ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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ξ;゚⊿゚)ξ(;^ω^)土鳩が恩返しするようですζ(゚ー゚*ζ 2/2

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/20(水) 18:35:37.69 ID:jfVsWya+O
ξ゚⊿゚)ξ「……でも、本当に無理なんてしちゃダメよ。あなたは私達の宝物なんだから」

ζ(゚ー゚*ζ「!!?」
( ^ω^)「!?!」

ζ(゚ー゚*ζ「えっ……と……あたしの作った朝ご飯、味付け変だった?
      少し薄味だったかもしれないと思って心配してたんだけど……」

( ^ω^)「いや、いつも通り最高だったお。風邪……いや、インフルエンザ?
       もしかしたら不治の病とか、そういう不味いフラグの可能性も……」

ζ(゚ー゚*ζ「そ……そんなフラグ、機織り名人の名に掛けて必ずへし折ってみせるわ!」
( ^ω^)「ごめん、それは僕が前に使ったから止めて」

ξ゚⊿゚)ξ「……私だってたまには怒るんだよ?」

( ^ω^)「すみませんでした」ζ(゚ー゚*ζ

ξ゚⊿゚)ξ「許す」

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/20(水) 18:36:34.35 ID:jfVsWya+O
しかし、娘は日に日に痩せ細ってゆきます。
夫婦はそんな娘をどうしても放っておくことができません。

( ^ω^)「君! もう良いから少し休めお! ふらふらじゃないかお!」

ζ(ー ;ζ「大丈夫です……。給油、いや、機織りしてきますね……」

( ^ω^)「だから休めって言ってるお! ほら」グイ

ζ(ー ;ζ「あ、あらら? ご主人さま、遂に私を手籠にする決心をして下さいましたの?
     全くもう、せっかくの私のキュートな顔はもう台無しになっちゃってるじゃありませんか。
     でも、ご主人さまが私を抱いて下さるなら、不束ながら精一杯御奉仕させて……」

(#^ω^)「だまらっしゃい! いつまでもそんな手ではぐらかされると思うなお!
       こちとら超一流のロリコン様だ、色仕掛けなんぞが通用するかバカチン!
       ガタガタ抜かしてねェでとっとと横になって寝てろお、この土鳩女!」

ζ(ー ;ζ「……! どうして……?」

(#^ω^)「この内藤ホライゾン様が土鳩料理が好きだなんて言ったのは、生まれてこの方一度きりだお!
       そうじゃなくても、知り合って一晩しか経ってなかったお前に教える機会は無かったお!」

ζ(ー ;ζ「……」

(#^ω^)「大方、探していた人っていうのは僕の事だろう? なんとか恩返ししようと家に来た、違うかお!?」


ζ(ー ;ζ「……私が探してたのは、私を罠にかけたあの憎き猟師だったんだけど……」

( ^ω^)「えっ」

364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/20(水) 18:37:36.68 ID:jfVsWya+O
(;^ω^)「……(何コレ恥ずかしい……)」
ζ(ー ;ζ「……(何コレ気まずい……)」

(;^ω^)「(ああくそ、こんな時にどうして嫁は留守なんだ。間がもたねェよ畜生!)」
ζ(ー ;ζ「(ああもう、こんな時にどうして奥様はご留守なの。会話が続かないわ!)」

(;^ω^)「あのー、ええと。あの猟師の旦那は僕の顔見知りですし、なんなら今度紹介しますお?」

ζ(ー ;ζ「あ、いえ、もう良いですよ。ほら、もう翼の傷も癒えたし……」

(;^ω^)「お、それは良かったです。しかし、本当にあの時の土鳩さんが、ねー」

ζ(ー ;ζ「あ……あの、その事ですけど……私って実は鶴だったりするんですよー……?」

(;^ω^)「(あぁぁ、またやらかしたよ! 何なんだよもう死にたい……)」
ζ(ー ;ζ「(つまり今の今まで土鳩だと思われてたと……死にたい……)」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/20(水) 18:38:52.03 ID:jfVsWya+O
ζ(ー *ζ「ふう……少し体調も戻ってきましたから、今織っている反物だけでも仕上げて参ります」

( ^ω^)「お……君はそのせいでそんなにボロボロになってるんだおね?」

ζ(ー *ζ「……これは私が選んだ事です。くれぐれも、機織りをする所は覗かないで下さいね」

( ^ω^)「もし覗いたらどうなるんだお?」

ζ(ー *ζ「もし鳥の姿を見られてしまった場合、直ちに山に帰らなくてはならない。そういう掟です」

( ^ω^)「……わかったお。もうすぐ妻も帰ってくる頃だおね」

ζ(ー *ζ「はい、では宜しくお願いしますね」

( ^ω^)「……すまないおね」

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/20(水) 18:40:39.06 ID:jfVsWya+O
……そしてその晩も、ぎっとんぎっとんと機織りの音が聞こえてきています。


( ^ω^)「……という訳だお」

ξ゚⊿゚)ξ「そう、それであの娘は……」

( ^ω^)「まだ隣で機織りをしてるお」

ξ゚⊿゚)ξ「……ねぇ、私達はどうすれば良いと思う?」

( ^ω^)「そんなこと決まってるお」

ξ*゚ー゚)ξ「……うん」


……夫婦はそっと襖を開け、遂に機織りをしている娘の姿を覗き見てしまいました。

367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/20(水) 18:42:45.97 ID:jfVsWya+O
すると、一羽の美しい鶴が自らの羽を毟って機織りをしています。


( ^ω^)「奇麗だおね。まるでエンジェルだお」

ζ(゚-゚*ζ「……やはり見てしまったのですね」

( ^ω^)「お。さぁ、掟通りこの家から出て行って貰うお」
ξ゚⊿゚)ξ「あなたの幸せは、ここで命を擦り減らせる事じゃないわ」

ζ(゚-゚*ζ「見られてしまっては仕方がありません。私は山の掟に従って、この家、を……」


鶴は、涙交じりの声で言います。
元の姿で居る所を見られてしまった以上、自分はここには居られないと。

大好きだった夫婦と、別れなければならないと。


ζ(;-;*ζ「嫌だよ、こんなお別れなんて……もっと一緒に居たいよぅ……」

( ^ω^)「それは僕達だって同じだお。でも、君はここに居たらきっと自分が傷つく恩返しを選ぶお」
ξ゚⊿゚)ξ「前にも言ったでしょう、あなたは私達の大切な宝物なの。これからは、あなたの為に生きて」

ζ(;-;*ζ「う……うぅ……」

368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/20(水) 18:44:21.92 ID:jfVsWya+O
( ^ω^)「きっと必ずまた会えるお。永遠の別れなんて雰囲気、作っちゃ駄目だお」

ζ(;-;*ζ「はい……ありがとう……ございます……」

ξ゚⊿゚)ξ「ほら、笑顔! 私達は笑ってるあなたが大好きなのよ?」

ζ(;ー;*ζ「……はいッ!」


完全に鶴の姿に戻った娘は高く飛び上がり、別れを惜しむように夫婦の家の上を
三度回ってから遠く山の方へと姿を消しました。



( ^ω^)「……感動の別れに水を差されたようで、凄く気分が悪いんだけどさ」

(メメ;-∋-)ク・・・クルックー・・・

( ^ω^)「バカで有名な鳥類の連中は、反省ってモノをまるで知らないんだおね」

(メメ;-∋-)クルックー・・・クー・・・

( ^ω^)「……なァんで同じ位置の同じ虎バサミに同じ土鳩が引っ掛かってるのかなァ?」

(メメ;-∋-)ク・・・

( ^ω^)「わかったわかった、すぐに外してやるお。……恩返しに来るの、家で待ってるからな」


FIN.
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  1. 2010/10/20(水) 20:13:23|
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  4. | コメント:1
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コメント

この話すげぇ好き。
  1. 2010/10/22(金) 01:14:52 |
  2. URL |
  3. (´・ω・`) #-
  4. [ 編集 ]

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