息を飲むだろう。そんな芸術的な一撃は無情にもブーンの手に飲み込まれる。

83:( ^ω^)は選ぶようです :2010/11/26(金) 03:20:17.86 ID:s2EB+SdQO
ξ;゚⊿゚)ξ「っ!?」
( ^ω^)「甘いお。ショートケーキに練乳かけて食べるぐらい甘いお。」
ξ;゚ー゚)ξ「私の一撃を止めるなんて、やるわね・・・。でも!!」

驚愕のあまり目を見開いていたツンがニヤリと笑う。気づいた時には遅かった。
迫り来る足刀、地面と垂直方向に向かうそれは当然の既決を生む。
下から来た衝撃は体を伝い頭を抜けていき、ブーンは意識を手放した。

ξ#゚⊿゚)ξ「短小すぎて気が回らなかったみたいだな。この腐れインポ野郎。」

丸まってピクピク痙攣している養豚Aに蔑むような視線を投げかけ、吐き捨てるように言って去っていった。
一台の車が横を走り去った。

('A`)『足と足の間にはなにがあると思う?そうナニがあるんだよ!!それは夢!!それは希望!!それはエクスタシィィィィィィ!!』
('A`)『なぁ、年を跨いでセックスしてたら姫終わりなの?始めなの?年を跨ぐついでに女にまたg(ry、除夜の鐘突くどころかマn(ry突いてるってか。』

(; ω )(まじどうでもいい走馬灯だお。死にはしなかったけど、間違いなく男として死んだお。)

その後、なんとか動けるようになり家に着くなり寝てしまった。

84:( ^ω^)は選ぶようです :2010/11/26(金) 03:21:22.23 ID:s2EB+SdQO [sage]
( ^ω^)「・・・」

小鳥が囀り、温かな日差しが降り注ぐ。外から子供たちが楽しそうに駆け回る声が聞こえる。清々しいいい朝だ。



終わり
スポンサーサイト
  1. 2010/11/26(金) 03:21:22|
  2. 総合作品まとめ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<('A`)天才への挑戦状、のようです | ホーム | 寒い月夜は厚手のタイξ゚⊿゚)ξを履くようです>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://potenta.blog13.fc2.com/tb.php/368-1ed8cf46
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。