ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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('A`)シベリアキョセイクラブのようです 2/3

512:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/20(土) 12:37:40 発信元:222.149.133.16
普段のツニャーナだったら騒ぎ立っただろう。
でも、ここのところ落ち込んでいた彼女にはそんな気力は無かった。

低い声で、

ξ゚⊿゚)ξ「どこにいくつもりよ」

としか聞かなかった。三連星はそれに答えなかった。

( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・)「ロリ誘拐~ロリ誘拐~♪」




着いたのは駅である。プラットホームには、スーツケースを片手にしたデミターチョフ先生がいた。まさに列車に乗り込もうというところであった。

ブーンが背中をどつく。

( ^ω^)「最後の挨拶ぐらいきちんとしろお」

そして三連星はブーンといいながら車に戻った。

514:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/20(土) 12:41:50 発信元:222.149.133.16
ξ゚⊿゚)ξ「先生....」

(´・_ゝ・`)「ああ、ツニャーナ君か。驚いたな.....
      いままでありがとう。楽しかったよ」

ξ゚⊿゚)ξ「本当の事を言ってください」

(´・_ゝ・`)「あの壁新聞にかかれてるとおりだよ。僕は、年下の娘と一緒に暮らして、彼女は妊娠してる

      でも君には伝えておきたいな、あれは、僕の妹なんだよ」

ξ゚⊿゚)ξ「えっ」

(´・_ゝ・`)「僕の妹が、誰とも知れない奴の子供を孕んだ。うちの親が勘当してさ、僕んとこに身を寄せてたんだよ」

ξ゚⊿゚)ξ「なぜそのことを皆に言わないんですか」

(´・_ゝ・`)「僕が泥をかぶるくらいだったら、いい。
      でも君に話せてよかったよ。お願い、このことは誰にも言わないでおいて」

列車の奥から、妹らしき人物がペコリと頭を下げた。
先生は列車に乗り込み、扉がしまった。


ツニャーナは風に吹かれながら列車が遠ざかるのを見ていた。

516:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/20(土) 12:45:53 発信元:222.149.133.16
トラクターのほろの中で、ツニャーナはぼんやりと物思いに耽っていた。

そして、前の方を向いて何か言おうとした。

ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、あんたたちは先生を信じる?」

( ^ω^)「何も言わなくていいお」

( ・∀・)「お前が信じてられりゃそれでいいんだよ」

<ヽ`∀´> 「ウリはいかなる時でも祖国マンセーニダ。お前も見習えニダ」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたたち....あ、あり...」

感謝の言葉なんて、彼らに言ったことはない。それゆえ、なかなか出てこない。

518:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/20(土) 12:49:45 発信元:222.149.133.16
もっとも、彼らもそんなシュチュエーションはこそばゆかった。

( ^ω^)「お前のスカートめくるのも理由なんて無いお。それと同じだお」

( ・∀・)「そうそう、色っぽくもねえし」

<ヽ`∀´> 「可愛げもないお前のスカートめくる理由なんてないニダ」


ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、お願いだから死んで」

こんなにやさしい感じの「死ね」は、いままで言ったことがなかった。



しばらくして、ツニャーナは重要な事に気づいた。

ξ゚⊿゚)ξ「そういえば、なんであんた運転なんかしてんの?
      そもそもこのトラクター誰のよ」

( ^ω^)「オヤジのだお。見よう見まねでなんとかなるお おっ」

といったまさに次の瞬間、衝撃音がして車は用水路に脱輪した。

519:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/20(土) 12:54:01 発信元:222.149.133.16
それからツニャーナの男子に対する敵愾心は収まっていった。
三連星は相変わらずだったが、もっと大きな心で対応できるようにもなった。

いままでツインテールだった髪をストレートロングにしたのもその頃であった。


ξ゚⊿゚)ξ「ねえお母さん、お父さんがいつかくれたカチューシャ、ある?」

J( 'ー`)し「どういう風の吹き回しかしら。座って。髪をとかしてあげる」


髪をとかしながら、鏡台に写ったツニャーナに言う。


J( 'ー`)し「ひょっとして、好きな男の子でもできた?」

ξ゚⊿゚)ξ「えー、そんなんじゃないよ」

そこへ父親とドクオが帰って来た。久々の休暇で、親子で釣りに出かけていたのだ。

521:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/20(土) 13:00:08 発信元:222.149.133.16
( ´W`)「ただいま。

     おお、ツニャーナ、よく似合ってるよ、そのカチューシャ」

ξ゚⊿゚)ξ「ありがとう

ドクオ、魚は釣れた?」


('A`)「......」

ドクオは魚の入ったバケツを持ちながら、ぽかんと口を開けて見ていた。
ブーン達にさらわれた日以来、姉の様子がおかしい。
得体の知れない気持ち悪さを感じていた。こんなの姉貴じゃない。

特に気持ち悪かったのは、つい1ヶ月前まで自分に乱暴(キョセイ)していた姉が、もう何年も前から
落ち着いているような素振りを見せていることだった。40パーセントの気持ち悪さと50パーセントの
腹立たしさ、そして残り10パーセントの寂しさのようなものが彼の胸に去来した。女はバカの上に
不気味だ、というのが彼の新たなテーゼになった。

確かに、シベリアキョセイクラブは過去のものになった。
が、再びその名を、しかもシベリア中に轟かせることになろうとは、この時思わなかった。

622:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:08:17 発信元:222.149.133.16
さて、そんなこんなでツニャーナたちの卒業シーズンが迫ってきた。

ツニャーナは三連星とちょっといい仲になっていた。特にブーンとは、たまに一緒に下校するぐらいの
間柄になっていた。

そんな日々に事件が起きた。
また壁新聞によって、スキャンダルが報じられたのである。
今度の標的は、ブーンだった。

「激撮!女子更衣室を覗く出歯亀野郎」

鼻の下をのばして女子更衣室を覗くブーンがしっかりと写っていた。
しかし、先の事件ほどの反響は得られなかった。

「ブーンだったら仕方ない」

という反応がほとんどであったからである。残りは(先生方がほとんどだが)

「あいつの所業はこんなもんじゃない」

というものだった。ブーン自身は、「ネタになっておいしい」とすら思っていた。

その後もネタを変えていくつも壁新聞が貼られたが、一向に効果が無かった。

625:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:11:06 発信元:222.149.133.16
ついに匿名の憎悪は、単なる中傷だけでなく身体的なものに及んだ。
ブーンは自転車通学をしていたが、彼の自転車に何者かが細工をしたのだ。
ハンドルの付け根の部分のナットが一本抜かれていた。

スピードを出したときに、ハンドルが付け根から外れた。前のめりになってブーンは道路に顔を擦った。
全治2週間の怪我である。

残る二連星とツニャーナでお見舞いに行ったら、相変わらずの調子であった。

(//ω^)「顔が命がブーンなのに、なんてこったい」

( ・∀・)「いってろいってろ」

<ヽ`∀´> 「まだ今の方が見られるツラニダ」

ξ゚⊿゚)ξ「....なんか、ごめん.....」

(//ω^)「何でお前が謝るお?」

( ・∀・)「自意識過剰なんじゃねーの?」

<ヽ`∀´>「お前なんか、東海における小日本の如き存在ニダ」

(//ω^)「そんな事より、ここの看護婦さんが美人なんだお....」

下らないおしゃべりで少し気が晴れたが、自分のまわりを狙って何者かが攻撃をしている。
ツニャーナはそう感じていた。

629:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:15:07 発信元:222.149.133.16
勿論この事は学校中の話題だったので、妹や弟も知っていた。

('A`)「一体誰なんだろうな、ほんとに薄気味悪い。
   何が目的なんだろう」

ζ(゚ー゚*ζ「そりゃ、勿論姉さん狙いでしょ」

('A`)「確かに、恨みは相当買ってるだろうな。
   だけどそれだったら姉貴を狙えばいいじゃん」

o川*゚ー゚)o 「馬鹿ね。姉さんに近づく奴が邪魔なのよ」

ζ(゚ー゚*ζ「姉さん、結構な美人だもんね
       最近は特に綺麗になった」

('A`)「は?意味わかんねぇ


   おいおい、ちょっと、もしかして、姉貴の事が好きな奴がやきもち焼いて
   それで先生やブーンを狙ったってこと?」

o川*゚ー゚)o「そうよ」

ζ(゚ー゚*ζ「それ以外、何があるっていうの?」

630:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:17:21 発信元:222.149.133.16
ドクオの頭は完全に混乱していた。
その姿は、地球が球体であるとか太陽のまわりを回っているということを
受け入れにくかった古代人にも似ていた。

o川*゚ー゚)o「私たちで犯人を捕まえましょう」

ζ(゚ー゚*ζ「そう、姉さんに内緒でね」

('A`)「変に心配したりギャーギャー騒がれてもうざいからな」

o川*゚ー゚)o「女の敵に鉄槌をくだすのよ!」

ζ(゚ー゚*ζ「シベリアキョセイクラブ、復活ってこと!」

('A`)「やめ、やめてくれ!!!」

だがなぜか、ドクオの顔はにやけていた。

633:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:20:28 発信元:222.149.133.16
翌日から早速シベリアキョセイクラブ探偵団は活動を開始した。
まずは犯人のプロファイリング、絞り込みである。
その結果、

           1.クラスメートによる犯行(ブーンとの仲を察知できるほどの距離にある)
           2.中程度以上の知的能力(壁新聞による中傷、自転車のボルト外し)
           3.写真愛好家(同上)
           4.逆上癖、エスカレート行動(中傷→身体的攻撃)


などの人格的特徴が認められた。あてはまる人物は1人しかいなかった。
その人物のアリバイを探った。

o川*゚ー゚)o「職員室から出欠簿をコピーしてきたわ」

ζ(゚ー゚*ζ「...............やっぱり。この日は半日授業。登校から下校まで、自転車置き場に行き、
       人目に付かずボルトを外すタイミングがあるのは.....」

o川*゚ー゚)oζ(゚ー゚*ζ('A`)「欠席したこいつだけ」

三人がビシッと指差したところには、あの人物の名前が表記されていた。

636:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:24:38 発信元:222.149.133.16
その夜、被疑者の家へ偵察にいった。その部屋は庭に面した一階にあった。
庭の芝生の上に、部屋の光が落ちていた。

三人は窓から覗いた。思ったとおりであった。

壁一面に、ツニャーナのベストショットが貼り付けられていた。
そして、床にミステイク、ブーンや他の人物がともに映ってしまったものが破かれていた。

窓際には机があり、その上に騒動のもととなった壁新聞の原紙が置かれていた。
犯人は確定した。


やがて犯人が部屋に戻ってきた。犯人は、壁のツニャーナの写真に息を荒くしだした。

ζ(゚ー゚*ζ「やだ....信じられない」

こう言ったのはショックを受けたからではない。あまりにも犯人像がありきたり過ぎて、ベタだと感じたのだ。
彼女は物事を、小説を読むような感覚で捉えていた。

もっともスナオリャは純粋に嫌悪感を抱いたらしく、

o川*゚ー゚)o「男どもは皆死ね」

というクラシカルなフレーズを口にした。

639:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:29:14 発信元:222.149.133.16
家に戻り、作戦会議が行われた。

できれば大っぴらにしたくない。これ以上混乱に姉を巻き込みたくない。
そして、逆上癖のある犯人が自分たちに手向かう危険性も考慮された。

どうすればいいか。小一時間ほど頭をひねった後で、デレーニャが何か閃いた。
そして、自分の机の抽出しから一枚の紙を取り出して、

ζ(゚ー゚*ζ「これ、結構使えるかもよ」

o川*゚ー゚)o「これ?ああ、まだとっておいたの、どうすんの?」

ζ(゚ー゚*ζ「目には目、新聞には新聞を、よ」

o川*゚ー゚)o('A`)「?????」

641:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:31:43 発信元:222.149.133.16
その作戦を実行に移すべく、スナオリャとデレーニャはシベリア新聞社に赴いた。

シベリア新聞社
2chスレ


シベリア唯一の新聞社ともあって、購読数は結構あったが、日刊ではなく不定期発行であった。
それゆえ、ニュースがない時には印刷機が遊んでいた。

o川*゚ー゚)o「すいません、紙面を印刷して欲しいんですけど」

( ´_ゝ`)「ああ、ニュースの持ち込みかい?歓迎するよ」

o川*゚ー゚)o「いやそうじゃなくて、個人的に数部欲しいだけなんですけど」

( ´_ゝ`)「そういう用途では印刷しないんだよね。個人的にって、なぜうちに?」

o川*゚ー゚)o「.....え、あの.....」

ζ(゚ー゚*ζ「学校の謝恩会で、演劇するんですけど、その小道具で使います。
       リアリティを追求するために、実際の新聞社で印刷したものが欲しいんです」

( ´_ゝ`)「ずいぶんと凝ってるね。そういう事情なら分かった。紙面を見せてもらおうか」

645:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:36:15 発信元:222.149.133.16
編集長(と言っても社員は一人だけだが)は紙面を見た。

( ´_ゝ`)「なかなか過激だねえ。これを学校でやるのか。どんな話なんだろうな、おもしろいな。
      じゃ、印刷しとくよ。夕方にはできるから、取りにおいで」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、あの、新品の紙で全部印刷するんじゃなくて、いくつかは、日焼けしたような紙で
       お願いします」

( ´_ゝ`)「ほんとに凝ってるな。わかった」

その頃ドクオはというと、古着屋で長身のコートやら軍服を漁っていた。状態のよいものではなく、着古した、
ほとんどタダに近いようなものを買ってくるように命じられた。

その後、ヲッカの瓶数本とタバコの吸殻を大量に集めた。


('A`)「こんなんで、上手くいくかなあ」


決戦は近づいていた。

650:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:42:04 発信元:222.149.133.16
ドクオは姉たちに命じられて、朝早く被疑者の家へ行った。ポストに手紙を投函した。

「 シベリアキョセイクラブ        宣言

我々は、人の姿をした猛獣に他ならない男性の誇りを奪い去り、女性の手下とすることを目的とする。
これはシベリアの制圧からはじまり、ソヴィエト連邦全土、また世界同時革命とともに完遂される。
我々の闘争は新世代の仮借なき階級闘争である。

我々の同士から、おまえに関する情報が上がっている。

                          次 は お ま え だ                      」


その次の日も同じように出かけていき、特製の新聞を投下した。

その見出しは衝撃的なものであった。

「国境付近で男性兵士ら7人殺害
  潰された股間、声明文には”シベリアキョセイクラブ”」

そして無関係な兵士の惨殺画像が掲載されていた。

654:('A`)シベリアキョセイクラブのようです :2010/03/21(日) 00:48:50 発信元:222.149.133.16
効果はてき面であった。

ζ(゚ー゚*ζ「ばっちり。あいつ、げっそりしてたわ」

('A`)「なんとなくかわいそうな気がするな」

o川*゚ー゚)o「何いってんの。2度とこんな事させないようにするんだから。
       まさしくキョセイよ」

ドクオは、女はバカで不気味で敵に回すと恐ろしい、とテーゼを変更した。


何日か日をおいて、さらに新聞を投下した。

見出しはさらに大げさになった。

「シベリアキョセイクラブ、NATOから資金援助か」

小見出しにはシベリアから程近いところで、やはり股間を潰された死体が発見されたという
ニュースが書かれていた。

あまりにも荒唐無稽だが、実際の新聞社が印刷したものなので質感は上等だった。そしてリアリティがあった。

ここまで脅しておいて、最後の一手をかける。


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  1. 2010/03/23(火) 14:35:12|
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