ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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(;'A`)デモンズソウルのようです

609:(;'A`)デモンズソウルのようです :2011/03/30(水) 19:45:03.14 ID:7l+3E6FZ0
('A`)「これが噂のデモンズソウルか。開始10分で糞デカイドクターマリオのばい菌みたいな奴に殺されたときはどうなることかと思った」

('A`)「しかしこの【ボーレタリア王城】からが本当のデモンズソウルや!」

('A`)「……いや、よく知らんけど。ネットではそう書いてありました」

('A`)「まあ深いことは考えずにレッツラドン!」

('A`)「……の前に、スタートラインから後ろに何かあるか確かめよう」←フロム脳

('A`)「お、草ある。やっぱ回復はケチって行くべきかなぁ」

('A`)「……まぁいいや。進もっと」




('A`)◆テクテク
   ↑
   盾


('A`)◆「ヘヘッ、俺としたことがビビッて盾を構えた間の姿勢で徒歩移動しか出来ないぜ!!」

('A`)◆「走り移動とか、今の僕には理解できない」

('A`)◆「……おっ」

611:(;'A`)デモンズソウルのようです :2011/03/30(水) 19:46:34.05 ID:7l+3E6FZ0
( ●W●)<ヴァー……ヴァー……

('A`)◆「……。半裸のゾンビがふらつきながらコッチを見ておる……」


Σ( ●W●)     ◆('A` )


( ●W●)      ◆('A` ) ……


≡( ●W●)<ヴァー!! ◆('A`;)ヒィッ!!


(;'A`)◆「おぼぼっ! 高速接近してきやがった!」

('A`)◆「だがしかしっ!! こっちには盾がある(キリッ!!」


≡( ●W●)◆('A`)ガキンガキン!!


(*'∀`)「おほほ、盾さまさまだぜ! これがあれば無敵じゃね? あれ、マゾゲーとか言われてたけどガン盾でどこまでもいけるとかwwww」

(*'∀`)「こりゃネットの誇大広告だなwwww それともみんな下手すぎるとか?wwwww」

612:(;'A`)デモンズソウルのようです :2011/03/30(水) 19:48:10.38 ID:7l+3E6FZ0
≡( ●W●)◆('A`*)ガキンガキン!!    (●



≡( ●W●)◆('A`*)ガキンガキン!! (●W● )≡



≡( ●W●)◆(;'A`)エッ!?(●W● )≡



(;'A`)「え、あ、ちょ、後ろからもう一匹とか、あ、ちょやめ、や、あ、おい、コラ、あ、草、あ、食えない、あ、ああ……」

(;'A`)「ちょ、やめて、まじで、すんませ、あ、スタミナが、あ、もうガード持たない、あ、回避もでき、あ、ちょ、もう、ごめ」

613:(;'A`)デモンズソウルのようです :2011/03/30(水) 19:49:25.93 ID:7l+3E6FZ0
_____________________________
                             __
     \  /γ⌒ヽ |   |   | ̄ヽ,  |  |    | ̄ヽ,
        Y  |   | |   |    |   ) | ├─  |   )
          |  ヽ___ノ .ヽ___ノ     |_ノ.  |  |__  |_ノ.
_____________________________
           However.the Nexus traps you.
        You stay in the world as Soul.forever

615:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/30(水) 19:50:42.05 ID:7l+3E6FZ0
('A`)「おい」

('A`)「おい」

('A`)「ステージ1の雑魚に挟み撃ちされただけで死んだぞ」

('A`)「マリオで例えるならクリボー二匹に挟み撃ちされて死んだことになるぞ」

('A`)「回復の草も一切食うタイミングをくれなかった……」

('A`)「たったの五歩、スタートからたったの五歩で死んだぞ……」

('A`)「これが、デモンズソウルか……」

('A`)「……売るか」


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  1. 2011/03/31(木) 00:57:41|
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ξ゚⊿゚)ξサプライズのようです

583:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/30(水) 18:43:22.65 ID:bVFCVU5m0
ζ(゚ー゚*ζ「こっちこっち!」

ξ゚⊿゚)ξ「何よこんなところに呼び出して」

ツンがデレに呼び出されたのは、長い坂道を登ったところにある小さな公園。

( ^ω^)「ツンー!」

('A`)「よぉ、ツン」

( ´_ゝ`)「ツンツン」

公園の前にはいつも一緒に遊んでいる仲間がツンを待っていた。

ξ゚⊿゚)ξ「アンタ達まで……何なの?」

ζ(゚ー゚*ζ「ハッピー……」

ζ(゚ー゚*ζ( ^ω^)('A`)( ´_ゝ`)「バースデー!!」

ξ*゚⊿゚)ξ「え?え!?覚えてて……くれたの?」

( ^ω^)「当たり前だお!」

ξ*゚⊿゚)ξ「……あ、ありがと皆///」

584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/30(水) 18:46:05.47 ID:bVFCVU5m0
( ´_ゝ`)「ほれほれツン!ハイタッチしようぜ!イエーイ!」

ξ*゚⊿゚)ξ「え、あ……イエーイ」

( ´_ゝ`)人ξ゚⊿゚)ξ

ζ(゚ー゚*ζ「あたしともしよ!イエーイ!」

ξ*゚⊿゚)ξ「デ、デレまで!?……イエーイ」

ξ゚⊿゚)ξ人ζ(゚ー゚*ζ

('A`)「俺ともしようぜー!イエーイ!」

ξ*゚⊿゚)ξ「キャラ違くない!?イエーイ」

ξ゚⊿゚)ξ人('A`)

( ^ω^)「ブーンもするおー!!」

ξ*゚⊿゚)ξ「ちょっ……ブーン、そんなダッシュしてきたら危な……あ!!」



≡( ノ^ω^)ノ ☆≡ξ ⊿ )ξ ドォーン!

586:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/30(水) 18:47:48.27 ID:bVFCVU5m0
ブーンに吹き飛ばされたツンは、道路に置かれていた台車に尻もちをつくように倒れ込んだ。
そしてその衝撃で、台車が徐々に動いていく。

( ^ω^)「あっ」

ξ゚⊿゚)ξ「え」

コロコロコロコロ…

('A`)( ´_ゝ`)ζ(゚ー゚*ζ「あ」

そしてそのままゆっくりと坂道の方に運ばれていくツン。

( ^ω^)「あ、それブーンがツンにプレゼントしようと持ってきた台車だお」





三  ======
 三  ||   || ξ ;⊿;)ξ <あぁぁぁん!
 三  ||   || ( つ つ     ぶーん!ぶーん!
 三_||_ || と_)_) _.  あぁぁぁん!!
三  ̄(_)) ̄(.)) ̄ (_)) ̄(.))





おしまい。
  1. 2011/03/31(木) 00:53:30|
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居酒屋で騒ぐようです

158:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:04:57.59 ID:NbaX0VQx0

小さな居酒屋の前に、二人の男がいた。

( ´_ゝ`)「まだか」

(´<_` )「集合二分前だ」

( ´_ゝ`)「社会人になったら、五分……いや、十分前行動を心がけろとあれほど……」

(´<_` )「言ってないな。むしろ学生時代、遅刻率NO.1だったのは兄者だよな」

時計を見ながら軽口を叩きあう。
時間はそろそろ二十時になる。
この辺りで営業している店は少ないのか、周りは薄暗く、居酒屋の提灯が二人を照らしていた。

从 ゚∀从「げっ。兄者早いな」

女の声に二人は顔をそちらに向ける。

(´<_` )「久しぶりだな」

( ´_ゝ`)「オレだってやる気になれば十分前行動くらい余裕さっ!」

(´<_` )「ま、オレが兄者の家によって連れてきたんですけどね」

从 ゚∀从「やっぱり」

( #´_ゝ`)「やっぱりってなんだよ」

162:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:06:39.39 ID:NbaX0VQx0

从 ゚∀从「想像通りすぎて他に反応できなかったんだよww」

( ´_ゝ`)「この兄者様が昔のままだと思うなよ!」

从 ゚∀从「他の奴らは?」

(´<_` )「まだきてない」

( ´_ゝ`)「スルースキルは健在か。泣くぞ。おい、二十代後半の男が泣くぞ」

从;゚∀从「おいおい。主役もまだなのかよ」

(´<_` )「遅刻のメールもないし、そろそろ来るんじゃないか」

( ´_ゝ`)「おーい本当に泣くぞ。いいのかー?」

从 ゚∀从「早く店に入りたいんだけどなぁ」

(´<_` )「先に入るか?」

从 ゚∀从「いや、せめて主役は待とうぜ」

( つ_ゝ)「ほ、本当に……」

163:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:08:12.98 ID:NbaX0VQx0

(´<_` )「お、あの車ジョルジュのじゃないか?」

从 ゚∀从「ああ、あいつ車買ったんだっけか」
 
白いボディの車が居酒屋の横に止められる。
窓から見えるのは、馴染みのある顔ばかりだ。
 _
( ;゚∀゚)「すまん遅れた」

(´<_` )「いや、一分程度だ。気にするな」

( ´_ゝ`)「やーい遅刻ぅ」

从 ゚∀从「黙って泣いてろよ」

運転席からジョルジュが顔を出し、助手席からは今夜の主役が現れた。

ξ゚⊿゚)ξ「もー。キューがもたもたしてるからよ」

o川*゚ー゚)o「てへっ」

(´<_` )「これで全員揃ったな」

さあ入ろうと弟者が居酒屋の扉を開ける。
兄者は最後尾で泣いていた。

168:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:10:11.60 ID:NbaX0VQx0

ミセ*゚ー゚)リ「予約の流石様ですね」

( つ_ゝ;)「あ、はいそうです」

从 ゚∀从「兄者が予約してたのか」

(´<_` )「行動力はあるんだ。ただ直前になって動作が鈍るんだ」
  _
( ゚∀゚)「そういえば、文化祭とかも無駄に行動してたな」

ξ゚⊿゚)ξ「でも当日遅刻して、ブーイングくらってたわね」

o川*゚ー゚)o「懐かしいねー」

ミセ*゚ー゚)リ「それではこちらのお席へどうぞ」

案内された座席に座っていく。
自然と男女に別れてしまい、まるで合コンのようにも見える。
問題があるとするならば、六人中二人は結婚済みということだろうか。

从 ゚∀从「とりあえずビール」

( ´_ゝ`)「おっさんか」

座ると同時に、店員に声をかける。
他の者は誰一人として注文するものは決まっていない。

172:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:12:16.31 ID:NbaX0VQx0

从 ゚∀从「え、始めはビールって決まってるだろ」

o川*゚ー゚)o「キューはビールなんてのーめーなーいー」
  _
( ゚∀゚)「はいはい。うざいうざい」

o川#゚Д゚)o「うざくなーい」

(´<_` )「とりあえず落ち着け」

キュートとジョルジュが対面するように座ってしまったのは間違いだった。
ジョルジュを弟者が、キュートをツンが抑える。

( ´_ゝ`)「オレは枝豆な」

从 ゚∀从「つくねもなー」

ξ゚⊿゚)ξ「あんた達ねぇ……。今日の主役が誰か忘れてない?」
  _
( ゚∀゚)「まさか」

o川*゚ー゚)o「忘れるわけないよぉ」

(´<_` )「今日の主役は」

从 ゚∀从「ツンだろ」

( ´_ゝ`)「……え、オレの台詞は?」

178:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:14:18.44 ID:NbaX0VQx0

ξ゚⊿゚)ξ「イエス! 私が主役!」

その場で立ち上がり、高々と宣言する。

(´<_`; )「おkわかってる。だから座れ」

ξ゚⊿゚)ξ「わかってればいいのよ」

从 ゚∀从「とりあえず、今言ったのお願いしまーす」

ミセ;゚ー゚)リ「かしこまりました」

o川*゚ー゚)o「ハインちゃんって超マイペースだよねぇ」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたにだけは言われたくないでしょうけどね」
  _
( ゚∀゚)「おい、オレらまだ飲み物頼んでなかったんだぞー」

从 ゚∀从「あたしがちゃーんと注文しておいたから問題ないって」

(´<_` )「ちなみに何頼んだんだ」

从 ゚∀从「えービール二つに、日本酒の辛口が三つ。梅酒が一つ」

(´<_` )「流石だな」

从 ゚∀从「短い付き合いでもないだろ」

179:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:16:10.68 ID:NbaX0VQx0

o川*゚ー゚)o「大学のとき、たまたま同じゼミだっただけなのに、
      こんなに長く付き合うなんて……まさに運命?」

o川*>ー<)o「キャッ」
  _
( ゚∀゚)「正直、キュートは見学にきた高校生なんだと思ってました」

( ´_ゝ`)「禿同」

o川#゚Д゚)o「……」

从 ゚∀从「兄者は第一印象もその後も変態でした」

( ;´_ゝ`)「なんだとっ」

(´<_` )「そりゃ、どこにでもノートパソコン持っていって、
       所構わず開いてはニヤニヤしてりゃあな……」

ξ゚⊿゚)ξ「それと双子であるがために、弟者も変態だと思ってたわ」

(´<_`# )「クソ兄者が……」

( ;´_ゝ`)「ギャー。助けてえええええ」
  _
( ;゚∀゚)「おいおい。オレを挟んで喧嘩するなよ」

182:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:18:10.19 ID:NbaX0VQx0

ミセ*゚ー゚)リ「お飲み物の方お先にお持ちいたしましたー」

从 ゚∀从「キターーーーーーーーーー!」

ξ゚⊿゚)ξ「ハインは昔からお酒が好きよねぇ」

テーブルに並べられた酒をそれぞれに配っていく。

ビールはハインとジョルジュに。
日本酒はツンと流石兄弟の二人に。
梅酒はキュートの前に置かれた。

( ´_ゝ`)「えーそれでは」

(´<_` )「ツンの海外進出を祝って」

o川*>ー<)o「かんぱーい!」

六つのグラスがカチンと音をたてる。

从 >∀从「……あっー。美味い!」

( ´_ゝ`)「おっさん乙」

(´<_` )「学習力会皆無乙」

从 ^∀从「あーにーじゃぁ?」

188:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:20:13.70 ID:NbaX0VQx0

( ;´_ゝ`)「ヒッ! 今までに見たこともないような極上の笑みが怖い!」

ξ゚⊿゚)ξ「もー。本当にフリーダムな連中ねぇ」
  _
( ゚∀゚)「お前が一番まともって言われてたよなー」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、真実じゃない」
  _
( ゚∀゚)「いやーお前の料理とか、好奇心とかで何度死にかけ――ブハッ」
  _
(  ∀ )

ξ゚⊿゚)ξ「失礼ね」

o川*゚ー゚)o「でも、怪談話を検証する~とか言って、山奥に連れていかれたときは、
      正直死ぬと思ってました☆」

( ´_ゝ`)「あったなー。そんなこと」

(´<_` )「むしろ一番まともなのはオレだったと」

从 ゚∀从「兄者の弟ってだけで、まともという線は消える」

(´<_` )「はあ。兄者、死んでくれないか」

( ;´_ゝ`)そ「やだよ!」

193:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:22:30.41 ID:NbaX0VQx0

o川*゚ー゚)o「旦那さんも一緒にいくんでしょ?」

ξ*゚⊿゚)ξ「そうよ。やっぱり心配みたい」

从 ゚∀从「ツンが結婚したときは驚いたよな」

( ´_ゝ`)「あの飯を食べる奴がいるのかという意味でなら」

ξ#゚⊿゚)ξ「どういうことかしら……?」
  _
( ゚∀゚)「まあ、顔はいいし、結婚は早いと思ってたけどな」

(´<_` )「そういうジョルジュももう妻子持ちだもんな」

o川*゚ー゚)o「それも超可愛い奥さん!」

从 ゚∀从「驚くところは貧乳だったことか」
  _
( ゚∀゚)「おっと、勘違いしないでくれよ。
     ペニサスは美乳なのさ!」

( ´_ゝ`)「惚気乙」

(´<_` )「惚気乙」

从 ゚∀从「惚気乙」

o川*゚ー゚)o「死んでしまえ☆」

194:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:24:20.76 ID:NbaX0VQx0

続々と運ばれてくる料理を食べながら、六人は他愛もない話を続けた。
お互いに、メールのやりとりはしていたが、こうして顔をあわせるのは半年ほどなかった。

( ´_ゝ`)「さて、ツン」

ξ゚⊿゚)ξ「何よ」

( ´_ゝ`)「もっとも早く出世を成し遂げたお前にこれを授けよう」

ξ゚⊿゚)ξ「……なんでそんな上から目線なのよ」

(´<_` )「まあ、兄者特有の照れ隠しだと思ってくれ。
       あと、これはオレからのプレゼントだ」

从 ゚∀从「なんだ。もう渡すのか。あたしからはコレな」
  _
( ゚∀゚)「ほい。どーぞ」

次々に渡されるプレゼントと比例して、ツンの目には涙が浮かんでいる。
あと数日もすれば、数年は彼らと会えなくなってしまう。
今になって、それがとても寂しいことだと思えてきてしまった。

ξ ⊿ )ξ「その……あ、あり――」

o川*゚ー゚)o「キューからは、コレデス!」

199:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:26:09.12 ID:NbaX0VQx0

空気をぶち殺す勢いでキュートがプレゼントを持ってきた。
兄者がプレゼントを渡した段階で、どこかに行っていたのだが、どうやらこれを取りに行ってい
たようだ。

从;゚∀从「こ、これって」

ξ゚⊿゚)ξ「ジェラルミンケース」

ポツリと零す。

( ´_ゝ`)「正確にはジュラルミンケースって言うらしいぞ」

(´<_` )「いや、今言うべきなのはそれではないだろ」
  _
( ゚∀゚)「え、なんでコレ?」

o川*゚ー゚)o「だってぇー」

ツンの出世祝い兼送別会をすると決定した日のことだ。
キュートはツンにメールを送っていた。

-------

送信者 キュート
件名  ツン!
本文
今、ぱっと思いついたもの教えて!

203:居酒屋で騒ぐようです :2011/03/29(火) 18:28:10.05 ID:NbaX0VQx0

o川*゚ー゚)o「そしたら『ジュラルミンケース』って言うからぁ」

ξ;゚⊿゚)ξ「あれはそういうメールだったのね……」

从 ゚∀从「それでジュラルミンケースって返信したお前もどうかと思う」

ξ;゚⊿゚)ξ「だ、だって、ちょうど見てたドラマで出てきたんだもの」
  _
( ゚∀゚)「ジュラルミンケースってそんなに使う単語か?」

(´<` )「使わんと思う……」

o川*゚ー゚)o「キューは悪くないよ!」

ξ゚⊿゚)ξ「まあいいけどね。ありがとう」

貰ったプレゼントを、貰ったばかりのジュラルミンケースに入れていく。
こうして見ると、キュートのプレゼントは状況にあったものだったのかもしれない。

( ´_ゝ`)「……いや、ないわ」

从 ゚∀从「まあ中々みない光景だよな」
  _
( ゚∀゚) 「涙引っ込んだわww」

(´<_` )「泣いて見送るなんてオレ達らしくないだろ」

ξ゚⊿゚)ξ「確かにね」 続きを読む
  1. 2011/03/29(火) 21:03:19|
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( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです

363:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです 03/26(土) 20:37 qDg6qzRuO
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

―――あー、あーーー、てすてす
―――ハローハロー、聞こえますか?
―――応答願う

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

カリカリ

370:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです 03/26(土) 20:38 qDg6qzRuO
( ´_ゝ`)

(*゚ー゚)

(*´_ゝ`) えーと、この萌え系美少女誰だっけ?

(*゚ー゚) ひどいな、もう。また忘れちゃったの?

(*゚ー゚) しぃ、よ

(*´_ゝ`) あー・・・あー?あの、科学者やってる?白衣萌えー

(*゚ー゚) それはアサピー

(*´_ゝ`) 豪邸に住んでるお嬢様萌えな天才ハッカーの・・・

(;*゚ー゚) それはモララー!いったん萌えから離れよう!

(*゚ー゚) 私はただの女子高生だよ

( ´_ゝ`) 現役JKも萌えだが・・・ただのって事はないだろ

( ´_ゝ`) なんせここにいるんだからな

(*゚ー゚) ・・・それもそう、だね

371:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです 03/26(土) 20:40 qDg6qzRuO
(*´_ゝ`)

(*゚ー゚) ?

(*´_ゝ`) 生JKハァハァ
 _,
(*゚д゚)

(*´_ゝ`) しぃたんかわゆすハァハァ

(* ー ) ・・・ねえ、

(*゚ー゚) 私が誰か分かってる?

( ´_ゝ`) いや、つい、な・・・っと、もうこんな時間か





(*゚ー゚) ぁ

372:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです 03/26(土) 20:41 qDg6qzRuO
( ´_ゝ`)

( ノAヽ)

( ´_ゝ`) こちらさんは初めまして、か?どちら様?

( ノAヽ) ノーネはノーネなノーネ

( ´_ゝ`) へぇ。ノーネさん何やってる人?

( ノAヽ) ノーネは、ノーネは私立探偵なノーネ。ネーヨとネーノと三人でやってるノーネ

( ´_ゝ`) 犯罪者の間違いではなく・・・

( ノAヽ) ノーネは名探偵なノーネ!

( ´_ゝ`) フーン

373:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです 03/26(土) 20:44 qDg6qzRuO
( ´_ゝ`) な。じゃ早速、その名探偵さんに依頼したいんだが

( ノAヽ) なんなノーネ?この名探偵ノーネに任せるノーネ!

( ノAヽ) ネーヨとネーノに解けない事件はないノーネ!

( ´_ゝ`) 事件という事件じゃ・・・というかお前も頑張れよ

( ;ノA) あうぅ、ノーネは永遠の新人だから、まだ雑用担当なノーネ

( ´_ゝ`) そんで依頼っていうのはだな、弟者を・・・俺の弟をさ、探して欲しいんだ

(  ノA)





( ノAヽ) 分かってるくせn

375:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 20:47:05.41 ID:qDg6qzRuO
( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`) はぁ 今度はアンタか

< ゚ _・゚>

< ゚ _・゚>

( ´_ゝ`) まーただんまりかよ。SPのギヌ、だよな?

< ゚ _・゚>

< ゚ _・゚> 流石兄者

( ´_ゝ`) 嫌だね

< ゚ _・゚> 流石兄者、そろそろ

(∩´_ゝ`) アーアー、キコエナーイ

<  _・ > 認めるべきだ。流石弟者は・・・っぐ

( ´_ゝ`) 黙れよ



376:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 20:49:20.96 ID:qDg6qzRuO
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ



―――応答願う



カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

377:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 20:50:53.40 ID:qDg6qzRuO
( ´_ゝ`)

('A`)

( ´_ゝ`) 腹減ったなー

('A`) ちょいとお兄さん、俺に興味のきの字くらい持とうぜ

( ´_ゝ`) 知ってるよ、ドクオだろ?俺と同じクラス“だった”

('A`) 過去形にすんなよ。お前が学校に行ってりゃ今でも同じクラスだろ、この引きこもり

( ´_ゝ`) お前だって引きこもりのくせに

('A`) 俺が学校に行けるわけねーだろ

( ´_ゝ`) 分かってるよ。だからこうして、俺が回してやってるんじゃないか

('A`) てめぇは回しすぎなんだよ、どんだけ回しても結果は変わらないってのに 痛いのは俺なんだからな?

379:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 20:52:41.79 ID:qDg6qzRuO
ピンポガチャッ

('A`) ちーっす。兄者てめぇ学校こいよ!俺のエロゲ借りパクする気・・・

( 'A`) ('A` ) あ

(;゚A゚) ('∀`;) ようこそ流石家へ

(;゚A゚) げげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげ

('A`;) あーもー落ち着け!バグるな!

( ´_ゝ`) あーあ、見られちゃったな、ドクオ

('A`;) ドクオ言うな、ドクオがさらに混乱する!っていうか、いい加減俺の名前呼べよ!!

( ´_ゝ`) 嫌だね

('A`;) っ・・・!!

381:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 20:58:40.21 ID:2MgqrRV4O
( A #)  ふっっざけんなよ!!

(;'A`) ?

( A #) 分かってんだろ!?弟者はずっとてめぇの隣にいたじゃねぇか!!

( A #) 分かってんだろ!!しぃも、モララーも!フサギコもノーネもギヌもドクオも、てめぇの隣にいた奴ら全部!!

( ´_ゝ`) 違うよ、全然違うよ





(;A;#) 流石弟者だって!!!

( ´_ゝ`) 弟者は、ラジオの中にいる

383:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 21:01:10.51 ID:2MgqrRV4O
(;'A`) おと・・・え?

(;A; )

(;'A`) お前、弟者なの?

(;A; )

(;A; ) ・・・チャンネルが・・・合わないんだ・・・

(;A; ) だから俺は嫌だって言ったのに・・・やっと辞められるって時に、チャンネルが狂って・・・・・

( ´_ゝ`) おい

(;A; ) 俺は誰にでもなれる!!でもっ!誰にもなれないんだ!俺はここにいるのに、俺がどこにもいないんだ!!

(;A; ) 自分がいないなんて、こんな悲しい事あるかよ!?

(;´_ゝ`) 分かった、分かったから落ち着け、どうどう

( ´_ゝ`) お前がこうなってしまったのは俺の責任だ。絶対に元に戻してやる、絶対だ

( ´_ゝ`) その為にこうしてチャンネルを回してるんだからな

(;A; ) ・・・うっ、う

( 'A`)

384:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 21:04:33.28 ID:2MgqrRV4O
( ´_ゝ`) もうこんな時間か、回すぞ

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

(;A; ) う"っ

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

( A ) が、あ"ああぁ!

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

( ´_ゝ`)

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

(;'A`) !!

カリ

ζ(;ー;*ζ はぁはぁ・・・

( ´_ゝ`) 残念、まーた違ったか。これ誰だっけ?

386:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 21:07:07.15 ID:2MgqrRV4O
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

('A`) じゃ、俺は帰るわ

( ´_ゝ`) 驚かせてすまんかった。またな

('A`)

(*´_ゝ`) そんなに見つめちゃイヤ~ン

('A`) ・・・あのさぁ

( ´_ゝ`) ん?

('A`) チャンネルが合わないって、狂ってるって、あれ嘘だろ

( ´_ゝ`)

('A`) 兄者お前、本当は弟者のチャンネル知ってるだろ

387:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 21:09:41.47 ID:2MgqrRV4O
( ´_ゝ`) 何故そう思う

('A`) 忘れてもらっちゃ困るぜ。弟者が俺になったって事は、俺も何らかの技術者って事だろ

( ´_ゝ`)

('A`) まっ、お前が何考えてんのか知らねーけど、チクる気も邪魔する気もねーから安心しろよ

( ´_ゝ`)

('A`) そんじゃ





('∀`)「またな」

389:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 21:11:38.27 ID:2MgqrRV4O
カリ、

( ´_ゝ`)

カリカリ
カリ

( ´_ゝ`)

カリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

( ´_ゝ`) 詐欺師め、本当は全部見抜いてるくせに

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリまカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリたカリカリカリカリカリ
カリなカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリんカリ
カリカリカリカリカリてカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ日カリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリもカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリうカリカリカリカリ

390:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 21:13:17.17 ID:2MgqrRV4O



*(‘‘)*「ねぇねぇ、知ってる?ラジオの都市伝説!」

('、`*川「存在しない放送にチャンネルを合わせると男の人の声が聞こえるってやつでしょ?確かえーと・・・その人の名前なんだっけ?いつも忘れちゃうのよね」

*(‘‘)*「えー!ペニサスちゃんも?私もそれ聞こうと思ってたのにぃー」

('、`*川「なんでか忘れちゃうのよねー。誰に聞いても覚えてないって言うし、不思議よね」

*(‘‘)*「ねー」



393:( ´_ゝ`)カリカリカリカリ、のようです :2011/03/26(土) 21:16:32.62 ID:2MgqrRV4O
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

―――ハローハロー、聞こえますか?
―――応答願う

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

―――こちら電波の住人
―――ラジオの中よりメッセージを送る

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ





( <_  )

―――私の 名 前は   プツッ




  1. 2011/03/26(土) 22:14:33|
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o川*゚ー゚)oとlw´‐ _‐ノvのお悩み相談室のようです(仮)

221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 17:36:39.34 ID:FV6eeSSQ0
o川*゚ー゚)o「魔界FMラジオをお聞きのみなさーん!今日もやってまいりましたよー!
     『小悪魔のお悩み相談室』ー!イェーイ!」

o川*゚ー゚)o「迷える悪魔のお悩みを直接お電話でガッツリ聞いちゃうこのコーナー!
      パーソナリティはワタクシ、可愛すぎて困っちゃうキュートと毒舌すぎて規制されちゃうシュールの小悪魔インプコンビ!
      いつも通りのフルパワーハイテンションでお送りしていきまーす!」

lw´‐ _‐ノv「あのさぁ昨日人間界にチョッカイ掛けに行ったら魔界より暗黒感漂う地域がアジアの o川;゚ー゚)o「ストップー!」

o川;゚ー゚)o「ド初っ端からっていうか藪から棒にイキナリ不謹慎すぎるよシュールちゃん!」
 
lw´‐ _‐ノv「マジもうこれからこっちに来る米の量のこととか考えると死にたい」

o川;゚ー゚)o「シュールちゃんは相談受ける方だよ!?分かってそういう発言してるのかな!?」

lw´‐ _‐ノv「ホント米農家の人頑張れ」

o川*゚ー゚)o「そうだね!米農家の方々に限らず少しでも早い復興を心から願うよねっ!」

o川*゚ー゚)o「というわけで早速はりきってまいりましょう!
      本日のお悩み相談者さんにレッツーコール!」

223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 17:40:51.53 ID:FV6eeSSQ0
『もしもし…』

o川*゚ー゚)o「こんばんわー!小悪魔のお悩み相談室のキュートでーっす!」

『あ、どうも…』

o川*゚ー゚)o「この度は相談室のほうにお悩みのお葉書を寄せてくださりありがとうございます!
       お名前のほう、よろしくお願いしま~す!」

『あ、ドクオです…』

o川*゚ー゚)o「ドクオさんですね!声色を聞く限りでは男性型の悪魔さんでいらっしゃるみたいですけどっ?」

『あ、はい…一応『インキュバス』です…』

lw´‐ _‐ノv「おい一発私と o川;゚ー゚)o「インキュバスさんですか!素敵な種族ですよねっ!」

『ありがとうございます…』

o川*゚ー゚)o「それでは早速お悩みのほうきかせていただきたいと思うんですけどっ!」

『あのですね…最近仕事のほうがうまく行かなくてですね…』

o川*゚ー゚)o「あらら、それは大変ですね…。
      インキュバスさんのお仕事といえば人間界の女性の夢の中に入り込んで、
      ピンクな体験のち、妊娠させたりその性欲をエネルギーとして吸収するっていうのが主なお仕事ですよねっ?」

lw´‐ _‐ノv「早い話が強k o川;゚ー゚)o「それは早いんじゃなくて失礼な話だよっ!確かにアレには魔って付くことあるけどうまいこといえてないよっ!」

224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 17:44:41.73 ID:FV6eeSSQ0
o川;゚ー゚)o「そ、それで、具体的にはどのような感じで行き詰っていらっしゃるんでしょうか?」

『どこから話せばいいのやらわからないので、一から説明してもよろしいでしょうか…』

o川*゚ー゚)o「どうぞどうぞ!」

『これは僕に限らず、魔界全体を通して言えること、と言いますか、おそらくご存じのことだと思いますが…。
 最近、人間界から何かしらを徴収したり吸収するということが難しくなっていまして…』

o川*゚ー゚)o「うーん…確かにここ一世紀ぐらいで人間達は悪魔っていう存在を「いないもの」として扱うような流れになってきていますからね~。
      信じてもらえないとなるとそもそも私達を認識させて感情やエネルギーを引き出すということが難しくなっちゃいますもんね。
      なんて言うんでしたっけ?「非科学的なもの」だとか、まぁ好き勝手言ってくれちゃってますよね、私達はちゃぁんと存在してるのに。
      ホントに信じてるなら黒魔術とかで呼び出せちゃったりしそうなくらいがっつり存在してますよねっ」

『それで、僕達のような種族には特に厳しい時代になってきたわけでして、種族内できちんとした活動の枠組みを作ろうという話が、数十年前ほどから進んでいるのです。
 それぞれの担当する地域を決め、ノルマを設定し、吸収したエネルギーは一度全回収したのち公平に再分配されるようになりました』

o川*゚ー゚)o「はー、随分と難しい話ですね」

lw´‐ _‐ノv「インプなきゅーとのちっちゃい脳みそじゃ理解できまい」

o川;゚ー゚)o「しゅーちゃんだって私と同じインプじゃない…」

227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 17:49:13.95 ID:FV6eeSSQ0
『とはいえ、僕としてはその仕組み自体を導入することは別に構わなかったんです』

o川*゚ー゚)o「そうなんですか?」

『はい…僕個人、そもそもインキュバスとして有能なほうではなかったので、むしろ貰える稼ぎは少し増えたくらいです』

lw´‐ _‐ノv「共産主義の皮肉な部分だな。無能が得をする」

o川;゚ー゚)o「しゅーちゃん…そのうち本当に本気で怒られるよ?」

lw´‐ _‐ノv「マジ米が足りねぇ」

o川;゚ー゚)o「それももうネタとして擦り切れ寸前だよ…」

『あの…』

o川*゚ー゚)o「あ、ごめんなさい!
 えっと…でもドクオさんは、稼ぎは増えたのに「仕事がうまく行かない」と仰っていましたよね?」

『ええ…』

o川*゚ー゚)o「それはまたどうして?」

lw´‐ _‐ノv「おそらく無能なのに稼ぎは多いという罪悪k o川;゚ー゚)o「わー!わー!」

『それもあるといえばあるのですが…、主な原因は僕が担当としてあてがわれていた場所なのです…』

o川*゚ー゚)o「場所、ですか…?」

230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 17:52:52.06 ID:FV6eeSSQ0

『ええ、人間界では確か…』

『新宿二丁目と呼ばれる場所でして…』

232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 17:56:12.49 ID:FV6eeSSQ0
o川;゚ー゚)o「しん…?」

lw´‐ _‐ノv「新宿二丁目(しんじゅくにちょうめ)は、東京都新宿区にある街区。
 同性愛者向けのバーやクラブが集中する世界最大級のゲイ・タウン」

o川;゚ー゚)o「しゅーちゃんなんで詳しいの!?」

lw´‐ _‐ノv「歩くウィキペディアとは私のことだ。
      募金よこせ」

o川;゚ー゚)o「しゅーちゃんは今までの暴言のお詫びにいっそ無償で何かすべきなくらいだよ…」

lw´‐ _‐ノv「しんじゅくって平仮名で書くと何かいやらしいよね」

o川;゚ー゚)o「…とにかくドクオさんのお悩みは、自分の担当区域がその新宿なんちゃらというところで在ることなんですね?」

『そうです…』

o川;゚ー゚)o「う、う~ん…私としてはそういう方面にあまり詳しくないのでよくわからないんですが…。
       よ、要するにドクオさんのお仕事の相手は女性ではなく男性になってしまったと…」

『はい…』

233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 17:59:22.77 ID:FV6eeSSQ0
lw´‐ _‐ノv「中には性別が中途半端な o川;゚ー゚)o「本当に冗談抜きでラジオとして不適切すぎるから止めて!!」

『相手も男性にしか興味がないのでサキュバスでは歯が立たないというのも困ったところでして…』

o川*゚ー゚)o「けれどドクオさんは本来女性をターゲットにしている種族さんですよね?
      新宿の女性をターゲットにすることはできないんですか?」」

『あそこにはノルマを達成できるだけの欲求不満な女性がいなくて…』

lw´‐ _‐ノv「それに比べて彼らの性欲は留まるところを o川*゚ー゚)o「しゅーちゃんがそういう人達に詳しいってことは分かったから少し静かにしようねっ!?」

『いえ、仰るとおりです…本当に…うぅ…』

lw´‐ _‐ノv「インキュバスは基本的に夢の中では相手の性のパートナーとして最も望ましい姿として相手に認識されるからな。
      あいつらが本気で惚れられる相手を見つけたときの彼等は夢の中だろうがなんだろうがマジでケダモノ以外の何者で o川#゚ー゚)o「少し、頭冷やそうか?」

『女性を襲うときは、彼女たちはもっと寝ぼけているような感じなのに…
 あの人間達は夢の中とは思えないような動きで…ううぅ…!』

o川;゚ー゚)o「だ、大丈夫ですか…?」

lw´‐ _‐ノv「生々しくなってまいりました」

236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 18:03:01.58 ID:FV6eeSSQ0
『そもそも僕は襲う側なんだ!受けだとかネコだとかそういう立ち回りは僕の仕事じゃないんだ!』

o川;゚ー゚)o「ど、ドクオさん!?」

lw´‐ _‐ノv「受け担当ばっかりかよ。運の悪いくじばっかりよく引くもんだな。
      まぁ突っ込む方がいいのかどうかは知らないが」

o川;゚ー゚)o「しゅーちゃんもしかして私が分からない範疇でものすごい失礼なこと言ってたりしない!? っていうか言ってるよねこれ!?」

「何なんだよ!『もっと奥まで(放送禁止用語)しなさいよ』だの、『まだまだ(放送禁止用語)が(放送禁止擬音語)の可愛い(放送禁止用語)わね』だの!
 そもそも僕の(放送禁止用語)はアイツラの(放送禁止用語)を(放送禁止用語)するためのものじゃないんだ!」

o川;゚ー゚)o「うわぁ…とっても…放送できないです…」

lw´‐ _‐ノv「夢の中だから遠慮ってもんがないんだろ。
      むしろ夢の中だとわかっていて好き勝手やっている可能性もあるな」

o川;゚ー゚)o「冷静に解説しないで…」

『(放送禁止用語)が(放送禁止用語)だから何だって言うんだ!
 これでも僕はインキュバスとして僕の(放送禁止用語)に誇りを持ってるんだ!
 なのに…なのに…挙句の果てに事が済んでから言われた言葉が何だったと思います!?
 『これから貴方の(放送禁止用語)を私好みの(放送禁止用語)にたっぷり(放送禁止用語)ね(はぁと』ですよ!?
 ぼ、僕はもう…悔しいやら情けないやら…!』

o川;゚ー゚)o「こ、言葉が出てこないよ…」

lw´‐ _‐ノv「これは流石のシュールちゃんも同情して自重せざるを得ないレベル」

237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/25(金) 18:06:08.56 ID:FV6eeSSQ0
o川;゚ー゚)o「と、ところでですね!
       先ほどドクオさんは「あてがわれていた」と過去形で仰いましたが…。
       つまり今はもう新宿は担当されていないということですか?」

lw´‐ _‐ノv「ナイス方向転換だぞキュート。
      さすがこの番組のパーソナリティの座を得るためにプロデューサと寝t o川#゚ー゚)o「黙れそんな事実は一切ない」

『ぐす…はい…色々ありまして、身体の方を壊してしまったんです…』

o川*゚ー゚)o「それはまた…」

lw´‐ _‐ノv「おい、壊れたのは正確にはアナ o川;゚ー゚)o「本当に色々あったんでしょうね! 今はもう大丈夫なんですか?」

『ええ、先日までしばらく療養をしていましたが、一応仕事の方にも別の場所の担当として復帰しました…』

lw´‐ _‐ノv「むしろ身体壊れて運がよかったんじゃないのかコレ」

o川;゚ー゚)o「ひ、否定できない…。
      というか、それならば一応問題は解決しているのでは…?」

『いえ…』

lw´‐ _‐ノv「なんだ、今度の職場は堂山町か」

o川;゚ー゚)o「シューちゃんそういう発言は私が扱い方わからないから本当に止めて…」
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( ^ω^)は恐ろしいようです

479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:28:09.19 ID:yeeTRWBMO
抑えつけられた腕から滲んだ血が指を伝って膝に滴り落ち、そのまま踵に流れていった。

赤いラインは体の表裏を行ったり来たりしてメビウスの輪のようだ。

或いはミミズがのたうったようだ。

サイレンは止むことなくそれらを包んでいて、僕のラインを祝うようであった。








( ^ω^)は恐ろしいようです

480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:30:28.65 ID:yeeTRWBMO
湿った音がしている。

僕の真横でスポイトを使っているような、もしくはうがいをするような音が続いている。

或いは生地を叩いて伸ばすような音だろうか。

音の正体は分かっている。

僕のほとんど全てが奪われている音だ。
何が悪かったと言えば、運が悪かったのだろう。
垂れ下がった髪が小刻みに震えていて、同時に嗚咽が響いている。

サイレンも響いている。

気付くと僕の声も響いている。

男の動きが止まったからだ。

481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:31:51.38 ID:yeeTRWBMO
繋がっていた場所からは血と白濁したものが溢れ出てくる。
ピンクに蕩けたそれはかなりの粘度を持っている。

もうダメだ。

瞬間、頭に響いた。

もうダメなのだ。

僕はそこから確かな生命の予感を感じていた。
それが忌むべきものであるのか、或いは祝福されるべきものなのか判断をすることが出来ない。

ただ、確信だけが宙ぶらりんにそこにあった。


彼女は処女を失い、妊娠をするのだ。

482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:33:09.00 ID:yeeTRWBMO
僕はただただ恐ろしかった。


男が恐ろしかった。


彼女の大切なものを失ったことが恐ろしかった。



生まれてくる命が恐ろしかった。

483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:34:58.26 ID:yeeTRWBMO
サイレンは、警笛は突然鳴り止んだ。

そして、その途端に僕の生命は変態を遂げた。
羽化、或いは孵化といってもいいだろう。

変化は指先から現れた。

薄緑の粘液が爪の間から漏れ、先ほど引かれた血のラインの上をなぞっていく。
すると、ラインからは刺々しい鱗の様なものが生えてくるのだ。

それだけではない。

髪の一本一本が固くなり、付近の髪と繋がって太い触手の様な形へと変わってゆく。
その頃には僕を縛っている縄は既に僕の一部と化し、背中から繋がり力強い脈動をしていた。

僕の顔以外は爬虫類のような、化物のそれへと変貌を遂げた。

486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:37:09.54 ID:yeeTRWBMO
情事を終え、いや、レイプを終えて疲れきった男は変化に気付くことなく俯いている。

僕の彼女は注がれたショックで項垂れたまま気絶している。

そうであるならば僕がすることは一つしかない。







僕は、一思いに背中から生えた触手を男に突き立てた。

487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:38:43.04 ID:yeeTRWBMO
男は突然の衝撃に背中を大きく仰け反らせた。

そして痙攣をしながらこちらを振り向いた。

(;゚∀゚)「ひぃっ」

肺か、或いは気管に傷でも入ったのだろうか。
男の呻きはどこか痰が詰まったような響きを持っていた。

(;゚∀゚)「かはっ、かふっ」

満足に呼吸を出来ない男に対して僕は自分の歯を突き立てた。
何故だか分からないが、僕は犬歯から血を吸うための穴が空いていると理解しているのだ。

きっと本能なのだろう。

( ^ω^)「いただきます」

きっと、今の僕には笑みが浮かんでいるだろう。

復讐の愉悦?

いや、違う。
これは渇きを満たせる喜びだ。

488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:42:12.24 ID:yeeTRWBMO
( ∀)「うぁっ」

喉を通らずに直接血液が体内へと流れていく。
にも関わらず、不思議なことに胃が満ち満ちていくのを確かに感じている。

( ^ω^)「おいしいお、おいしいお」

片言の赤子の様に言葉を繰り返す。
美味しくてたまらないのだ。

( ^ω^)「うまいお、うまいお」

彼の心臓が送り出している血液を確かに感じる。
なんて生命力に溢れているのだろう。こんなことは生まれて初めてだった。

( ^ω^)「あっあっ」

平素の僕よりも醜く大きく膨れ上がった性器がその興奮を伝えていた。

一つの衝動が体中を駆け巡る。
既に彼は動いていない。


ツンは、僕のものだよね。

490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:45:14.02 ID:yeeTRWBMO
薄い陰毛の下の小さなクレバスからは既に何も流れていなかった。

僕の決心は堅い。

( ^ω^)「ツン」

呼び掛けに答える声はない。
情欲は止まる気配を見せない。

( ^ω^)「いくよ」

醜く膨れ上がったものを押しあて、貫く。

彼女から小さなうめき声が漏れた。

だけど、関係ない。

生命を上書きしてしまえばいいのだ、そうすれば僕は何も失わないのだ。

496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 02:57:47.17 ID:yeeTRWBMO
ξ⊿)ξ「うっ、」

彼女の瞳から滴が落ちる。

僕はその一粒に込められた重みを分かっているから涙する。

( ;ω;)「ツン、ツン」

嗚咽を交えながらピストンを繰り返す。
叫びなのか、呻きなのか、咽びなのか、もはや僕には分からない。
彼女の全てが僕を揺るがしている。

ξ⊿)ξ「ブーン、ブーン」

囁くように、彼女の呼び掛けが響く。
なんて切ない響きなのだ。
こんなものは他にはありはしない。

( ;ω;)「ツン!ツン!」

僕は声を絞り出すのだ。

498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:01:08.28 ID:yeeTRWBMO
涙が彼女の上に流れ落ちる。
文字通り血が混じったそれは紛れもない痛みの証で、ついさっきツンから滴り落ちた血と本質的に同じ物だ。

ξ;⊿;)ξ「…うっ」

彼女もその涙に合わせて涙を流す。
もはや僕たちは憐れにも涙を流すしかなく、取り戻す事が出来ないのだ。

失った体液と共に流れ落ちてったそれらは僕らが必死にかき集めた宝物の様な物で。
或いはガラクタの山で見つけたおもちゃを必死に磨いたようなもので。

( ω)「…」

涙が枯れてくることは不思議で無かった。
一緒に色んなものが消えていってしまったからだ。

ξ゚⊿)ξ「ブーン」

その呼び声は、例えるなら産まれたての赤子の泣き声の様な、命を嘆きながら必死に生きようとする足掻きだった。
光明を僅かに探すための。

500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:04:00.15 ID:yeeTRWBMO
( ω)「僕だお」

しかし、答えた僕の声は赤子の生誕を祝う母親のそれではなく、同じように産まれ落ちた嘆きを伝える声だった。
それでも、いや、それですら彼女の救いになりうる事を僕は理解していた。

僕らには母親となりうりものはいないのだ。
だから同じように身を寄せ会うのが限界なのだ。

ξ゚⊿)ξ「あなたはブーンだわ、そう、ブーンよ」

まるで名付け親の様に名前を呼びかけるツン。

とても脆い。

( ω)「君はツンだお、僕のツンだお」

そして僕も脆い。
今にも壊れそうだ。

ξ゚⊿)ξ「そうよ、あなたのツンよ」

( ω)「ツン」

501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:05:13.14 ID:yeeTRWBMO
ξ゚⊿゚)ξ「私を犯して、食べて、殺して、ブーン」

( ^ω^)「ツン!」

僕はこの時初めて顔をあげた。
彼女と目が合った。

ξ゚⊿゚)ξ「いいの」

何が「いいの」だ。
とは言えなかった。
僕はばけものだ。

ξ゚⊿゚)ξ「貴方はあなたなの、私は私なの、私でありたいの」

( ^ω^)「ツン…」

ξ゚⊿゚)ξ「悲しいことじゃないわ、悲しいのはあなた以外に犯されたこと」










ああ、全く、その通りだよ。

502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:06:55.18 ID:yeeTRWBMO











さようなら

ツン。







503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:08:58.74 ID:yeeTRWBMO












( °ω゚)


もぐもぐ。






504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:10:54.53 ID:yeeTRWBMO














( ^ω^)


ごっくん。





506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/23(水) 03:12:37.59 ID:yeeTRWBMO


















( ^ω^)は恐ろしいようです。


艱難



  1. 2011/03/23(水) 07:44:50|
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ζ(゚ー゚*ζデレは異世界と闘うようです

169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/22(火) 10:32:10.23 ID:iR8h5lyw0
ξ゚⊿゚)ξ「あ、おはようデレ」

从'ー'从「おはよーデレちゃん!」
  _
( ゚∀゚)「おはようデレ。今日も君は朝日のように眩しいね(キラッ」

(*^ω^)「ブヒッブヒヒwwwwwおはようございますおデレ様wwwwwww」

('A`)「ふむ、今日のデレ嬢の香水はVIP社のローズマリーか」クンクン


ζ(^ヮ^*ζ「おはョーみんなァ!きょーもはりきってこーねぇ↑↑」

ハァーイはじめまして♪私はデレ!今をときめく17歳(ワラ
ところでモニターの前の皆に聞いてほしいことがあるの!
モテカワスリムの愛されガールな私にも、誰にも言えない秘密があるんだぁ~。
それがね…………

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/22(火) 10:35:37.97 ID:iR8h5lyw0
<ドドドドドドドド

ζ(゚ー゚*ζハッ!

( ^ω^)「お?何の音だお?」

从'ー'从「ストーブでも爆発したのかなあー?」

ζ(゚ー゚*;ζ「ちょ、ちょっと私見てくるね!」

('A`)「デレ嬢の脇の下から多量のアドレナリンの臭いが……ただ事ではないな」

173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/22(火) 10:37:03.82 ID:iR8h5lyw0
【校庭】


ζ(゚ー゚*ζ「……よし、この辺りね」

\ζ(゚ー゚*ζ/「≪アテネの盾≫!!」

私が両手を空に向けると、私を中心にして玉虫色の光が学校を包む。
今頃、学校にいる全員が眠りについていることだろう。
時間もぴったり、8時27分で止まっている。

ζ(゚ー゚*#ζ「全く、冗談じゃないわ!」

ζ(゚ー゚#ζ「いるんでしょ!?私はここよ!!」

シンと静まりかえる校庭。私は校庭の真ん中に立ち、空を睨む。


ピーーーーーーーζ(゚ー゚*;ζーーーーーーーーーーン「(―――――――――――来る!)」


ぐにゃり。ホイップクリームを混ぜるように、空間が歪む。
そこから、人の腕がにゅっと突き出した。そして現れたのは――……。

175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/22(火) 10:38:00.41 ID:iR8h5lyw0
(#´_ゝ`)「うおりゃああああああああ!!」

ζ(゚ー゚*ζ「ハッ!」

男だった。体の半分がメカで出来ている。
ズゥンッ!と耳を突く轟音が校庭に轟く。
間一髪、私はその場から跳躍し事なきを得た。

ζ(゚ー゚*;ζ「あーーーっ!!」

しかし、捻じ曲げられた空間から現れた男のタックルによって、校庭に亀裂が走っていた。
なんてことしてくれんのよこのバカ男!縄跳びが出来ないじゃない!

(#´_ゝ`)「クソッ何で当たらないんだよ!当たれよクソビッチ!」

そbζ(゚ー゚*#ζ「オメ―のスットロいタックルに当たる訳ないだろが!出直してきな童貞!」

(#´_ゝ`)凸「んだとこのうんこロールスイーツ(笑)が!ファック!」

男が暴言を吐き、メカメカしい中指を突き立てる。
私はそれを蹴りでへし折ってやった(「ファック!なんて女だ!」)。

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/22(火) 10:38:48.08 ID:iR8h5lyw0
キレた男の蹴りが私の顎を狙う。私はかがんでそれをよけ、胴体に一発お見舞いする。
男がうずくまった……と思いきや、またタックル。
必死で避ける。避ける避ける避ける。

ζ(゚ー゚*ζ「アンタ、タックル以外に能がないわけ?」

(#´_ゝ`)「俺の視力は左右共に0.1だよ!」

あ、忘れてた。コイツ目が悪いんだったわ。
眼鏡かけりゃいいのに。

ζ(゚ー゚*#ζ「まあいいわ…………今日こそその自慢の真ん中足をへし折ってやんよ」

(#´_ゝ`)「テメーこそ、せいぜい自分の処女膜を守るこったな……!!」

対峙し、お互いににらみ合う。距離は5メートルほど。
私が手をかざすと、掌に光が収束し、一本の剣が生まれ出る。
男は腰に提げた警棒のようなものを手に取った。どうやらビームサーベルのようだ。
ふん、やっと本気になったってことね。

180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/22(火) 10:39:43.63 ID:iR8h5lyw0
ζ(゚ー゚*#ζ「第23世界-魔法現代-代表、デレ=デレ!」

(#´_ゝ`)「第74世界-機械人形未来-代表、アニジャ=サスガ!」


(#´_ゝ`)「「第2011回異世界決闘選、推して参る!!」」ζ(゚ー゚*#ζ


そう、これが私の秘密。「異世界人と戦う」。私の使命だ。


ζ(゚ー゚*#ζ「この世界は私が守る!」

(#´_ゝ`)「俺達の世界の平和のために、犠牲になってもらうぞ!」

火蓋は切って、落とされた!!!



ζ(゚ー゚*ζデレは異世界と闘うようです

近日公開!!



     *      *
  *  うそです   +  
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *
  1. 2011/03/22(火) 14:58:55|
  2. 総合作品まとめ
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( ^ω^)変態だけど強いようです、変態だけど

168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:43:29.02 ID:Ztgifxak0

草原を一人の男が歩いている。
ボロボロのマント、革の手袋、差している刀は細く、頼りない。

だが彼の目に映る光は、とても澄んでいた。
顔立ちと、綺麗な瞳からは、
のんびりとした中に何かやってくれそうな心強さがあった。



男が歩みを止める。

「……君からでいいお、かかっておいでお」

後ろを向くことなく男は言った。

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:45:31.13 ID:Ztgifxak0

ヒュンッ


カンッ


男は飛んできたナイフを鞘で弾き飛ばし、

ザッ

敵は後ろに回りこみナイフで切りつけてくる。

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:47:08.80 ID:Ztgifxak0

男はナイフを両手で受け止める。
右手で2本のナイフを素早く投げ捨て、左手で女の両手首を掴み女の顔を引き寄せた。


(*^ω^)ζ(゚、゚;ζ


しばらくの沈黙。

そして、男の右手の指がくねくねと動き出したかと思うと、

ζ(゚、゚;ζ「なっ」

男の右手は、女の胸を揉んでいた。

ζ(////ζ「なああああああああああああああああああああっ?!!」



( ^ω^)変態だけど強いようです、変態だけど

175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:49:48.90 ID:Ztgifxak0

(*^ω^)「柔らかい……」

男は余韻に浸っていた。

ζ(////ζ「離せっ」

女は両手を掴まれている。

(*^ω^)「んじゃもう一回」


ζ(゚皿゚♯ζ「いい加減にしろっ」

女が腕を振り解き、懐からナイフを取り出す。

2、3歩後ろに下がり腰を低くして、男を睨む。

176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:51:48.18 ID:Ztgifxak0

( ^ω^)「この近くでナイフ使いは珍しいお」

確かこの辺りは視野が狭くなることは無いので、弓使いが多い。

( ^ω^)(この娘も旅狩人か)

( ^ω^)(迂闊に近寄ると、ナイフが飛ぶお)

ポケットに手を突っ込み、中のものを探る。
先ほど拾った小石があった。

( ^ω^)「それっ」

ζ(゚、゚;ζ「!!」

179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:53:27.94 ID:Ztgifxak0
女がナイフを構え、そしてまた、後ろに下がる。

( ^ω^)(だいぶ、神経が敏感になってるお。………敏感?)

(*^ω^)「何それエロスwwwwwwww」

ヒュンッ

(*^ω^)「おおっと」

ナイフが4本飛んできたが、男は軽くかわす。

ζ(゚、゚;ζ「何で……?」

181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:54:52.86 ID:Ztgifxak0

( ^ω^)「ナイフの筋が甘いお」

ζ(゚、゚;ζ「うるさい!」

( ^ω^)「気配の消し方も甘いお」

男が消える。

「僕の友人なら――――」

ζ(゚、゚;ζ^ω^)

「これくらいはできたお」

女の後ろに突如現れた〝気配〟は、
女の体に〝感覚〟として現れた。

ζ( 、 ;ζ「人の尻を勝手に―――」

「触ってんじゃねええええええええええええええええええっ!!」

女の叫びが、草原に響いた。

184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:56:29.12 ID:Ztgifxak0

それからの戦いはパターン化した。

女がナイフを飛ばす。

男が避ける。

その隙を見て死角から女が切りかかる。

男がナイフを止める。

そして男は触る。

触る。

揉むように、撫でるように。

188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 10:58:15.19 ID:Ztgifxak0

ζ( 、 ;ζ「ハァ………ハァ……」

分からなかった。
何人もの人間を翻弄してきたこのナイフ捌きが、全く通用していない。

しかも、相手は変態行為以外の行動を全くしていない。

相手は強い。

ζ( 、 ;ζ「………クソッ」

( ^ω^)「悔しがってる姿めっちゃ萌える」

そして、変態だ。

192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:00:59.23 ID:Ztgifxak0

ζ( 、 ;ζ

だから、

ζ(゚ー゚♯ζ「………抜け」

( ^ω^)「え?何をだお?」

ζ(゚ー゚♯ζ「刀を、だよ」

男に本気で相手をしてもらいたくなった。

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:03:27.48 ID:Ztgifxak0

(*^ω^)「抜け、とか……ちょっと……ヤバイ」

ζ(゚ー゚♯ζ「いいから刀抜けよ」

(*^ω^)「いや、もう僕の雷光丸はビンビn

ヒュンッ

( ^ω^)「おわわ」

ζ(゚ー゚♯ζ「五月蝿い」

ナイフが飛んでくる。
女も通用しないことは分かっていた。

( ^ω^)「嫌だお」

ζ(゚ー゚;ζ「何で?」


( ^ω^)「生憎、綺麗な女に向ける刀など持ち合わせて無いのでね」

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:05:46.83 ID:Ztgifxak0

( ^ω^)「家に帰れお」

ζ(゚ー゚;ζ「子供扱いするな」

( ^ω^)「えー、本気だすのヤダー」

ζ(゚ー゚;ζ「何だよそれ」

( ^ω^)「顔をペロペロさせてくれるなら」

ζ(゚ー゚;ζ「絶対嫌」

203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:07:19.91 ID:Ztgifxak0


( ^ω^)「まあ……刀は抜けないから……」

男が革手袋を外した。


( ^ω^)「腕のー力を抜いてー、指先にー力を込めてー」

そしてゆらりと体を揺らしたかと思うと、

ζ(゚ー゚;ζ「!!」

( ^ω^)「しゃいにんぐふぃんがぁぁぁぁー」


女の首をトンと手刀で叩いた。

( ^ω^)「手を抜かせてもらった……ってあれ」

ζ( д ;ζ

206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:09:29.99 ID:Ztgifxak0

ζ( д ;ζ

(;^ω^)「もしもーし」

息はしているが、反応が無い。

( ^ω^)「これがシャイニングフィンガーというものかお」

ちょっと指に力を込めすぎたようだ。

ζ( д ;ζ

(;^ω^)「さぁ、この子をどうするかお」

誰かに襲われてもいけない。
襲ってもいけない。

(;^ω^)「おー、仕方ないから隣町まで連れて行くお」

212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:12:52.95 ID:Ztgifxak0

――――――――――

「 ドクオへ

  元気ですかお?

  綺麗な女の子に首を切られそうになったけど

  僕は元気ですお

  そろそろ、ドクオの居る街の近くに行くお

  今度皆でチーム組むお!
  
  きっと世界一のチームになるお!
  
                       ブーン」


('A`)「何コレェ……」

('A`)「ブーンは俺に首を切って欲しいのか、そうかそうか」

冴えない男が、手紙を読んでいる。

('A`)「あいつも俺もアレから10年か」

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:15:00.09 ID:Ztgifxak0

○。 10年前

( ^ω^)「ぶーん」

('A`)「おい、そこのお前」

( ^ω^)「ん?僕かお?」

('A`)「そうだよ、………良い事教えてやるよ」

( ^ω^)「なんだお?教えて欲しいお」

('A`)「この街で鎧とか売ってるハゲのアラマキじーさんいるじゃん」

( ^ω^)「ワシは核爆発をこの目で見たんじゃー、って言ってるおじいさんだお」

('A`)「放射能のせいで禿げたと言われているアラマキじーさんだが」

('A`)「……ハゲたのは放射能のせいじゃないよ、ワトスン君」

(;^ω^)「ええっ!」

222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:17:57.68 ID:Ztgifxak0

('A`)「本当は、あれがカツラで、下はフッサフサなんだ」

(;^ω^)「なんと!」

(;^ω^)「確認しに行って来るお!」


<ジーサンッテホントハフサフサナンデスカオ?!

<トシヨリヲバカニスルノモイイカゲンニセェ!

<ゴ、ゴメンナサイダオ!

<……


<ドクオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!


┌( '∀`)┘「騙されるほうが悪いんだバーローwwww」

これを機にドクオとブーンは親しく(?)なった。

231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:22:24.11 ID:Ztgifxak0

('A`)「それにしても」

('A`)「綺麗な女の子ねぇ……」

足元に目をやる。

川 - -)

女が眠っている。
正確には気絶させたわけだが。

('∀`)「いやー、よござんした」

ブーンと同じ刀使いの女の子。
腕は良かったが、ブーンと練習していたドクオには敵ではなかった。

('A`)「寝てる女に手は出さない、これは俺のルールだ」

この男もブーンのように、
余裕のあるときでも無いときでも変態紳士を貫く男だ。

('A`)「起きてるときじゃないと反応が楽しめないからな」

変態である。

239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 11:28:32.79 ID:Ztgifxak0

('A`)「馬鹿で単純だったブーンが、ここまで来るとはなぁ」

馬鹿馬鹿しかった会話を懐かしむ。


('∀`)「ブーンめ、強くなりやがって………へッ」

悪態をつきながらも、ドクオが空に突き出した親指は、
真っ直ぐに上を向いていた。



この二人の変態が、これから多大なる人に迷惑をかけ、
世界を救うのはまた別のお話である。




  ( ^ω^)変態だけど強いようです、変態だけど

              完
  1. 2011/03/21(月) 11:45:11|
  2. 総合作品まとめ
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('、`*川まったく視えないようです

43:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:35:51.07 ID:E4JfaUfeO [sage]
これはある大学のオカルト同好会の、

(´・_ゝ・`) 持ちかける人と、

ミセ*゚ー゚)リ 視たい人と、

('、`*川 視えない人と、

爪'ー`) 巻き込まれる人と、

(゚、゚トソン 視える人と、

ココアのおはなし。


('、`*川まったく視えないようです

44:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:38:16.53 ID:E4JfaUfeO [sage]
(´・_ゝ・`)「黄泉に通じる洞窟があるらしいぞ」

部長デミタスからそんな噂を教えてもらったのは、今日の昼頃のこと。

(゚、゚トソン「私は行きませんよ、絶対に」

('、`*川「面白そうなのにー」

ミセ*゚ー゚)リ「車は頼んだ!」

爪'ー`)y‐「まぁた俺かよ……」

着替えてこよう、懐中電灯はどこだ、ぶどうの蔓はないか、桃を買うか、プラスチックの櫛からタケノコは生えるのか、などなど。
目的地――備府峠についた頃には黄昏時をも通り越し、周囲は闇に沈んでいた。

ミセ*゚~゚)リ「まんふぁひはいはむれー」

爪;'ー`)「飲み込んでからしゃべりなさい!」

コンビニ菓子片手につぶやくミセリのいうとおり。

洞窟のすぐそばまで敷かれたアスファルト。
立ち入り禁止のフェンスも真新しい。
入り口はトンネルのごとく整備され、頑丈そうな扉までついている。

水源施設か何かのような、雰囲気のカケラもない場所だった。

46:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:40:20.86 ID:E4JfaUfeO [sage]
('、`*川「んー……」

オカルトっぽいものはせいぜい木の根元のお供えくらいである。
それもつづら折りの山道のこと、珍しくはない。

煙草に火をつけ、中まで入るかとフォックスが問う。

('、`*川「もち」

爪'ー`)y‐「へいへい、行って参りますよ」

ミセ*゚ー゚)リ「えっ」

爪'ー`)y‐「えっ」

がっしとフェンスに手足をかけたのはミセリである。

ミセ*゚ー゚)リ「行くのはあたし」

47:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:42:53.27 ID:E4JfaUfeO [sage]
('、`*川「私が見張りで、あんたが逃走経路確保よ。車で待機してて」

爪;'ー`)y‐「犯罪計画だ……」

私有地、しかも立ち入り禁止の場所に踏み込むのだ。
違法なのは先刻承知。取り憑かれようと呪われようと、警戒すべきはまず現実である。

ミセ*゚ー゚)リ「てことで、ミッションスタート、配置につけっ!」

爪'ー`)y‐「へいへい」

<_プー゚)フ ('ー`爪彡 クルッ

<_プー゚)フ ('ー`爪


<_プ∀゚)フ ('ー`;爪



「きゃああああああああ!!!」

48:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:44:43.49 ID:E4JfaUfeO [sage]
甲高いと形容するにはいささか太い悲鳴に、フェンスから落ちるミセリ、懐中電灯を取り落とすぺニサス。
腰を抜かしたらしいフォックスに、

<_プー゚)フ「ここで何してるのかなー?」

懐中電灯で顔を下から照らしながら、話しかけてきた青年は。

('、`;川「見逃してもらえたりは?」

<_プー゚)フ「しない!」

青い制服に身を固め、誇らしげに黒い手帳をつきつけていた。



*****



('、`*川「――とまあ、収穫ゼロだったわけよ」

50:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:48:07.16 ID:E4JfaUfeO [sage]
ペニサスの自室である。
茶とベージュを基調にした落ち着いた空間には、ココアの甘い匂いが満ちている。
こたつを一緒に囲むのは、デミタスとトソンだった。

猫舌のデミタスが先を促す。

(´・_ゝ・`)「洞窟には、何も?」

('、`*川「あったわ。残念ながらオカルトでも何でもないけど」

あの洞窟は、かつて銀採掘のために掘られたらしい。
しかし、地質が脆いために崩れやすく、また銀の採掘量が少なかったために、数年ほどで廃鉱となった。
その後は子供の探検スポットと化していたが、数年前、ついに大規模な崩落に巻き込まれる者が出る。
以来、不気味な雰囲気を消し去らんと周囲は整備された。

警察官からの説教ついでに聞き出した話である。

51:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:50:26.53 ID:E4JfaUfeO [sage]
(´・_ゝ・`)「近くにあったお供えは、その時の犠牲者のためか」

('、`*川「そゆこと」

(-、-トソン「……ひとつ、異議があります」

控えめな挙手とともに、それまで黙っていたトソンが重い口を開いた。

(´・_ゝ・`)「発言を許そう、都村トソン」

(゚、゚;トソン「どこが収穫ゼロなんですか。
      思いっきり憑いてきてるじゃないですか!」

びしっ! と彼女が指さす先には、まだ口をつけていないはずのデミタスのココアが静かに湯気をたてている。
それがひとくちぶんだけ減っているのも、小学生くらいの男の子が部屋を走り回っているのも、
楽しそうな子供の笑い声が聞こえるのも、全部気のせいか!?

55:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:52:26.98 ID:E4JfaUfeO [sage]
(´・_ゝ・`)「俺も、さっきから視界の端に黒いものが映る」

彼らの切実な悲鳴に対して、心霊物件と化した部屋の主は、あっけらかんと笑ってみせた。

('、`*川「だって全ッ然視えないんだもの。
     それに、悪いものじゃないんでしょ?」

(゚、゚トソン「多分……よっぽど気に障ることでもしない限りは」

('、`*川「ならいいのよ」

そう言って、ペニサスは虚空にカップを掲げる。


('、`*川「ココア、美味しかった?」


57:('、`*川まったく視えないようです :2011/03/20(日) 23:54:47.81 ID:E4JfaUfeO [sage]
(-、-トソン「―――――………」

視える、というのは大変なことである。
浮遊霊にストーカーされ、
自縛霊に引き止められ、
恨みつらみを延々と耳元でささやかれ、
取り憑かれては体調を崩し、
ただただ相手の気が済むまで耐える日々。
視えないならば視えない方がいいとも思う。

けれど。

ペニサスの言葉で咲いた、男の子の弾けるような笑顔だけは。

(゚、゚トソン「視えたらよかったのに」

('、`*川「んー?」

(゚、゚トソン「いえ、何でも。ココア美味しかったです」



おしまい
  1. 2011/03/21(月) 10:46:42|
  2. 総合作品まとめ
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