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ブーン系作品まとめブログ

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( ^ω^)子供は親の所有物のようです

321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 00:59:02.73 ID:nikrY+1qO
当時幼かった私は、母親から車で待っているようにと命じられた。

( ´ω`)「おなか、すいたお……」

しかし、空腹の限界がきていたせいもあり、私は言い付けを破って外へ出てしまう。

場所はとあるファミリーレストランの駐車場。
母親と男性――当時母親と付き合っていた愛人だったのだろう、二人は店内で夕食を取っていたようだ。

( ´ω`)「おかあさん……」

外に出たはいいものの、言い付けを破った私が中へ入れるはずもなかった。
もし、母親の元へ駆け寄ろうものなら指の一本や二本は無くすことになっていただろう。
いや、このとき既に私の指は、両の手合わせて七本しかなかったのだが。

323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 01:00:44.14 ID:nikrY+1qO
( ´ω`)「むしさんだ。たべられる、かな……?」

店先の明かりに惹かれて、集まってくる蛾。
生存本能は、それをも栄養素として見なせるまでになっていた。

ミセ*゚ー゚)リ「君、何してるの?」

不意に言葉をかけられ、私は警戒をしながら振り向いた。
すると、そこにいたのは二十代半ばといった風体の男女。
服と呼ぶにはおこがましい布をまとって、店先に佇んでいた私は、さぞかし目に止まる存在だったのだろう。

( ´ω`)「うー…………」

私は全力で首を左右に振った。
知らない人と話などすれば、母親に痛いことをされると知っていたから。

324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 01:02:41.88 ID:nikrY+1qO
ミセ*゚ー゚)リ「この子、迷子かな?」

( ・∀・)「どうだろうね。保護して警察に連絡する?」

ミセ*゚ー゚)リ「もしかしたら親御さんが店内にいるのかもしれないし、少しここにいてあげようよ」

気のよい人達だったのだろう。彼女らは私を気遣って、母親が出てくるのを一緒に待ってくれたのだ。
それがまた私に不幸をもたらすのだが。

ξ#゚⊿゚)ξ「なにやってんのアンタは! 車で待ってなさいって言ったでしょう! なんで私の言うことがきけないの!」

それが母親の第一声だった。

( ;ω;)「ごめんなさい! ごめんなさい!」

顔が変形するほど頬を殴られ、私はひたすらごめんなさいを繰り返すことしかできない。
その様子を愛人の男は笑って見ていた。

気のよい男女は母親をなだめに入ったのだが、そんなものは逆効果。
私が受ける仕打ちを加速させるだけに過ぎなかった。

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 01:04:12.67 ID:nikrY+1qO
それからほどなくの後、母親とその愛人は覚醒剤取締り法違犯で逮捕された。
私は施設に預けられ、大人になるまで何事もなく成長を果たすことになる。
今になって振り返ると、お世辞にも良い母親だったとは言えないが、それでも学ぶことはあった。
それは――


( ^ω^)子供は親の所有物のようです


327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 01:05:56.99 ID:nikrY+1qO
( ^ω^)「痛いことされたくないなら、おとなしくするお」

ζ(゚ー゚*ζ「もう、こんなことやめてよ……お父さん……」

大人になった私は子供が欲しくて仕方がなかった。
なぜなら子供は親がどのように扱ってもいい、最高の玩具なのだから。

ζ(;⊿;*ζ「痛っ! うぐっ、えっぐ……痛いよぉ……」

( ^ω^)「こんな何回もやってて、いまさら痛いわけがないお」

私は金を支払い女性と結婚をした。
そして夫婦で孤児院を訪れ、養子を迎え入れることに成功する。
これで契約は履行されたので、女とはすぐに別れた。

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 01:08:18.06 ID:nikrY+1qO
( ^ω^)「興が冷めるから泣くんじゃないお。ほら、笑えお」

ζ(;⊿;*ζ「うぅ……」

( ^ω^)「笑えつってんだお!」

ζ(;ー;*ζ「ひぅ! えっ、えへへ…………」

私が子供を入手してから何年が経つだろうか。
最近はなかなか言うことをきかなくて困る。反抗期というやつだろうか。
だが、少し怒ってやればこの通りだ。
やはり親足るもの、聞き分けのない子は叱ってやらないといけない。

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 01:09:13.27 ID:nikrY+1qO
そんなふうに我が子との触れ合いを楽しんでいると、唐突に玄関のチャイムが鳴り響いた。

( ^ω^)「おとなしくしてろお」

まったく、人の楽しみを邪魔するのは誰だと玄関の扉を開くと、そこに立つのは見知らぬ男。

('A`)「内藤さんですね、警察です。あなたを児童虐待の容疑で逮捕します」

意味がわからない。
私はしきりに誤認逮捕を訴えるも、取り扱われることはなかった。

( ^ω^)「なんだってんだお! 俺がなにをしたってんだお! 悪いことなんてしてないお。だって――」

――子供は親の所有物じゃないか。

330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 01:10:35.51 ID:nikrY+1qO
父が逮捕され、私は施設で育つことになった。
それから何年かが経ち、大人になった私には一人の息子がいる。

ζ(゚ー゚*ζ「言うことをききなさい。だって、子供は親の所有物なんだから……」




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  1. 2010/08/15(日) 01:34:16|
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