ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` )

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:07:19.44 ID:v8NvKICuO
ひっそり投下
関連作品
http://sogomatome.blog104.fc2.com/blog-entry-652.html?cr=cf2d61a3ffb68af2014caefc661fdb01
http://sogomatome.blog104.fc2.com/blog-entry-665.html?cr=cf2d61a3ffb68af2014caefc661fdb01





61:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:09:29.74 ID:v8NvKICuO
それはごく一般家庭な家庭でした。
母がいて父がいて、子供達がいる優しい家庭です。
( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` )


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「最近のひったくりってのは根性がないね、あたしのバックを片手で掠めとろうなんて」

ついさっき、買い物から帰り、ひったくりらしき者を交番に埋めてきた女が笑います。
女性と認識するのは難しいほど筋骨隆々で、覇気があり、気合い玉くらいは楽に弾きそうな体をしています。
実際に弾きます。

62:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:11:13.12 ID:v8NvKICuO
 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「逆に母者が犯人扱いされそうな…」

禿頭のいかにもか弱そうなサラリーマン風の男がぼそぼそっと話します。
l从・∀・ノ!リ人「父者はできないのじゃ?」

花のように可憐な小学生が、か弱そうな男に聞きました。

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「いやぁ…無理だろうなぁ」

l从・A・ノ!リ人「父者弱いのじゃー」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「クックック、父者の強さは力じゃないのさ」

l从・∀・ノ!リ人「力は強さなのじゃ」

63:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:14:04.96 ID:v8NvKICuO
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「ちょっと違うね妹者、なんであれ、人の役に立つのが力なんだよ」

l从・∀・ノ!リ人「殴るだけじゃだめなのじゃ?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「そうさ、ただ相手を笑わせて、幸せにするだけでも、それは力なんだよ」

l从>∀<ノ!リ人「把握なのじゃー!」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「よしよし、いい子だね…」


居間での家族団欒を廊下で見守っていた兄弟がいました。
(;´_ゝ`)「…やべぇ、さっき『安価で俺がなんでもするスレinVIP』ってスレで『ひったくり』ってやったんだけどさ…」

(´<_` )「可哀相なスレ主、よりによって母者を狙うなんて…」

65:>>64了解、次からそうします :2010/10/16(土) 20:17:17.28 ID:v8NvKICuO
彼ら兄弟は双子で顔もそっくり。
親族でしか見分けがつかないほどです。
∬´_ゝ`)「なーにやってんのよあんたたち」

二階から降りてきたのは母者を二回りほど小さくしたような女性でした。
二回りと言っても母者は基準とか平均とかの線をぶち破ってどこかに消えてしまうような人なので、問題はありません。
( ´_ゝ`)「これはこれは姉者様」

(´<_` )「失恋の地獄からご帰還ですか」

∬´_ゝ`)「最近ビームみたいなのを撃てるようになったんだけど、試す?」

66:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:21:14.64 ID:v8NvKICuO
(´<_` )「それをシラネーヨさんに浴びてきたんですね…」

( ´_ゝ`)「すみませんでした」

(´<_`;)「って兄者!?裏切ったな!」

そそくさと居間に退避する兄者の背中を追う前に、弟者は光になりました。


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「ん?なんだいこれは?」

∬´_ゝ`)「?」

一家が見るテレビドラマはいきなり大統領の顔に変わりました。

『国民の皆さん、今日は…全ての人が、手を取り互いを許し合う、最後の機会です。』

 彡⌒ミ
(;´_ゝ`)「は?」

67:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:23:43.02 ID:v8NvKICuO

真面目で深刻そうな大統領の口から出た言葉に、一家は『?』マークを浮かべました。

『今日の二十一時に、小惑星がこの星にぶつかります。これはジョークでもなければ、演技でもありません。』

(;´_ゝ`)

(´<_`;)

その言葉に、この国の全ての人々が、心臓を這う怖気を感じました。


『小惑星の衝突はこの星全てを焼き払い、全生命を死滅させるでしょう。最悪の事態を避けるべく、ありとあらゆる手段を講じましたが、残念ながら避けることはできません』

l从・∀・ノ!リ人「?」

ただ一人、妹者は幼さが絶望から守ってくれていました。

68:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:27:02.22 ID:v8NvKICuO
『また、十五時からは小惑星から分離した隕石群がこの星に来ます。大半はごく微小なため、大気圏で燃え尽きますが、いくつかは地表に落下すると思われます』
『……皆さん、全国民の皆さん!今日は家族や恋人や友人や、大切な人と過ごすべき日であります。ただ人として、人間として、尊厳ある、誇りある生き方を!私は国民を信じています。以上でVIP国大統領、ブーン・内藤の最後の演説を終了させていただきます。』

69:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:28:53.18 ID:v8NvKICuO
最後にいつもテレビで見せる微笑みを湛えて、番組は青ざめたアナウンサーに変わりました。

『なお隕石群の落下予想地点はVIP地方、シベリア山脈、ラウンジ西岸と予測されており…』

流石一家が完全に静まったのは、妹者が生まれて以来初めてのことでした。
(;´_ゝ`)「たったた大変d」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)つダマンナ(#)´_ゝ`)ヘブシッ

兄者が畳に転がった瞬間、兄者は弟者は姉者は妹者は父者は見ました。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)

母者が真理を見たような、穏やかな顔をしていることを。

71:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:31:39.99 ID:v8NvKICuO
 彡⌒ミ
(;´_ゝ`)「VIP地方といったら…ここも」
一家の大黒柱である父者も震えていました。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「姉者!」

∬;´_ゝ`)「はい!」

どうやら母者の言葉は動物的本能を刺激するようです。
本能が母者の命令を受け入れるのです。
その証拠に姉者は軍人のように直立不動でした。
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「あんた、波動弾は撃てるようになったかい?」

∬;´_ゝ`)「はい!」

もはや姉者が答えているのか、「はい」と言っているだけなのかわかりませんでした。
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「なら行くよ、VIPタワーまで」

 彡⌒ミ
(;´_ゝ`)「VIPタワー?一体何を?」

72:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:33:16.84 ID:v8NvKICuO
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「クックック、決まってるさね」

母者がテレビを指差します。
そこには月ほどもある小惑星がゆっくり動いていました。
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「あれのミニがくるんだろう?そいつから、この街を守るためにさ」

ここからVIPタワーまでは五キロほどありますが、母者なら一秒で着くでしょう。

l从・∀・ノ!リ人「母者は一緒にいないのじゃ?だいとーりょーは家族と一緒って言ってたのじゃ」

73:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:36:28.61 ID:v8NvKICuO
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「…妹者」

ポン、と母者の巨大な手が妹者の頭に乗りました。
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「強い者はね、力を使う権利がある、わかるかい?」

l从・∀・ノ!リ人「わかるのじゃ!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「でも、条件がある」

l从・∀・ノ!リ人「のじゃ?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「弱きを守り、悪しきをくじき、みんなを守らなきゃいけないのさ」

l从・∀・ノ!リ人「母者はいっちばん強いのじゃ!」

74:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:38:44.50 ID:v8NvKICuO
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「そうさ、だからみんなを守んなきゃ、わかったね?」

l从・∀・ノ!リ人「わかったのじゃ!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「姉者!」

∬´_ゝ`)「はい!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「三十秒で支度しな」

∬´_ゝ`)「はい!」

ロボットよりも速く姉者が消え、きっかり三十秒後に完全装備の姉者が現れました。
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「父者!」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「わかってるよ」

76:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:41:42.35 ID:v8NvKICuO
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「…バカ共を頼むよ、夕飯までには帰るさ」

そういうと母者は戸を睨みました。
戸は吹き飛びました。
次の瞬間、母者と姉者は消えていました。
 彡⌒ミ
(*´_ゝ`)「さぁて妹者♪パパと一緒にカレーを作ろう」

l从*・∀・ノ!リ人「妹者も作るのじゃ!」

父者が妹者を抱えて台所に立ちます。
一瞬、父者は瓜二つな兄弟を見ました。
( ´_ゝ`)(´<_` )

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)

それはとても短い通信で、暗号でした。

やるべきことをやりなさい



ここは流石家二階の双子部屋。
スーパーコンピューターが部屋の半分を占拠しているため、双子兄弟は肩を寄せ合って暮らさなければなりません。

77:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:43:35.40 ID:v8NvKICuO
(*´_ゝ`)「ふはははははは、ついについに俺のターンが」

(´<_` )「あと数時間で世界終了だけどな」

(*´_ゝ`)「これで!後々のためにとっておいたピンクフォルダを」

(´<_` )「使う暇もないげどな」

(*´_ゝ`)「ネットバンクハッキングし放題!」

(´<_` )「ただの紙屑になったけどな」

( ;_ゝ;)「なんだよ弟者、父者はやりたいことをやれって」

(´<_` )「やるべきことな」

( ´_ゝ`)「じゃあアレか、弟者のNTR画像集の削除だ」

(´<_` )「辞世の句はできたかな?」

78:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:46:16.13 ID:v8NvKICuO
( ´_ゝ`)「すみませんでした」

二人は言い合いながらも手際よくコンピューターを起動させます。
二つのモニターと天井から吊り下がる大きなモニターに起動画面が映りました。
完璧なシンメトリーで座った二人はマウスなんて使いません。
三段もあるキーボードを叩くだけでコンピューターはまるで体の一部のように反応します。
天才的ハッカーである二人に、できないことはありません。
十本の指がキーボードを叩き、モニターは目まぐるしく変わっていきます。
ありとあらゆる情報を操り、地球上の全ての問題、発電所から駅の迷子センターまで、全てを解決していきます。
(´<_` )「おいおい、お前らがいなくなったら誰がパソコンをつけるんだよっと」

79:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:48:09.82 ID:v8NvKICuO
弟者が小指でエンターキーを押すと原発は息を吹き返しました。
( ´_ゝ`)「死ぬなら一人で、さ」

兄者はどこかの国から発射された核ミサイルをハッキングして、海に落としました。

( ´_ゝ`)bd(´<_` )「流石だよな俺ら」

( ´_ゝ`)「ちょwwwwwww隕石ヤバいww」

(´<_` )「でも母者の方がヤバいwwwwwww」

80:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:50:09.26 ID:v8NvKICuO
兄者が大気圏を彩る石ころを笑うと、弟者がVIPタワーの監視カメラの動画を指差しました。
 @@@
@#_、_@
 (# ノ`)

母者が何か光の玉のようなもので、対流圏を突破した石ころを破砕します。
そして、母者のと比べてやけに貧弱な姉者のビームが、撃ちこぼしを破砕します。
二人は砲台のように撃ちまくり、そのおかげでVIP地方に隕石が降ることはありませんでした。
( ´_ゝ`)「母者強いwwwwwww」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ゜)ギン

(´<_`;)「ひっ」

母者がちょっと視線を合わせただけでカメラは溶けてしまいました。
(´<_`;)「……」

(;´_ゝ`)「……続けるか」

(´<_`;)「…ああ」

また二人はキーボードを叩き始めました。

81:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:51:46.40 ID:v8NvKICuO
どこかに突っ込もうとした旅客機を乗っ取って着陸させたり、止まりかけた電車は動かしたり。
手の届く範囲の、全ての悪夢を消していきました。
(´<_` )「ん?」

情報の海を操る二人は、世界の終末にしては珍しく、大量の情報が飛び交う場所へとたどり着きました。
( ´_ゝ`)「ロケット?なんで今更…」

(´<_` )「いや、こいつは、人類の存在を知らせていくメッセンジャーらしい」

82:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:54:31.90 ID:v8NvKICuO
( ´_ゝ`)「人類の存在って、あと数時間だぜ?」

(´<_` )「ああ、だから人類の歴史とか文化とか、そういうものを詰め込んで、証拠にするらしい」

( ´_ゝ`)「証拠?」

(´<_` )「人類がいたってことの、さ」

( ´_ゝ`)「いや、無理だろjk。大気圏外はセルフケスラーシンドロームだぜ?宇宙ステーションも危ないのに」

(´<_` )「VIP国防軍が、核の準備をしてる」

( ´_ゝ`)「まさか!?」

(´<_` )「世界一、豪勢な露払いだ、花道は核で洗浄さ」

( ´_ゝ`)「むちゃくちゃだなおい」

(´<_` )「なかなか面白いだろう」

( ´_ゝ`)「確かに」

弟者がいくつかのボタンを押すと、一番大きなモニターに発射台のロケットとカウントタイマーが映りました。

84:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:56:12.24 ID:v8NvKICuO
(´<_` )「おっとミセリさん、お子さんはそっちじゃないですよ」

(#´_ゝ`)「幼女は俺の担当だろ!?」

(´<_`;)「もうだめだよコイツ」

二人はネットの全てを見てきました。
美しい愛も、憎しみの泥沼も、色々なものを見てきました。
だから、彼らにはよく分かっているのです。
自分の手の届く範囲が。

85:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 20:58:22.22 ID:v8NvKICuO
彼らには信号をつけることができても、崖から落ちる車を止めることはできません。
火事があると伝えても、火を消すことはできません。
飢え死にしそうな子のを見ても、その子を救うことはできません。
彼らは知り得ても、電気を介さなきゃ、なにもできないのです。
( ´_ゝ`)「お、打ち上げたじゃないか」

核爆発がなにもかもを焼き尽くしながら、花道を作り、使命を全うします。
これが正しい使い方と言わんばかりに、輝きながら。
(´<_` )「軌道に問題な……ん?」

急に弟者が慌てだします。
(´<_`;)「ヤバい!花道ミサイルが一個ズレてやがる!!」

(;´_ゝ`)「花道ミサイル!?」

(´<_`;)「ツッコミそこかよ!じゃなくて、このままじゃロケットが!」

(;´_ゝ`)「花道ミサイルって、弟者結婚できなすぎておかしくなったのか!?」

86:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:00:39.95 ID:v8NvKICuO
(´<_`;)「おかしくなってんのも結婚できないのも兄者だろうが!」

( ´_ゝ`)「俺…パソコンと結婚するんだ…」

(´<_` )(ダメだこいつ…)

(´<_`;)「じゃなかった!急いで軌道修正するそ!兄者!」

(*´_ゝ`)「そう言うと思ってもう国防省にハッキング済みなんだ」

(´<_` )「なん…だと…」

(*´_ゝ`)「パソコン嫁の俺にできないことは無い!HAHAHA!」

(´<_` )「なんでこの力を社会に向けられないんだろう」

二人は完全なシンメトリーでキーボードを叩き、修正した軌道数値を叩き込んでいきます。

88:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:02:31.25 ID:v8NvKICuO
もし隕石が一つでもあたれば、ロケットは人類最後のデブリに変わるでしょう。
( ´_ゝ`)「隕石群、衝突まで百二十秒!」

(´<_` )「造作もないな兄者!」


二人が同時にエンターキーを押すと、核ミサイルが一つ正しい軌道へと

( ´_ゝ`)bd(´<_` )「流石だよな俺ら」

変更されませんでした。

(;´_ゝ`)「な」

(´<_`;)「に」

ミサイルは軌道修正されても、まだロケットを守るには至りません。
依然と衝突警報はうるさく二人の耳を叩きます。
(#´_ゝ`)「まだまだァ!」

(´<_`;)「衝突まで九十二秒、入力まで百秒ちょっと!いけるか!」

ダダダダダと、機関銃のような連打音が新しい数式を生み出し入力しますが、まだ足りません。
無情にも石ころは恐るべき速度で襲いかかろうと

89:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:05:25.22 ID:v8NvKICuO
 彡⌒ミ
(#´_ゝ`)「速 さ が 足 り な い」

突如双子の部屋に突入した父者は二人を蹴り飛ばし片手をキーボードにかざしました。
一つのキーを押すこともなく、膨大な数列が入力されていきます。
((#)_ゝ;)「な、なにが…」

(;<_(#))「父者!?」

 彡⌒ミ
(#´_ゝ`)「破 ァ !!」

父者が叫ぶとミサイルは軌道を変え、無事花道を切り開きました。

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「さて、妹者が夕飯を作ったよ、居間においで」

父者はいつも通りの優しく頼りない父者として部屋を出ていきました。

(#)≡( ´_ゝ`)「おかえり母者」

(´<_` )≡(#)「おかえり母者」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「ただいま」

90:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:07:42.40 ID:v8NvKICuO
そして
(´<_`;)「うわっ!?」

∬ヽ´Д`>

しなびたニダーのように枯れた姉者が床に転がっていました。
( ´_ゝ`)「南無…」

l从・∀・*ノ!リ人「カレーがでっきたっのじゃ!」

年季の入ったテーブルに並んだのは、見た目からして辛い溶岩、カレーでした。
(;´_ゝ`)「カ……レー………?」

(´<_`;)「……」

l从・∀・*ノ!リ人「すぱいすを全部使ったのじゃ!」

91:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:10:13.52 ID:v8NvKICuO
 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「ちょっと目を離したらこんなことに」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「美味いじゃないか、妹者はおっきくなったら台所担当だね」

l从・∀・ノ!リ人「料理人妹者なのじゃ!」

(´<_` )「ちょっと味見を」

(゜<_゜ )「おふギャアアアアアアアアアア!」

(;´_ゝ`)「弟者ァ!?」

弟者が文字通り火を吹いて倒れました。
火柱があと数センチ高ければ天井を焼いていたでしょう。
∬´_ゝ`)「まだまだね」

92:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:12:49.14 ID:v8NvKICuO
(;´_ゝ`)「復活早ッ!そしてなんだその余裕!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)モグモグ

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)モグモグ

l从・∀・ノ!リ人モグモグ

(´<_` )「私は一人か…」

弟者がうわごとのようにポツリと何かを言いましたが、誰も聞いていませんでした。
星がゆっくり星に近づいていきます。
無数の塵をばらまきながら、死を振りまきながら。

93:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:16:08.13 ID:v8NvKICuO
それは暖かい一家の上にも、ピクニックに行った子供達にも、愛し合う恋人にも、誰にでも平等です。
薄い大気圏を破った星が、その屋根に触れるまで。
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)

∬´_ゝ`)

( ´_ゝ`)

(´<_` )

l从・∀・ノ!リ人

暖かい家族は、誰にも邪魔されることなく、その絆を確かめていられます。
例え、それが蒸発して、無数の塵と溶岩に変えられても。
例え、それがカタチを失っても。
家族はずっとずっと…





94:( ´_ゝ`)知らせる者たちのようです(´<_` ) :2010/10/16(土) 21:18:25.84 ID:v8NvKICuO
おしまい


支援感謝


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  1. 2010/10/16(土) 21:51:18|
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