ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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('A`)シベリアキョセイクラブのようです 3/3

836:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:18:15 発信元:58.88.223.62
アサピーサヨクチョフは真面目な優等生として学校でも近所でも通っていた。父親はノンキャリアの地方官僚で、猛烈な
コンプレックスを持っていた。母親も、夫の立場の低さに苛立っていた。それで、子供には6歳から1日5時間の
勉強を強要し、早いうちから競争心を植え込ませた。反面、彼の感情や欲求と言うものは抑え込んだ。

買い与えられたカメラだけが唯一の慰めであった。
最高の被写体を探し求めるうちに、一人の少女に目が留まった。それがツニャーナであった。


ξ゚⊿゚)ξ「死ね!クラスの男子全員死ね!」


 (なんて素直な、ありのままの表情なんだ....僕の被写体にぴったりだ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
           ああ、そしてこの怒号!モーツァルトよりも癒される.....)     【◎】(@∀@*):::
                                           :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
特に素晴らしい表情を見せるのは、ブーン三連星のスカートめくりの後だった。
それで、ブーンたちの後にこっそり付いてまわり、フィルムに、心にツニャーナを焼き付けた。


838:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:22:16 発信元:58.88.223.62
だが、最高の被写体にまとわりつく(実際には逆なのだが)邪魔者が現れた。それが、デミターチョフ先生だった。


ξ゚⊿゚)ξ (´・_ゝ・`)

                                           ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 (僕の被写体を汚すやつめ!学校にいられないようにしてやる..)  ::::::::::::::::::::::: 【◎】(@∀@#)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

皮肉な事に、これがきっかけとなって本来水と油のはずであったツニャーナとブーンを結びつけてしまった。
そしてそれとともにアサピーの愛した彼女の怒りの表情は無くなってしまった。



:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::: : :: :
(#@∀@)【◎】(許せん....デミターチョフの二の舞にしてやる....奴の痴態を晒してやる!)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :: :: ::: : :
                                                 (*^ω^)< ナマ着替エ中ダオ

841:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:24:23 発信元:58.88.223.62
だがブーンには無効であった。

(#@∀@;)(くそう、おのれブーンめ!こうなったら実力行使だ)

攻撃は身体的なものへとエスカレートした。



でも彼は元々人に危害を加えて平気でいられるほどタフでも無神経でもなかった。
それに、本来危害を加えることが目的ではなかった。

だからブーンを病院送りにしてからというもの、眠りは彼から去り、神経は昂る一方であった。

そしてそこにシベリアキョセイクラブを名乗る団体からの脅迫状、(架空のだが)恐ろしい報道が来た。

アサピーはノイローゼに陥り、見るもの聞くものすべてに陰謀がかくされているとさえ感じた。
そして、全ての物陰、木の陰、草原や茂みの中から、何者かが自分を四六時中監視しているような気がした。
不眠症も手伝い、夢か現かわからぬような状態で昼も夜も過ごした。

            :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
            ::::::::::::: :::: ::::::::::::::::::::::(-@Д@)::::::::::::::::::: :: ::::::::::::::::::::::::::
            ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

843:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:26:29 発信元:58.88.223.62
そんなアサピーに引導を渡す最後の一撃が下った。


                    「ねえ、シベリアキョセイクラブって知ってる?」

という声を聞いた。

                          ミ;;:;;:゙ミ
                         rJ('A`)し  
                          彡彡'ミ          
                          彡彡'ミ
                           u u

目の前に小柄な少女がいた。
目深に帽子をかぶり、すっぽりとコートにおさまっている。

女装したドクオだ。

(-@Д@;)「な、なに?お、おま、お前は一体誰だ?なぜ知っている?」

アサピーは衝動的に、半狂乱になりながら追いかけた。

847:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:29:25 発信元:58.88.223.62
しばらくすると、少女は消えた。アサピーは辺りを見回す。すると、50mも先に少女がいた。
追いかける。少女は消える。また先にいる。

                          ミ;;:;;:゙ミ
                         rJ('A`)し  
                          彡彡'ミ          
                          彡彡'ミ
                           u u

実はスナオリャがドクオと同じ服装をして、交互に先回りしていたのだ。

遂に村はずれの小屋の前まで誘導した。そこはかつての彼らのアジトであった。
扉は開いており、吸い込まれるようにアサピーはそこへ突入した。横に隠れていたドクオは外側から鍵をかけた。

(-@Д@;)「あ、おい、出せ!くそっ」

849:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:31:20 発信元:58.88.223.62
真っ暗な室内は、ヲッカとタバコのすえた匂いで充満していた。
そこへ、地をはうような女の声が響いた。

「われわれは、シベリアキョセイクラブ 女の敵を殲滅する事を目的としている

 そう、貴様のような」



(-@Д@;)「ぎぇっ!」



声は続く。

「貴様の股間は、粛清に値する

 少女盗撮と、デミターチョフの妹を晒し者にした件だ」


次の瞬間、部屋の明かりがついた。

852:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:35:19 発信元:58.88.223.62
壁には長身のコート、シベリア全土の地図、ハンマー、ナイフ、そして×を付けられたいくつもの男性の顔写真...
いや、×を付けられていない顔が一つだけあった。


                      「(-@∀@)【◎】」


(-@Д@;)「あわ、あわああ....」



しかしとどめを指したのは机の上に置かれたものであった。
新聞、飲み倒されたヲッカ、タバコの吸殻.......

そして瓶があった。

青緑色の水溶液の中に15センチほどのチューブ状のものが何本も入っていた。


アサピーの理性は完全に崩壊した。

855:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:37:42 発信元:58.88.223.62


              (@Дo)

「キヤア{‘\ネエ$%&$#&#$#%”$”#%#&&”」

バスクラリネットが狂ったような音だった。
外にいたドクオは戦慄した。自分たちが演じている狂気よりもはるかに、アサピーの断末魔の声に戦慄した。

デレーニャはテープを再度低速で再生させた。


「だが、あのハレンチなブーンを攻撃したことは評価する。

それに免じて、キョセイはしない。だが、再度このようなことがあった場合、貴様の股間は保証しない」



スナオリャはドアを開けた。まさしく脱兎のようにアサピーは疾走していった。

857:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:40:41 発信元:58.88.223.62
空にはもう月が照っていた。



o川*∀)oζ(∀*ζ「やった、やったあ!キャッキャウフフ」

キャッキャウフフとしか表現しようの無い少女特有の高周波数で喜びをわかちあっていた。


だがドクオは後味の悪さを感じていた。心理的不能にされてしまったアサピーに心底同情した。

小屋に入ると、ドクオはおやつがわりに食べていたピクルスの瓶を見つけた。


('A`)「あ、こんなところにあったんだ」


ピクルスをボリボリかじりだした。

859:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:44:04 発信元:58.88.223.62
さて、このようにシベリアキョセイクラブは大勝利(と言うべきか一方的な処刑と言うべきか)をおさめ、平穏な日々が
また戻ってきた。

しかしである。
ある朝配達されたシベリア新聞を見て、ドクオは仰天した。

小さな見出しであったが、そこにはあの団体名があった。

「小学校の謝恩会で異色の前衛劇

     "シベリアキョセイクラブ"とは何か」

シベリア新聞社の編集長がデレーニャの言葉を真に受けて記事にしたのである。


ζ(゚ー゚*ζ「どーすんのこれ....」

o川*゚ー゚)o「訂正してもらうしかないでしょ」

('A`)「アサピーが知ったら事だな」

ζ(゚ー゚*ζ「それは大丈夫。『新聞を見ただろう。我々の思想教育は、学校にも及んでいる』と書いてポストに入れておいたから」

ドクオは女は恐ろしいとの思いを強くした。

864:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:49:24 発信元:58.88.223.62
o川*゚ー゚)o「学校で、シベリアキョセイクラブ楽しみにとか言ってるから、『は?何の事?』っていったら新聞見せられた。
       小道具の新聞かと一瞬思った」

ζ(゚ー゚*ζ「ツニャーナ姉さんが愕然としてたわよ.....どうしよう」
       
そのとき、ドクオの頭に何か閃いた。

('A`)「やろう。やろうぜ、シベリアキョセイクラブの劇を。みんな楽しみにしてんだからさ」

o川*゚ー゚)o「やーよ」
ζ(゚ー゚*ζ「絶対無理」

だがドクオの決意は固かった。

姉二人の賛同が得られないのを知ると、自分で劇団員を集め、謝恩会に向けて着々と準備をした。
ドクオは燃えていた。

868:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 20:59:13 発信元:58.88.223.62
よく晴れたうららかな春の日。
謝恩会の日となった。ブーン三連星とツニャーナは並んで座っていた。

やがて下級生たちからの出し物となった。


( ^ω^)「次はシベリアキョセイクラブってやつだお」

( ・∀・)「キチガイ度100だな」

ξ゚⊿゚)ξ(...............何、ほんとにやるの?)

<ヽ`∀´>「始まったニダ!」

( ^ω^)「なんかすげえ女が出てきたお」

「我々は、人の姿をした猛獣に他ならない男性の誇りを奪い去り、女性の手下とすることを目的とする。
これはシベリアの制圧からはじまり、ソヴィエト連邦全土..............」


870:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 21:04:14 発信元:58.88.223.62
( ・∀・)「やべーマジキチだ」

<ヽ`∀´>「なんかちょっと前のツニャーナみたいニダ」

( ^ω^)「全ての男は死ねなんていってるとこなんてまさにそうだお」

( ・∀・)「ツインテールだしな」

ξ゚⊿゚)ξ(もしかしてこれは.....ああああああああああああ)



(;^ω^)「おい、あのブーソ三連星って俺らのことかお!」

(;・∀・)「は?なんで俺らパンツ頭からかぶってんの?」

<;`∀´>「あれじゃスカートめくりじゃなくて単なる変態ニダ!」


874:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 21:09:29 発信元:58.88.223.62
ξ゚⊿゚)ξ「実際変態じゃないの...てかあんたたち私のパンツ盗もうとしたのね」

<#`∀´>「お前の弟に母親のやつをつかまされたニダ!謝罪と賠償(ry」

ξ゚⊿゚)ξ「なんで私のじゃないってわかったのよ」

( ^ω^)「ニオイで」

ξ゚⊿゚)ξ「サイテー やっぱり変態じゃん」


( ・∀・)「しかしキョセイクラブってつくづくひでえ名前だな」

( ^ω^)「逆セクハラで訴えられるレベルだお」

<ヽ`∀´>「クラブ と付ければ可愛らしく聞こえると思ってるとこが痛いニダ」

ξ゚⊿゚)ξ(知らなかったんだから....しょうがないでしょ)

876:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 21:14:08 発信元:58.88.223.62
( ・∀・)「でもほんととんでもねえ女だよな」



( ^ω^)「おっ、女装させられた奴が反撃をくらわせてるお」

<ヽ`∀´>「いけ!いけ!チョパーリをやっつけろニダ!」

ξ゚⊿゚)ξ「いや内容違うから」

( ^ω^)「やった!」



( ・∀・)「ツニャーナ、ざまぁ」

ξ゚⊿゚)ξ「いやあれ私じゃないし」

<ヽ`∀´>「どう見たってお前ニダ」

( ^ω^)「お前ニダ」

ξ゚⊿゚)ξ「うぜぇ」

878:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 21:17:51 発信元:58.88.223.62
( ・∀・)「お、化粧をぬぐって、カツラをとって、なんだ、どっかでみたことあるな.....?」


( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・)「下僕だーーー!」

ξ゚⊿゚)ξ(あああああ......やっぱり....)



(#^ω^)「ちくしょう、あいつ、後でぬっころす」

<#`∀´>「身体的制裁を加えてやるニダね!」

(#・∀・)「とんだ卒業記念になりそうだな....」

880:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/22(月) 21:20:50 発信元:58.88.223.62
万来の拍手と、喝采を受けて、ドクオは積年の恨みを晴らした満足感に浸っていた。


調子こいて、fuckyouポーズを取った。

('A`)凸

それは「俺はキョセイされなかったぞ」と勝利宣言しているかの様だった。
会場はさらに沸いた。



だが、半笑いしながら「後でコロス」オーラを放っている上級生達をみて、ぞくぞくするような別の気分になった。
それは姉の「キョセイ」がなくなってから、久しくご無沙汰していた感覚だった。

('A`)(俺はひょっとしてドMなのでは....?)

そんな事を思った。

(終)
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  1. 2010/03/23(火) 14:40:28|
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