5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 00:50:32.14 ID:F/r0G5/Y0
_
( ゚∀゚) 僕と契約して電子レンジ買ってよ
ミセ*゚-゚)リ うちはもうあるんで
_
( ゚∀゚) 型古いでしょ。うちは新型だからね
ミセ*゚-゚)リ まあそうだけど使えるしさあ
「騙されちゃ駄目!」
ミセ;゚-゚)リ だ、誰!?
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 00:52:09.44 ID:F/r0G5/Y0
/ ,' 3 そいつの言う言葉を信じてはいかん!
ミセ;゚-゚)リ さっきと口調違うじゃねえか!誰だよマジで!
_
( ゚∀゚) 嫌だなあ。僕が君を騙す訳ないじゃないか
/ ,' 3 口車に乗っては駄目じゃ!
ミセ;゚ー゚)リ え~どうしよう。信頼度はどっちも限りなく低いし…
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 00:54:00.55 ID:F/r0G5/Y0
ミセ*゚ー゚)リ そんな訳で買っちゃった。安かったしね。ん?
( ∵) ( ∵) ( ∵) ( ∵)
ミセ;゚ー゚)リ キャー!何よこいつは!
「驚いた?そいつらはね、魔女なのよ」
ミセ;゚ー゚)リ 今度は誰!?
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 00:56:18.44 ID:F/r0G5/Y0
( ・∀・) こいつらを退治するのが、俺たちの仕事って訳だ!
ミセ;゚ー゚)リ だから誰だよ!なんでいちいち登場時と口調違うんだよ!
( ・∀・) てへぺろ☆フィナーレ!
ミセ*゚ー゚)リ す、すごい!ボーリング玉がどんどん消えていく!
その武器は一体…
( ・∀・) これは神が作った道具、電子レンジさ
ミセ*゚ー゚)リ ○芝製っぽいけど…
( ・∀・) 東○は神さ
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 00:58:21.86 ID:F/r0G5/Y0
_
( ゚∀゚) 彼女はまだ素質が開花していないのさ
ミセ*゚-゚)リ あのときの訪問販売!
_
( ゚∀゚) 僕がただの押し売りだと思ったのかい?
ミセ*゚-゚)リ いや、もっと厄介な変人だと思ってたけど…
_
( ゚∀゚) 僕は君たちを魔法少女にするためにごにょごにょ
ミセ;゚-゚)リ 大事な部分をはしょんなよ!原作見返してこい!
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 00:59:43.44 ID:F/r0G5/Y0
_
( ゚∀゚) ここだけの話、第3話までと最終話しかちゃんと観てない
( ・∀・) あとは流し観だ!
ミセ;゚ー゚)リ ファンに謝れ!
/ ,' 3 とうとう、君も魔法少女になってしまったのか
ミセ*゚-゚)リ いたのかオッサン
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:01:40.83 ID:F/r0G5/Y0
_
( ゚∀゚) 喜ばしいことだよね
/ ,' 3 決してやつの言葉を信じてはならんぞ
ミセ*゚-゚)リ もはや誰も信じたくないんだけど…魔法少女ってなに?
( ・∀・) 魔法少女っていうのは、邪悪な存在である魔女を退治するための存在だ
やたら格好いい魔法が使えるよ
ミセ*゚-゚)リ ふーん。魔女と魔法少女ってどう違うの?
_
( ゚∀゚) 違うよ。全然違うよ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:03:33.71 ID:F/r0G5/Y0
_
( ゚∀゚) マジで、違うんだよ………………
ミセ*゚-゚)リ (何故そこまで強調する)
(-@∀@) ミセリ!もしかしてお前も魔法少女になったのか!
ミセ*゚ー゚)リ 顔見知りの体でいきなり出てきたけど私はお前知らんからな
(-@∀@) マジか。幼なじみポジションしかないと思ったのに
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:05:10.53 ID:F/r0G5/Y0
(@∀@-) 出直してくるわ
ミセ;゚ー゚)リ ちょ、結局お前誰だよ!
_
( ゚∀゚) 今日から君は魔女と戦うんだよ
ミセ;゚ー゚)リ はぁ!?なんで私がそんなことしなきゃなんないのよ!
_
( ゚∀゚) なんていったって魔法少女だからね
ミセ*゚ー゚)リ そろそろ大学院も卒業しちゃう年齢なんだけど
_
( ゚∀゚) oh…
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:07:32.30 ID:F/r0G5/Y0
/ ,' 3 大丈夫!心が魔法少女だったらそれはもう魔法少女だから
( ・∀・) もっと自信を持ちなよ!
ミセ;゚ー゚)リ お前らは自分を見つめ直せ!
_
( ゚∀゚) 別に年齢にこだわらなくても…あ
_
( ゚∀゚) そんなに年齢にこだわるなんて、人間って訳がわからないよ
ミセ*゚-゚)リ 思い出したネタ無理矢理使うな
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:09:00.44 ID:F/r0G5/Y0
( ∵) ( ∵) ( ∵) ( ∵) ( ∵)
ミセ;゚ー゚)リ キャー!唐突に魔女がやってきた!魔女の顔文字もっと他に無かったの!?
( ・∀・) くっ、さっきの戦いでもうMPを使い果たしてしまったのだ
/ ,' 3 わしもじゃ
ミセ;゚ー゚)リ 戦ってたっけ!?
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:11:36.02 ID:F/r0G5/Y0
「あたしの出番ね!」
ζ-@∀@) 幼なじみのあさ子よ!先輩に恋してるけど実る気がしないあさ子よ!
ミセ*゚-゚)リ 知らん。帰れ
∀@-ζ)))
_
( ゚∀゚) さあミセリ。君が戦うんだ。もう暖めのスイッチは押された。解凍は止まらない
ミセ*゚-゚)リ さっぱり意味不明だけど、戦うしかないようね
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:14:44.14 ID:F/r0G5/Y0
ミセ;゚-゚)リ でも一体、どうやって戦えば…
( ・∀・) 簡単だよ。暖めとかスタートボタンとかグリルとか適当に押してれば魔法出るよ
( ∵) < ギャー!
ミセ*゚-゚)リ ほんとだ。出た。達成感一切ねぇ…
_
( ゚∀゚) 流石は天才魔法少女ミセリだね。あんな雑魚じゃ相手にならないか
ミセ;゚ー゚)リ 天才魔法少女ミセリ…二十歳越えた女にそんな通り名つけていいのかしら
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:18:31.20 ID:F/r0G5/Y0
ミセ*゚ー゚)リ でも気持ち良い!これくらい楽なら魔法少女やってもいいかもね
_
( ゚∀゚) キヒヒ。良かったよ、君が物わかりのいい女の子でね。キヒヒ
さあもう何も心配はいらないよ。あとは戦い続けるだけさ
ミセ*゚ー゚)リ お前の笑い方が異常に気になるけど、何とかやっていけそうだわ!
ミセリは後に後悔することとなる
ああ シャー○製にしておけばよかったと…
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/30(土) 01:21:56.13 ID:F/r0G5/Y0
< 次回「ドキっ!魔法少女だらけの水泳大会」 お楽しみに!
_
( ゚∀゚) どうでしょうか、社長。このアニメが有名になれば、東○製レンジのシェア層は
そのままシャー○製レンジを買うことになると思います
ミセ*゚ー゚)リ ククク。アニメを利用したネガティブキャンペーンとは考えたな
貴様のソウルジャムは黒く濁りまくっているんじゃないのか?
_
( ゚∀゚) フフフフ。違いありませんな
(-@∀@) ちなみに私に似たキャラの声優は次回から石田になる予定です
ミセ*゚-゚)リ 無駄過ぎね!?
( ゚∀゚)魔法少女 夕凪☆マギカのようです
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1311954472/
- 2011/07/30(土) 02:01:36|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:14:58.09 ID:feoMURYO0
('A`)
こんにちわ!よいこのみんな!
僕は魔法少女ドックンだよ!
僕はある日なんでも願いを叶えてくれる精霊(( <●><●>)←こんなヤツ、臭い)と契約して魔法少女になったんだ!
僕は生活保護を受給するという願いをかなえてもらってウキウキだよ!
今日も元気に悪い奴らをやっつけてやる!
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:17:13.26 ID:feoMURYO0
第一話 もう何も怖くない
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:19:45.99 ID:feoMURYO0
( <●><●>)「大変だドックン!魔女が出たよ!」
('A`)「やだよ、ダルイし。ほら、今日そういう気分じゃないし」
( <●><●>)「駄目だよドックン!死人が出る前に止めようよ!」
('A`)「俺の人間ランキングがまた一つ上がるな」
('A`)「うーん」
('∀`)+「メシウマ!」
( <●><●>)(あ~死なねーかな~コイツ)
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:22:37.22 ID:feoMURYO0
('A`)「とにかく今は駄目なの」
('A`)「今vipしてるし」
( <●><●>)「だめだよドックン!契約したじゃないか!」
(`A')「今忙しいんだよ!今日も実質2時間しか寝てないし!」
('A`)「あー、つらいわー」
('A`)チラッ
( <●><●>)「電気止めるぞ!」
('A`)「敵はどこだ!ぶっ飛ばしてやる!」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:24:53.38 ID:feoMURYO0
一方その頃町では……
( ・∀・)「魔女なんだからな!」
( ・∀・)「病院で成長してやるんだからな!」
( ・∀・)「グリーフシード!!」←決め台詞
クスクス… ナニアノヒト キモーイ オチンポ! オカアサンナニアレー シッ!ミチャダメデショ
( ・∀・)「……」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:27:38.35 ID:feoMURYO0
('A`)「えー?病院に行くのー?」
( <●><●>)「急ぐんだドックン!早くしないと大変だよ!」
('A`)「どうでもいいけどお前目キモイな」
( <●><●>)(今の言葉覚えとけよ若ハゲ)
( <●><●>)「ほらドックン!あそこだ!」
('A`)「ちょっと家から近すぎる感はあるよね」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:29:36.97 ID:feoMURYO0
( ・∀│魔女の巣 ニュルーン
( <●><●>)「あ!魔女が巣の中に入っていくよ!急ごう!」
('A`)(あれ……?これそういうシステムだったっけ)
ホラ、ハヤク!( <●><│魔女の巣 デュローン
('A`)「あ、うん」
('A`│魔女の巣 チュルチュル
('∀│魔女の巣 チュルチュル
(^│魔女の巣 トゥルトゥル
│魔女の巣 スポン
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:31:53.39 ID:feoMURYO0
('A`)「どこだ魔女め!ぶっ飛ばしてやる!」
(`A')+ キリッ
( <●><●>)(何なのコイツ……キメェ)
( <●><●>)「何なのコイツ……キメェ」
('A`)「えっ」
( <●><●>)「あ、ゴメン」
('A`)「え、あ、う、うん」
(´'A``)ショボーン
( <●><●>)(やっぱりキメェ)
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:33:37.15 ID:feoMURYO0
( ・∀・)「出たな魔法少女ドックン!」
( ・∀・)「モララー様が相手なんだからな!」
( ・∀・)「グリーフシード!!」←なんかカッコイイ掛け声
( <●><●>)「ナニアノヒト」
( ^ω^)「キモーイ」
('A`)「オチンポ!」
( <●><●>)( ^ω^)('A`)クスクスクス
( ・∀・)「……」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:36:53.37 ID:feoMURYO0
('A`)「悪いが倒させてもらうぜ!」
('A`)「ヒデオ!」
( ・∀・)「……」
( <●><●>)「変身だ!ドックン(笑)」
('A`)「プリキュアオープンマイハート!!」
('A`)デデーン
( ・∀・)「なんていう威圧感だ……」
( <●><●>)「ほう……なかなかやるようだな」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:38:46.74 ID:feoMURYO0
('A`)「喰らえ!必殺!」
コブシ!('A`)つ)・∀・)ゲキツー!
( ;∀;)「いてーよー」
('A`)「余裕過ぎワロタ」
( <●><●>)「また俺たちの大勝利か……敗北を知りたい」
( ^ω^)「MITとかどこのFランだよ」
( ;∀;)イイハナシダナー「マジイテー…完全に心折れた」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:40:58.29 ID:feoMURYO0
(♯・∀・)「もう絶対に許さないんだからな」
('A`)「へへっ、上の口ではそういってても下のお口は正直だぜ」
(♯・∀・)「うおおおおおおおおおおおおお!」
( ・∀││・)カパッ
( ・∀│( ^ω^)│・)タラーン
( ^ω^)「これが僕の本当の姿なんだかr……なんだお!」
('A`)「脱皮するとか聞いてないわ」
( ^ω^)「それはごめん」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:43:39.94 ID:feoMURYO0
('A`)「なら俺も本気で戦ってやる!」
( <●><●>)「な、馬鹿な。今までのは本気ではなかったのか!」
('A`)「キャストオフ」
('A`)キャストオウフ
('A││`)モキュ
('A│('A`)│`)ベジュ
('A`)「これが俺の真の姿だ」
( ・∀│( ^ω^)│・)「パネェ」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:45:46.15 ID:feoMURYO0
('A`)「身体が軽い、こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて……」
(`A')キリッ「もうなにも怖くない」
( <●><●>)「あ、こいつ死んだな」
( ^ω^)「こりゃ勝ったなじゃねえや勝ったお」
('A`)「ヘイヘーイwwwびびってんのかタコwwwwwwww」
('A`)「お前の母ちゃんウェルカムトゥアンダーグラウンド」
('∀`)ニコ
( ^ω^)「マジ死なす」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:48:13.91 ID:feoMURYO0
('A`)「お前じゃ勝てねーぜ」
(`A')「今の俺にはな」
( ^ω^)モグモグ
(`A') ムシャムシャ
( ^ω^)=3ゲプッ
( ^ω^)「ご馳走様」
「あれ、俺の首は?」
( <●><●>)「ざまああああああああwwwwwwwwwwwwww」
( <●><●>)「クズ死んだああああああああああああwwwwwwwwwwwww」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:50:43.76 ID:feoMURYO0
( ^ω^)「ざまあみろだお!」
( ・∀│( ^ω^)│・)シュイーン
( ・∀・)ピターリ
( <●><●>)「メシウマwwwwwwwwwwwwww」
( ・∀・)「次お前な」
( <●><●>)
(<●><●> )
(<●><●>)
「こっち見んな」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:52:43.73 ID:feoMURYO0
(´●ω●`)「どうでしたか皆さん」
(´●ω●`)「これらの物語をあなたは関係ないものだと思っているのでしょうか」
(´●ω●`)「しかし、忘れないで下さい。」
(´●ω●`)「物語の主人公たちもあなたと同じように、最初はただの一般人だったのです」
(´●ω●`)「そして、次の物語の主人公は」
●-● メガネクイッ
(´・ω・`)9m「あなたなのかもしれませんよ」
デケデケデーン デケデケデーン デケデケデンデンデケデケデーン
世にも奇妙な物語・終
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/19(土) 22:55:26.99 ID:feoMURYO0
あとがき
この作品は後に神々の果実として伝説になるので今のうちに記憶に残しておいてください
('A`)魔法少女どくお☆マギカのようです
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298121298/
- 2011/02/19(土) 23:12:34|
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/18(木) 23:39:56.08 ID:5eWiu6rP0
_
( ゚∀゚) 鳥取に行こうと思うんだ
ミセ;゚ー゚)リ なんですって!?
_
( ゚∀゚) トレジャーハンターという職業についてから三年
ずっと家から出ずに韓流ドラマだけを見て過ごした
そろそろ何かやらなくちゃいけないと思ってね
ミセ;゚ー゚)リ やるなら就職だろ!
_
( ゚∀゚) いや、僕は鳥取に行く。そこでお宝を見つけるのさ
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/18(木) 23:44:04.34 ID:5eWiu6rP0
ミセ*゚-゚)リ あなたは鳥取の恐ろしさを何も知らないのよ!
_
( ゚∀゚) 知ってるよ。電車が一時間に一回くらいなんだろ?
ミセ*゚-゚)リ 電車が―――無いのよ
_
( ゚∀゚) なっ…
ミセ*゚-゚)リ おまけに全土に広がる砂丘には人食い原住民が住んでるし
液体爆薬が全身に詰まってるサンドワームも出没するわ
日中は四十度を超す猛暑、夜になったら零下二十度を下回る
人形峠ではモヒカンで肩パットの男たちが日夜汚物を消毒してる
あまりにも戦争が多いことから、戦場山と名付けられた山もあるわ
ミセ;゚ー゚)リ あんなとこに行ったら、あんた死ぬよ!
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/18(木) 23:47:42.29 ID:5eWiu6rP0
_
( ゚∀゚) それでも僕は行くんだ!
ミセ;゚ー゚)リ どうして!
_
( ゚∀゚) トレジャーハンターたるもの、ケモノすら通らないと言われる「水木しげるロード」!
赤字しか生まない北栄の風力発電!異界へと続くとされる大山!
これらを制覇しなくてどうする!?
ミセ*゚-゚)リ バカだよ…あんたバカ!
_
( ゚∀゚) あっ、ミセリ!どこに行くんだ!
_
( ゚∀゚) 行ってしまった…
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/18(木) 23:50:22.04 ID:5eWiu6rP0
_
( ゚∀゚) ふん、女には鳥取の魅力はわからないのさ
< あんた、鳥取に行くつもりかい?
_
( ゚∀゚) 誰だ!
( ・∀・) ククク…トレジャーハンターを名乗るなら、俺のことを知らない訳は無いだろう…?
_
( ゚∀゚) ……知らない
( ・∀・) ああそう……俺はモララー。「群馬で48時間生存した男」さ
_
( ゚∀゚) あの群馬で…!
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/18(木) 23:53:54.14 ID:5eWiu6rP0
( ・∀・) あのとき俺は若かった。群馬で生き延びることが出来たのだから、鳥取なんて楽勝だ
そう思っていた
_
( ゚∀゚) あんた、その腕はどうしたんだ…?
( ・∀・) やられたよ。ククク。若さ故の過ちってやつか…?
俺の右腕は、鳥取の砂の養分になっちまった
_
( ゚∀゚) 一体どうしたっていうんだ!
( ・∀・) 鳥取駅の改札…「鳥取駅」だぜ?鳥取県にある「鳥取駅」の改札だ…
普通は自動改札だろ?そう、思うだろ…?ククク…違ったのさ…
_
( ゚∀゚) まさかっ…!
( ∀ ) 改札には駅員が立っていたよ。ギラギラとエモノを探すような目をしてな…!
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/18(木) 23:56:24.40 ID:5eWiu6rP0
_
( ゚∀゚) 馬鹿なっ…!鳥取県の「鳥取駅」だぞ…!?
東京でいえば東京駅、大阪でいえば大阪駅、梅田駅だ
なのに…自動改札じゃないだと…!?
( ・∀・) そうさ。俺はあまりの衝撃に右腕をもっていかれた
_
( ゚∀゚) 想像以上だ…
( ・∀・) それでもあんたは行くのかい?
_
( ゚∀゚) 行くよ…僕は行く。トレジャーハンターだからな!
( ・∀・) そうかい…ならこれは餞別だ。受け取りな
_
( ゚∀゚) これは…
( ・∀・) 電子レンジだ
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/18(木) 23:59:10.31 ID:5eWiu6rP0
_
( ゚∀゚) ありがとう!これで熱々のおにぎりを食べられるよ!
( ・∀・) ふん。礼には及ばん
( ・∀・)(だがな…覚えておけ、小僧)
( ・∀・)(鳥取にセブンイレブンは―――無い)
_
( ゚∀゚) ナパーム弾と、プラスチック爆弾、ジャケットの下には防弾チャック…
サーフィン用にボードも持って行かなくてはな。えーと他には…
< ほっほっほ。その装備、まさか鳥取に行きなさるおつもりか?
_
( ゚∀゚) だ、誰!?
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:06:06.84 ID:B6O71opi0
/ ,' 3 ほっほっほ。わしじゃ。トレジャーハンターの端くれなら、名前くらいは知っておるじゃろう
_
( ゚∀゚) あ…っ…う……か、金子?
/ ,' 3 いや荒巻だけど…知らんかのう
「山陰焦土の夜」にて、島根県の側で闘ったわしの名前を…
_
( ゚∀゚) 「山陰焦土の一週間」!?
勝ったほうが山陽になれるという、あの戦争…!?
一週間、燃えさかる火で山陰が真っ赤に染まったあの…っ
/ ,' 3 わしは傭兵としても活動しておった
闘ったんじゃよ、鳥取軍…いや、気高軍とな
_
( ゚∀゚) 今は消滅したとされるあの伝説の愚連隊、気高軍とですか!?
/ ,' 3 ほっほっほ…そうじゃ
_
( ゚∀゚) それはそうと、気高軍はさすがにローカル過ぎませんか
/ ,' 3 田舎もんならわかる
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:11:21.12 ID:B6O71opi0
_
( ゚∀゚) 知っていますよ。気高郡…じゃなくて気高軍と互角に渡り合った将兵、荒巻スカルチノフ
しかし、そんな有名人がどうしてこんなところに…
/ ,' 3 「山陰焦土の夜」は、岡山県と広島県の武力介入によって鎮まった、かに思われた
_
( ゚∀゚) 違ったんですか
/ ,' 3 鳥取と島根じゃぞ。桃太郎サムライと赤ヘル軍団じゃどうにもならん
わしは鳥取県から送られた暗殺者、トリピーによって、こんな体になった
_
( ゚∀゚) ……そうか、それでそんな顔にされたんですか
/ ,' 3 いや足、足見ろ。義足だからこれ
_
( ゚∀゚) ああ、そっちか
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:13:32.10 ID:B6O71opi0
/ ,' 3 それでもおまえは行くのか?
_
( ゚∀゚) うっ…
/ ,' 3 大切なものをこの地に残してまで?
ミセ*゚ー゚)リ
_
( ゚∀゚) …行くさ。これは僕の血に流れるトレジャーハンターという名の宿命だからね
/ ,' 3 ならば引き留めはせん。餞別じゃ。これをやろう
_
( ゚∀゚) これは……電子レンジですね
/ ,' 3 うむ
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:16:54.39 ID:B6O71opi0
_
( ゚∀゚) これを、どうしたら…
/ ,' 3 こう、アレじゃ。角の部分でごつんとやれば、大抵の人間は、痛い
_
( ゚∀゚) なるほど…有り難くちょうだいいたします
/ ,' 3 あとアレのとき、コンビニ店員がおにぎりを中途半端に暖めたとき
角をつかってごつんとやってやれば、スカっとするぞい
_
( ゚∀゚) はい、留意します
_
( ゚∀゚) よし、鳥取に向かうぞ。新幹線で行くか
< どうして新幹線で行くんだい?
_
( ゚∀゚) 遠いから…は、誰だ!? →(-@∀@) か!?
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:19:22.50 ID:B6O71opi0
(-@∀@) ふっふっふ。よくわかったね
_
( ゚∀゚) まあ、今回は出てないなーとか思って…
(-@∀@) 僕は「瀬戸内海の絶滅危惧種」、あさぴーさ
_
( ゚∀゚) ズワイガニじゃなくて?
(-@∀@) 新幹線で、どうやって鳥取に行くんだい?
_
( ゚∀゚) え…まさか…!
(-@∀@) 鳥取に新幹線は通っていないよ
_
( ゚∀゚) そうかっ…!砂の上で新幹線を走らせると―――――――――――――危ない!!!!
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:23:53.45 ID:B6O71opi0
(-@∀@) ぬかったね
_
( ゚∀゚) じゃあどうやって行けば…
(-@∀@) 岡山まで新幹線を使って、上郡方面から特急使ってちんたら行くか…
音速ジェット「はくと」を使うか、夜行バスで行くか…
_
( ゚∀゚) 上陸方法を考えるときから戦争なのか!
(-@∀@) なるべく新幹線・特急ルートはやめた方がいい
岡山から出ている便が非常に少ない。下手したら、あのときの僕のようになる
_
( ゚∀゚) あのときの…?
(-@∀@) 人身事故でダイヤが乱れ、岡山駅周辺のコンビニで一夜を過ごした、僕のようにね…
_
( ゚∀゚) 今までと違ってリアリティがある分可哀想なんですけど…
(-@∀@) マジありえねえ…冬だったら心が折れてた
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:29:20.42 ID:B6O71opi0
_
( ゚∀゚) でも僕は鳥取に行きたいんです!!
(-@∀@) 鳥取じゃなくていいだろ!なんか、神戸とかで美味しいもの食べればいいだろ!
_
( ゚∀゚) いやだ!!!神戸はカップルだらけで鬱になる!!!
(-@∀@) 同感だ!!!ポートタワー周辺で現代兵器の力を見せつけたいね
_
( ゚∀゚) とにかく、僕は鳥取に行きます
水木しげるロードで「目玉おやじジェラート」を食べます
(-@∀@) アレおいしいもんな…
_
( ゚∀゚) 発想の勝利ですよね。あと青山剛昌記念館も見に行きます
(-@∀@) マジでやめとけ。周りになんも無いしそこ地味に金取られるし
結局のところコナンとYAIBAしかわからん
_
( ゚∀゚) ネガキャンはやめろ!!!!!!!!!!!!
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:32:07.46 ID:B6O71opi0
(-@∀@) 鳥取戦士サキューンでさえ手に負えない怪物がうじゃうじゃいるのに行くのか!?
_
( ゚∀゚) …行く
(-@∀@) ……そうか。なら、ご当地キティ、頼むよ
_
( ゚∀゚) 見たこと無いですけど、絶対に20世紀梨を象ってますよね
(-@∀@) たぶんな
(-@∀@) それと、これをやろう
_
( ゚∀゚) 電子レンジですか…これはどうやって使えば…
(-@∀@) ……さあ
_
( ゚∀゚) ……ありがとうございます
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:35:42.15 ID:B6O71opi0
_
( ゚∀゚) さあ―――そろそろ行「待って!」
_
( ゚∀゚) み
ミセ*゚-゚)リ
_
( ゚∀゚) ミセリ…どうし
_
ミセ*>(゚ )
ミセ*>ー<)リ やだやだやだやだ!ジョルジュが行くなら、私も行く!
_
( ゚∀゚) ミセリ…
ミセ*゚ー゚)リ ジョルジュのいない世界なんて生きてる価値ないもん!
死ぬときは一緒だよ!
_
( ゚∀゚) ありがとう――ーミセリ!さあ、冒険の旅に出よう!
ミセ*゚ー゚)リ うん!!
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/19(金) 00:38:50.49 ID:B6O71opi0
ミセ*゚ー゚)リ あと、もしものとき危ないと思って、電子レンジ持ってきたよ!
つ■と
_
( ゚∀゚) ……ありがとう
かくして、ジョルジュたちの運命やイカに!
【三朝温泉】
_
( ゚∀゚) いや~旅館のサービスはいいし、温泉は気持ち良いなあ
ミセ*゚ー゚)リ そうね。周りが自然に囲まれていて、おまけに投げ入れ堂も近い!
_
( ゚∀゚) 神秘を感じるね!
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277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:21:53.04 ID:9aAjAN1BO
【ロマネス子悩む】
ζ(゚、゚*ζ「…はぁ…」
ζ(゚、゚*ζ「……」
「クワガタムシも入れろよ」 「その発想はなかった」
川 ゚ -゚) ( 'A`) ※会話はロマネス子の妄想です
(つ⌒Y^(). (つ⌒Y^().
ヽヘ,_,ノ,_,ノ ヽヘ,_,ノ,_,ノ
ζ(゚、゚*ζ「……」
ζ(゚、゚*ζ「…相談、してみようかな…」
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:28:49.45 ID:9aAjAN1BO
2ちゃんねるの皆さん、はじめまして。
私は都内の高校に通う女子高生です。
私には、幼馴染の男の子がいます。
その男の子は最近、他のクラスの女の子と仲がいいです。
私は、彼の気を惹こうと思ってダイエットをしたのですが…。
男の子は、あんまり私のことを気にしていないみたいなんです。
男の子って、あんまり痩せてる子は好きじゃないんでしょうか?
私は、今の体型を維持するべきかどうか、悩んでいます…。
どうか、皆さんの意見を教えてください。
1.ζ(ФωФ ζに戻るべきだ
2.いや、ζ(゚ー゚*ζのままがいい
3.そんなことよりJ( ФωФ)しだ
4.いや∬ ФωФ)がいい
5.いいや俺は*( ФωФ)*一択だ
>>285
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:30:09.72 ID:sCExrwP10
1しかあるまい
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:33:17.63 ID:9aAjAN1BO
【選択1】
('A`)「はぁ…なんか、ロマに会うの緊張するな…」
('A`)「周りからはどう見えてんのかわかんねぇけど、少なくとも俺から見ると…」
ζ(゚ー゚*ζ『ドックン、学校行こー』
('A`)「……」
('A`)「はぁ…」
「おはよー、ドックン」
('A`)「あ、ロマ…」
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:35:35.63 ID:9aAjAN1BO
ζ(ФωФ ζ
('A`)
ζ(ФωФ ζ「ヤケ食いしたら戻ったよ」
('A`)
ζ(ФωФ ζ「やっぱり我慢するのは体によくないよねー」
('A`)
('A`)
('A`)「俺の緊張を返してくれ…」
ζ(ФωФ ζ「?」
('A`)「(でもちょっとほっとしてしまった…)」
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:38:56.91 ID:9aAjAN1BO
【というわけで】
ζ(ФωФ ζ「戻ったよ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「スゴイね人体」
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:43:38.33 ID:9aAjAN1BO
【しかし企む猫野】
ζ(ФωФ ζ「おはよー」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ロマ子…良かった、もうすっかり元気ね」
(*゚ー゚)「(ロマ子ちゃんも元気になった今…懸念事項は一つもない…)」
(*゚ー゚)「(なんとしてもッ!!くっつけるッ!!)」
(;'A`)「(何だこの寒気…)」
301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:50:23.60 ID:9aAjAN1BO
【緊急会議】
(*゚ー゚)「第一回!二人をくっつけよう緊急会議を開きます!」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「どゆこと」
(*゚ー゚)「ツンちゃん…ニブいあなたは気づかなかったかもしれないけど…」
(*゚ー゚)「鬱田くんとクーちゃんは…好き合っているわ」
ξ゚⊿゚)ξ「あーやっぱり?こないだ怪しかったもんねー」
(*゚ー゚)
(*゚ー゚)「そういうわけで、ここは私達が二人のキューピッドをしてあげましょう!」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(*゚ー゚)「何?」
ξ゚⊿゚)ξ「しぃが張り切る時って、大体自分に利益がある時よね」
(*゚ー゚)
(;゚ー゚)「(ツンちゃん…比較的アホの子だと思っていたのに…)」
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:58:50.54 ID:9aAjAN1BO
【遊園地に行こう!~ぶっちゃけここから最終章~】
('A`)「遊園地なんて久々だなぁ」
ζ(ФωФ ζ「中学校以来じゃない?」
('A`)「あー、あの時は大変だったな…ロマだけ大人料金取られて」
川 ゚ -゚)「当時からこのサイズだったのか…」
(*゚ー゚)「(ふふ…そうやって楽しそうに談笑していられるのも今のうちよ…)」
(*゚ー゚)「(今日は勝負下着も着けてきたし大丈夫!ロマ子ちゃんは私のもの!!)」
ξ゚⊿゚)ξ「しぃ大丈夫かしら」
( ^ω^)「僕なんで呼ばれたんだお、ここまで一回しか出てないのに」
ξ゚⊿゚)ξ「ぶっちゃけ数合わせよ」
( ^ω^)
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:05:30.21 ID:9aAjAN1BO
【プラン1:ジェットコースター】
(*゚ー゚)「やっぱり最初はジェットコースターだよねー」
(;'A`)「俺苦手なんだよなぁ」
川 ゚ -゚)「ロマ子はどうなんだ?」
ζ(ФωФ ζ「あ、私は…」
(´・_ゝ・`)「お客様…あの…大きすぎて乗れないですね…」
ζ(ФωФ ζ「というわけだから…」
(*゚ー゚)
(;゚ー゚)「(け…計算外…)」
( ^ω^)「杉浦さんも大変だおね」
('A`)「…俺、ロマに付いてるよ。一人じゃ暇だろうし、俺これ苦手だし」
ζ(ФωФ ζ「お、本当?やっぱりドックンは優しいなぁ」
ξ゚⊿゚)ξb「完全に裏目ね!ドンマイしぃ!」
(;゚ー゚)「なんか悪意があるよツンちゃん…」
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:10:09.08 ID:9aAjAN1BO
【プラン1:実行中】
ξ;゚⊿゚)ξ「キャーーー!!!」
(;^ω^)「うおおおおおお!!!」
(*;ー;)「ちくしょおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
川 ゚ -゚)「なんか前の席から塩水が飛んでくるんだがーーー」
('A`)「ソフトクリーム買ってきた」
ζ(ФωФ*ζ「五段立てだ!初めて見た!」
ζ(ФωФ*ζ ガブッ
(;'A`)「五段アイス一口ですか…」
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:21:08.47 ID:9aAjAN1BO
【プラン2:コーヒーカップ】
(;゚ー゚)「(うう…まさかロマ子ちゃんが乗れないなんて…横で色々採取するつもりだったのに…)」
ξ゚⊿゚)ξ「次はコーヒーカップね」
(*゚ー゚)「こ、これなら身長制限ないよね?」
ζ(ФωФ ζ「そうだねー、これなら大丈夫だよ。よいしょっと」
('A`)「あんまり力入れるなよ、ロマ」
ζ(ФωФ ζ「もー、ドックンは何を心配してるのやら」
バキッ
ζ(ФωФ ζ「あ」
川 ゚ -゚)「ハンドル壊れたぞ」
(*゚ー゚)
(;゚ー゚)「そんなベタな!!!」
(;^ω^)「壊れたからコーヒーカップ中止だって係員さんが…」
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:31:25.29 ID:9aAjAN1BO
【プラン3:観覧車】
(;゚ー゚)「(なんなのこのスピーディーでかつ私の予定を裏切る展開は…!)」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、観覧車よ。乗る?」
(*゚ー゚)「(どうせロマ子ちゃん乗れないんでしょ…)」
ζ(ФωФ ζ「ドックンとクーちゃん一緒に乗ろうよー」
('A`)「俺?」
川 ゚ -゚)「ああ、そうしよう」
(´・_ゝ・`)「はいどうぞー」
(*゚ー゚)「(どうせ…)」
ξ゚⊿゚)ξ「しぃ、私達の番よ」
( ^ω^)「乗るおー」
(*゚ー゚)
(*゚ー゚)「えっ」
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:37:49.53 ID:9aAjAN1BO
【プラン3:実行中】
ζ(ФωФ ζ「うわー、高ーい!」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)( 'A`)「(よく入ったなこの人…)」
ζ(ФωФ ζ「あ…今、二人とも同じこと考えてなかった?」
('A`)「う」
川 ゚ -゚)「まぁ、多分…」
ζ(ФωФ ζ「…二人とも、仲良いよね」
('A`)「そうか?」
ζ(ФωФ ζ「そうだよ…」
川 ゚ -゚)「まぁ…考え方は、似てるかもな」
ζ(ФωФ ζ「……」
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:44:26.77 ID:9aAjAN1BO
ζ(ФωФ ζ「…あのさ…二人に聞きたいことがあるんだけど」
('A`)「ん?」
川 ゚ -゚)「なんだ?」
ζ(ФωФ ζ「二人って…付き合ってるの…?」
(;'A`)「え…」
川 ゚ -゚)
(;'A`)「何言ってんだよ急に…仲いいっつっても、そういう意味じゃないって」
川 ゚ -゚)
ζ(ФωФ ζ「…クーちゃん?」
(;'A`)「何固まってんの?」
川 ゚ -゚)「…それは…」
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:47:19.60 ID:9aAjAN1BO
、ミ川川川彡
ミ 彡 ↓言わずもがなクーです
三 ギ そ 三
三. ャ れ 三 ,. -‐==- 、,
三 グ は 三 ,,__-=ニ三三ニヾヽ
三 で 三,. ‐ニ三=,==‐ ''' `‐゛
三. 言 ひ 三 .,,__/
三 っ ょ 三 /
三. て っ 三 ノ ..::.:... ,_ i
三 る と 三 iェァメ`'7rェ、,ー'
三 の し 三 ノ "'  ̄
三 か て 三. iヽ,_ン J
三 !? 三 !し=、 ヽ
彡 ミ ! "'' `'′
彡川川川ミ. l _, ,
ヽ、 _,,,,,ィニ三"'" ,,.'ヘ
`, i'''ニ'" ,. -‐'" `
ヽ ! i´
ノレ'ー'!
('A`)
ζ(ФωФ ζ
('A`)「えっ」
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:53:41.09 ID:9aAjAN1BO
川 ゚ -゚)「あ、すまない…あまりにもあれな質問だったので顔が変わってしまった…」
ζ(ФωФ ζ「あ、うん…」
川 ゚ -゚)「安心しろロマ子。私は鬱田のことを同志だとは思っているがそれ以上はなんとも思っていない」
ζ(ФωФ ζ「そうなの?」
川 ゚ -゚)「ああ。はっきり言って鬱田は私から見ると敬遠球レベルだ」
('A`)
川 ゚ -゚)「いや、敬遠球でもまだあれかな…ボーク…デッドボール…」
川 ゚ -゚)「っていうかもう、ボール思いっきり地面に投げつけちゃったって感じだな、うん」
川 ゚ -゚)「それぐらいなんとも思ってないんだ」
('A`)
ζ(ФωФ ζ「ドックン気をしっかり持って!」
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:59:45.63 ID:9aAjAN1BO
川 ゚ -゚)「そういうわけだから、ロマ子が心配しているようなことは何もない」
('A`)
('A`)「うん…何もないんだ…何も…」
ζ(ФωФ;ζ「ドックン顔死んでる!しっかりして!」
川 ゚ -゚)「そうだぞ、しっかりしろ鬱田」
川 ゚ -゚)「私にとってはバッターボックスに届かないボールでも、他の人にとっては絶好球かもしれないだろ」
('A`)「ボックス届いてないボールが絶好球の人いないだろ…どんなバッターだよ…」
ζ(ФωФ;ζ「いるよ!そんなバッターもいるよ!」
('A`)「いないよ…」
川 ゚ -゚)「いないかもな」
('A`)
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/07(日) 00:03:15.27 ID:668+I8jLO
【全プラン終了】
ガッタン…
川 ゚ -゚)「いやー、観覧車楽しかったな」
('A`)
ζ(ФωФ;ζ「ドックン大丈夫?」
ガッタン…
( ^ω^)「津出さん意外と話が合うおー」
続きを読む
- 2010/11/07(日) 01:14:19|
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156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:40:49.52 ID:9aAjAN1BO
ζ(ΦωΦ ζ「暗くなってきたし再開するよー」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:46:41.29 ID:9aAjAN1BO
【幼馴染の頼み】
('A`)「ロマ!この漫画のここだけ読んでくれ!」
ζ(ФωФ;「ええー!イヤだよ!なんでこんな恥ずかしい台詞!」
('A`)「頼む!これはお前にしか頼めないことなんだ!」
ζ(ФωФ;ζ「うう…だけど…」
('A`)「幼馴染の一生の頼みだ!もうノート見せてくれなくてもいいから!」
ζ(ФωФ;ζ「いや、元から見せる気はないけど…」
('A`)「…ダメか?」
ζ(ФωФ ζ「もう…一回だけだからね!本当に一回だけだよ!?」
('A`)「やった!じゃ、大声で頼む!」
ζ(ФωФ ζ「はーい…」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:50:13.32 ID:9aAjAN1BO
「わしが男塾塾長江田島平八であるッ!!!」
ド ζ#ФωФ)ζ ン
__〃`ヽ 〈_
γ´⌒´--ヾvーヽ⌒ヽ
/⌒ ィ `i´ ); `ヽ
/ ノ^ 、___¥__人 |
! ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ > )
( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/ /
ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈 ソ、
〈J .〉、| |, |ヽ-´
/"" | |: |
レ :|: | リ
/ ノ|__| |
| ,, ソ ヽ )
.,ゝ ) イ ヽ ノ
y `レl 〈´ リ
/ ノ | | (A` )「おお!後ろに男塾が見えるぞ!さすがロマ!」
l / l;; |
〉 〈 〉 |
/ ::| (_ヽ \、
(。mnノ `ヽnm
※作者のミスにより(ry
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:56:47.04 ID:9aAjAN1BO
【同志たちの語らい】
川 ゚ -゚)「いや本当によかった…分かってくれる人がいて」
('A`)「俺もだよ…周りのやつらは誰一人として俺に同調してくれないからな…」
川 ゚ -゚)「ああ…私の友達もな…」
('、`*川「杉浦さん?カッコカワイイよねー、憧れちゃうわ」
川 ゚ -゚)「とか言ってたし…まともな子だと思ったのに…」
('A`)「まぁ…カッコイイはともかくカワイイは…ん?」
ζ(ФωФ*ζ「ネコちゃん見っけー!」
⊂ζ(ФωФ*ζ ゴロゴロゴロ
川 ゚ -゚)( 'A`)「(…何て声をかけたらいいんだ…)」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:02:59.21 ID:9aAjAN1BO
【朝食事情】
ζ(ФωФ*ζ「いやーさっきのネコちゃん可愛かったなぁ…」
('A`)「勢い余って喰うんじゃないかと心配だったよ」
ζ(ФωФ;ζ「食べないよ!そんなにお腹空いてないもん!」
川 ゚ -゚)「(空いてたら食べるのか…?)」
ζ(ФωФ ζ「私、朝はちゃんと食べる派だからね」
川 ゚ -゚)「偉いな。ちなみに今日のメニューは?」
ζ(ФωФ ζ「ご飯に味噌汁に、焼き魚」
川 ゚ -゚)「意外に少ないんだな」
ζ(ФωФ ζ「を、五人前」
('A`)「だとよ」
川 ゚ -゚)「うん、しっくり来た」
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:08:01.29 ID:9aAjAN1BO
【どこが?とは聞けない】
キーンコーンカーンコーン…
('、`*川「よし!お昼休み!宣言どおり、今日は一緒に食べよ!」
川 ゚ -゚)「ああ、そうだな。…ところで、聞きたいことがあるんだが」
('、`*川「ん?何?」
川 ゚ -゚)「ロマ子…杉浦の、どこがいいんだ?」
('、`*川「昨日も言ったけど…カッコカワイイじゃない。杉浦さん」
川 ゚ -゚)「いや、うん…だからな…私が聞きたいのはもっとこう…」
('、`*川「?」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「いや…もういい…お昼にしよう…」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:13:32.73 ID:9aAjAN1BO
【幸せな人々】
ζ(ФωФ ζ「そういえばこないださー、ドックンに言われたんだけど」
ξ゚⊿゚)ξ「あー、鬱田?幼馴染なんだよね」
ζ(ФωФ ζ「うん。それでね」
('A`)『ロマってコワモテだよな…』
ζ(ФωФ ζ「…って言われたの」
(*゚ー゚)「それって…」
ξ゚⊿゚)ξ「もしかして…」
ζ(ФωФ ζ「どう思う?」
ξ゚⊿゚)ξ「…コワイほどモテるの略じゃないかしら?」
ζ(ФωФ ζ
ζ(ФωФ ζ「なるほど!」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:20:45.33 ID:9aAjAN1BO
【統計学上モテる】
('A`)「ブーン、ノートサンキューな」
( ^ω^)「これぐらいお安い御用だお。それにしてもドクオ、もうちょっと授業を真面目に聞くべきだお」
('A`)「いや、だからさ…前にロマがいるから見えないんだって」
( ^ω^)「全く…言い訳は見苦しいお」
('A`)「……」
( ^ω^)「それにしても杉浦さんと幼馴染なんて、羨ましいおねー」
('A`)「どこがいいんだよ、あれの」
( ^ω^)「全部」
('A`)
('A`)「百人中百人そう言うよね」
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:29:11.82 ID:9aAjAN1BO
【オーダーメイド】
川 ゚ -゚)「ロマ子の制服は特注なのか?」
ζ(ФωФ ζ「お、よくわかったねー。さすがクーちゃんオシャレにも敏感!」
川 ゚ -゚)「いや…大体みんなわかると思うが…」
ζ(ФωФ ζ「実はこの制服作ってるの、うちのおじさんなんだー」
ζ(ФωФ ζ「だから私のだけ特別に作ってもらっちゃったの」
川 ゚ -゚)「そうか…ちなみにどこが特別なんだ?」
ζ(ФωФ ζ「ふふん。なんとこの制服…」
ζ(ФωФ ζ「リバーシブルです!!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「そりゃすげぇや!」
ζ(ФωФ ζ「でしょ」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:37:02.03 ID:9aAjAN1BO
【好きな漫画】
('A`)「大体これで新刊は買ったかな…って、ロマじゃん」
ζ(ФωФ ζ「あ、ドックン。ドックンもお買い物?」
('A`)「新刊が結構出たからな」
ζ(ФωФ ζ「私はねー、友達に借りた漫画がすっごく面白かったから衝動買い!新刊もあるけどね」
('A`)「へぇ、どれどれ」
[君に届け全巻]
[範馬刃牙最新巻]
('A`)
('A`)「(刃牙はいつも買ってんだ…)」
ζ(ФωФ ζ「キミトドは泣けるよー」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:44:44.87 ID:9aAjAN1BO
【約束のケーキ屋】
(*゚ー゚)「ここだよ。こないだ言ったケーキ屋」
ξ゚⊿゚)ξ「へー、オシャレじゃない」
(*゚ー゚)「椅子と机があるから、中で食べられるんだ」
ζ(ФωФ ζ「クリームたっぷりで美味しそうだねー」
川 ゚ -゚)「……」
(*゚ー゚)『あっ!ロマ子ちゃん、クリームがほっぺたに付いてるぞ☆』 ペロリ
川 ゚ -゚)「(これが狙いか…ん?)」
[タッパー](゚ー゚*) ゴソゴソ
川 ゚ -゚)
川;゚ -゚)「(また持ち帰り…!?)」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:50:45.61 ID:9aAjAN1BO
【チャンス到来】
ζ(ФωФ ζ「いっただっきまーす!」
ζ(ФωФ ζ モシャモシャガツガツ
川;゚ -゚)「す…すごい量だなロマ子…見てるだけで胸焼けしそうだ」
ζ(ФωФ ζ「ふぁっふぇふぇっふぁふひはんははらいっふぁいふぁふぇはいほ」
ξ;゚⊿゚)ξ「食べながら喋らないの!」
川;゚ -゚)「口の周りがクリームだらけだぞ…」
(*゚ー゚)「(これは…)」
(*゚ー゚)「(クリーム持ち帰り放題の予感!!!)」
ξ;゚⊿゚)ξ「しぃはしぃでよだれ出てるし…そんなにケーキ食べたかったんだ…」
川;゚ -゚)「いや…多分ちょっと違うと思う…」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:57:00.96 ID:9aAjAN1BO
【それぞれの葛藤】
ζ(ФωФ ζ ムシャムシャムシャ
ζ(ФωФ;ζ「(うう…美味しいけど…これ、絶対太っちゃうなぁ…ダイエットしなきゃ…)」
ξ゚⊿゚)ξ モグモグ
ξ゚⊿゚)ξ「(…しまった…このケーキ、オレンジ入りだ…私こういうの苦手なのよね…)」
(*゚ー゚) ペトペト
(;゚ー゚)「(くっ…タッパーに入りきらないわ…!)」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「(いろんな意味でお腹いっぱいです…)」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 19:02:49.48 ID:9aAjAN1BO
【案の定】
ζ(ФωФlllζ ズーン…
J( ФωФ)し「どうしたのロマネス子、暗い顔して」
ζ(ФωФ;ζ「…ちょっと、太っちゃって…」
J( ФωФ)し「あらあら、思春期ねぇ」
( ∵)「(太ったように見えないが…)」
J( ФωФ)し「どれぐらい増えたの?」
ζ(ФωФ;ζ「体脂肪率…二桁突破…」
( ∵)
( ∵)「…ボクサーの悩みだな…」
ζ(ФωФ;ζ「え…いや、違うけど…」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:03:00.41 ID:9aAjAN1BO
【NGワード:キロ】
ζ(ФωФ ζ「私、ダイエットする!!」
ξ゚⊿゚)ξ「え、急に?」
川 ゚ -゚)「太ってるようには見えないが…」
ζ(ФωФ ζ「それがさ…体脂肪率、二桁超えちゃって…」
川 ゚ -゚)「…何キロ太ったんだ?」
(*゚ー゚)「私にできることがあったら言ってね。なんでも手伝うから」
ζ(ФωФ ζ「うん、ありがと」
川 ゚ -゚)「…で、何キロ太ったんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ロマ子は志高いわね」
ζ(ФωФ ζ「そんなことないって…本当にヤバいんだから」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「…何キロ太ったんだ…?」
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:11:27.50 ID:9aAjAN1BO
【相談しようそうしよう】
ζ(ФωФ ζ「というわけで、先生!どういうダイエットが効果的なんでしょうか!?」
从 ゚∀从「いや…お前ダイエットいらんだろ…健康優良児なんだから」
从 ゚∀从←保健室の先生
ζ(ФωФ ζ「でも…数字は確実に増えちゃってるんです…」
从 ゚∀从「はぁ…なるほどねぇ。で、ぶっちゃけどれぐらい増えたんだ」
ζ(ФωФ ζ「…11%です」
从 ゚∀从
从 ゚∀从「えっと…体脂肪率…?」
ζ(ФωФ ζ「はい。一桁にしたいんです」
从 ゚∀从
从 ゚∀从「何お前…ヘビー級でも目指してんの…?」
ζ(ФωФ ζ「ボクサーじゃないです」
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:23:47.63 ID:9aAjAN1BO
【至難の業】
ζ(ФωФ ζ「やっぱり、運動しないとですかね?」
从 ゚∀从「ええとだな…それ、体脂肪率は落ちるけど…体重は増えると思うぞ?」
ζ(ФωФ;ζ「ええ!?それじゃ意味ないじゃないですか!」
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- 2010/11/07(日) 01:11:00|
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 00:46:58.54 ID:9aAjAN1BO
【遅刻】
( ´∀`)「それじゃ出席取るモナよー。相川ー。相田ー。相間ー」
…………
( ´∀`)「杉浦ー。…まだ来てないみたいだモナね」
ドドドドド…
( ´∀`)「ん?地響き?」
バタンドガッガラガラ!!
(;´∀`)「ゲゲェーッ!!教室の扉が壊れたーッ!!」
「すいませーん!!遅れましたー!!」
(;´∀`)「こ…この声は…」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 00:48:41.35 ID:9aAjAN1BO
「杉浦ロマネス子ッ!!」
ド ζ;ФωФ)ζ ン
__〃`ヽ 〈_
γ´⌒´--ヾvーヽ⌒ヽ
/⌒ ィ `i´ ); `ヽ
/ ノ^ 、___¥__人 |
! ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ > )
( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/ /
ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈 ソ、
〈J .〉、| |, |ヽ-´
/"" | |: |
レ :|: | リ
/ ノ|__| |
| ,, ソ ヽ )
.,ゝ ) イ ヽ ノ
y `レl 〈´ リ
/ ノ | |
l / l;; |
〉 〈 〉 |
/ ::| (_ヽ \、
(。mnノ `ヽnm
※作者のミスにより洋服が一部透けておりますがサービスカットとしてお楽しみください
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 00:51:33.69 ID:9aAjAN1BO
【XXLサイズ】
ζ(ФωФ;ζ「ぜー…ぜー…ギリギリセーフ!?」
( ´∀`)「え、ああ、うん…セーフでいいモナ」
ヽζ(ФωФ*ζノ「やったー!」 ピョンピョン
(;´∀`)「あんまり跳ねるとまた天井に頭ぶつけるモナよ」
ζ(ФωФ;ζ「あ、そうだった…先週天井壊したばっかりでした」
(;´∀`)「全く…自分の身長をもっと考えるモナ…」
( ´∀`)「まぁとりあえず席に着くモナ。出席を取り終わってないモナ」
ζ(ФωФ ζ「はーい」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 00:53:15.23 ID:9aAjAN1BO
【一時間目】
( ´∀`)「…全員出席モナね。それじゃ、授業を始めるモナ」
( ´∀`)「今日は前回の答え合わせから始めるモナ」 コクバンカキカキ
φζ(ФωФ ζ φ('A` )
( ´∀`)「…であるから、問3の答えはこうなるモナ」
φζ(ФωФ ζ φ('A` )
( ´∀`)「あ、この公式はテストに出るモナよ」
φζ(ФωФ ζ φ('A` )
φζ(ФωФ ζ φ('A`;)「……」
φζ(ФωФ ζ φ('A`;)「(毎度のことながら背中がでかすぎて黒板が見えねぇよ…)」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 00:56:38.49 ID:9aAjAN1BO
【呼び出し的な意味で】
ζ(ФωФ ζ「あっという間にお昼休みね」
('A`)「(後で誰かにノート見せてもらおう…)」
ξ゚⊿゚)ξ「ロマ子、一緒にご飯食べない?」
ζ(ФωФ ζ「おっけー」
(*゚ー゚)「私はちょっと用事があるから後で行くね。どこで食べてる?」
ζ(ФωФ ζ「そうねー…じゃあ」
dζ(ФωФ ζ「屋上」
(*゚ー゚)「ん、わかった」
(;'A`)「(脅しにしか聞こえない…)」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:01:41.38 ID:9aAjAN1BO
【転校生遭遇する】
川 ゚ -゚) モグモグ
川 ゚ -゚)「(転校してきて早一週間…未だに屋上で一人飯か…寂しいものだな…)」
ガラッ
ζ(ФωФ ζ「んー!外の空気がおいしい!」
川 ゚ -゚) そ ギョッ
ζ(ФωФ ζ「やっぱりご飯は外で食べるべきだよねー」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。今日は天気もいいし」
川;゚ -゚)「(…な…)」
川;゚ -゚)「(なんだあの雌雄同体な人間は!?)」
ζ(ФωФ ζ「よいしょ、と」 ストン
川;゚ -゚)「(女座りした!!)」
ζ(ФωФ ζ シナッ
川;゚ -゚)「(しな作った!!)」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:04:21.35 ID:9aAjAN1BO
【転校生盗聴する】
ζ(ФωФ ζ「あー…彼氏欲しいなー」
川;゚ -゚)「(やっぱり女なのか…)」
ξ゚⊿゚)ξ「またその話?誰か気になる男子とかいないの?」
ζ(ФωФ ζ「いないかなー。みんな背低いもん」
川;゚ -゚)「(お前がでかいんだろとツッコんでいいのだろうか…いやしかし…)」
ξ゚⊿゚)ξ「ロマ子結構注目されてるし、近いうちに告白とかされちゃうかもよ?」
ζ(ФωФ ζ「またまたー。私そんなに可愛くないって」
川;゚ -゚)っ「いやそういう注目じゃねぇだろ!!!」 ビシッ
ζ(ФωФ ζ
ξ゚⊿゚)ξ
川 ゚ -゚)っ
川 ゚ -゚)っ「あっ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:07:22.70 ID:9aAjAN1BO
【転校生対峙する】
川;゚ -゚)っ「(や…やばい…思わずツッコんでしまった…これも関西人の血筋が悪いんや…)」
ζ(ФωФ ζ
川;゚ -゚)っ「(しかも手まで出してしまったでんがな…引っ込めるタイミングがないっちゅーねん…)」
ζ(ФωФ ζ スタスタスタ
川;゚ -゚)っ「(こ…殺されまんねん…!!)」
⊂ζ(ФωФ ζ スッ
川;゚ -゚)っ⊂ζ(ФωФ ζ ギュッ
川;゚ -゚)「…え?」
ζ(ФωФ ζ「三組のクーちゃん、だよね?」
川;゚ -゚)「ど、どうして私の名前を…」
ζ(ФωФ ζ「噂の転校生だもん、みんな知ってるよ。一緒にご飯食べよ?あ、まだ後からもう一人来るんだけど」
川;゚ -゚)「…あ、ああ…うん」
ξ゚⊿゚)ξ「さすがロマ子は友好的ね」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:10:21.93 ID:9aAjAN1BO
【自己紹介】
ζ(ФωФ ζ「私は杉浦ロマネス子。みんなにはロマ子って呼ばれてるわ」
ξ゚⊿゚)ξ「津出ツンよ。ツンでいいわ」
川 ゚ -゚)「ロマ子にツンか…わかった。須尚クーだ、よろしく」
⊂ζ(ФωФ ζ「じゃ、改めて握手!」 ギュッ
川;゚ -゚)っ「(手でかっ)」
川 ゚ -゚)っ「…ん?手、冷たいんだな」
ζ(ФωФ ζ「冷え性なの」
川 ゚ -゚)「意外だな。だいぶ新陳代謝が良さそうな体に見えるのに」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、手が冷たい人は心が温かいって言うから」
ζ(ФωФ ζ「問題ナシ!いぇい!」
川 ゚ -゚)「(あると思う)」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:13:24.51 ID:9aAjAN1BO
【スペック調査】
ζ(ФωФ ζ「クーちゃんって背高いよねー。モデルさんみたい」
川 ゚ -゚)「いや…まぁ…ロマ子には負けるよ…具体的に言うと50cmぐらい負けてると思う」
ζ(ФωФ ζ「それじゃクーちゃんの身長110cmになっちゃうじゃん。小学生じゃないんだから」
川;゚ -゚)「(自称160cmなのか…私は172cmあるんだが…)」
ξ゚⊿゚)ξ「それに…胸も大きいわよね…ものすごい敗北感だわ…」
川 ゚ -゚)「…ロマ子も相当なチェスト…じゃなくて、バストだと思うが」
ζ(ФωФ ζ「でもトップとアンダーの差があんまりないから…あ、太ってるって意味じゃないよ?ちょっと筋肉質なだけでね」
川 ゚ -゚)「ああ…そう…」
ξ゚⊿゚)ξ「牛乳がいいらしいけど、クーもよく飲むの?」
ζ(ФωФ ζ「私はプロテインが効くって聞いたよー」
川 ゚ -゚)「(なんだこの聞かなきゃ良かった感は…)」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:17:30.11 ID:9aAjAN1BO
【ライバル】
(*゚ー゚)「ごめーん、待った?」
ζ(ФωФ ζ「ううん、全然。早くご飯食べよ」
(*゚ー゚)「そうだね…ってこの子は?」
ξ゚⊿゚)ξ「一緒にご飯食べようってロマ子が誘ったの」
川 ゚ -゚)「三組に転入した須尚クーだ。よろしく」
(*゚ー゚)「あ、噂は聞いてるよー。私は猫野しぃ。よろしくね、クーちゃん」
(*゚ー゚)「(ロマ子ちゃんは渡さないからね)」 ボソッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「えっ」
(*゚ー゚)「じゃ、お昼にしよっか」
川 ゚ -゚)
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:21:32.72 ID:9aAjAN1BO
、ミ川川川彡
ミ 彡 ↓言わずもがなクーです
三 ギ そ 三
三. ャ れ 三 ,. -‐==- 、,
三 グ は 三 ,,__-=ニ三三ニヾヽ
三 で 三,. ‐ニ三=,==‐ ''' `‐゛
三. 言 ひ 三 .,,__/
三 っ ょ 三 /
三. て っ 三 ノ ..::.:... ,_ i
三 る と 三 iェァメ`'7rェ、,ー'
三 の し 三 ノ "'  ̄
三 か て 三. iヽ,_ン J
三 !? 三 !し=、 ヽ
彡 ミ ! "'' `'′
彡川川川ミ. l _, ,
ヽ、 _,,,,,ィニ三"'" ,,.'ヘ
`, i'''ニ'" ,. -‐'" `
ヽ ! i´
ノレ'ー'!
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの急にモヒカンになったりして」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:27:25.26 ID:9aAjAN1BO
【作るんです】
ζ(ФωФ ζ「お前も~蝋人形にしてやろうか~♪」
川 ゚ -゚)「(何故鼻歌が聖飢魔?なんだ…いやていうかしぃの発言の意味は…)」
ξ゚⊿゚)ξ「相変わらずロマ子のお弁当は手が込んでるわよね。自作とは思えないわ」
ζ(ФωФ ζ「これも花嫁修業の一環だから」
川 ゚ -゚)「(なるつもりなんだ…花嫁…)」
(*゚ー゚)「私が男の子だったらロマ子ちゃんのことほっとかないのにな」
ζ(ФωФ ζ「あはは、お世辞でも嬉しいよ」
(*゚ー゚)「いやマジで」
ξ゚⊿゚)ξ「あはは」
川 ゚ -゚)「(笑えない)」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 01:32:42.98 ID:9aAjAN1BO
【作るんですパート2】
ξ゚⊿゚)ξ「…って、もしかしてこれ…クーも手作り?」
川 ゚ -゚)「え…あ、ああ。うちは親が共働きなんでな、自分で弁当を作ってるんだ」
ζ(ФωФ ζ「へー…一口いただき!」 パクッ
川;゚ -゚)「うおっ!びっくりした!」
ζ(ФωФ ζ「もぐもぐ…おお!美味しい!」
川 ゚ -゚)「…褒められると照れるな(こんな相手でも)」
ζ(ФωФ ζ「今度一緒にお料理しようよー。味付けとか見てみたいし」
ξ゚⊿゚)ξ「お、いいわねそれ。私は食事係で」
川 ゚ -゚)「ああ、構わな…い…」
(*゚ー゚)「(ロマ子ちゃんと間接キスロマ子ちゃんと間接キスロマ子ちゃんと間接キス)」
川 ゚ -゚)
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- 2010/11/07(日) 01:05:53|
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:20:07.14 ID:fq2Q6JvC0
( ^ω^)
僕は内藤ホライゾン。今、電車に乗って大学に向かっている。
車両内は満員というわけではないけど、そこそこに人が多く乗っている。
まあ、僕は座席に座っているからあまり関係ないのだけれど。
ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……
( ^ω^)「?」
聞きなれない歌?が聞こえきた。
誰かのイヤホンから音漏れをしているのだろうか。
まったく、迷惑な話だ。
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:21:39.37 ID:fq2Q6JvC0
そんなことを考えていたら
\(゚o゚)/ウッ、クルシ
携帯を見ながらイヤホンをしていた一人の乗客が、手で胸を抑えつけながら転倒した。
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:22:59.25 ID:fq2Q6JvC0
ヘイィヤレロトティーヤのようです
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:24:16.42 ID:fq2Q6JvC0
('、`;川「キャー!!!」
女性の悲鳴が響き渡る。
そして止まっていた時が動き出したかのように車内がざわめき始めた。
(;-_-)「お、おい!あんた……」
すぐさま近くにいた乗客が転倒した男に駆け寄った。
(-_-)「……駄目だ、死んでる」
しかし、男は既に死亡しているようだ。
(;^ω^)(おいおい、どういうことだお)
状況が呑み込めなかった僕は、ただ座席に座ったままその男を見つめることしかできなかった。
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:25:43.68 ID:fq2Q6JvC0
(;^ω^)(……うん?)
前のめりに倒れた男の背中に妙なものがついていた。
それは真ん中が赤と黄色に塗りつぶされた大きな赤丸のシールのような物に見える。
( ^ω^)(なんだお、あれ……)
よくよく周りを見渡してみると、他の乗客も他にも背中に同じようなシールを付けている。
しかし決定的に違うところがあった。
さっき見たように、男のものは真ん中が赤と黄色によって半分ずつ塗りつぶされている。
だが、他の人のシールは真ん中が黄色と白によって半分ずつ塗り分けされている。
この違いが意味するのは、いったいなんなのだろうか。
( ^ω^)(………)
僕はなぜか、見てはいけないものを見てしまったような気がした。
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:27:14.56 ID:fq2Q6JvC0
―――――――――――
――――――――
――――
――
( ^ω^)「―――ってことがあったんだお」
('A`)「へえ、不気味な話もあるもんだな」
僕は少し遅れたものの、無事に大学へ着いていた。
ここに来る途中に見た人もあのシールがついていて、そのこともドクオに話した。
('A`)「シールねえ」
( ^ω^)「………」
周りを見渡す。
やはり、シールはみんなの背中に貼り付いている。
( ^ω^)「……みんなにもついてるお」
('A`)「………」
( ^ω^)「………」
ドクオは、きっと僕の話をまだ信じてはいないのだろう。
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:28:51.95 ID:fq2Q6JvC0
僕とドクオは無言になった。
ドクオには僕の言うことを信じてもらいたい。
だが、今のところ僕にしか見えないものを信じてもらうなんて、無理な話だ。
( ^ω^)(なんで僕だけ……)
次の疑問はそれだった。
なんで僕だけがそのマークを見ることができるのだろう。
僕はここ数日、変わったようなことはしていない。心当たりがないのだ。
突然、特殊な能力が目覚めたのだろうか。
( ^ω^)(僕には……)
携帯で自分の背中を撮ってみたが、そこにシールはなかった。
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:30:30.93 ID:fq2Q6JvC0
(´・ω・`)「静かに。では、講義を始めます」
もう還暦間近であろう教授は、いつものように時間ちょうどに講義室へ入ってきた。
(´・ω・`)「つまりこのクラス図は変換されていて……」
('A`)「相変わらずつまらないな、この講義」
ドクオはその説明をノートに写しながらぼそっと呟いた。
( ^ω^)「まあまあ、取ってしまったものはしょうがないお」
それを諌めながら、僕も同じようにノートをとる。
頭の中は、まだあのことでいっぱいだった。
あの男が胸を抑えつけながらうつむけに倒れる瞬間。そのことが、脳裏に焼き付いたまま離れなかった。
さらに気になったことは、教授のシール白い部分が、半分くらいまで赤みを帯びていることだった。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:32:06.77 ID:fq2Q6JvC0
( ^ω^)(そういえばあの歌……)
僕は男が倒れる少し前に聞こえた、あの歌のことを思い出した。
( ^ω^)「ドクオ、この歌を知ってるかお?」
('A`)「どんな歌だ?」
( ^ω^)「なんか、日本語じゃないんだお。
ずっとヘイィヤレロトティーヤって言ってる不気味な歌だお」
ドクオは少し考え、そして思い出したかのようにこちらに顔を向き直し言った。
その顔には、心当たりがあるようだった。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:33:52.26 ID:fq2Q6JvC0
('A`)「ああ、あれだよ。最近話題のCMで歌われてるやつ」
( ^ω^)「CM?」
(;'A`)「なんだおまえ、あのCMのこと知らないのかよ」
ドクオの様子から見て、かなり有名なCMなのだろう。
世間知らずだな、といわれたような気がして、すぐ僕は言い訳をした。
(;^ω^)「すまんお、三年前からテレビをさっぱり見てないんだお」
('A`)「しかも不気味って……。まあいいや。
テレビさっぱり見ない癖に良く知ってたな」
( ^ω^)「お、電車の中で聞こえたんだお」
すると、またその歌が聞こえてきた。
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:35:43.28 ID:fq2Q6JvC0
ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……
ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……
( ^ω^)「お、この歌だおこの歌。
まったく、誰か携帯をマナーモードにしなかった人がいるんだお」
('A`)「……ああ」
( ^ω^)「ん……?」
歌が終わった瞬間、教授の板書する手が止まった。
(´゚ω゚`)「う、うう」
教授は苦しそうにうめいている。
そして、後ろに貼りついているシールがみるみるうちに赤に浸食されていく。
(;^ω^)「ドクオ!一気に赤くなったお、教授のシールが!」
(;'A`)「な………」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:37:01.91 ID:fq2Q6JvC0
教授は黒板からこちらに振り返り、胸を手で抑えながら
(´゚ω゚`)ウッ、クルシ
と言い、前のめりにばったりと倒れこんだ。
それきり、起き上がることはなかった。
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:38:36.54 ID:fq2Q6JvC0
それから少しの間、沈黙がこの場を襲った。
いきなりのことだったの誰も反応できていないようだった。
それは僕とドクオにとっても同じだ。
(;´・_ゝ・`)「教授、どうしたんですか」
一番前の席にいた真面目そうな学生が教授に駆け寄り声をかける。
返事は当然のことながら、ない。
(;´・_ゝ・`)「い、息をしてない!!誰か救急車を!!」
(;^ω^)
(;'A`)
僕とドクオは、静かにお互いの顔を見合わせた。
さっき起こったことを再確認するように。
また、僕の言っていたことが嘘ではなかったことを確かめるように。
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:40:07.06 ID:fq2Q6JvC0
教授が亡くなったことにより、講義は中止になった。
そして、僕たちは気付かなかったが、あの場にはもう一人亡くなっていたものがいた。
僕たちはさっきの起きたことを再確認するために、大学内に設置されている図書館にやってきた。
(;'A`)「……マジかよ」
ドクオはいまだに信じられないといった様子だったが、起きたことは事実だ。
夢ではない。
(;'A`)「ブーン、あの時赤くなったって言ったよな?」
(;^ω^)「う、うん。その前から少し赤みを帯びていたんだお」
(;'A`)「……見えるなら見てくれないか?多分、俺の後ろにも貼りついているはずだ。
そのシールみたいなやつが」
(;^ω^)「………」
正直、怖かった。
もしここでドクオの背中に貼ってあるシールが赤くなっていたら、
ドクオは教授やあの電車の男と同じ道を歩むことになるのだろう。
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:42:08.14 ID:fq2Q6JvC0
(;'A`)「頼むよ。もし死ぬんだとしても、覚悟してから死にたいんだ」
ドクオはかすかにふるえながら、僕にそんなことを言ってきた。
その様子を見たら、僕はドクオにこの奇妙な恐ろしい体験をしたことを話さなければ良かったとさえ思った。
話さなければ、こんなにもおびえることなんてなかったはずだ。
(;^ω^)「わ、わかったお」
ドクオの後ろに回り込み、背中を見る。
(;'A`)「ど、どうなんだ?」
僕が見た結果は、こうだ。
白い部分が少し赤に染色され始めている。もしかしたら、危ないのかもしれない。
しかし真っ赤なわけではない。教授のように、大部分が浸食されているわけではない。
(;^ω^)「……だいじょうぶだお、赤くなってないお」
僕はドクオにそう告げた。
必要以上におびえさせたくはなかった。
それに真っ赤ではないのだから、死ぬ可能性はないとも考えられる。
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:45:02.49 ID:fq2Q6JvC0
(;'A`)「そ、そうか……よかった」
ドクオは深くため息を吐き、そして何かを考え始めた。
それから僕のほうを向き、確かめるように言う。
('A`)「……教授が倒れる直前に、歌が聞こえるって言ったよな、おまえ」
( ^ω^)「言ったお。たしかCMで使われている歌だおね」
('A`)「ああ。もしかしたら死ぬ直前の人がいたら聞こえるのかもな」
(;^ω^)「多分そうだおね」
そうだとしたら、あの歌には何の意味があるのだろうか。
背筋が冷えてくるのを、僕は如実に感じ取った。
('A`)「ちょっと聞いてみるか?その歌を。
確かめるためにもさ」
( ^ω^)「……そうするお」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 22:46:35.99 ID:fq2Q6JvC0
ドクオは携帯を取り出し、何かを検索しているようだった。
('A`)「あった。このCMだよ」
それからドクオは携帯用のイヤホンの片方を僕に渡し、YoutubeにアップされているCMを再生した。
それは製薬会社のCMだった。
内容はなんてことのない、娘役であろう女の子とその父親役が配置されている。
その二人が、製薬会社の商品を宣伝する演技をしているものだった。
それだけ見ればどこにでもある普通のCMだ。
しかしこのCMのBGMに流れているものは、紛れもなく僕が聞いた歌そのものだった。
ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……
ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……ヘイィヤレロトティーヤ……
それがCMの終わりまで、延々と流れていた。
それだけだった。
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- 2010/10/16(土) 23:28:04|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:23:54.08 ID:I+HCNgJLO
('A`)「あのさぁブーン」
( ^ω^)「お、ドクオ。なんだおいきなり」
('A`)「やっぱりさ、俺らみたいなブサメンでもさ、かっこいい部分ってあると思うんだわ」
( ^ω^)「待って。その前に『俺ら』でひとくくりにしないで。お前みたいな顔面産業廃棄物と一緒にされるとさすがに傷つくから」
('A`)「そして俺は昨日、二時間ほど鏡の前で自分の体中を吟味した」
( ^ω^)「おい無視すんなよ」
('A`)「そしてある事に気付いた」
('A`)「よく見たら俺は、眉毛の形がえげつないほどかっこいい」
( ^ω^)「うっわ死ねよお前」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:26:41.39 ID:I+HCNgJLO
('A`)「すごい。やばいマジやばい。眉毛やばい。俺の眉毛で俺がやばい」
( ^ω^)「俺もやばい。なにこの感情」
('A`)「だから、これからは眉毛がえげつないほどかっこいい事をもっと全面に出していこうと思うんだわ」
( ^ω^)「どうしよう、勘違いの場所が場所だから勘違い乙とも言えない。ただただイライラする」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:31:15.19 ID:I+HCNgJLO
('A`)「とりあえずは眉毛の形がえげつないほどかっこいい事を醸しつつ街を歩いてくるわ」
( ^ω^)「あ、ちょっと待って。その前に友達やめさせて」
('A`)「じゃあ、行ってくるわ」
( ´∀`)「ちょ、待ちなさいドクオくん。まだ授業の途中ですよ」
('A`)「あ、先生。すんませんけど出ていきますね。なんせ俺」
('A`)「眉毛の形が、えげつないほどかっこいいんで」
('∀`)ニカッ
( ´∀`)「よし、帰っていいけどちゃんと病院にはよれよ」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:35:39.13 ID:I+HCNgJLO
「ローソン」
ぴんぽーんぴんぽーん
『ロッソン!!シーエッスタッタステッショオン!!wwww』
川 ゚ -゚)「いらっしゃっせー」
('A`)「あのぉ」
川 ゚ -゚)「はい、なんでしょうか。整形なら二つ隣の病院でお願いします」
('A`)「ポイントカード作りたいんですが、眉毛の形がえげつないほどかっこいいんですけど大丈夫ですかね?」
川 ゚ -゚)「はい、ありがとうございました。出口は今来たあの自動ドアになります」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:38:52.20 ID:I+HCNgJLO
('A`)「ふーん……最近のコンビニはいろいろと置いてるんだね」
川 ゚ -゚)「はい。当店は品揃えには自信がありますが、出口はあちらの自動ドアとなっております」
('A`)「で、なんだけどさぁ」
川 ゚ -゚)「なんでしょうか?出口ならあちらの自動ドアとなっております」
('A`)「このアイスの中で、一番眉毛の形がえげつないほどかっこいいやつに似合うアイスってどれなのかな?」
川 ゚ -゚)「ちょ、マジ帰れってお前。マジで。」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:42:55.13 ID:I+HCNgJLO
('A`)「まぁパピコにしとこっかな」
('∀`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいいだけにwwwwwなんつってフヒヒwww」
川 ゚ -゚)「あ、ダメだもうダメだ死にたい遺書書きたい」
('A`)「じゃあこれ、はい」
川 ゚ -゚)「126円になります」
('A`)「え?」
川 ゚ -゚)「はい?」
('A`)「あ、あぁ。そうなの?…へぇ、なるほど…眉毛の形がえげつないほどかっこよくても割引とかされないんだ…」
川 ゚ -゚)「もうやだお母さん助けて親孝行したい」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:45:30.86 ID:I+HCNgJLO
「ファミレス」
ζ(゚ー゚*ζ「いらっしゃいませ♪1名様でよろしいでしょうか?」
('A`)「あ、はい」
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいいやつが1名で」
ζ(^ー^*ζ「ありがとうございました♪またお越ししないで下さいませ♪」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:49:18.37 ID:I+HCNgJLO
ζ(゚ー゚*ζ「ご注文はお決まりでしょうか?」
('A`)「うーん。何食おっかなぁ」
ζ(゚ー゚*ζ「ではご注文お決まりでしたらこのボタンでお呼び下さいませ」
('A`)「あ、はい」
ぴんぽーん
ζ(゚ー゚*ζ「はい、目の前にいますが」
('A`)「あ、いや」
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこよくてもちゃんと鳴るかどうか確かめたくて」
ζ(^ー^*ζ「ありがとうございました♪二度とお越ししないで下さいませ♪」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:53:26.76 ID:I+HCNgJLO
('A`)「じゃあこの『眉毛の形がえげつないほどかっこいい和風ハンバーグステーキ』と『眉毛の形がえげつないほどかっこいいペペロンチーノ』、あと眉毛の形がえげつないほどかっこいいドリンクバーで」
ζ(゚ー゚*ζ「申し訳ございません。当店にはそのようなメニューは存在しません」
('A`)「あ、そうなんだ。へぇ…」
('A`)「最近のファミレスって、眉毛の形がえげつないほどかっこよくなくても大丈夫になってるんだ。サービスが行き届いてるね」
ζ(^ー^*ζ「ありがとうございましね♪」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 20:59:38.61 ID:I+HCNgJLO
ζ(゚ー゚*ζ「それではドリンクバーはあちらですが、出口もあちらですのでぜひお間違え下さいませ♪」
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいいって略したらコーラになるよね。よしコーラ飲もう」
ζ(゚ー゚*ζ「参った。もう頼むから。参ったから早く出ていってお願いします」
('A`)「あ、ごめんね。俺さ、この眉毛の形のえげつないほどのかっこよさを完全にコントロールしきれてないんだ。もしかしたら眉毛の形がえげつないほどかっこよすぎて他のお客さんに迷惑になるかも知れないけど、その時は素直に出ていくよ」
ζ(゚ー゚*ζ「なに?あなたが発する言語なに?ナチュラル呪詛の言葉?」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:02:56.90 ID:I+HCNgJLO
('A`)「会計お願いします」
ζ(゚ー゚*ζ「1069円です」
('A`)「支払いはカード…あ、間違えた」
('A`)「このえげつないほどかっこいい眉毛で。」
('∀`)ニカッ
ζ(^ー^*ζ「生まれて初めての全力の目潰し♪」
(*∀*)ギャー
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:07:00.11 ID:I+HCNgJLO
「駅」
('A`)「…ふぅ。目はなんとか大丈夫で良かった」
('A`)「もし眉毛の形がえげつないほどかっこよくなかったら、今頃…。へへっ」
('A`)「とりあえず電車乗るか」
がじゃっ
ぴんぽーん!ぴんぽーん!
('A`)「あっやべ、眉毛の形がえげつないほどかっこよすぎて改札で引っかかった」
(-_-)「そこの少年、期限過ぎた定期券使わないでね」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:10:41.26 ID:I+HCNgJLO
('A`)「いや、おかしいじゃないですか眉毛の形がえげつないほどかっこいい的に考えて」
(-_-)「いや、あのね。この定期券、切れてるのよ。眉毛関係ない。微塵も関係ない」
('A`)「いや、でも眉毛の形がえげつないほどかっこいいから期限延長されてるし、乗れるはずなんですけど」
(-_-)「この仕事を始めてから初めてホントの意味でこの言葉を使うけど、お前頭大丈夫か?」
('A`)「あ、いっけね。すいません。よく考えたら眉毛の形がえげつないほどかっこいい届けを出してねぇや」
(-_-)「大丈夫じゃなかった。だいたいわかってたけど。」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:14:23.25 ID:I+HCNgJLO
('A`)「あれ、届け出いらねぇんすか?」
(-_-)「病院に出したら幸せになれると思うよ」
('A`)「でも、勝手に眉毛の形がえげつないほどかっこよくてもいいんですか?」
(-_-)「頼む、もう黙れ。それ、意外と耳に残るからそれ」
('A`)「じゃあ電車乗りたいんで、失礼します」
(-_-)「ああ、もういいよ。優先座席で優先されてこい」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:17:55.67 ID:I+HCNgJLO
('A`)「ふぅ、なんとか電車には乗れたけどちょっと込んでるな…」
从;'ー'从「きゃあっ!!こここ、この人痴漢です!!」
('A`)「え?俺?」
从;'ー'从「あ、あなた、今おしり触ったでしょ!?」
('A`)「やだなぁ、そんなわけないじゃん。よく見ろよ」
('A`)「証拠に、眉毛の形、えげつないほどかっこいいだろ?」
('∀`)ニヘラッ
从'ー'从「ごめんなさい間違えました」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:23:33.34 ID:I+HCNgJLO
('A`)「しかし、つまりそれは逆に言うと、この電車に痴漢がいるということだな?」
从'ー'从「痴漢に会った事よりあなたに会った事の方がよっぽどキツイので大丈夫です。お騒がせしてすみませんでした」
('A`)「照れるなよ子猫ちゃん。俺はだてに、眉毛の形がえげつないほどかっこいいわけじゃないんだぜ?」
从'ー'从「もういい。用がなくていいから今すぐ急行でどこか遠くに離れたい。この人の声が届く距離が無理」
('A`)「おい痴漢出てこい!今の年から圧倒的な眉毛の形の差に悩まされたくないだろ!?」
从'ー'从「決めた。明日から歩く」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:26:27.67 ID:I+HCNgJLO
「親友」
( ∵)
('A`)「あがるぞ」
( ∵)
('A`)「いいだろ?眉毛の形がえげつないほどかっこいいんだしさ」
( ∵)
('A`)「ちょっと話したい事があるんだ」
( ∵)
( ∵)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:27:56.35 ID:I+HCNgJLO
「親友」
( ∵)
('A`)「あれ、お前の部屋ってこんな狭かったっけ?」
( ∵)
('A`)「あの頃はまだ、眉毛の形がえげつないほどかっこよくなかったからなのかな」
( ∵)
('A`)「へへっ。俺たちの成長ってやつだな」
( ∵)
( ∵)
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:30:53.81 ID:I+HCNgJLO
( ∵)
('A`)「あのさぁ」
( ∵)
('A`)「俺たち、親友でホントに良かったと思ってるんだ」
( ∵)
('A`)「照れ臭いけど本気でさ。へへっ」
( ∵)
('A`)「俺の周りのやつらは、みんな俺の眉毛の形がえげつないほどかっこいい事目当てで近づいてきやがる」
( ∵)
('A`)「でもさ、ビコ。お前だけは違ったよな」
( ∵)
( ∵)
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 21:35:15.76 ID:I+HCNgJLO
( ∵)
('A`)「お前だけは、上っ面だけの眉毛じゃなく、本当の俺の眉毛を見てくれた」
( ∵)
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいい事にコンプレックスなんか抱かず、接してくれた」
( ∵)
('A`)「唯一、だよ」
( ∵)
('A`)「本当に救われた。救われたし、報われた」
( ∵)
('A`)「ありがとうな、ビコ。これからも俺の親友でいてくれ」
( ∵)
( ∵)「黙れよ死にさらせこのゴミクズが」
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- 2010/10/16(土) 22:48:09|
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58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:10:53.50 ID:4rmo7TQT0
ブーンはカーチャンのもとへと走っていた。
(;^日^)「カーチャン! カーチャン! どうしてここにいるんだお!
ここにいたら死んじゃうお!」
J(;'ー`)し「お、や、ブーンかい……?
いや、ブーンがこんなところにいるはず……」
(;^日^)「ドクオの妹を助けにきたんだお!
カーチャンも早く、早くここから出るお!」
しかし、ブーンの声はカーチャンの耳に入っていないようだ。
J(;'ー`)し「ああ、ブーン。ブーンを強く握りしめれば、またブーンと会えるんだよ。
私はブーンを産めるんだよ」
(;^日^)「カーチャン、なにを言って……」
J(;'ー`)し「ブーン……ブーンも、ドクオ君と遊びに行かなければ、ここにいたのにねえ」
J(;'ー`)し「お父さん、ブーンのこと……ブーン、お父さんのこと許してあげて……」
( ;日;)「カーチャン、ブーンはここにいるお! カーチャン、死んじゃいやだお!!」
それきり、カーチャンは返事をしなくなった。
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:12:42.88 ID:4rmo7TQT0
だいぶ遅れて出てきたブーンに、ドクオは心配した様子で声をかけた。
(;'A`)「おい、ブーン! 大丈夫だったか!?」
( ω)「大丈夫だお、僕は……」
( ω)「でも、でも、カーチャンが」
( ;ω;)「カーチャンが、中にいて……死んじまったお」
(;'A`)「な……」
ドクオは絶句した。
そして、ブーンは絶えず嗚咽をもらしている。
从 ゚∀从「……みんな、一緒に死ねばよかったんだ」
そんな中、ハインがぽつりと言った。
(#'A`)「ハイン! おまえ……」
从 ∀从「だってそうだろ。金持ちはみんな宇宙へ脱出するって言うんだぜ?」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:14:51.45 ID:4rmo7TQT0
从 ;∀从「あたしたちだけ、金の持ってないあたしたちだけ、死んでいく地球と運命をともにしろってことだろ?」
('A`)「どういうことだ、それ……。
それに金だなんて、こんな状況に……」
从 ;∀从「裏山に許可証を持って集まった人たちを、シャトルがあるところまで運ぶんだよ!」
(;'A`)「許可証って、もしかしてこれのことか?」
そう言って、ドクオはデレの父親からもらった許可証をハインに見せた。
从 ;∀从「!! それだ、それだよ! なんで兄貴がもってるんだよ!」
(;'A`)「もらったんだよ、ある人から」
そして、ドクオは少し考えてから、その許可証をハインに渡した。
从 ;∀从「……どういうつもりだよ」
('A`)「……一枚しかないんだ、それ。
だから、死にたくないならお前が使え」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:16:44.03 ID:4rmo7TQT0
从 ;∀从「でも、そうしたら兄貴が……」
('A`)「俺は、お前が死なないだけで良い」
从 ;∀从「嫌だよ! そうしたらあたしひとりぼっちじゃない!
父さんや母さん、それに兄貴もみんな地球と一緒にいなくなるのに、あたしだけ宇宙に行ってどうしろっていうの!?」
ハインは泣きながらドクオに許可証を叩き付けた。
ドクオは地面に落ちた許可証を拾いながらハインに言った。
('A`)「ああ、そうだな。
だから、俺はお前を助けに来たんだよ。
ひとりぼっちで逝かせないために」
从 ;∀从「……兄貴」
('∀`)「帰ろうぜ、家に」
从 ;∀从「……うん」
そして、ドクオはブーンへ許可証を手渡した。
('A`)「俺には、もう必要ないみたいだ」
( ^ω^)「でも、僕がもらってももうカーチャンは……」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:19:08.07 ID:4rmo7TQT0
('A`)「まだ、父さんがいるだろ?
お前には兄弟もいないんだから、二人で宇宙に行けよ」
( ^ω^)「ドクオ……でも……」
('∀`)「いいんだよ。
じゃあな、ブーン」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:21:46.45 ID:4rmo7TQT0
ブーンは自宅に向かって歩き出した。
今考えれば、ツンがあんな質問をしたのは、このことを知っていたからなのかもしれない。
ツンは今頃、そのシャトルに乗っているのだろうか。
( ^ω^)「ツン……」
腕時計を見ると、時間はすでに10時になっていた。
( ^ω^)「トーチャン!!」
(`・ω・´)「おお、ブーン心配したぞ」
シャキンは玄関前に立っていた。
その姿を見て、ブーンはまた泣きだした。
( ;ω;)「トーチャン、カーチャンが、カーチャンが……」
ブーンは、さっき起こったことの一部始終を説明した。
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:24:58.69 ID:4rmo7TQT0
(;`・ω・´)「そんなことが……。それより、許可証はお前が持っているのか!?」
( ;ω;)「そうだお、これがその許可証だお」
(`・ω・´)「これがそうなのか……。よし、父さんが預かっておく」
( ;ω;)「お?」
(`・ω・´)「俺は先に裏山に行くから、お前は少し家で休んでから行きなさい。
まだ10時だ、時間に余裕はある」
( ;ω;)「……わかったお」
そして、ブーンは家の中に入った。
また涙が出てきた。
カーチャンのいた痕跡がいまだに残っている。
ブーンには、カーチャンが死んだなんてまだ納得しきれていなかった。
外から車を動かす音がして、ドアを開ける音もした。
音は二回したが、ブーンはそれに気付かなかった。
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:27:17.10 ID:4rmo7TQT0
( ;ω;)「カーチャン……」
そして、ブーンは自分の部屋のテレビをつけた。
どこの局も砂嵐が映っている。テレビ局の人間も、宇宙へ脱出するのだろうか。
( ^ω^)「……もう11時だお。トーチャン待ってるお」
少し落ち着き、ブーンは裏山へと足を進めた。
( ^ω^)「トーチャン、どこにいるお……」
裏山に来てみたが、そこにシャキンの姿はなかった。
すると、ブーンの後ろから声が聞こえた。
川 ゚ -゚)「許可証をお持ちの方ですか?」
( ^ω^)「あ、いえ、僕は持っていませんお。
さっき、ここに男の人はいませんでしたか?」
川 ゚ -゚)「シャキンと言う方ですか?」
( ^ω^)「そうですお! その人は僕のトーチャンなんですお!」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:30:12.72 ID:4rmo7TQT0
川 ゚ -゚)「……しかし、彼はすでにシャトルの方へ女性と一緒に向かいましたが」
( ^ω^)「え……嘘だお、そんな……」
川 ゚ -゚)「……失礼します」
女の人はそれだけ言い残し、ブーンの前から姿を消した。
( ω)「嘘だお、トーチャンが」
( ω)「トーチャンが女の人と一緒?」
( ω)「ははは、僕は見捨てられたのか」
( ω)「愛人と一緒に宇宙で仲良く暮らすのか」
( ω)「………」
( ω)「カーチャン、このこと知ってたんだお」
ブーンはその場で横になった。もうどうでもよくなっていた。
とても静かで、空には星がきらめいている。
今日で終わりだとはとても思えなかった。
しかしそんなシャトルが配備されているとするならば、本当に今日で終わってしまうのだろう。
政府が、そんな金のかかる無駄なことをするはずがない。
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:33:09.94 ID:4rmo7TQT0
ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン!!!」
( ^ω^)「……お?」
眼を開けてみると、そこにはツンがいた。
( ^ω^)「お、許可証を持ってきたのかお。
宇宙に行っても元気でやれお」
ξ゚⊿゚)ξ「……そんなんじゃないわよ。
それに、今からじゃもう間に合わないわ」
( ^ω^)「? じゃあどうしてこんなところに……」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたを探しにきたのよ」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:37:26.74 ID:4rmo7TQT0
( ^ω^)「僕を?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよ」
( ^ω^)「……もう12時近くなってるお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね」
( ^ω^)「もうちょっとで、地球の寿命だお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね」
( ^ω^)「終わるんだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「多分そうでしょうね。
でも、終わらないかもしれない」
そして、ツンはブーンに寄り添った。
( ^ω^)「僕でいいのかお? 最後かもしれないのに」
ξ゚⊿゚)ξ「言わなくちゃわからない?」
( ^ω^)「……ありがとう、ツン」
ξ゚ー゚)ξ「……うん」
そして、今日という日は終わった。
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:46:26.81 ID:4rmo7TQT0
シャトルは宇宙へ飛び立ったのだろう。
地球から上がる流れ星が見えた気がした。
あれに乗っている人々は、どこか違う星に行くのかもしれない。
デレちゃんとそのお父さん、あと、トーチャン……許せないけど、カーチャンに免じて許すしかない。
決めた道は違ったけど、元気でいてほしい。
日付は変わったけど、僕たちはまだ生きている。
もしかしたら、地球の寿命はもうちょっと長いのかもしれない。
地球の寿命のようです 終わり
( ^ω^)地球の寿命のようです
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1287062787/
- 2010/10/14(木) 23:57:51|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:26:27.11 ID:4rmo7TQT0
(,,゚Д゚)「お伝えします。
と言っても、いまさらですが、地球があと一日で寿命を終えるということは周知の事実でしょう。
今日が人類の……いや、地球に住む全生命の最後の一日となります。
悔いのないように、一日を終えましょう」
テレビのニュースキャスターがいつもと同じトーンで事実を伝えた。
( ^ω^)「……いまだに信じられないお」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:27:34.83 ID:4rmo7TQT0
地球の寿命のようです
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:29:05.68 ID:4rmo7TQT0
このSF映画にありがちな設定のような事実が伝えられたのは、ちょうど二年前のことだった。
これをニュースは連日取り上げ、今後二年間の科学の発展に期待しよう、などというコメントを残す者もいた。
世間にとってはあまりにも突飛な話で、みな信じられないといった様子で今までと変わらない日常生活を送っている。
今だってそうだ。
( ^ω^)「それにしても、地球最後の日が日曜日だなんてついてるおwww」
ブーンはそう言いながらベッドから起き上がり、自分の机の上に置いてあるカレンダーを覗いた。
( ^ω^)「よくよく考えたら悪趣味すぎるだろ、滅亡カウントカレンダーって……」
( ^ω^)「なんでこんなの買ったんだろ、あの時の僕は」
この日めくりカレンダーは、滅亡まであと何日ということがわかる仕様になっている。
いわゆるネタグッズの一つだ。
滅亡までの日にちが発表されてからしばらくの間は、このようなグッズがあちらこちらから発売された。
( ^ω^)「……くだらないお」
無言のままそれを見えないように前へ倒し、ブーンは部屋を出た。
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:30:43.92 ID:4rmo7TQT0
( ^ω^)「カーチャン、おはよう」
J( 'ー`)し「おはよう、ブーン。昨日はよく眠れた?」
( ^ω^)「それなりだお」
カーチャンはいつもと同じように朝食を作り終え、テーブルの上に並べた。
ブーンもそれを手伝う。いつもと同じだ。
(`・ω・´)「おはよう、母さん、ブーン。二人とも起きるのが早いなぁ」
のっそりと寝室のほうから現れ、シャキンは大きなあくびをしながら席に着いた。
(`・ω・´)「いやー、地球寿命の日に日曜日がやってくるなんてちょうどいいな」
J( 'ー`)し「さっきテレビで、地球の葬式をやっている団体がいるって言ってたわよ」
(;^ω^)「マジキチ」
そんな会話をしつつ、朝食は和気あいあいと進んだ。
ふと、ブーンがカーチャンの手をまじまじと見つめた。
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:32:10.95 ID:4rmo7TQT0
(;^ω^)「お?カーチャン見たことない指輪をつけてるお。さては新しい男が……!?」
J( 'ー`)し「ばかね、そんなことはあるわけがないでしょう。これは私が自分で買った物よ」
指輪は変わった形をしている。
十字とハートが重なるようにくっついていて、およそ40代半ばのカーチャンがつけるような物には見られなかった。
J( 'ー`)し「それよりブーン。今日は何か予定はないのかい?
無いのなら、カーチャンちょっと付き合ってもらいたいのだけれど」
( ^ω^)「すまんお、今日はドクオと遊ぶ約束をしてるんだお」
J( 'ー`)し「あら、残念ねえ。キャンセルできないの?」
(;^ω^)「いや、さすがに無理だお」
(`・ω・´)「おい母さん、父さんがいるぞ」
J( 'ー`)し「……お父さんじゃちょっと」
(`・ω・´)「………」
そうこうしているうちに、三人は朝食をすべて食べ終えた。
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:33:30.44 ID:4rmo7TQT0
( ^ω^)「じゃあ行ってくるおー」
J( 'ー`)し「遅くならないうちに帰ってくるのよー」
(`・ω・´)「彼女できたら報告しろよー」
(;^ω^)「ねーよwwwww」
外に出ると、なんてことはない、普通の風景が広がっていた。
( ^ω^)「本当に今日で最後なのかお」
そもそも、世間がほとんどこの話を信じていないことには理由があった。
地球が寿命を迎える原因が、いまだ何も伝えられていないのだ。
ただ単に寿命を迎えると言われただけで、納得できるわけはない。
一部の終末論者や、オカルト好きな者にとってはそうじゃなさそうだが。
ξ゚⊿゚)ξ「あら、ブーン」
ブーンがそんなことを考えながら歩いていると、不意に声をかけられた。
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:35:07.26 ID:4rmo7TQT0
( ^ω^)「お、ツン。おはようだお」
ξ゚⊿゚)ξ「おはよ」
そこにはクラスメイトのツンがいた。
ツンとブーンは何とはなしに一緒に歩き始めた。
ξ゚⊿゚)ξ「どこかに行くの?」
( ^ω^)「ドクオと公園で待ち合わせしてるんだお。ツンも来るかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「わたしは……いいや」
そう言うとツンはぴたりと止まり、少し先を歩いているブーンに対し言葉を続ける。
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、ブーンはこのまま死んじゃってもいいと思う?」
( ^ω^)「お?いきなりどうしたんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「いいから答えて」
ツンは真剣な眼をしている。ブーンは今思っていることを素直に告げた。
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:36:55.12 ID:4rmo7TQT0
( ^ω^)「……まあ、一番良いのはみんな一緒に生き残ることなんだけど。
今の状況じゃ、みんな一緒に死んでしまえるほうがいいお。
中途半端に一人だけ生き残ったり、一人だけ死んでしまったりするよりは」
ξ゚⊿゚)ξ「そう……そうよね。それが一番よね。
わたしもそう思うわ」
(;^ω^)「ツン、なんか元気ないお」
ξ゚ー゚)ξ「ううん、そんなことはないわよ。
じゃあね、ブーン。わたしこっちに行かなくちゃだから」
( ^ω^)「お、そうなのかお」
ξ゚ー゚)ξ「じゃあね。また今度」
( ^ω^)「おっおっお」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:38:35.59 ID:4rmo7TQT0
ツンはそう言って、手を振りながらブーンと別れた。ツンの行く先には、大きな屋敷があった。
( ^ω^)「さすが金持ちだお、あんなところに用があるなんて」
いまさらだが、ツンはこの国で有数のお金持ちのお嬢様だ。
そんなお嬢様がブーンやドクオたちと友達というのもおかしいが……。
ツン自身、自分がお嬢様であるいということをけして鼻にかけたりはせず、人に嫌味な印象を持たせなかった。
明るく、頭も良く、多少口の悪いところはあるけどクラスの人気者。
それがツンだ。
だからこそ、今の彼女の態度はひどくブーンの頭に焼き付いた。
( ^ω^)「ナイーブになってるのかもしれないお、今日はこんなだし」
そう、自分に言い聞かせた。
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:40:04.95 ID:4rmo7TQT0
('A`)「おっす、ブーン」
( ^ω^)「おいすー」
ちょうど待ち合わせの時間である11時に公園に着くと、ドクオはすでにそこにいた。
( ^ω^)「で、何をするんだお?」
ブーンはドクオと遊ぶとは言ったものの、何をするのかは聞かされていなかった。
('A`)「ああ、まあちょっとな。
こっちに来いよ」
( ^ω^)「?」
ドクオの後をついていくと、そこには三つのガスマスクが置いてあった。
( ^ω^)「なんだお、これ」
('A`)「訳は歩きながら話す。
リュックは持ってきたよな?」
(;^ω^)「お……まあ一応」
('A`)「よし」
そう言うと、ドクオはガスマスクの片方をブーンのリュックにいれ、残った二つを自分のリュックへ入れた。
そしてある方向へ向かって歩き出した。
('A`)「悪いな、ブーン。実は遊びに行くってのは嘘なんだ」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:41:22.27 ID:4rmo7TQT0
(;^ω^)「どういうことだお」
('A`)「うちの妹が最近変な宗教にはまっちまってよ。
手を貸してもらいたかったんだ」
( ^ω^)「宗教?」
('A`)「ああ。知らないか? 来世運命共同会ってやつなんだけど」
(;^ω^)「知らんお……。でも名前からして怪しい臭いがこれでもか!ってくらい漂ってきてるお」
ブーンがドクオから聞いた話はこうだ。
二週間ほど前から、妹が夜な夜な家を飛び出しているらしい。
一度そのあとをついて行ってみると、この町の郊外にある古びた建物にたどりついたそうだ。
内部で何をしていたのかは確認できなかったらしいが……。
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:42:53.86 ID:4rmo7TQT0
( ^ω^)「そんな事情があったなら言ってくれればよかったのに……人が悪いお」
('A`)「すまん。勝手なことをしたとは思っているけど、話したらついてきてくれなそうで」
そしてドクオは突然泣き出した。
(;A;)「ほんとごめん。でも、俺、あいつを助けてやりたいんだ。
でも、一人で行ってもどうしようもないだろうし……。
だから、こんな半ば強引な手を使ってもお前についてきてもらいたかったんだ」
(;^ω^)「泣くなお」
(;^ω^)「つーか、どっからガスマスクなんか買ったんだお」
ドクオは涙が止まるのを待ってから、少し震えた声で答えた。
('A`)「あ、ああ。通販で買ったんだ。
けっこう高かったんだぜ」
( ^ω^)「通販すごいお。
しかし、そこまでするなんてほんとに本気なんだおね」
('A`)「そりゃな。悪いとは思ったけど、妹の部屋に入りこんでその会の情報がないか調べたんだ
そうしたら、この紙が見つかったんだよ」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:44:26.30 ID:4rmo7TQT0
ドクオの手にはA4サイズの紙があった。
そこには、なんらかのガスを使い命を失ったのちに地球の滅亡を受け入れると、復活できるという旨の言葉が書かれていた。
時間は午後8時。まだまだ余裕がある。
(;^ω^)「すごいお……こんなことを本当に考えている人がいるものなのかお」
('A`)「馬鹿みたいだろ? でも、信じちゃう人はけっこういるもんらしいんだよ」
( ^ω^)「そうなのか……」
('A`)「まあ、まだ時間に余裕はあるし、どこかの喫茶店でも入って時間をつぶそうぜ」
( ^ω^)「わかったお」
歩いている方向は、商店街のほうだ。
ここもいつもと変わらない風景で、店も通常通り営業を行っている。
( ^ω^)「ほんと、最後の日って実感がわかないおね」
('A`)「ほんとにな。俺だって、妹のことがなきゃ家でゲームしてたぜ」
( ^ω^)「ひきこもり乙wwwww」
('∀`)「うるせwwwww」
注文した飲み物がブーンたちの座っているテーブルに運ばれてくる。
それを飲みながら、その会の一同が集まる建物の侵入経路をドクオが説明した。
どうやら、その古びた建物の裏側に生えている木を上って鍵の壊れている窓から二階へ侵入し、一階玄関のカギを開ける。
それから信者に混じって広間へと入り、ドクオの妹を救出する。
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2:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:39:16.53 ID:kabGpQCQ0
空にふわふわと浮いた雲がまるでアイスクリームのようだと近所の親子の小さい子供が言った
ありえない
アイスクリームはあんなにふわふわしていない、あんなに透けるほど薄くない
けれどあんなにふわふわしたアイスクリームがあったらなぁ、とも思う
口の中に入れた時、すぐ溶けてしまいそうだけどね
おーとっとっと、忘れてた!
僕はまだおつかいの途中なんだ!
( ^ω^)はじめてのおつかいのようです
4:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:40:48.18 ID:kabGpQCQ0
(;^ω^) おー、わすれてたおー
ぼくは内とうホライゾン
「年」はこ年で6「才」!
ちゃんとかん字もこんなにかけるんだよ!
だけどぼくのちしきりょうというのだとよみにくいからだいたいはもうすこしおとなっぽく書き直してくれるんだって!
( ^ω^) おっおっおっ。戻ったお
手に持った買い物袋は何も入っておらず、まさにからっぽ。ただ風に揺れるだけ
5:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:42:24.85 ID:kabGpQCQ0
(*^ω^) だーれにーもーなーいしょーでおーでーかーけーなのー
(*^ω^) どーこーにーいーこおかーなー
(*^ω^) おさかなやさんだお!
カーチャンが頼んだおつかいは1つ
おさかなやさんでアジって魚を4つ買ってくること
僕は家をでる前に買うお金とおこずかい…
( ^ω^) おこずかい…あれ?あ、おこづかい!
おこづかいをもらった
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/13(水) 21:45:23.72 ID:kabGpQCQ0
カメラ→□('A`|壁
壁|'A`)□ なぁなぁ、デレ。ブーンあんなに立派になったよ…
白とζ(;|壁 ほんとよね・・・ブーンちゃん、立派になって・・・
壁|'A`)□ なんとしてもカメラにブーンの栄光を残すぞ!
俺はカメラ!デレは携帯な!
白とζ(゚ー|壁 おう!
( ゚д゚ ) あの人たちなにやってるんだろう・・・
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/13(水) 21:46:48.70 ID:kabGpQCQ0
( ^ω^) ?なんか大きな声が聞こえた気がするお?お?
壁|;'A`)□ あ、ブーンがこっちのほうに来た!逃げるぞ、デレ!
白とζ(゚ー|壁 あいあいさー!!
( ゚д゚;) 消えたっ!?
( ^ω^) お?静かになったお・・・まぁいいお!おっさかっなさーん!いまいくおー!
9:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:50:00.31 ID:kabGpQCQ0
壁|'A`)□ あぶないところだった・・・
白とζ(゚ー|壁 ええ。だけど私達はこの任務を遂行しなくちゃいけないの。
この程度に動揺なんてしていられないわ。
( ゚д゚;) おい!あなたたち、さっきからなにやっているんだ!?
壁|;'A`)□ なっ、刺客か!
( ゚д゚;) ええっ!?
11:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:52:12.00 ID:kabGpQCQ0
ζ(゚ー|壁 ドクオ、あなたは録っていなさい。
私は彼と闘うわ。
壁|;'A`)□ 俺も・・・!
ζ(゚ー|壁 交番からの刺客である以上、あなたじゃ足手纏いよ。
壁|;'A`)□ ぐっ・・・!!
ζ(゚ー|壁 ブーンの雄姿を任せたわよ・・・!
壁|;A;)□ あ゛あっ・・・・や゛ぐぞぐずる゛・・・ごごは任ぜで行゛っでごい゛!!
ζ(゚ー;*ζ おうっ!!!
( ゚д゚ )(もう帰っていいかな・・・。)
13:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:54:08.88 ID:kabGpQCQ0
ひさまぽかぽか、おひさまは絵本みたいに笑ってくれないかな
あ、公園だ、この先通れば「しょうてんがい」だ!
ママと何度も来たから覚えてるよ!
ヾ从 ゚∀从ノココマデコイヨー
从'ー'*从マッテー
ウン、ワカッタ(´・ω・)(<●><●> )2時マデアソンデイイデス
▼・ェ・▼ガブッ
( ´_ゝ`)ハハッコヤツメ
14:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:56:16.35 ID:kabGpQCQ0
周りはみんな楽しそう
男の子に女の子、大人に犬さん猫さんまでいっぱい!いっぱい!人いっーぱい!
僕も混ざりたいけど今日だけはお断り!
僕はお母さんとお父さんにおさかなを買って帰らなきゃいけないから!
真っ直ぐ!このまま真っ直ぐ!
そしたらお店が見えるはずだから
⊂二二( ^ω^)ニ⊃ ブーン
16:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 21:59:17.82 ID:kabGpQCQ0
―VIP商店街
そんなこと思って走ってたらお店がいっぱい見えてきた!
( ^ω^) 「しょうてんがい」だお!!
川 ゚ 々゚) ヤサイヤスイヨーホウレンソウヤスイヨー
ニクヤハニャーンデハタダイマタイムセールダゴルァ!! (゚Д゚,,)
( ・∀・) コノアルファベットハイマナラ50万!!ヤスイヨヤスイヨ!
18:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:01:51.63 ID:kabGpQCQ0
( ^ω^) おっちゃん、これはなんだお!!
( ・∀・) これかい?これはZといってね、最強のアルファベットでね、
かのショボン=ルージアルが持ってたといわれるもののレプリカだよ。
( ^ω^) うそくさいからいらないお!
( ´・∀・) ショボーン
( ^ω^) おっさかっなやさーん、おっさかっなやさーん、どこだお?
(^ω^ ) あれ?こっちはスーパーだお。
( ^ω^) あ、こっちじゃなかったたお。
スーパーはお魚屋さんとは逆方向
「しょうてんがい」は大きいからまだよくわからないや
20:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:05:48.71 ID:kabGpQCQ0
(*^ω^) おっにくやっさーん、やっおーやさーん、さっかなやっさーん
(*^ω^) お?
从'ー'从 焦らないでゆっくりお食べよー
( ><)ノシ うん!おばちゃんありがとうなんです!またねなんです!
( ^ω^) お!
21:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:07:50.75 ID:kabGpQCQ0
お菓子屋さんだ!
よくママと買い物の時に連れて行ってもらうから覚えてるよ!
そしてあの人は――・・・
(*^ω^) わたなべのおばちゃんこんにちはだお!
从'ー'从 あら、ブーンちゃんこんにちは
壁|'A`)□ ああ、これがテレビVer.でいう障害ってやつか。
負けるなよ、ブーン!!
22:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:10:44.80 ID:kabGpQCQ0
一方その頃デレは
ζ(゚、゚*ζ あら、3人で20秒もかかったのね。全盛期と比べると全然じゃない。
主婦になって身体が鈍ってるのねー残念だわ。
あしらう様に放たれた拳は巡査3人の腹へ見事に入った
その結果が3人の人間を横たわらせた
決して死んではいない、気絶させているだけだ
ただしデレは一つの失敗に気付かなかった
(;゚дメ ) ガハッ・・・な、なにが起きたんだ…!!!
巡査の一人、ミルナは気絶してはいなかった
とっさに急所をずらしたことによって気絶を免れていたのだ
23:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:12:34.50 ID:kabGpQCQ0
ζ(゚ー゚*ζ あら、まだ意識があったのね。失敗しちゃった。
魔女、そう脳裏によぎらせるほどの邪悪な笑み
その笑みは間違いなくミルナを地獄に落とすことだろう
(;゚дメ ) チッ・・・まさかこんなことになるとは
ミルナの方からしたらデレはいるだけで相当なプレッシャーだろう
なにせ、たった今自分達に攻撃してきた相手なのだから
ミルナは手を少しばかり後ろに下げながらなんとか手探りで逃げるチャンスをうかがっていた
24:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:14:28.84 ID:kabGpQCQ0
ζ(゚ー゚*ζ ごめんなさいねー私も愛息子のはじめてのおつかいを邪魔させる気ないのよ
そして夫への邪魔もね
デレがミルナにするべきことは決まってる
この茂みで彼を気絶させること
ただ、それだけ
それがミルナを逃避体制から臨戦態勢へ変えた
( ゚дメ ) 仕方ない、俺も本気を出すとしよう
26:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:15:54.84 ID:kabGpQCQ0
ミルナは察したのだ
自分がデレから逃げることはできないと、そして彼女は自分に対して容赦などしないと
そしてミルナも覚悟した
自分も彼女に対して容赦しないことを
ミルナの行動にデレは振り上げかけた脚を空中で静止させた
それ程今のミルナはデレの興味をそそったのだ
ζ(゚、゚*ζ あら、そんな大きな弓を出してどうするつもり?
彼が取り出したのは身の丈以上の大きな弓
2メートルは超えてるであろうそれ
一般の巡査の彼にそれを扱う技術などあるとは到底思えない
( ゚дメ ) いくぞっ!!
29:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:20:55.09 ID:kabGpQCQ0
デレの推測は杞憂だったのだろう
ミルナはいとも容易く自分の得物として扱い、デレを狙った
嗚呼、あなたはこの先どうしてくれるの?
( ゚дメ ) ・・・こいつが普通の弓に見えるか・・・・・・?
そんなはずないよな?
ζ(゚ー゚*ζ ・・・へぇ・・・おもしろそうね
ミルナはその言葉を聞いた後、矢をわざと地面に射た
アスファルトは粉々に粉砕され、その下の地面が抉られてるのがよくわかった
高速で発射される弓矢と剥き出しになった地面はデレに存在理由を与えてくれているようだった
30:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:24:01.55 ID:kabGpQCQ0
あなたがいれば私はまだ闘える
弓と拳どちらが強いかなど関係ない
ただ純粋にお互いの力をぶつけあうだけだ
( ゚дメ ) 我が名はミルナ・・・いざ参る・・・!!!
ζ(゚ー゚*ζ ふふっ、そうこなくっちゃ!
さぁ闘おう、お互いの魂を賭けて
ミルナはアルファベットWとFをモララーから安く買い取りました
33:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:26:01.66 ID:kabGpQCQ0
その頃商店街
从'ー'从 今日はどうしたんだい?
( ^ω^) お父さんとお母さんに頼まれておつかいなんだお!
从'ー'从 ブーンちゃんはもうおつかい行けるんだねぇ、偉いねぇ。
今日ここに来たってことは何か買うのかい?
( ^ω^) わからないお・・・
从'ー'从 そうなの。じゃあ中で見てみるかい?
( ^ω^) お!
34:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:27:23.46 ID:kabGpQCQ0
(*^ω^) おっおっおっ!!
キラキラ光る飴にいい匂いのきな粉棒、チューペットにガム
大好きなお菓子がいっぱいいっぱい!!
(*^ω^) おいしそうだお!!!
从'ー'从 もし買うのだったら言ってね
(*^ω^) はーいだお!
(*^ω^) お!5円チョコにうまい棒めんたい味!じゃんけんグミもおいしそうだお!
38:◆Ztibr4/X6o :2010/10/13(水) 22:30:54.01 ID:kabGpQCQ0
从'ー'从 そういえばブーンちゃんはなにを買いに行くの?
( ^ω^) えっとねーアジ!お魚屋さんに買いに行くんだお!
从'ー'从 アジねーおいしいですもんね
( ^ω^) お・・!?
そういえば何かトーチャン言ってなかったっけ
なんか言われたような気がする
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:22:26.13 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「鍋だー」
(´・ω・`)「ほう、何鍋だ」
('A`) 「闇鍋やなかったらなんでもえぇねん」
( ・∀・)「ミカン鍋」
(´・ω・`)
('A`)
( ・∀・)「えっ、なにこの沈黙」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:26:13.95 ID:hTpPhy9tO
('A`)「……さて、訳を聞こう。まず僕にはミカン鍋という概念は存在しないわけだ。美味しいのかも含めて聞いてやるから素直にミカンと柚子を変えろ」
(;´・ω・`)「柚子もミカンも要らなくない?普通の鍋が食べたいわけなんだけども」
( ・∀・)「ミカン鍋不評?あー残念だなーミカンを練り込んだ魚のつみれもあるというのに」
('A`)「いや許さん、いや……断じて許さん」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:30:43.92 ID:hTpPhy9tO
(;´・ω・`)「まず、ミカン鍋は食べたことはあるの?」
( ・∀・)「いや、もちろん初めてだよ。いやー世の中広いねぇ」
('A`) キエローミカンキエロー
(;´・ω・`)「通販であとは入れるだけみたいなあれかい?正直味は期待しないほうが」
( ・∀・)「そうなのか、だが今日はミカン鍋を止めるつもりは毛頭ない。諦めろ」
('A`) オコタトミカンデヌックヌクー
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:35:13.54 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「まぁもう食べれる、期待してろ」
(;´・ω・`)「地雷臭しかないような……」
('A`)「ミカンが皮ごと4つ……」
( ・∀・)「あ、俺2つ食べるから」
(;´・ω・`)「え、かじるの?」
( ・∀・)「当たり前だろ!ミカン鍋だからな!」
('A`)「鍋ときいてぼかぁ日本酒買ってきたのにこれだよ……」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:39:51.78 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「……」
(´・ω・`)
('A`)
( ・∀・)「ああ、ミカン鍋のミカンは……うん」
('A`) デスヨネー
(´・ω・`)「ミカン鍋……」
( ・∀・)「いや、むしろなぜミカンを入れるのか。そこが問題なわけだ」
(´・ω・`)「……香り付け」
( ・∀・)
( ・∀・)「そうなのか!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:45:22.25 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「いやーおかしいとは思っていたわけだよ、ミカン鍋なんてねぇ」
(´・ω・`)「あ、ツミレは美味しいよ。爽やかだ」
('A`) ニホンシュトアウヤン!
( ・∀・)「ほんとだ、日本酒と合う味だね。爽やかな中に風味がある」
(´・ω・`)「出汁が……さっぱりなのに濃いよね」
( ・∀・)「これは好みじゃないかな?」
('A`)「……ミカンうめぇ」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:48:27.30 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「……えっ」
('A`)「このミカンうめぇ!鍋つついた後ならうめぇ!」
(´・ω・`)「あ……ほんとだ。苦味が対して気にならない金柑みたいな……」
( ・∀・)「うわーなにこれ、えーミカンは最初に食べちゃダメなのか」
('A`)「説明書」
( ・∀・)
( ・∀・)「そうなのか!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:53:16.35 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「さて、中身のイカ、牡蠣、ツミレなどが瞬く間になくなってだな」
(´・ω・`)「まさか……」
('A`)「……」
( ・∀・)「そうだよ!ミカン雑炊の時間がやって来ました!」
('A`) ボクカエル
( ・∀・)「メレンゲは既に準備済みだ……」
(´・ω・`)「なんでメレンゲ?」
( ・∀・)「……さぁ?」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 21:58:24.59 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「いいか、メレンゲだ。卵白だ」
(´・ω・`)「ああ、卵白だ」
('A`)「ご飯をかえせー」
( ・∀・)「もういれちった。さて、説明書にはミカンを入れろという内容がないわけですよ」
(´・ω・`)「え?」
('A`)「え?」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 22:03:22.59 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「卵黄は後かららしい……」
(´・ω・`)「ああ……入れるんだ」
('A`)モウドウニデモシテクレ
( ・∀・)「真ん中に卵黄を注ぐ……」
(´・ω・`)「……」
('A`)「……」
( ・∀・)「えっ、ほんとミカン入れないの?これ」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 22:06:52.12 ID:hTpPhy9tO
( ・∀・)「蓋せず3分……」
(´・ω・`)
('A`)
( ・∀・)「いや、ミカン……」
(´・ω・`)「……メレンゲの中にある卵黄の色がミカンに見えるとか……」
('A`)「……見えなくも……ないわな」
( ・∀・)「そうなのか……君には失望したよ、ミカン鍋君」
(´・ω・`)「味は美味しいよ?」
( ・∀・)「それだけが救いだわ」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 22:10:58.36 ID:hTpPhy9tO
あのミカン鍋から一週間後……
( ・∀・)「さぁ、鍋の時間がやってまいりました」
('A`)「日本酒買ってきたでぇ……鍋やでぇ……」
(´・ω・`)「気分はモツ鍋がいいなぁ、当たらないだろうけどね。で、なんだい?」
( ・∀・)「スイカ鍋」
おわーり
ミカン鍋、スイカ鍋共に実在します。実際美味しいですから一度食べてみては?
( ・∀・)「そうなのか」のようです
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1286626741/
- 2010/10/09(土) 23:21:18|
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:46:33.27 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「あぁ」
('A`)「どうしたものか」
('A`)「困ったもんだ」
('A`)
('A`)「…」
('A`)「今日もきたようだ…」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:48:51.08 ID:R26yLvCWO
('A`)「困ったもんだ」
('A`)「どうしたらいいのだろう」
('A`)「こう毎晩続いてしまうと…」
(;'A`)
(;'A`)「頭が痛くなってしまうではないか」
(>;'A`)>「どうしたらいいのだろう…」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:51:43.52 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「…」
('A`)「どうして私のところにばかりやってくるのだ」
('A`)「どうしてだ…」
(;'A`)「突然やってきては私を困らせ…」
(;'A`)
(;'A`)「困らせるというのにそちらは」
(;'A`)σ「なぜニヤニヤと笑っているのだ」
(;'A`)「なんなのだ…」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:54:14.62 ID:R26yLvCWO [sage]
(;'A`)「…なぜなのだ」
(;'A`)「私は見た通りのどうしようもないダメな人間だというのに…」
(;'A`)「…」
(;'A`)「わわ笑うな」
(;'A`)
(>;'A`)>「なぜなのだ…なぜ私のような弱い者のところにあらわれるのだ」
(;'A`)
(;'A`)「…やめて」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:56:56.26 ID:R26yLvCWO [sage]
(;'A`)「…近寄るな」
(>;'A`)>「あわわわわ」
(>;'A`)>「くるな」
(;'A`)「…」
(;'A`)「毎晩のように一体なにをしにやってくるのだそちらは」
(;'A`)「どうして開いてもない窓からすぅっと私の部屋に入ってこれるのだ」
(;'A`)
(;'A`)「そのニヤニヤ笑うのやめてよ…」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:00:01.98 ID:R26yLvCWO [sage]
(;'A`)
('A`)「そうだ」
('A`)「ひとまず落ち着こう」
('A`)「何も今日がはじめての事ではないのだ…」
( 'A`)y-~
('A`)「ふぅ」
('A`)「ただニヤニヤ笑うそちらにおびえてばかりはいられない」
('A`)「…それに私は色々と考えることもあるのだ」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:03:08.72 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「夜中というのは不思議に頭が働くからね」
('A`)「…私は色々考えてしまうのだ」
(>;'A`)>「嫌なことだったり苦しいことだったり」
('A`)「頭が痛くなってしまうのだ」
('A`)
( 'A`)σ「だからそちらさんの事にばかり集中できないのだ」
(;'A`)「そちらが何者で何が目的かは知らないが」
('A`)「私は誰かの事を考える余裕なんてないのだ」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:06:40.98 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「自分のことで精一杯なのだ私は」
('A`)「どことどこが戦争しているとか」
('A`)「誰が好きで誰が嫌いだとか…」
('A`)「どうでもいいのだ…」
(>;'A`)>「自分のことで精一杯なのだよ」
(;'A`)「それ以上を私が考えてしまったら頭が大変なことになってしまう」
('A`)「働きすぎはよくないから頭を休ませないといけないのだ」
('A`)
( 'A`)σ「だから私のところに来ても意味はない」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:09:37.13 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「ささっといなくなってくれ」
('A`)
(>'A`)>「私以外のところへ行けばいいではないか」
(>'A`)>「笑うな」
('A`)「…」
('A`)「なぜなのだ…」
('A`)「はぁ」
(;'A`)「どうしたらいいのよ…気味が悪い」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:14:51.74 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「困ったものだ」
男は毎晩のように現れる怪しい存在に大変困ってはいたが
男は一人早口で喋り続けた
('A`)「夜中とは私にとって」
('A`)「貴重な時間でもあるのだ」
( 'A`)σ「頭が働く時間でもあるが落ち着きたい時間でもあるのだ」
( 'A`)σ「明るい時は私は私ではないからね」
('A`)
( 'A`)σ「つまり明るい時は私は私という服を脱いで別のものを着ている状態なのだ」
('A`)「笑うなよ」
('A`)「伝わっていないようだな」
(;'A`)「あぁ…困った私はばかだ」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:19:00.43 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「なにを私は話かけているのだ…」
(;'A`)「このようなやつに…」
(>;'A`)>「あぁ困った…」
(;'A`)σ「もういいだろうどこかへ行ってくれ」
(;'A`)「私は別に一人寂しいわけではないのだ」
(;'A`)σ「何度も言うが夜中は私にとって貴重な時間なのだ頭が働くのだ」
('A`)「だからこうしてブツブツと言葉がでてしまうだけで…」
(>;'A`)>「などと…あぁ困った口が動いてしまう」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:22:15.51 ID:R26yLvCWO [sage]
('A`)「ところで」
('A`)「何がおかしくてそういつも笑っているのだ?」
(;'A`)「私の顔がか?」
(;'A`)
(;'A`)「何も言わないのか」
('A`)「不快だ」
('A`)「私を追い詰めているようにすら感じる」
('A`)「なぜ私なんだ」
(;'A`)「私は臆病で弱いんだ…なにもこのようなとこを選んでこなくても」
(;'A`)σ「いいじゃないか」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:25:37.15 ID:R26yLvCWO [sage]
(;'A`)「世界は広いんだ」
('A`)「そんな中でなにも私をえらぶ必要はないじゃないか」
('A`)「どうして」
('A`)「どうして私を笑いにくるのだ」
(;'A`)
(;'A`)「私がそれほど惨めだというのか」
(;'A`)「…私がおかしいか笑えるか…」
(>'A`)>「勘弁してくれ」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:29:25.25 ID:R26yLvCWO [sage]
男は薄暗い部屋の隅でブツブツと早口で話続けた
怪しい存在もニヤニヤと笑い続けた
男の顔をじっと見ながら
(;'A`)「はぁ」
(;'A`)「私は自分の時間を大切にしたいのだ」
(;'A`)「夜中は貴重なのだ」
( 'A`)σ「話がしたいわけじゃないんだ」
(;'A`)「朝がくるまで私はこの貴重な時間を自分のために使いたいんだ…」
(>'A`)>「だから」
(>;'A`)>「もうやめてくれよ」
(;´A`)「私は一人でいたいのだ」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:32:12.01 ID:R26yLvCWO [sage]
(;'A`)「…ああ」
(>;'A`)>「まただ」
('A`)「こんな事をしているうちに朝がきてしまった…」
(;'A`)「また私は貴重な時間をもやもやした状態で過ごすことになったのだ」
(>;'A`)>「これでは私は辛いだけじゃないか」
(;'A`)「はぁ」
('A`)「まぁ…いい」
('A`)「朝がきたのだから諦めよう」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:36:13.85 ID:R26yLvCWO [sage]
そういうと男は朝日がさす窓へとすぅと消えていった
「はぁ」
「やれやれ…」
( ^ω^)「まったく困ったものだお」
彼はニコニコと笑いながら
男が消えていた窓を見つめてそう言った
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:40:40.39 ID:R26yLvCWO [sage]
( ^ω^)「毎晩のようにぼくの部屋に来てはブツブツブツブツと不満や愚痴を垂れ流していくんだお」
( ^ω^)「聞いている方も楽じゃないお」
彼は先程まで自分の部屋にいた部屋の隅にぽつんと立ちながらブツブツと早口で話をする男についてニコニコと笑いながら呟きはじめた
( ^ω^)「なにがなんだかさっぱりだお」
( ^ω^)「でもあぁやって毎晩やってくるんだから本当は寂しいんだお」
( ^ω^)「はぁ」
( ^ω^)「ねむいお」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:42:52.17 ID:R26yLvCWO [sage]
( ^ω^)「正直朝になるまでいなくならないのはつらいお…」
( ^ω^)「ぼくにとっても夜は貴重な時間…」
( ^ω^)「だというのにうるさくて眠れないお」
( ^ω^)
( ^ω^)「でもまぁ」
( ^ω^)「悪いやつじゃないようだし…」
( ^ω^)「こういうのも貴重な体験なのかもしれないお」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:46:03.30 ID:R26yLvCWO [sage]
( ^ω^)「朝がくるのがちょっぴりがっかりする気持ちも…」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「今晩もくるのだろうか…」
( ^ω^)「困ったもんだお」
窓からはまぶしい光がサンサンと注がれている
外はすっかり新しい朝をむかえていた
ニコニコっと笑いながら男は夜に現れる不思議な来訪者の事を考えていた…
おわり
('A`)朝を待ちますのようです
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1285523055/
- 2010/09/27(月) 09:48:20|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:09:58.10 ID:aXMzN68W0
_
( ゚∀゚) 干ばつに苦しむ村の人たちの為に、なんとか天下一武闘会で優勝して
優勝賞金で水をたらふく買って帰るんだ。オラわくわくしてきたぞ
( ・∀・) へへ。田舎もんが!なにヌカしてやがる!
_
( ゚∀゚) さて、受付はあっちかな…
( ・∀・) おい田舎もん。おい。ねえ。あの、すいませんちょっと…
_
( ゚∀゚) トイレ?トイレなら西の方角へ30キロほど行った所にちょうどいい草むらがあるよ
( ;・∀・) トイレじゃねえよ!……もっといい場所あるだろ!!
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:13:10.16 ID:aXMzN68W0
( ・∀・) 優勝するっつってたなあ。天下一武闘会はそんなに甘い場所じゃないんだぜ
_
( ゚∀゚) でも僕が勝たないと村の人たちが…
( ・∀・) ハッ!無理なもんは無理だ。諦めな
優勝はこの俺、ハリケーン疾風ウィンドでおなじみモララー様が頂くのさ!
_
( ゚∀゚) 風の谷の方ですか?
< ほっほっほ。馬鹿なことを言うのですね
_
( ゚∀゚) フリーザ!?
( ;・∀・) マジで!?
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:16:00.49 ID:aXMzN68W0
/ ,' 3 ワシじゃよ
( ・∀・) …誰だよ
_
( ゚∀゚) フリーザじゃなかった
/ ,' 3 ワシを知らんとは、ほっほっほ。どこの田舎から来たのかね
( ;・∀・) なんだと!
/ ,' 3 ワシは前大会優勝者、暁の疾風モラトリアムで名が通っている荒巻じゃ
_
( ゚∀゚) 疾風が被ってる!
( ;・∀・) ゲェー!熾烈を極めたと言われる前大会の覇者…!
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:18:07.94 ID:aXMzN68W0
/ ,' 3 ハリケーン疾風ウィンド?知らんのお…
( ;・∀・) うるせー!本物の疾風は俺だ!
/ ,' 3 どちらが本物の疾風かどうか、戦ってみればわかるぞい
( ・∀・) ふん。おまえと戦えるのを、楽しみにしておくぜ
/ ,' 3 でかい口叩けるのも今の内じゃて
< 底辺同士でいがみ合うとは。醜い争いだな
/ 。' 3 なんじゃと!誰じゃ!
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:23:53.79 ID:aXMzN68W0
('A`) この無限大の宇宙(そら)の下で、虫けらとして散るがいい…
_
( ゚∀゚) セリフだけ妙に格好いい!
( ;・∀・) 誰だてめえは!セリフだけ妙に格好いいな!
('A`) クックック…見た目も格好いいだろ?
/ ,' 3 名を名乗れ!
('A`) 俺は紅蓮疾風ダイナマイト疾風ドラゴンのドクオ。第一回大会の優勝者さ
_
( ゚∀゚) 疾風二個ついてる!
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:26:02.85 ID:aXMzN68W0
('A`) 本物の疾風は俺さ。顔もどことなく疾風って感じだろ
/ ,' 3 むしろそよ風
( ・∀・) 扇風機ですらおこがましい
_
( ゚∀゚) じめっとした風を感じる
('A`) あ、駄目だ…精神攻められると家に帰りたくなる…
なんかNHKとか見たくなる……もう帰りてえ……
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:29:26.84 ID:aXMzN68W0
_
( ゚∀゚) そんなこんなで受付に来たぞ!
('、`;川 うわびっくりした!なによ急に一人言なんて喋って…
はいこの紙に名前書いて。これから予選が始まるから
_
( ゚∀゚) 予選ってなにするんですか?
('、`*川 まずは数学と国語と英語。それから歴史・物理・化学・哲学から選択で2教科ね
_
( ゚∀゚) センターテストみたいですね
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:32:05.27 ID:aXMzN68W0
_
( ゚∀゚) さあ予選も終わって大分絞られたぞ。ほとんど解けなかったけど一応受かった
これから本戦だ。頑張るぞ
(-@∀@) レディィィィィィスエエエエンドサムシング!
ただいまより、天下一武闘会の本戦を始めます!
\わーわー!/
(-@∀@) 戦いはトーナメント方式。今からそれをクジで決めたいと思います
12:【小吉】 :2010/09/01(水) 03:37:38.30 ID:aXMzN68W0
_
( ゚∀゚) やった!シードの権利を得たぞ!
( ・∀・) よう田舎もん
_
( ゚∀゚) 疾風なんとかさん
( ・∀・) モララーだ。どうやら俺とおまえは2回戦目で戦うみたいだな
_
( ゚∀゚) よろしくお願いします
/ ,' 3 勝った方がわしと、3回戦目で当たるようじゃ
( ・∀・) ククク。逃げるなら今の内だぜ
('A`) そして、決勝で俺と当たる…てか
_
( ゚∀゚) 手強そうだが…やるしかない!
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:42:03.49 ID:aXMzN68W0
(-@∀@) さあ1回戦が終わりました!これから2回戦目を始めます!
_
( ゚∀゚) おっと、僕の番だ。急がないと
ξ゚⊿゚)ξ 私の相手はあんたのようね
_
( ゚∀゚) あれ?モララーさんは?
ξ゚⊿゚)ξ あの疾風なんとかってやつ?
一発殴ったら場外まで吹っ飛んで場外負けになったけど…
_
( ゚∀゚) そうなんだ…僕は負けないよ
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:45:25.31 ID:aXMzN68W0
_
( ゚∀゚) 激戦の末になんとか倒したぞ
ツインテールが弱点だと信じて執拗に髪を引っ張ったのが功をそうした
(-@∀@) いいファイトが続きます!それでは3回戦行ってみましょう!
_
( ゚∀゚) 次も負けないぞ!
|゚ノ ^∀^) 私だって負けないからね
_
( ゚∀゚) あれ?荒巻さんは?
|゚ノ ^∀^) あの疾風なんとかっておじいちゃん?
開幕で入れ歯が取れて、入れ歯を取ろうとしてる所にチョップを入れ続けたら
髪の毛が全部抜けて失神したわ
_
( ゚∀゚) そうなんだ…僕の髪の毛は抜かせないぞ
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:49:14.20 ID:aXMzN68W0
_
( ゚∀゚) 危ない所だったけどなんとか勝った
ジャニーズ好きだと信じて嵐の悪口を言い続けたのがいいカウンターだったらしい
(-@∀@) さあとうとう決勝戦だ!はしょりにはしょった激戦がこれで終わる!
_
( ゚∀゚) 決勝も頑張るぞ
ミセ*゚ー゚)リ ふふふ。私を甘く見ないことね
_
( ゚∀゚) あれ?ドクオさんは?
ミセ*゚ー゚)リ あの疾風が2回つく人?蔑んだ視線を送ったら髪の毛が全部抜けて
場外まで吹っ飛んでそのままNHK観に帰ったわ
_
( ゚∀゚) そうなんだ…まいんちゃん録画しとくの忘れたのかも
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:53:33.47 ID:aXMzN68W0
ミセ*゚ー゚)リ 私は絶対に負けない。優勝賞金でブランドもののバッグを買うの
_
( ゚∀゚) 僕も負けないよ。村の人たちが干ばつで苦しんでいるんだ。水を買って帰るのさ
ミセ*゚ー゚)リ 水?水なら水道から汲めばいいじゃない
_
( ゚∀゚) だから干ばつのせいで…え?水道…え?
ミセ*゚ー゚)リ この街で水を買う人はいないわよ
_
( ゚∀゚)
(-@∀@) ダウーン!ジョルジュ選手、意識を失っています!これはKOだーーーー!
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:55:28.03 ID:aXMzN68W0
ミセ*゚ー゚)リ やったー!私優勝?
(-@∀@) 優勝です!おめでとう!
ミセ*゚ー゚)リ 賞金は私のものよー!
(-@∀@) 賞金?なにを言っているんですか
ミセ*゚ー゚)リ え?
(-@∀@) 今年から賞金じゃなくて、賞品を送るようになったんですよ
つ○ はい、どうぞ。優勝賞品のたわしです
ミセ;゚-゚)リ ええぇぇーーーー!!??賞金無いの!?…たわし!!???
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:58:47.88 ID:aXMzN68W0
(-@∀@) それと、優勝者には名誉として通り名が与えられます
今回優勝したミセリさんには「疾風のケミカルホットケーキ」を名乗って頂きます!
ミセ;゚ー゚)リ たわしよりいらねえ!!賞金よこせぇぇー!
_
( ゚∀゚) 僕の苦労はなんだったんだ…
(-@∀@) ああ、それから準優勝者には東芝様より、電子レンジが贈呈されます
_
( ゚∀゚) っっっっしゃあ!!!!
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/01(水) 03:59:22.24 ID:aXMzN68W0 [sage]
終わり
( ゚∀゚)夕凪天下一武闘会のようです
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1283278198/
- 2010/09/01(水) 06:35:23|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:31:19.84 ID:8Gl102ed0
[校長室前]
( ФωФ) うーむ うーむ
ガチャリ
('A`) おや、校長先生・・ 如何なされましたか? 困っているようですが
( ФωФ) ん? ドクオ先生・・ いや、実はいま生徒の親御さんがきとるんだが
( ФωФ) それが、俗に言う「モンスターペアレント」というやつで・・
('A`) ほう それは大変でございますな
( ФωФ) ・・あ、そうだ ドクオ先生、吾輩の代わりに相手をしてやってもらいたいのだが
確か君のクラスの子供の両親であったし、ちょうどいい
('A`) え? 僕のクラスですか?
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:34:19.98 ID:8Gl102ed0
( ФωФ) ええ 吾輩、出張せねばならんので ぜひともお願いするである
('A`) そうですか・・ わかりました 僕のクラスの子でしたらそれが当然でしょう
( ФωФ) ええ くれぐれも失礼のないようにお願いします
('A`) 了解です
( ФωФ) それでは頼みましたぞ
('A`) (モンスターペアレントか・・ 実際会ったことはないからちょっと怖いな)
('A`) (だがこういう時のための対処法は一通り学んできた)
('A`) (大丈夫だ俺 落ち着いて対処しよう)
('A`) ・・よし、いくぞ
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:37:26.30 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・失礼します 校長先生の代わりに、私がお話をきk
ガチャ
ミミゝゝゝ
ミミ。WW゚) フシュルルルルゥゥ........
;;::゚;。::゚::。゚:゚:く
...;;::゚:。,,゚;;:。゚::。;;,,゚;;:゚。ノ
~`゙゛~~ '"~´
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
バタンッ
('A`)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:40:28.64 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・・・・・
('A`)
('A`) (お、落ち着けドクオ)
('A`) (よし 素数でも数えておちつこう 2・・ 3・・ 5・・ 7・・ 11・・)
('A`)
('A`) (きっと今のはアレだ)
('A`) (「モンスターペアレント」という語感が、俺に招いた幻覚)
('A`) (まさかそのまんまモンスターの親とか・・ そんな出オチな事態、ある訳がない)
('A`) ・・・・・・
('A`) (大丈夫 大丈夫だ 俺はちゃんとモンスターペアレントに関しての対処法を学んでいる)
('A`) (よし、大丈夫だ 行ける いけいけ)
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:43:30.16 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・失礼しまs
ガチャッ
ミミゝゝゝ フシュゲルルルル・・
ミミ。WW゚) <<<ノノノノノ
;;::゚;。::゚::。゚:゚:く (”W””リリリ
...;;::゚:。,,゚;;:。゚::。;;,,゚;;:゚。ノ <<<<< >>>> カサカサカサカサカサ
~`゙゛~~ '"~´
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
バタァンッ
('A`)
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:46:32.00 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・・・・・
('A`)
('A`) (リラックスだ リラックスしろドクオ)
('A`) (そうだ 奇数でも数えて落ち着こう 1・・ 3・・ 5・・ 7・・ 9・・)
('A`)
('A`) (なんか二匹目が見えた)
('A`) (スライムみたいなやつと、なんかカサカサしてるやつがいた)
('A`) (増えちゃった)
('A`)
('A`) (ところで、どっちがお父さんでどっちがお母さんなんだろうか・・)
('A`) (・・いや、こんなことを考えるのは失礼極まりない)
('A`) (次だ・・ 次こそは失礼のないように対処せねば・・!)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:49:35.72 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・度々すみません お宅のお子さんの担任のドk
ガチャッ
ヽヽヾノノノiii
(W””#リリリゲッヒイィイィ!!
フッシュアアアァ! //////>
ミミゝゝゝ ピョォーン
ミミミ#。W), ,,-‐'"~´,`::.,゙;;;.`::::;;;;;)
;;::゚;。::゚::。゚:゚:く ゛`ヾ゚,,゚;;.:;;;;) ::::::~´:::;ノ
...;;::゚:。,,゚;;:。゚::。;;,,゚;;:゚。ノ `、゙,゛` :::::ノ.,";;;;)人:::,)
~`゙゛~~ '"~´ 从;`人,,::ノ从:,人
ゴオオォォオォォオオオオオオオオオオオォォォォォ
バタァンッ
('A`)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:52:49.79 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・・・・・
('A`)
('A`) (大丈夫 怖がることは無い)
('A`) (よし、偶数でも数えて落ち着こう 2・・ 4・・ 6・・ 8・・ 10・・)
('A`)
('A`) (いきなり御両親が夫婦喧嘩が始まったように見えたが・・)
('A`) (しかも、一方が火炎放射を放っているように見えたぞ・・)
ッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァ・・・
('A`) (・・スプリンクラーが作動している・・・・)
('A`) ・・・・・・
('A`) (・・そうだ、喧嘩している御両親を長い時間待たせるわけにはいかない)
('A`) (奮い立てドクオ 教師としての、腕の見せ所だ)
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:56:08.63 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・すみません、お待たせしましt
ガチャ
ミミゝゝゝ
ミミ。WW゚) クッチャクッチャ
;;::゚;。::゚::。゚:゚:く
...;;::゚:。,,゚;;:。゚::。;;,,゚;;:゚。ノ :<< ヘヘ ノノ: ピク..ピクピク...
バタァンッ
('A`)
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 20:59:13.52 ID:8Gl102ed0
('A`)
('A`) (例に従い落ち着くのだドクオ・・)
('A`) (そうだ、整数でも数えておちつくんだ・・ 1・・ 2・・ 3・・ 4・・ 5・・)
('A`)
('A`) (く、食われていた・・!)
('A`) (スライムの奴が自身の結婚相手を食っていた・・ッ!)
('A`) ・・・・・・
('A`) (しかし、冷静に考えてみれば)
('A`) (全く問題無い・・ のかもしれん)
('A`) (エヴァンゲリオンだって、なんか使徒食ってたし・・ 普通のことなんだ、きっと・・)
('A`)
('A`) (つーか校長・・ さっきまでこの人たちを相手にしてたんだよな・・)
('A`) (校長先生だって普通の人間・・ 俺に相手出来ない訳が・・ 無い・・!)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 21:02:21.52 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・失礼します、担任のドk
ガチャ
ミミゝゝゝ フシュルルル
ミミ。WW゚) <<<ノノ
;;::゚;。::゚::。゚:゚:く (。W゚ミ、 ママー、ママー
...;;::゚:。,,゚;;:。゚::。;;,,゚;;:゚。ノ (゚。::;゚:..゚。...
バタァンッ
('A`)
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 21:05:27.58 ID:8Gl102ed0
('A`)
('A`) (よーし、羊でも数えて落ち着くとするかぁ! 1! 2! 3! あ、そーれ4! ヘイ!)
('A`) ・・・・・・
('A`) (おかしい・・ 俺は乱視だっただろうか・・ いや、違う・・)
('A`) (・・間違いなく、増えていた)
('A`) (分裂したかの如く・・ 一匹増えていた・・ッ)
('A`) (そして「ママー」ってよんでいた・・ッ!)
('A`)
('A`) (つまり・・ あれは・・)
('A`) (お母さん!)
('A`) (そして食われたのが・・)
('A`) (お父さん!)
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 21:08:31.32 ID:8Gl102ed0
('A`)
('A`) (カマキリは交尾した後、雌が雄を捕食しエネルギーにするという・・)
('A`) (俺が思うに・・ 校長室で交尾を行い、そしてエネルギーを得るため夫を食べたというわけだな・・)
('A`) (ふふ、流石俺 若いころは探偵を目指していただけのことはある)
('A`) (しかし学校で交尾を行うとは・・ な、なんという破廉恥な・・)
('A`) ・・・・・・
('A`) (待てよ、そんなことより)
('A`) (たしか校長・・ 俺のクラスの子供の両親って言ってたよな)
('A`) ・・・・・・
('A`)
('A`) (い、いねぇ・・! 俺のクラスにあんなモンスターはいねェ・・ッ!)
('A`) (俺のクラスの子供ではないということは、一体どこのクラスの子供だ・・!?)
('A`) (・・きっとその教師ならば、この種の扱いには慣れているはず)
('A`) (よし、ならば子供がどこのクラスに属しているかを聞き出し、あとはその担任に任せよう!)
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 21:11:37.27 ID:8Gl102ed0
('A`) 失礼します! すみませんが、あなたのお子さんはどk
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| おのれ魔物! 貴様はこのおでんマンが直々に成敗しt |
\_______________________/
ミミゝゝゝ △
ミミ。WW゚)ゝ>>> ` ̄●>
;;::゚;。::゚::。゚:゚:くミ゚W。) ズビシッ□
...;;::゚:。,,゚;;:。゚::。;;,,゚;;:゚。ノ:;゚:.。) /<
オッデエエェェ────z____ン!
バタァンッ
('A`)
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 21:14:43.55 ID:8Gl102ed0
('A`)
('A`) (よっしゃ! おっぱいでも数えて落ち着くぜ! 1! 2! 1! 2! 1! 2! ヒャッハァ!)
('A`) ・・・・・・
('A`) (・・なんということだ)
('A`) (ものすっごい懐かしいヒーローが居た)
('A`) (おでんマンだった)
('A`) (しかも)
('A`) (親御さんを成敗しようとしていた)
('A`)
('A`) (ど、どうしよう)
('A`) (教師としては、あの怪物親子を守らなければならないが)
('A`) (人間としては、おでんマンを応援したい・・!)
('A`) (ジ、ジレンマ!)
('A`)
('A`) (と、とりあえずとめよう! 話し合いで解決するべきだ!)
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 21:17:48.05 ID:8Gl102ed0
('A`) ・・し、失礼します! お二人とも、争いはおやめくd
ガチャ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| どうだ! これが串刺しになるおでんの気持ちだ! 次はきさm |
\__________________________/
アアアアアアアァッァァ!!
ミミゝゝゝ. ┃ △/
ミミ;WW;) ┃グサアァッ <●
;;::゚;。::゚::。゚:゚:く ゝ>>> □
...;;::゚:。,,゚;;:。゚::。;;,,゚;;:゚。ノ ...:::゚:。ミ W。::.. ゲ、ゲヒッ・・ < \
バタアァンッ
('A`)
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- 2010/08/17(火) 00:01:31|
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167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 01:51:02.54 ID:zr2DZwEB0
| ○
◎ ○ξ毛#○
| ξティッξ゚∋゚)ξ○
( ));A;)) #毛ぴよぴよ゚⊿゚)←New!
)ヽノ ̄ ( ゚∋カピξカピ~○
> ♭ ティ○ッシュ∋゚)#ξ
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 01:55:25.60 ID:zr2DZwEB0
( ));A;))
きがつけば
( ));A`))
いっしょうけんめいころがしたおかげか
( ))'A`))
いろいろなものをまきこんでいました
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 01:58:48.96 ID:zr2DZwEB0
( ))'A`))
きがつけば
彡⌒ミ
(;´_ゝ`)ラ…ラッシャイ……
塊はふわふわしていないおじさんよりもおおきくなっていました
( ))'A`))
きがつけば
( ))'∀`))
ぼくはふわふわしていないおじさんをおいかけていました
< ラッシャアアアアアアアシュバ
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:07:28.03 ID:zr2DZwEB0
りんご飴
○うなじテキ屋う
◎ 浴衣屋台彡⌒ミ禿ち
| ξティッξ゚∋゚)ξ○わ
( ))'∀`)) ○#毛ぴよぴよ゚⊿゚)
)ヽノ ̄ ( ゚∋カピξカピ~○
> ♭ ティ○ッシュ∋゚)#ξ
【塊のサイズ:3m】
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:12:56.34 ID:zr2DZwEB0
( ))'∀`))
どくおです
塊がとってもおおきくなりました
もはやぼくにまきこめないものはありません
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:20:57.23 ID:zr2DZwEB0
ζ(゚ー゚*ζ
ふわもてがーるも
シュバ
N| "゚'` {"゚`lリ
いいおとこも
シュバ
(`∠´)
たいしょうも
シュバ
( ))'∀`))
みんなまきこみました
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:30:11.07 ID:zr2DZwEB0
つぎはし
薔薇族ヤマょん
ラりんご飴ジュンべん
ウ○うなじテキ屋うだ
◎ ン浴衣屋台彡⌒ミ禿ち゚ー゚*
| ジξティッξ゚∋゚)ξ○わ_ゝ`)
( ))'∀`)) ○#毛ぴよぴよ゚⊿゚)ζ
)ヽノ ̄ ( ゚∋カピξカピ~○{"゚`lリ
> ♭ ティ○ッシュ∋゚)#ξ
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:31:39.78 ID:zr2DZwEB0
【塊のサイズ:9.9m】
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:36:39.41 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>) 違います
( <●><●>) それはボブではありません
( <●><●>) それはiPhoneです
( <●><●>) ハッ
( <●><●>)
( <●><●>) 夢でしたか
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:39:53.91 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) いけないいけない
( <●><●>) 時間無制限だからって油断して王様シエスタきめこんじゃいました
( <●><●>) 寝る王様は育つ
( <●><●>) いま名言入りましたよ
( <●><●>) メモしましたか?
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:42:49.55 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) さて
( <●><●>) どくおの様子はどうでしょうか
( <●><●>)
( <●><●>) おお
( <●><●>) あと10cm
( <●><●>) さすがですね 王様も鼻がチョモランマです
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:47:07.48 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) しかしこの塊……
( <●><●>) ぱっと見た感じでふわふわしてるかといわれると
( <●><●>)
( <●><●>) うーむ
( <●><●>) なかなかのカオスっぷり
( <●><●>) 間違えました
( <●><●>) ケィオスっぷりですね
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:49:46.67 ID:zr2DZwEB0
テロリーン
( <●><●>) おや
( <●><●>) 塊が目標の10mに達したようです
( <●><●>) 最後にまきこんだのは……
( <●><●>) やっぱり陰毛だ
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:54:34.52 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) ではどくおを迎えに行くとしますか
( ))'A`))
( ))'A`))!
( <●><●>) ハーイドクオ!オワッタヨウデスネ!
( ))'A`)) コクリ
( <●><●>) ドンナ塊ガデキタノカ王様トッテモタノシミデス……
( <●><●>) デハサッサト カエリマショウ
( <◎><◎>) オウサマレインボー
ミョミョミョミョ
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 02:58:16.31 ID:zr2DZwEB0
読み込み中……
( <●><●>)
( <●><●>))
( <●><●>)<●>)
( <●><●>}{ <●><●>)
( <●><●>)( <●><●>)
(<●><●>)(<●><●>)
(<^><^>)(<^><^>)
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:02:14.91 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) フワッフワトイッテモ イロイロアルヨネ……
( <●><●>) フワッフワノオハダ……
( <●><●>) フワッフワナカンケイ……
( <●><●>) フワッフワナキモチ……
( <●><●>) コノ塊ハ……
( <●><●>) ソレナリニ フワッフワデス
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:08:40.00 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) ウン……マアマアフワッフワデス
( <●><●>) ドクオニシテハガンバッタンジャナイ?
( ))*'A`))
( <●><●>) イチバン タクサン マキコンダモノハ……
1位…植物
2位…陰毛
3位…お菓子
( <●><●>) 植物ガオオクテフワッフワ……
( <◎><◎>) ナンデ?ヘンジャナイ?
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:12:19.15 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) ア、ソウソウ
( <●><●>) コンナノモ イッショニ マキコマレテタヨ
◎
|
((`エ´(( )
ノヽノ)
くく
ピャア---z_____ン
( <●><●>) ハトコノ ユウヤダネ
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:18:48.71 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) サテ カミナリ様
( <●><●>) コンナカンジノ塊ナッタケドドウカナ?
(,,゚Д゚) うーん、オイラとしてはもっとふわっふわしやがってた方がいいけど
(,,゚Д゚) 背に腹は代えやがれないもんな
(,,゚Д゚) それにせっかく作ってもらったんだ
(,,゚Д゚) 大事に使わせてもらいやがるよ
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:21:23.63 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) ジャア サッソク コノ塊ヲ クモニスルネ
( <●><●>)つ●
オウサマブレース
( <●><●>)=3●
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:26:30.58 ID:zr2DZwEB0
(●)
((●))
ボワーン
ミ⌒⌒⌒⌒⌒ξ⌒)~
ミξ毛ξξξξξ)
ミξξξξξξξ)~
ミξξξξ禿ξξ)
ミカピカピξξξξ)
【ちぢれ雲】
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:32:26.74 ID:zr2DZwEB0
(,,゚Д゚)ノシ
…………
( <●><●>) ふう
( ))'A`))
( <●><●>) カタカナで話すのもしんどいもんです
( ))'A`))
( <●><●>) どうしましたどくお
ヽ( ))'A`))ノ
( <●><●>) おみやげ?王様に?
( ))'A`)) コクリ
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:37:50.34 ID:zr2DZwEB0
○
( ))'A`))つ|
( <●><●>) これは……わたあめですか?これを王様に?
○
( ))'A`))つ| コクリ
( <●><●>) なんとまあ
( <●><●>) 聞きました?奥さん
( <●><●>) 王様は感動のあまり涙で第二の死海を作りそうです
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:43:44.26 ID:zr2DZwEB0
○
( ))*'A`))つ|
どくおです
ぼくはいまうれしいです
おとうさんがうれしそうだからです
( <●><●>) でもねどくお
( <●><●>) そのわたあめはどくおが食べなさい
○
( ))'A`))つ|
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:48:54.39 ID:zr2DZwEB0
○
( ))'A`))つ|
なぜでしょう
おとうさんはわたあめがすきじゃないんでしょうか
わたあめはこんなにふわふわであまいのに
○
( ));A`))つ|
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 03:57:20.91 ID:zr2DZwEB0
( <●><●>) どくおよ
( ));A`))
( <●><●>) 王様はどくおのその優しい気持ちでお腹がいっぱいなんです
( <●><●>) だからそのわたあめは
( <●><●>) 今回頑張ったご褒美としてどくおが食べなさい
( ));A`))
( ))'A`))
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 04:01:06.39 ID:zr2DZwEB0
○
( ))*'u`))つ|ムシャムシャ
おとうさんはむじひです
でも
たまに
すんごくたまに
やさしいです
○
( ))*'u`))つ| ムシャムシャ
( <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>) じゅるり
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 04:06:12.44 ID:zr2DZwEB0
○
( ))*'u`))つ|
三 シュバ
( ))*'u`))つ|
( ))'u`))つ|
( *<●>u<●>) ムシャムシャ
( ))'u`))つ|
( *<●>u<●>) ゴクン
( ))'u`))つ|
( *<●>u<●>) うめえ
おとうさんはむじひです
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 04:07:23.72 ID:zr2DZwEB0
( ))'A`))は巻き込むようです~おわり~
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/12(木) 04:14:10.17 ID:zr2DZwEB0
自作の王子のAAをVIPに晒したのが昨夜1時頃
みんなが完成度たけぇと褒めまくるもんだから調子こいてこんなスレを立ててしまった
王様の喋り方に関しては反省している
しえん、ほしゅありがとう
絵ももしもし故見れなかったけどありがとう
('A`)は巻き込むようです
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1281461887/
- 2010/08/12(木) 07:47:18|
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 02:40:31.26 ID:gDEPJGLW0
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
くく
どくおです
おうじです
おとうさんはおうさまです
だいこすものおうさまです
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 02:44:43.67 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>)
おとうさんです
おうさまです
だいこすものおうさまです
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 02:47:01.06 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>)
おとうさんはおおきいです
おとうさんはおおきいので
くしゃみひとつでほしがきえます
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 02:50:22.33 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>)
おとうさんはおおきいです
おとうさんはおおきいので
うみでおよげば
つなみがおきて
しまがしずみます
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 02:53:47.85 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>)
おとうさんはやんちゃなのです
そしておとうさんはむじひです
おとうさんはむじひなので
おとうさんのやんちゃのあとしまつを
いつもぼくにやらせます
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 02:56:02.64 ID:gDEPJGLW0
●
これは塊です
かたまりとよみます
えんぴつよりちいさい塊もあれば
でんちゅうよりおおきい塊もあります
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 02:57:39.27 ID:gDEPJGLW0
●
塊はいろんなものをまきこみます
塊はいろんなものをまきこんで
どんどんおおきくなります
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:03:52.73 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>)つ●
おとうさんはおおきくなった塊に
( <●><●>)=3●
おうさまぶれすをかけます
おうさまぶれすのかかった塊は
ほしや
しまになります
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:07:30.56 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>)つ● (('A`(( )
おとうさんはぼくに塊をわたします
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
● くく
ぼくは塊をころがしておおきくします
もとい
おおきくしなければなりません
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:09:25.41 ID:gDEPJGLW0
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
● くく
これがぼくのせいかつです
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:11:23.86 ID:gDEPJGLW0
( ))'A`))は巻き込むようです
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:23:16.93 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) マーベラス……
( <●><●>) 宇宙(そら)から眺める地球は本当に美しいです
( <●><●>) 王様感動しっぱなしです
( <●><●>) 青い海……緑の大地……
( <●><●>) いやあ我ながら素晴らしい星を作ったものです
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:27:31.82 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) なにより今王様のハートをとらえて離さないのが
( <●><●>) 雲 くも クモ
( <●><●>) あんな真っ白でふわっふわで……
( <●><●>) 王様の心もふわっふわになるってもんです
( <●><●>) ああ……
( <●><●>) ふわっふわに飛び込みたい……
( <●><●>) ……
( <●><●>) 王様ダーイブ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:35:15.88 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) なんと
( <●><●>) 雲がなくなってしまいました
( <●><●>) 広がるのは抜けるような青空
( <●><●>) 王様なんだか爽やかな気分です
< 王様ー王様ー
( <●><●>) おや お客さんですか
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:44:29.15 ID:gDEPJGLW0
(,,゚Д゚) 王様ー
( <●><●>) 誰かと思えばカミナリ様ではないですか
( <●><●>) 雷が鳴ったら王様はちゃんとおヘソを隠しているのに何の用でしょうか
(,,゚Д゚) 王様、今日はおヘソをとりにきたんじゃねえです
(,,゚Д゚) お願いがあってきやがったんです
( <●><●>) お願いですか!
( <●><●>) なるほど!王様は心が広いですからもちろん聞いてあげましょう!
(,,゚Д゚) さすが王様だ!心が広ぇや!
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:50:02.73 ID:gDEPJGLW0
(,,゚Д゚) 聞きやがってくださいよ、オイラ雲に乗って今日はどこに雷を落とそうかーなんて考えていたら
(,,゚Д゚) ドォーーン!!!
( <●><●>) ビクッ
(,,゚Д゚) つって雷が落ちた時なんかより全然激しい音がしやがったと思ったら
(,,゚Д゚) ブワァァァァッ!!
( <●><●>) ビクッ
(,,゚Д゚) つってすんごい強い風が吹いてオイラ雲からほうり出されちまいやがったんですよ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 03:54:29.24 ID:gDEPJGLW0
(,,゚Д゚) 気がつきゃ雲一つない青空!
(,,゚Д゚) 何があったかサッパリわからないけど
(,,゚Д゚) これじゃあオイラ仕事になりやがりゃしねえ!
(,,゚Д゚) お願いします王様!オイラに雲をつくりやがってはくれやがれませんか!
( <●><●>)
( <●><●>) (あーこれ絶対王様のせいですね王様ダーイブのせいですね)
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:02:49.44 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) (王様は悪くない王様はカッコイイ王様はジャニーズ……)
( <●><●>)
( <●><●>) それは災難でしたね
( <●><●>) わかりました 王様に任せてください
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:12:11.59 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) というわけです
( <●><●>) どくお
( ))'A`))
( ))'A`)) ?
( <●><●>) 今回作ってもらうのは雲
(,,゚Д゚) オイラは雲にはちょっとうるさいぜ
(,,゚Д゚) 真っ白でふわっふわの奴をつくってみやがれ
( <●><●>) ということです
( <●><●>) どくお
( ))'A`))
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:20:38.55 ID:gDEPJGLW0
( ))'A`))
( <●><●>) 事態が飲み込めてませんね
( <●><●>) まあ どくおのちっちゃい頭じゃしょうがない話かもしれませんが……
( <●><●>) 仕方ないですねえ
( <●><●>)
( <^><^>) ハーイどくお!夏休みの宿題は終わりましたかー?え?まだ?しょうがないですねどくおはー
( <^><^>) でも王様どくおのために特別に自由研究の課題を用意してあげましたよ!
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:27:44.24 ID:gDEPJGLW0
( <^><^>) 優しい王様が自由研究のテーマに悩むどくおにあげる課題!それは雲!
( <^><^>) 雲!いいよね雲!真っ白で……ふわっふわで…………ふわっふわで……
( <^><^>) ということでどくおにはふわっふわの雲を作ってもらいます!
(,,゚Д゚) フゥー王様親切ゥー!
( <^><^>) Hahaha こんな優しさ日常茶飯ですよカミナリ様
( <^><^>)
( <●><●>) さて
( <●><●>) これでわかったでしょうどくお?
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:33:21.47 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) 早速どくおには雲を作ってもらいます
( <◎><◎>) カッ
オウサマレインボー ミョミョミョミョ
( <◎><◎>)《《《《(('A`(( )
( <◎><◎>) パッ
( <●><●>)
( <●><●>) まあ
( <●><●>) そもそも夏休みの宿題なんてないんですけどね
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:36:53.12 ID:gDEPJGLW0
読み込み中……
( <●><●>)
三三三 /(/)
//
読み込み中……
(<●><●> )
(\)\ 三三三
\\
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:47:36.61 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) さあ着きましたよどくお
( ))'A`))
( <●><●>) 今回作るのはふわっふわの雲ですから
( <●><●>) できるだけふわっふわなものを巻き込んでください
( ))'A`)) コクリ
( <●><●>)つ● ではこの塊(5cm)を
( <●><●>)つ● 10mまで大きくしてください
( <●><●>) 今回は特別に時間制限は無しです
( ))*'A`)) !
( <●><●>) それでは頑張ってください
スタート
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
● くく
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 04:59:15.53 ID:gDEPJGLW0
( ))'A`))
(('A`(( )
( ))'A`))
( <●><●>) (さて……どくおは最初に何を巻き込むんでしょうか)
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
●くく
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
● く レ
推奨BGM【塊オンザロック】
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 05:04:16.46 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) (なにせふわっふわですからね……とりあえず最初はホコリとか綿クズが無難なところでしょう)
チュルッ
( <●><●>) (……チュルッ?ふわっじゃなくてチュルッ?)
( <●><●>) (何を巻き込めばそんな音が)
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
~● くく
【陰毛:5mm】
( <●><●>)
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 05:13:27.24 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) (うーん)
( <●><●>) (セーフで)
( <●><●>) (王様ここはセーフにしときます)
( <●><●>) (まだ始まったばかりですし)
チュルッ
チュルッ
チュルッ
チュルッ
チュルッ
チュルッ
◎
|
(('A`(( )
ノヽノ)
ミ●ミくく
゙゙
【塊のサイズ:10cm】
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/11(水) 05:19:35.52 ID:gDEPJGLW0
( <●><●>) (ええええ)
( <●><●>) (どんだけちぢれ毛好きなのよどくおは)
( <●><●>) (王様はどくおの将来が心配になってきました)
ふわっ
( <●><●>) (!)
( <●><●>) (いま確かにふわっとしたものを巻き込んだ音が!)
◎
|
(('A`(( )
(ヽノ)
○メ
【使用済ティッシュ:4cm】
( <●><●>)
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- 2010/08/12(木) 07:45:45|
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307:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:11:22.52 ID:Iqmr8huD0
* * *
わしは喰らった。
さだこの首を、腕を、頬を、目を、骨を、内腑を。
死んだやや子の肉片も、まとめて。
綺麗に残さず、全て噛み締め、飲みこみ、胃に収めた。
途中で何度も吐きもどしたが、それも全て啜って、喉に通した。
一晩かけて、わしはさだことやや子を喰らい尽くすと、ぼぅっと床に倒れた。
頭ん中が熱に浮かされたように、ふわふわとして、悲しさはどこかへ置き忘れて来たようになった。
('A`)
これが人魚の肉を食う、ということなのか。
311:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:16:46.25 ID:Iqmr8huD0
* * *
浜に押し戻された僕は、貞子の残した血だまりに座り込むと、膝を抱えた。
押し付けた瞼から涙が止まらなかった。
ただ貞子のいない孤独が辛くて。
ただ貞子との未来の再会が嬉しくて。
笑顔とも、泣き顔ともつかない表情を浮かべる僕は、明け始めた夜の中でただ泣き濡れていた。
( A )「貞子……会いたいよ、会いたい、人魚になったお前に」
('A`)「いや、会いに行くよ。必ず、また、会いに行く……から」
( A )「行くから……」
頭の中で、じわっと鈍い痛みが広がった。
あぁ、もしかして、あの時トンネルで投げ出された時、良くないところでも打ったのだろうか。
なんて考えている内に、タールのように濃厚な眠気と、疲れに、僕は身を委ねていた。
314:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:21:37.59 ID:Iqmr8huD0
* * *
次第にわしの意識は遠のいていく。
何だ、死ぬのか。それじゃあ困る、さだこが会いに来れん。
* * *
僕は身体が冷たくなっていくのが分かった。
虚ろな瞳を浮かべて座り込んでいる自分の姿を、まるでどこか遠くから眺めているかのような。
* * *
だが抗えんかった。わしは深い後悔と悔しさで胸がいっぱいになった。
しかし、諦めもしなかった。死んだら死んだで、必ず生まれ変わり、人間になったさだこを探しだしてやろう。
* * *
独りは怖いよ。貞子に会いたい。
君はどこにいるんだろう。この空と、海と、ふたつの境界線を、いまも漂っているのかな。
316:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:25:46.98 ID:Iqmr8huD0
. *
* * *
*
ど か く 波 音 、 麗 歌 が こ る …
こ 遠 で の と 綺 な 声 聞 え …
317:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:29:25.70 ID:Iqmr8huD0
('A`) ( A )
真っ暗な闇の中を進んでいくと、誰かと出くわした。
はっきりとは分からないが、中年くらいの男だろうか。背は低くて、痩せこけている。
姿勢が悪くて猫背みたいだ。それに、なんだか、この男からは酷く、僕と似たような臭いを感じた。
( A )「お前さん、この先へ行くのか?」
しゃがれた声で、男は自分の歩いてきた道を指差し、尋ねる。
僕は黙ったまま首を縦に振った。
320:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:32:17.34 ID:Iqmr8huD0
( A )「やめとけ」
( A )「この先にはな、とても悲しい出来事が待っとる。きっと後悔するぞ」
( A )「だから引き返せ。それか、もうどこにも行くな。ここでずっとさまよっていろ」
男の口調はきつかったけど、どうしてだろう、僕はそれを彼の優しさのように感じた。
('A`)「嫌だ」
でも僕はその申し出を断った。
よくは覚えていないけど、僕にはこの先へ行かなくちゃいけない理由があるからだ。
男は、僕のはっきりした答えを聞くとはぁと大きくため息をついた。
321:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:36:18.18 ID:Iqmr8huD0
( A )「馬鹿め。きっと後悔するぞ。この道を進んだことをな」
( A )「この世にはの、どうやったって報われないような運命とか、そういうもんがあるんじゃ」
( A )「それを知った時に、お前みたいな子供が絶望に耐え切れるわけがあるめぇ」
('A`)「そんなの、行ってみなくちゃ分からないだろ」
馬鹿にしたような素振りを見せてから、男は僕の傍らを通り過ぎようとした。
そうか、なるほど。彼も僕と同じなのだと、悟る。
僕が彼の来た道を進みたいように、彼も僕の来た道へ行きたいんだ。
('A`)「やめといた方が良いよ」
意地悪だからではない。本心から、僕は彼を呼びとめた。
323:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:40:33.47 ID:Iqmr8huD0
('A`)「僕が来た場所にも、悲しい出来事が待っている」
('A`)「きっとお前が体験した不幸よりも、ずっと悲しい出来事だ」
('A`)「だから、行かない方がいい。後悔するよ」
( A )「ふン、知ったことか」
男は僕のように立ち止まったり、振り返りもしない。
( A )「この先にはな、大切な人が待ってるんじゃ。じゃから、会いに行く」
( A )「どうせおまえもそうなんじゃろう? だがの、きっと同じじゃ。見つかりゃあせん」
('A`)「あんただって見つからないかも」
( A )「そん時はまたここに来て、また別の道を探す」
男の声は見た目以上にしわがれていたけど、どこか力強かった。
327:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:46:24.79 ID:Iqmr8huD0
彼はそのまま、道の先へと消えていった。
きっと、彼には彼なりの理由があってここにいるんだ。
やっぱり僕と同じなんだ。そう思うと、胸の奥が少しだけ熱くなった。
自分と同じような人が、同じ道を歩いて何かを探している。
それだけで、僕が探しているものが幻じゃなく、どこかに存在している確実なものなのだと。
何故だか、そう希望を持てた。
希望に後押しされた僕は、男の歩いてきた道を進んだ。
時に速く、時にゆっくり、歩調を変えながら、でも確実に闇の中を進んでいく。
探しに行く、会いに行く。だから、ねぇ、待ってておくれ。
もう名前も覚えていない、美しいものよ。
愛している。
329:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:49:51.66 ID:Iqmr8huD0
――――――
――――
――
('A`)
気が付くと、そこは暑い暑い熱気にむせ返りそうな、雑木林の中だった。
目の前には石段がずぅっと、天まで届きそうなほどに伸びている。
僕は短い手足を元気に振り回して、汗をかきかき石段を登った。
どうして登ろうと思ったのかはよく分からない。
ただ、体が自然と石段の先へ向かおうとしているから、それに任せているだけ。
この先に、一体何があるのだろう?
331:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:54:51.78 ID:Iqmr8huD0
頂上にあったのは、小さな寺だった。
僕が門の前で息を切らしていると、お坊さんが一人、僕を見つける。
こんな暑い中だっていうのに、裾の長い袈裟をしゃらしゃら鳴らして。
近寄ってきたお坊さんはにこにこと笑いながら、僕の手を取った。
てっきり、勝手に敷地へ入ったのを怒ると思って身構えていたのだけれど、ちょっと違ったみたいだ。
/ ,' 3「わっぱ、どうじゃ? 人魚の木乃伊が見たくはないか?」
人魚? みいら?
僕にはよく分からなかった。ただ、お坊さんは返事もきかずに僕を引っ張る。
お坊さんの力が強すぎて、僕はどうしようもないままお堂の前へと連れて行かれた。
336:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 00:58:13.11 ID:Iqmr8huD0
影に入れて嬉しかったのは、嬉しかった。
僕が束の間の休息に涼んでいると、お坊さんがお堂の奥から小さな桐箱を持ってくる。
なんだか、ずぅっとにたにたしていて不気味なお坊さんだなぁ。
/ ,' 3「わっぱ、驚けよ? これは先日偉い上人様にお譲り頂いたものなんじゃ」
/ ,' 3「また明日にでも村の衆に見せびらかしてやりたいところじゃが、お前だけ特別に一番目に見せたろう」
でも開かれた桐箱の中には、お坊さんの笑顔よりもっと不気味なものが入っていた。
339:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 01:05:13.41 ID:Iqmr8huD0
そこにいたのは、小さな小さな生き物の、乾いた死体だった。
/ ,' 3「これは彼の、聖徳太子様のお話にも出たとされる人魚の木乃伊と言われておっての!」
猿のような、魚のような、怖い顔を浮かべたおぞましいものだ。
/ ,' 3「何でも、罪を背負いこむために生まれ変わって、こうして死んだ後も世の不幸を憂うために木乃伊にされたそうな!」
でも、僕はそのおぞましくも不思議な死骸に、どうしてだか、懐かしい気分になって。
/ ,' 3「ありがたいんじゃぞぉ? 拝めば病気怪我が治るどころか、家族安泰、豊作、豊漁はもちろんのこと――」
自然に涙がぽろぽろ零れてきて、でも悲しくない、とても、晴れやかな気分になった。
/ 。゚ 3「ななな、なんじゃ、わっぱ? どうして泣いておる? 感動しすぎてべそかいておるのか?」
342:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 01:10:29.40 ID:Iqmr8huD0
('∀`) 川ー川
「違うよ、思い出したんだ。僕は間違っていたんだ」
「美しいものは、本当に素晴らしいなものは作ったりなんかできない」
「大切な人と、大事に大事に、育てていくものなんだって」
「そうだよね、さだこ」
344:◆z9m3qj2a1A :2010/07/21(水) 01:12:56.73 ID:Iqmr8huD0
川д川人魚の木乃伊のようです('A`)
お わ り
川д川人魚の木乃伊のようです('A`)
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1279522192/
- 2010/07/21(水) 01:41:27|
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213:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:08:04.48 ID:phmzFJQc0
* * *
川;д川「はぁ、はぁ、はぁ、あ」
川;д川「いたい、ね、頭も、なんか、ボゥッとするよ」
( A )「うん、うん、そうだな。しっかりな」
( A )「眠っちゃダメだぞ。頑張れ、頑張れよ」
貞子は碧色の瞳で見返してくる。
二の腕の付け根ほどで切り揃えた両腕には、ひれをしっかりしっかり縫い付けた。
ぱたぱた、ぱたぱたと床を叩く。
彼女の顔は真っ青だった。脚に描いた鱗よりもずっと、青い。
本当に、本当に魚の肌のような、真っ白く不健康な青。
215:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:16:07.03 ID:phmzFJQc0
足に履かせた尾ひれ用のフィンも、外れないようにきちんと縫い付ける。
最後の仕上げに、足首と膝をビニール紐で何重にも縛る。
これで、もう自由には歩けない。
('A`)「でき、た……」
作業開始から8時間と37分。
僕は幼馴染の女の子を材料にして、人魚を作り上げた。
“貞子”だった人魚は床に横たわったまま、瞼を広げ作り物の眼球を僕に見せつける。
白い肌に真っ黒な長い髪。空の色のように毒々しく青い鱗。
精巧なひれ。完璧、完璧だった。
(゚A゚)「俺は、お、あ、ぼ、僕は、人魚を、作ったん、だ」
歓喜の叫びをひとつ、僕は木霊させる。
217:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:20:05.85 ID:phmzFJQc0
川д川「ドクオ、く、ん……」
人魚は今にも消えそうな声で僕を呼ぶ。
窓から差し込む光は、もうとっくの昔に途切れてしまって。
暗い暗い地下室の中、血だまりの中でぼぅっと光る彼女はとても綺麗だった。
('A`)「終わった、出来たよ。完成した……」
(;A;)「あ、ありがとう、貞子。ありがとう。嬉しいよ」
川д川
川ー川
冷たい掌が僕の頬を撫でる。
「ドクオ君……、最後に、おね、がいが、あるの」
218:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:23:39.74 ID:phmzFJQc0
「海へ、海へつれていって」
「海に、かえりたいの」
221:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:28:54.89 ID:phmzFJQc0
* * *
川;д川「うぅぅううぅうぅうううぅうぅ~!!」
さだこは床を転げ回り、恐ろしい声で唸っておった。
苦しそうに、苦しそうに。大きく膨らんだ腹を掻き毟って。
桜色じゃった唇を噛んで、真っ赤な真っ赤な血を滴らせて痛がっておった。
産湯を用意してやろうと薪を焚いとったわしは、もうそれどころじゃあなかった。
(゚A゚)「さだこぉ!」
きっとややこは、今にも生まれてくる。
わしとさだこの子が、今まさに生まれようとしておる。
受け取らねば。父親のわしが、ややこを受け取らねば。
222:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:32:20.33 ID:phmzFJQc0
(;'A`)「さだこぉ! 頑張るんじゃあ!」
川;д川「ヒィー! ヒィィイー! 痛いぃい! いたいぃいい!」
(;'A`)「息むんじゃ、頑張れ! やや子もがんばっとる!」
川;д川「うぅぐうううう! ひぐぅうううあああ! い、い、ふぅぅいいぃい!」
ごぼ、ごぼごぼ、と音を立てて、露わになったさだこのそそから何かが漏れ出した。
緑色のそれは、へどろのようなそれは何度も何度も泡を立たせて、さだこの中から溢れ出しておった。
わしは怖かった。怖かったが、貞子とやや子はもっと怖がっておるはずじゃ。
だからわしは声を上げて、へどろに溺れそうになりながらも、さだこを励まして続けた。
川;皿川「ぎぃぃいいぃぃいぃぃいぃいい――っ!!」
さだこが一際、大きく鳴くと一緒になって腹がぼごんと動いた。
そして、まぁるい頭のようなもんがそその奥から込み上げてきた。
やや子じゃ。やや子の頭じゃ。
226:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:37:58.83 ID:phmzFJQc0
(゚A゚)「頑張れ! 頑張れ! あとちょっとじゃ、あとちょっとじゃ!」
川;皿川「ぐぎぃいいいぃぃいいぃぃい!」
(;A;)「もう少し、ほら、頭じゃ! 頭が見えておる、頭が!」
川;Д川「あ゛あ゛あ゛あぁぁあぁぁあ――っ!!」
(;A;)「あたまが、見えて――」
――ごっどん。
大きくて硬くて、重いもんが床を叩く音がしよった。
(゚A゚)「やや子の、あたま、あ……、れ?」
わしは目を疑った。
疑って、じゃが、本当のことだと気付いて、なお背筋が寒うなった。
さだこがひり出したのは、わしがやや子の頭だと思っとったんは、卵じゃった。
大きな大きな卵じゃった。
229:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:46:47.23 ID:phmzFJQc0
わしの頭よりでっかくて、“にび色”で、鶏のなんかとは比べ物にならんほど、
汚らしくて、おぞましくて、臭うてたまらん卵じゃった。
腐った魚の臭いよりも、ずっとずっとひどかった。
:(゚A゚):「なん、なんなん、な、なん、じゃ、なん」
川;д川「はぁああ、はぁはぁ、はぁ、はぁあぁ、はぁ……っ」
震えとるわしも、さだこも、卵から目が離せのうて。
次第に卵は、ごろごろ転がるのをやめると、微かに震えだした。
かち、かちかち、かち。小さな音が、本当に小さな音が、家の中に響いておる。
そして、音が少しづつ大きくなるにつけ、硬そうな卵の表面にいくつもの亀裂が走った。
中身が、卵の中身が外に出たがっておるんじゃと、わしは悟った。
230:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 21:53:40.95 ID:phmzFJQc0
* * *
川ー川「ねえ、ドクオ、くん……」
(;'A`)「待ってろ、待ってろもうすぐだ。すぐだ、すぐ、近くの海岸線だから、すぐに!」
川ー川「うん、うん。あのね、そうだね」
川ー川「覚えてる? ねぇ、あのね、あのえんそくの、日のこと」
すれ違う、真っ白な光を帯びたトラックが、僕たちを自転車ごと風圧で吹き飛ばそうとする。
(;'A`)「覚えてるよ、覚えてるよ! だから、待ってろ、すぐだから!」
川ー川「わたしね、あのときの、ミイラをみるドクオくんのよこかおが、いまも、わすれられないよ」
川ー川「すごく、めがきらきらしてて、すてきだなぁって」
川ー川「人魚がうらやましいなぁ、って」
風の音が、対向車のクラクションが邪魔で、人魚の声が、聞こえない。
聞こえないよ、貞子。
233:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 22:00:14.19 ID:phmzFJQc0
川ー川「わたしもいつか、あんな風に、ドクオくんに見られたいなぁって」
川ー川「思ってたの、ねがっていたの」
(;A;)「あと少しだ、トンネル抜けたら……ここ、トンネル、抜けたら!」
たすきで縛って背負う人魚の身体が、段差に乗り上げた時、がくんと跳ねた。
同時に、僕の目元へぴちゃりと、何かの液体がこびり付いた。
確かめなくても分かる。人魚の、人魚の血だ。
嗚呼、時間がないんだ。
川ー川「だからね、もうつらくて、お母さんやお父さんからにげられないって分かっちゃったとき」
川ー川「私、人魚になろうっておもったの。ドクオくんの大好きな、にんぎょに」
(;A;)「海! どうして、どうしてこんなに遠いんだ! どうしてこんな、あ、ああああ!」
トンネルの中の時間が、永遠と近似してしまったかのように。
僕のこぎ続ける自転車は、淡い光の中を緩やかに駆けていく。
235:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 22:03:54.82 ID:phmzFJQc0
貞子は何も悪くなかった。
貞子は真面目で優しくて、勉強が出来るいい子だった。
身体は細くて丈夫じゃないけど、それにもめげずに頑張る奴だった。
昔から知ってる。昔から、僕は彼女のことを何でも知っていた。
でもいつからだろう。貞子の顔に青痣や、変な火傷の痕が増えるようになったのは。
いつからだろう。貞子が教室でもひとりで過ごすことが多くなったのは。
その時、僕は初めて知ったんだ。
貞子のことも、彼女の家のことも何も知らなかったということを。
だから、悪いのは僕だ。
237:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 22:10:06.97 ID:phmzFJQc0
白線が、赤茶色のライトが、僕たちとすれ違っていく。
遥か彼方に消えていく。
川ー川「ほんとうに怖いことは、叩かれたり無視されたりすることじゃあないの」
川ー川「わすれさられて、そこから永遠にいなくなってしまうことなの」
川-川「わたしは、ね、わたしは、あなたにだけはわすれてほしくなかったから」
川д川「わたしが生きたあかしを、おぼえていてほしかったから」
川;д川「想いつづけてほしかったから……」
人魚と僕の逃避行は、もうすぐ終わりを告げるんだ。
人魚は蒼い夜の海へと帰っていくんだ。幸せな世界へと還るんだ。
もうこんな、こんな酷い世界には帰って来なくて、いいんだよ、貞子。
ほら、向こうに出口が見えた。あと50メートル、40、30……。
239:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 22:14:59.62 ID:phmzFJQc0
* * *
「ぴぎ」
「ぴぎゃぁぁあぁぁぁあぁぁあぎぃいああぁぁいぎゆううぃい」
「ぶぎぃぃいいいいいいい」
「ぷしっ」
「ぶぅうううううぎゅうううううぅうう」
卵がいくつもの亀裂を作って、最後にぱっくりと割れた時。
中からまろび出たのは、ころころと可愛いややこじゃあなかった。
(゚A゚)
頭から棘のような触手が、何本も生えて、うねっていて。
足は無くて。代わりに蛸のようなぬるぬるとした柔らかい、何かがくっついている。
頭のような部分にたくさん空いた穴から、奇妙な鳴き声をを上げる一つ目の生き物。
もぞもぞと蠢いている、おぞましいものがそこには在った。
240:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 22:19:32.66 ID:phmzFJQc0
「ぶぎぇぇぇええぎぃいいいぶうぅう」
ややこだったはずのものは、苦しそうな声を上げてのたうちまわる。
何が苦しいのかは、すぐ分かった。
黄色い体液をびちびちと漏らしながら、それは崩れておる。
赤黒い肉がぼぞぼぞと剥がれておる。
死にそうなんじゃ。きっと、こいつは死にそうなんじゃ。
さだこの腹ん中から、殻ん中から飛び出して来たばかりだというのに。
もう、もう死にそうになっとるんじゃ。
川;д川「いやぁぁぁああぁぁ! 赤ちゃん、赤ちゃん、赤ちゃん!」
245:◆z9m3qj2a1A :2010/07/20(火) 22:27:00.04 ID:phmzFJQc0
さだこが這いずり寄って、ひれとひれを器用に使ってやや子を抱え込む。
泣いているさだこの胸の中で、死にかけのやや子はぐちっと音を立てた。
ひときわ濃い色の汁が一筋飛んで、わしの顔にひっかかる。
臭い、臭くてたまらん、死骸の臭い。
(゚A゚)「お」
(;A;)「おぐぅおおぉおお、おぐ、ぇ、げぇ、げぼ」
限界じゃった。
空っぽの胃のどこに詰まっていたのか分からんほどに、わしはげろを吐いた。
込み上げてくるもんは後悔とか、絶望とか、そんなもんが入り混じっておった。
川;д川「おねがい、死んじゃだめ、赤ちゃん、赤ちゃん」
川;д川「元気に泣いてちょうだい……? お願い、息をして、お乳を吸って……」
もう、やや子の叫び声は聞こえなくなっておった。
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- 2010/07/21(水) 01:38:31|
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86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 18:54:03.18 ID:lL/o96KP0
* * *
ガチャ
川д川「あ、ドクオ君……」
('A`)「よいしょ、っと」
川д川「すごい量だけど、大丈夫?」
('A`)「うん、一応……失敗しないように結構前から、準備してたから」
('A`)「包帯とか、ありったけ用意したし。ガーゼも」
('A`)
('A`)「こんなんで何とかなるとは思わないけど、な」
川-川 ))「ううん、充分だよ。これだけあれば」
川д川、「これは……、あ、ぎ、義眼、かな?」
('A`)「いや、ドール用のやつ。義眼なんて、どうやって調達すりゃいいか分からないし」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 19:00:12.84 ID:lL/o96KP0
('A`)「色は個人的な趣味で……」
川д川
川д川「人魚の瞳は、エメラルド色かぁ……」
('A`)「そんな定説ないけど、な。何かキレイな色のがいいかなって」
川-川「海の底から、ずっとずっと空を見上げてたからかな?」
('A`)「?」
川д川、「海と空の境界線で、水面がうっすらエメラルド色を帯びて」
川д川「そんな綺麗な碧色が目に焼き付いて――とかだったら」
川*д川「ろ、ロマンチックかなって。変かな?」
('A`)
('∀`)「そうだな、ロマンチックだな」
川д川
川ー川「――うん」
104:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:20:25.09 ID:lL/o96KP0
川д川「あ、こっちは……ヒレだね。スキューバの、かな」
('A`)「うん、フィンだよ。色塗って陰影つけて、少しカットしてみたけど」
川*д川「本物みたい……。そっか、ドクオ君、絵を描くのも好きだったもんね」
('A`)、
川д川「これ、私が付けるんだね」
川д川「似合う……かな?」
('A`)
('A`)「きっと似合うよ、似合うはずさ」
川-川
川д川「尾ひれの方も、あるんだね」
108:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:28:21.35 ID:lL/o96KP0
('A`)「うん、こっちは二枚重ねでちょっと大きめにしてる」
('A`)´「そうだ、作業始めるの……まず脚でいいかな?」
川д川「脚から?」
('A`)「うん、その……鱗だけはどうしようもなかったから」
('A`)「腰から脛までに、アクリルガッシュで手描きするよ」
川д川、「時間、かからないの?」
('A`)「ささっと済ませる。それに――」
( A )「長引くならウチ泊まってもいいよ。それに」
( A )「貞子も、もしかしたら考え直したいんじゃないかなって」
('A`)「時間が、欲しいんじゃないかなって」
109:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:31:40.96 ID:lL/o96KP0
川д川
川-川
川ー川「ありがとう、じゃあ脚に鱗……お願いします」
川д川「でもね、でも……いいの、もう。決心したから」
川д川「長い時間、いっぱい、いっぱい考えて、泣いて、決めたから」
( A )「やっぱ、気持ちは変わんないのか?」
川-川「うん」
( A )「もしかしたら、もしかしたら」
(;A;)「これからの人生で、もっと、イイことがいっぱいあるかもしれないのに?」
川-川
川-川「……うん」
111:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:35:24.70 ID:lL/o96KP0
(;A;)「まだ高校も卒業してないのに?」
(;A;)「まだ結婚もしてないのに?」
(;A;)「子供だって、産んでないじゃん……」
(;A;)「お前、それに、だって、恋愛とか、恋人だって……」
川-川「うん、うん。全部、そうだね」
川-川「この世界にはそんなキレイで素晴らしいことがいっぱいいっぱい、あるもんね」
川д川「でも」
川-川
川ー川、「でも私、もう疲れちゃったよ。ドクオ君」
(;A;)
112:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:40:05.27 ID:lL/o96KP0
(ぅAと) )) ゴシゴシ
('A`)
('A`)「うん、わかった。……ごめんな」
川д川「謝らないで。ドクオ君は、何も悪くないんだから」
('A`)「うん、うん」
カチャ カチャ
川д川「ズボンは当然として、パンツは脱いだ方が良いかな?」
('A`)「……その方が塗り易いかな」
('A`)「悪い。出来るだけ見ないようにするから」
川-川「うん。大丈夫、一応……下の毛も剃ってきたし」
川-川「恥ずかしくないよ。だってドクオ君だもん」
('A`)
114:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:45:33.99 ID:lL/o96KP0
「…………」
「何か変な感じだね」
「そうだな」
「はひっ、ちょっとくすぐったいよ」
「我慢してくれ」
「…………うん」
「あのね、ドクオ君。実は私ね、さっき一つだけ嘘をついたんだよ?」
「嘘?」
「そう、嘘。私、恋人はいないけど、恋ならしてるよ」
「恋……恋か。そうなのか、なんだ、良かったな」
「誰なんだろうな、そいつ。ちょっと羨ましいよ」
「うん、そうだね」
「へへ、誰だろうね?」
115:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:51:15.22 ID:lL/o96KP0
幼馴染の貞子が、自殺することを僕に打ち明けたのはちょうど一か月前
17歳の僕にはまだ広すぎた世界が、その日を境に小さくしぼんだ感覚を
今も、覚えている
118:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 21:59:48.21 ID:lL/o96KP0
* * *
人魚と暮らして、いつのまにかひと月が経った。
(*゚ー゚)「さだこさん! 今日もキレイだねえ」
川*д川「あ、はい、おはようございます。しぃさんもお綺麗ですね」
(*^ー^)「またまた、そんなこと言って!」
わしの家の屋根の下で、桶に腰まで浸かったさだこは近所の女どもに挨拶をする。
死んだ嫁の着物を着せて、ひれが見えないようにしっかりと袖は結んでいる。
尾ひれも布でぐるぐると覆っておけば、少なくとも「脚を怪我してる」という嘘でまかり通る。
わしはあれから考えて、貞子を違う形で村人たちに引き会わせることにした。
川*д川ノシ「あ、どくおさん!」
('A`)「うぃ、どうじゃ塩梅は?」
119:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 22:08:35.77 ID:lL/o96KP0
川ー川「調子、とても良いです。日中も影にいれば体も乾きません」
('A`)「そりゃあ良かった。水、汲んで来るか?」
川д川「あ、あ、いえ、もうしぃさんたちと潜りに行くので……」
川д川「出来れば浜まで運んで欲しいんですが」
('A`)「お安い御用じゃ」
わしは、人魚を“さだこ”と名付けて、村の連中には遠縁の親戚だと説明した。
ただ、さだこは病気で両手を切って、足も不自由である。
仕事は出来ないが泳ぎは上手いので、厄介払いを兼ねてわしの所に預けられた……と、うそぶいておいた。
奇妙なさだこの見た目も、病気といえば村の連中もなんとなく飲みこんでくれたようで。
海のもんはあまり難しいことは考えたがらない。そういうもんじゃ。
川д川「ここでいいです、ここで」
121:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 22:16:17.77 ID:lL/o96KP0
さすが、半分は魚。
布でくるんでおっても、尾ひれを力強く蹴って浅瀬を一気に泳ぎ抜けていく。
聞けば素潜りも上手いらしく、村一と言われとったぺにさすよりも長く潜るという。
当然じゃ、えらが付いておるからの。
(*゚ー゚)「いやぁ、ホント。さだこさんが来てから仕事がはかどるよ」
(゚、゚トソン「腕がないのに、あわびやサザエなんかを器用に口で咥えて取って来るんだからねぇ」
('、`;川「あたしゃ、素潜り村一の座が奪われて悲しいよ」
川;д川「そんな、ぺにさすさんだってすごいですよ?」
ξ゚⊿゚)ξ「まーったく、ぐうたらなウチの亭主よかずぅっと働いてくれる甲斐甲斐しい子だよ!」
( ゚ω゚)「聞き捨てならんお!」
さだこはすっかり村の連中と慣れ親しんどった。
122:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 22:21:49.03 ID:lL/o96KP0
('A`)「さだこ、漁は楽しいか?」
川*д川「はい、皆さんのお役にたてて嬉しいです!」
川д川「皆さん、私にとても優しいです。人間て、本当はとても親切ないきものなんですね」
川-川「私の故郷では、姿を見られたら網を投げられる毎日でしたから……」
('A`)「そうか、そうか」
川*д川「それに、歌も自由に唄えて楽しいです。以前は人気のない夜にだけ」
川д川「隠れるようにして歌っていましたから、本当に嬉しいんです!」
('∀`)「うん、うん」
くぅと子を授からんうちに死に別れた身としては。
娘がおったらこんな風だったのだろうかと、思う。
125:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 22:28:14.25 ID:lL/o96KP0
川д川
('A`)´「ひれが気になるんか?」
川д川´
川д川「はい、割と良くなって来たようで。泳いでも痛くないし」
('A`)「どれ、着物を脱がせたろう。傷の具合を見てやる」
川д川 )) ゴソゴソ
珊瑚で切った傷は、このひと月でだいぶ良くなっていた。
人魚の身体の事なんぞ良く知らんが、人間で言うならかさぶたが出来たような感じじゃった。
('∀`)「ようなっとるな。これはあと、ひと月もせんうちに潮の中を遡れそうじゃ」
川д川「…………」
('A`)´「どうした、嬉しくないんか?」
川д川「いえ、嬉しいです。でも……」
126:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 22:32:09.51 ID:lL/o96KP0
川д川「でも、もうすぐ皆さんと――」
川д川「どくおさんともお別れすることになるなんて、寂しいです」
川д川「私ここにいたい。皆さんとずっと一緒が良いです!」
('A`)、「しかし、さだこ。故郷には家族がいるんじゃろう?」
('A`)「きっと心配しちょる。怪我は早く治せ。それで早く、親兄弟のもとに帰れ」
('A`)
(-A-)、「これは言いたくないがの。やはりお前は人魚じゃ。人じゃない」
川д川「!」
('A`)「お前が人魚といつ村衆にばれるか、わかったもんじゃあなかろう」
('A`)「そうなれば、お前はここには長くおれん。どっちにしろな」
128:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 22:38:07.85 ID:lL/o96KP0
川;д川「そんな、どくおさん……」
('A`)「離れる時は、なんとか誤魔化す。嘘くらい、いつでもついてやるわ」
('A`)「じゃからな、お前さんは幸せな気持ちのままで故郷へ帰れ。後生じゃ」
川д川
川д川「どうして、どくおさんはそんなに良くしてくれるんですか?」
川д川「今まで、何で優しくしてくれたんですか?」
('A`)、「それは、怪我をして一人ぼっちのお前がかわいそうだったからじゃ」
('A`)「じゃから、村衆とも仲良くできるよう頑張ったんじゃ。独りは良くない」
(-A-)「良いわけあるめぇ……」
川;д川「でも!」
さだこは着物の裾を乱したまま、わしに寄りかかってきた。
川;д川「でもそれじゃあ、どくおさんがまたひとりぼっちになります!」
129:◆z9m3qj2a1A :2010/07/19(月) 22:42:12.92 ID:lL/o96KP0
('A`)「さだこ……」
川д川「私、村の皆さんに聞きました。この着物、亡くなった奥さんのものだって」
川д川「どくおさんがきちんと畳んで、大事に大事にしまっていたものだって」
川д川「だから、それを着せてもらえる私は、とても大事にされてるのよって教えてもらいました!」
('A`)、「そ、それは」
( A )「女ものの着物がそれしか無いからじゃ……」
本当のことだけど、嘘じゃった。
やっぱりわしはどこかで、くぅとさだこを重ねとったのかもしれん。
川д川「どくおさん……私、どくおさんにこんなに良くして頂いたのに」
川д川「何も恩返し出来ていません。これじゃ、不公平です」
('A`)「さだこ……」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 15:55:20.00 ID:lL/o96KP0
昔、小学六年生の頃くらいに
遠足で、とあるお寺に訪れたことがあった
子供のわたしたちにとって、とても退屈なそこは
人魚のミイラを保管していることで有名な場所だったらしい
人魚といっても、まだ幼かったわたしには
絵本で見たような金色の髪を頂いた、綺麗ないきもの
耳がとろけるような歌を唄う、神秘的ないきもの
でも、おばけと同じで本当はいないもの
その程度の想像が全てだった
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 15:58:17.37 ID:lL/o96KP0
でも、お寺の住職さんがニコニコと笑いながら
差し出した小さな箱には、金髪の美人も綺麗ないきものも入ってはいなかった
ただ乾いて、小さくて
そしてとびきり醜い、なにかの死骸だった
わたしは初めて見た人魚のミイラが、あまりにも怖くて膝が震えたけど
一緒に付いて来てくれた彼は、興味津々に住職さんに尋ねていた
「このミイラは本物の人魚なんですか?」
って
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:04:34.78 ID:lL/o96KP0
住職さんはまたニコニコしながら、でも首を横に振った
でも機嫌は良さそうで、多分、その質問を聞いて欲しくて欲しくて
堪らなかったんだと思う
「これはね、残念だけど作り物なんじゃよ」
「昔の人が魚の骨と、猫とか、猿とかの亡骸を寄り合わせて」
「作ったらしい。それでも、当時の人はこれを本物の人魚と思っていたそうだ」
「とてもとてもありがたいものとして、手を合わせる人もいたんだよ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:11:00.25 ID:lL/o96KP0
「人魚は生前、罪を犯した人が生まれ変わったという話もある」
「つみ? 一体何をしたの?」
「色々じゃよ」
「魚を取ってはいけない神聖な場所で、多くの魚を獲ってしまった漁師とかかのう」
「人魚になってからは、自分の姿を末永く残して、殺生の罪の重さを人々に伝えて欲しい」
「そう言った、という逸話もあるんじゃ」
私には住職さんのお話は退屈で、冗長で、難しかったけど
彼はとても興味津々で、一心不乱に聞き入っていた
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:14:03.80 ID:lL/o96KP0
てっきり、ミイラが本物じゃないからガッカリしている
そう思っていたけれど、彼は思いのほか上機嫌で
帰りのバスの中でも、隣の席で妙に興奮していたのを良く覚えている
「ねえ、ドクオ君」
「何?」
「人魚、本物じゃあなかったね」
「そうだね」
「でも、とても面白いものを見れたと思う」
「ガッカリしてないの?」
「まさか!」
ドクオ君は身を乗り出してそう言った
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:17:16.58 ID:lL/o96KP0
「どうして? 人魚、作り物だったでしょ?」
「ドクオ君、今日ここに来る前に、本物の人魚が見れるんだって」
「すごく楽しみにしてたじゃない?」
「うん、人魚が本物なら、確かにもっと嬉しかったかも」
「でも今は別の意味で、すごく有意義な気持ちだよ」
「?」
「感動したんだ」
「昔の人が、魚や動物の骨から、あんなリアルで、グロテスクで」
「心に訴えかけてくるものを、作ったって事実に感動した」
「胸を打たれたんだ。カルチャーショックだよ」
「???」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:20:32.11 ID:lL/o96KP0
私には彼の言っていることが良く分からなかった
私は、やっぱり綺麗で美しいものが好きだから
少なくとも、あのミイラは好きになれそうになかった
彼のように感動する事なんて、できなかった
「すごいなぁ。たくさんの人がアレを人魚って信じたんだ。神様みたいに手を合わせたんだ」
でも喜んでいる彼を見ているのも、好き
美しいものや綺麗なものを見るよりもずっと、ずっと好きだ
昔も、今も
だからその点においては、あのミイラにありがとうを言いたい
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:22:30.86 ID:lL/o96KP0
「美しいもの、素晴らしいものは人間の手で作れるんだ」
「僕も、僕もいつか作りたいなぁ」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:24:58.74 ID:lL/o96KP0
人
魚
の
ミ
イ
ラ
の
よ
う
で
す
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:27:56.16 ID:lL/o96KP0
* * *
ピンポーン
('A`)「はい、はい、今出るよ。出る」
ガチャ
川д川
川д川「おはよう、ドクオ君」
('A`)「んん」
('A`)「うん、おはよう。暑いな、今日も」
川д川「夏、だからね」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:30:43.78 ID:lL/o96KP0
バタン
('A`)「スリッパ、いる?」
川д川、「うん、ごめんね。サンダル履いて来ちゃったから」
川д川「フローリングに足跡、付いちゃうもんね」
('A`)「それくらいいいよ、拭けば消えるし」
('A`)「うん、でも……はい、スリッパ。ピンクでいいよな?」
川д川「うん、うん」
川д川「ありがとう」
('A`)
ガチャ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:35:09.47 ID:lL/o96KP0
('A`)「はい、麦茶」
川д川「ありがとう」
川д川、「暑いよ、外、すごく。喉渇いちゃって」
川д川、「私、細いから。水気無くなると頭ボーっとしちゃうから大変」
川д川「一応、水筒持ってるけど、あんまり重いの持てないから」
川д川「ちっちゃくて……すぐ、無くなっちゃった」
('A`)
('A`)「うん、飲んでいいよ。俺はいいから」
川д川
川д川「……うん」
ゴクッゴクッ
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:39:32.74 ID:lL/o96KP0
川д川
('A`)
川д川
川д川「おじさんとおばさん……いないんだね」
('A`)「うん、そう」
('A`)「ここ二週間くらい、海外に行ってるんだ。俺、ほっといて」
('A`)「ひどいよな。まぁ、ひとりが気楽でいいけど」
川д川
川д川「でも、そうだよね」
川д川「おじさんとおばさんいたら、今日、私を呼んだりしないもんね」
川д川、「うん、うん、そうだよね」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:43:47.51 ID:lL/o96KP0
ジーワ ジーワ ジーワ
('A`)「セミ、すげぇな」
川д川「うん」
('A`)「猛暑だな。もう八月だし、すっかり夏だ」
川д川「うん」
('A`)「……そういや、あの遠足も夏の入り際だっけ」
川д川
川д川「どう、だったかな」
('A`)
川д川
川д川「ねえ、ドクオ君」
川∩д∩川「その……お風呂、借りてもいい、かな?」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:48:05.28 ID:lL/o96KP0
('A`)
('A`)「でも、湯船……空だぞ?」
川∩д∩川「いいの、シャワーだけ借りられたら、いいから」
('A`)「……それならいいけど」
川∩д∩川「ごめんね、急にこんなこと言ってごめんね」
川∩д∩川「でもすぐ終わるから。ごめんなさい」
('A`)
('A`)、「いいよ。洗面所のタオルも、好きに使っていいから」
('A`)「だから、あんま謝んなよ」
川∩д∩川「うん、うん……」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 16:59:00.24 ID:lL/o96KP0
* * *
( ^ω^)「おーぅい、どくおや、どくお」
浜を蹴って、漁師仲間のぶぅんが駆け寄ってきおった。
コイツは昔から太っとる。
わしや他の漁師連中と同じように、毎日細い食で食いつないどるとは思えんほどの巨漢だ。
羨ましいが、あれはあれできっと体重くて毎日仕方がないのじゃろう。
('A`)「何じゃ、ぶぅん」
( ^ω^)「何じゃて、漁じゃ漁! そっちの網はどうじゃった?」
('A`)「どうもせん」
わしが解れを編んどった地引網には、鰯一匹おりゃあせん。
三月も前というのに、まだ赤潮で悪いもんがのこっとるのか。
ぶぅんのように元気には振舞えん。
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 17:02:56.96 ID:lL/o96KP0
( ^ω^)「厳しいのう」
ぶぅんは肉で細なった目を、余計に細くして海を睨んだ。
( ^ω^)「おいらは嫁とカーチャン食わしてやらにゃならんから余計に大変じゃ」
('A`)「独りは独りで辛いんじゃ。食いぶち以上にの」
ぶぅんには嫁がおる。家族がおる。
しかしわしには何もありゃあせん。財産も、家族も何もかも。
ぶぅんが太っとるんは、きっと幸せ太りじゃ。
そう言い聞かせて、わしは家に戻った。
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 17:08:28.85 ID:lL/o96KP0
家は狭いが、わしには広すぎた。
('A`)「…………」
床に据え取る、死んだ嫁の着物に手を合わせてから。
苔むした水瓶から柄杓をとった。もうそこを突きかけとった。
('A`)「また調達せにゃあの」
独り言が癖になりだしたのは、きっと嫁が死んでからじゃ。
独り身の時はずぅっと黙って暮らしとったが、
嫁がおった頃は、嫌でも嬉しくても家の中はうるさかった。
その名残で、今でも嫁が「はいはいそうだねあんた」と、
返事をしてくれるのを待っているのかもしれん。
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 17:13:26.54 ID:lL/o96KP0
('A`)「酒もありゃあせん……か」
薄い布団に横たわって、じぃと天井を見つめる。
着物に染みついた汗の臭い。湿った木と潮の臭い。
嗅ぎ慣れたそれも、なんだか鼻の奥に沁みて、沁みて。
きっとわしは今でも寂しくてしゃあない。
嫁が死んでから、もう何日も何ヶ月も何年も。
女の身体が恋しいのではない。
('A`)「広すぎる家が寂しいんじゃ……」
ほれ、また独り言じゃ。
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/19(月) 17:19:41.00 ID:lL/o96KP0
明日も早い。
漁師に休みなんてない。
泣く暇も、寂しさに震える時間も、何もない。
(-A-)。°
だから、嫌なこと全部投げ出して、寝よう。
そんな風にうとうとしていると、浜から波に紛れて、
何か、何か聞こえてくるような気がした。
('A`)「なん、じゃ……?」
初めは寂しいあまり、夢で嫁の声を聞いとるのかと思った。
でも、なんだかやわっこくて、細くて、絹のようなそれは確かに浜から聞こえとった。
波に紛れて、誰かを呼んでおった。
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:26:05.79 ID:peBk3lwX0
_
( ゚∀゚) 髪型はそのものなのにな―。
でも少し、ミルナっぽいか?
从゚д゚从 不本意ながら、兄妹ですからねー
_
( ゚∀゚) でもそれ、ギコ子とかいけんじゃねーの
从゚д゚从 あ、あの元王女ですか、若いのに頼もしいですよね
今後どう渡辺さんをサポートしてくれるのか……
扉|`*川 ……
扉|ばたむ。
('、`*川 えーと、なんかフツーに話してるし、めでたしめでたし?
( ゚д゚)
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:27:41.96 ID:peBk3lwX0
('、`*川 うわ! ミルナ君!?
びっくりした……ずいぶん早かったわね
( ゚д゚) すみません、心配で
で、どうなりました?
('、`*川 いや、なんというか、その、とりあえずドア開けるから、
真実は自分で確認してね。
( ゚д゚) ?
がちゃ
从リ ゚д゚ノリ
△△
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:30:40.95 ID:peBk3lwX0
ど ん
从リ ゚д゚ノリ 「バストカップの力は絶大です。絶望そのものです。
△△ なら、弱き民は虐げられるしかないのか?――否。
私達には、私達なりの戦のやり方があるのです」
_
(* ゚∀゚) やっぱり似合うな
かわいいぜ
从リ*゚д゚ノリ むしろ、この
『ツンデレがバストカップを武器に戦うようです反乱軍具足~限定版~』
をジョルジュさんがもってらっしゃることに驚きました。
_
( ゚∀゚) ははは、俺はコミケとかいかねーから鑑賞専用のはずだったんだがな。
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:31:32.27 ID:peBk3lwX0
从リ ゚д゚ノリ いいんですか? そんな大切なもの
_
( ゚∀゚) いいんだ、貞子ちゃんのためなら
从リ*゚д゚ノリ ジョルジュさん……
_
(* ゚∀゚) 貞子ちゃん……
( ゚д゚) ……
('、`*川 あははー
≡(゚д゚ )
_
从リ*゚д゚ノリ (゚∀゚ *)
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:32:44.89 ID:peBk3lwX0
( ゚д゚)≡
_
从リ*゚д゚ノリ (゚∀゚ *)
('、`*川 ……ゴクリ
( ;д; )ブワッ
_
从リ*゚д゚ノリ (゚∀゚ *)
('、`;川 えっ!?
ダッシュ≡ ;д)
_
从リ*゚д゚ノリ (゚∀゚ *)
('、`;川 ちょっと! ミルナ君!
(オチはどうするのよ!)
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:33:54.05 ID:peBk3lwX0
かちゃ
( ;д;)ハアハア
('、`*川 あ、戻ってきた
( ;д;)つ▲▲ これ! これも着て!
('、`#川 いやそれ私のだし!! 何で知ってるのよ
ていうか本当にオチはどうするのよ!
( ゚д゚)つ▲▲ オチ?
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:37:35.08 ID:peBk3lwX0
(゚д゚ *) 貞子ちゃん
(* ゚д゚) ジョルジュさん
( ゚д゚) ……
( ゚д゚ )
( ゚д゚) こっちみんな
( ゚д゚)つ▲▲ はいオチー!
さあ貞子!これ着て!
_
キテキテー(* ゚д゚)つ▲▲ イチャ从リ*゚д゚ノリ (゚∀゚ *)イチャ
('、`*川 え……
何? 私がオチ担当!?
ちょっと待ちなさいよ!
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:40:41.85 ID:peBk3lwX0
~そして1ヶ月後~
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 23:41:47.17 ID:peBk3lwX0
……そこには元気に『バスカ』を鑑賞する、ペニサスの姿が!
('、`*川 もう二度と、オチ担当なんてしないわ
おしまい
ξ゚⊿゚)ξツンデレがバストカップを武器に戦うようです
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1279198848/
>
- 2010/07/16(金) 00:10:34|
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:11:54.07 ID:peBk3lwX0
――これは、一人のオタ充高校生と、
オタク予備軍(くらいで済めば幸せなのにね)な中学生達との、
壮大な戦いの序曲である。
('、`;川 どうしよジョルジュ、姉ちゃん大変なことしちゃった
_
(; ゚∀゚) ど、どうしたんだよそんな深刻な顔して
('、`;川 アルファベットRは80センチじゃなくて70センチだった!
_
( ゚∀゚)
('A`;川 どうしよう10センチも間違えるなんて!
ファン失格だわ!
バストカップで言ったら四つあがる値よ!
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:12:27.59 ID:peBk3lwX0
_
(; ゚∀゚) まー、あれだ。
ここは前回学んだことをふまえてだな、それくらい大きく感じる、ということで。
('、`;川 半書き貯め半ながらなんてやるもんじゃないわね
『いけない濡れ濡れ女子○生~桃色の××に挟んであげる~』
が
『なんかえっちなの』に検閲されてるし……
_
(; ゚∀゚) あーほら、昨日の『ツンデレがバストカップで戦うようです』観なおすからあっちいってて
('、`*川 いや観る。
_
( ゚∀゚) ? 姉ちゃんアニメ版嫌いだろ?
('、`*川 昔はそうだったけど
前回の天使のブラ城侵入戦思ったよりよかったからね
_
(; ゚∀゚) (……できれば自分の部屋でみてほしいんだが)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:15:30.49 ID:peBk3lwX0
第92話
現在の勢力図
反乱軍 拠点:天使のブラ城
リーダー:从'ー'从(元グンゼ東塔大将)
サブリーダー:ζ(゚ー゚*ζ(元ワコール中将)
スポンサー:从リ ゚д゚ノリ(元トリンプ王女)
新グンゼ軍 拠点:ボディ・ワイルド城
大将 ξ゚⊿゚)ξ
中将 (*゚ー゚) ミセ*゚ー゚)リ
少将 (゚A゚* ) 川*` ゥ´)(元ワコール中将)
旧グンゼ軍 拠点:ヨセアゲハ城(元トリンプ領)
大将 川д川(元トリンプ大将)
中将 (*゚∀゚) (*‘ω‘ *) / ゚、。 /
新ワコール軍 拠点:ウンナナ城
大将 从 ゚∀从(元グンゼ西塔大将)
中将 lw´‐ _‐ノv ∬´_ゝ`)(元トリンプ中将)
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:16:15.09 ID:peBk3lwX0
_
( ゚∀゚) 姉貴……
('、`*川 何?
_
( ゚∀゚) この前のアレだけどさ
('、`*川 うん?
_
( ゚∀゚) どうりでネタバレされても意味わかんないはずだよな。
('、`*川 そうね。あと今回から読み始めたひと置き去りね。(メタ的な意味で)
_
(; ゚∀゚) つーかここでまさかの主役交代とか!
('、`*川 昨日も観たし先週からこんな感じでしょ。
原作もこの通りだし。
_
( ;∀;) いや、キャラクター紹介で改めて実感させられたというか。
('、`*川 ま、いいじゃないの
あんたの好きな渡辺さんにスポットがあたって。
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:17:13.17 ID:peBk3lwX0
_
( ゚∀゚) いやでも反乱軍はバストカップを捨てて戦うんだぞ!
バストカップに頼らない戦いを身につけた、
ギコ子がいるとはいえ、不利だ……
_
( ;∀;) それにバストカップZの渡辺さんが……
('、`;川 まあ私も。まさか作者がノーブラ主義者と結婚するなんて
予想もしなかったけれどさ
元々貧乳派だったからダメージはゼロよ、私は。
_
( ;∀;) ちくしょー、渡辺さんのバストカップZ……
('、`*川 でも買ってたじゃない。限定版の新衣装。
_
(; ゚∀゚) 何で知ってんだよ?
('、`*川 宅配便受け取ってみたら段ボールに
『ツンデレがバストカップを武器に戦うようです 反乱軍具足~限定版~』
ってデカデカとシール貼ってたから、母さんに見つかる前に剥がしてあげたわよ。
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:19:33.52 ID:peBk3lwX0
_
(; ゚∀゚) うわっ マジで!? やばいじゃん。ありがと姉貴。
('、`*川 あんたもカミングアウトしちゃえば良いのに。私みたいにさー
_
( ゚∀゚) 俺は姉貴みたいにガチヲタじゃないからな
('、`*川
('、`*川 ……どこが?
_
( ゚∀゚) 俺は、アニメは『バスカ』だけだし。
でも姉貴は元々腐女子だし、コスプレ衣装自作したりしてるし。
('、`;川 いや、腐女子云々はともかく、衣装買うのとは大差ないでしょ
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:21:05.55 ID:peBk3lwX0
_
( ゚∀゚) 俺は買っても着ないんだよ。鑑賞用。
しかしねーちゃん、貞子の具足って……たしか、姉貴はトソンとヘリカルが好きなんじゃねーのかよ。
('、`*川 だって貞子のじゃないと胸が入んないんだもの。
大体バストカップUが現実で言うGカップくらいなのね、あれ。
_
(; ゚∀゚) (姉貴Gカップなんだ……)
_
( ゚∀゚)そ あ、そういや、貞子と言えばさ
_
( ゚∀゚) 今日、うちに貞子がくるぜ。
('、`*川
('、`;川 はい?
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:23:22.70 ID:peBk3lwX0
从#゚∀从「うおおおおおおおお!」
o川*゚ー゚)o「てやあああああああ!」
誇示された二人のバストカップが、交差する。レースが踊り、フリルが光る。
お互い、バストカップはU。ただし、こちらは全土最高のブラジャー職人、ブーンの遺作だ。
何合も打ち合ううち、勝負はつくだろう。
そして――ハインの上に、温血が降り注いだ。
从;゚∀从「っな!?」
仰向けに、ゆっくりと倒れていく、キュートの身体。その後ろから、現れた。
从;゚∀从「なんで、お前が!?」
白い肌、流れるような黒髪。誇らしげに張られた、バストカップT。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:26:18.61 ID:peBk3lwX0
lw´‐ _‐ノv「願わくば、輝ける米の世界を」
太陽を背に、立っていた。
元ワコール大将クーの妹であり、ワコール国少将である、シューが。
ワコール国大将、キュートを、倒した。
顔を伝う温血の、鉄の香りを感じながら、ハインはただ呆然と立ち尽くすしか、なかった。
~ ~ ~ ~ ~ ~
(* ゚д゚) いやーシューはかわいいなやっぱり。
_
( ゚∀゚) おいミルナ。
(*゚д゚) なんどみてもこのシーンはいい。
いままで隠れてたシューの良さが一気に……
_
( ゚∀゚) あきらめろよ、これ以降シューの見せ場ないんだからさ
現実をみろよ。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:28:50.02 ID:peBk3lwX0
( ;д;) 夢を……夢を見させてくれよ
なんで以降ハインばっかりになるんだよ……
シューはなんのためにワコール軍の革命を試みたんだよ……
あんなに慕っていたキュートを斬ってさ、あんなに仲よかったデレを追い出してさ
_
(# ゚∀゚) こらてめえ人を呼びだしておいて
自分はDVDに夢中で返事もしないとか人としてどうなんだよ
あとデレとシューについては、仲よかったってのもあるけど
フツーにクーの妹だから接しやすかっただけじゃないのか?
( ゚д゚) オタとしては正しいと思うぞ
あとシューがデレ追い出した原因たぶんそれだから。
姉抜きで見てもらえない悲しさとかだから。
あまりしゃべんないからわからないけどさ。
(* ゚д゚) そのミステリアスな所がいいんだよな。
_,
(# ゚益゚)
(;゚д゚) ……いや、ごめん。ちゃんと説明するから。
実はさ、おまえに相談したいことがあるんだ。
妹のことで……
_
( ゚∀゚) 妹?
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:33:44.65 ID:peBk3lwX0
( ゚д゚) ああ、実は妹が、男嫌いでさ。でも今度、保健委員に選ばれて
(; ゚д゚) それで、男女1名ずつで協力してやるらしいんだけど。
もう一人の保健委員と、うまくはなせないらしいんだ。
_,
( ゚∀゚) ……まさか、俺にそれを治してくれとか言うんじゃないだろーな
(; ゚д゚) そのまさかなんだ! 頼む!
片乳出しっぱなしで暴れるような姉妹がいる人なんて、滅多にいないんだから!
_
(; ゚∀゚) それは忘れろよ、ってか関係ないだろ片乳はよ。
(; ゚д゚) 関係あるんだよ!
(;-д-) 妹の男嫌いはそもそも、下ネタ嫌いが発端で……
だから女性でもそういう人がいるってわかれば、
こう、男性への恐怖も薄れるんじゃないかと
_
(; ゚∀゚) (逆に人間不信になりそうだけどな
あと別に姉貴は下ネタのつもりじゃないとおもう)
_
( ゚∀゚) ま、とりあえず考えさせてくれ。
あと便所借りるぞ。
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:34:48.42 ID:peBk3lwX0
ざああああ
がちゃ
_
( ゚∀゚) ったく、あいつは時々わけわからんな
..川д川.テトテト
_
( ゚∀゚) 治してやるにしても、ほかの方法を考えねーと……って
川д川ピタ
_
(; ゚∀゚) なんか元トリンプ大将貞子がいるうううううううううう!?
川;д;川 ひえええええ!? ごめんなさいごめんなさいいいいいい
_
(; ゚∀゚) ?
川;д;川 ひっぐ、えぐ、ふえ
_
(; ゚∀゚) 貞子、だよな?
川д;川ビクッ
ズザザザア((((((((((( 川д;川
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:37:15.27 ID:peBk3lwX0
壁|д;川 なななんで私の名前を!? いや、でも……
え、ええと、兄さんの友達? で、ですか?
_
(; ゚∀゚) お、おう、ジョルジュだ。
兄さんってことは、お前、ミルナの妹?
壁|д;川 は、はい。っさささ貞子ともうしますがくぶる
_
(; ゚∀゚)そ (名前まで同じかよ!)
_
(; ゚∀゚) っと、あー貞子ちゃん? ごめんな、急に叫んだりして
壁|д;川 こ、こっちこそこんなとこからごめんなさい
私、男の人苦手で……ち、近づいたり、話したり、とか
_
( ゚∀゚) いや、いいんだ。気にするなよ。
壁|д川 ほ、ほんとは、もっとがんばって、お話しないといけないんですけど……
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 22:38:45.57 ID:peBk3lwX0
_
( ゚∀゚) 無理は禁物だぜ。ゆっくり治していけばいいさ。
壁|д*川 あ、ありがとうございます。やさしいです、ジョルジュさん。
では、私はこれで
壁|彡 サッ!!
_
( ゚∀゚) (『バスカ』の貞子とは正反対だけど、良い子じゃねーか)
ガチャ
_
( ゚∀゚) ただいま。
( ゚д゚) おかえり。遅かったな。
_
( ゚∀゚) ん、妹さんにあったから、話してた。
(; ゚д゚) まともに話せたか?
俺には目も合わせてくれなくてね
さっきの悩みだっておふくろからまた聞きしたものだし
_
( ゚∀゚) そんな重くはないみたいだぜ、本人も治したいと思ってる様子だし
( ゚д゚) そうか、それはよかった……
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- 2010/07/16(金) 00:04:55|
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1:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:46:03.23 ID:IhBLxa8k0
第68話 Breast
川#д川「ふんっ!」
必死に、戦った。
胸のバストカップUを見せつけるようにして、敵陣をけちらしていく。
でも、もう無駄なんだ。
私を送り出してくれた、ヘリカルは、無事ではないだろう。
ワコールの進軍を受けた子悪魔ブラ城の防衛線も、打ち破られた。
防衛に向かった姉者と妹者も、討ち取られている。
o川*゚ー゚)o「一気に囲むわ! いい? 貞子を逃がさないようにね!」
ワコールの大将、キュートの存在が、その事実を証明している。
ここで、バストカップTを見せつけている。
姉者は野戦は得意にしろバストカップR、妹者に至ってはたったのOだ
私と、バストカップRのトソンとの一騎打ち。あのような真似ができる者はいないだろう。
そのトソンも力つきたのだ。
上位バストカップと下位バストカップの差は、あまりにも大きすぎるのだ。
ともに戦った仲間は、もういない。
そして、ともに戦おうと誓った仲間も。
川д;川(ハイン、どうして)
ハインは助けてくれない。
2:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:46:51.25 ID:IhBLxa8k0
帰ってくると誓ったハインは、トリンプを救ってはくれなかった。
なにより、天使のブラ城に掲げられた、旗の色。
国王が掲げた、真っ白な旗。
降伏のあかしの、白旗。
大国ワコールと肩をならべた。
質で追い上げてきたグンゼにも、抗えていた。
みんなで支えた、トリンプは
トリンプは、
もう、破綻してしまったのだ
それに気づいたとき。
初めて、涙が流れた。
川;д;川「あああああああああああああああ」
第68話 終わり
4:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:49:06.32 ID:IhBLxa8k0
_
( ゚∀゚) やっぱおもしれーな『ツンデレがバストカップを武器に戦うようです』は!
_
( ゚∀゚) ついにトリンプが滅びちまったか。
最後ヘリカルも良い奴になったのにな。ウザい貧乳だと思ってたけど……
_
( ゚∀゚) ここからが大詰めだな……あとはワコールか。
ついに、東塔の渡辺さんと西塔のハインが協力するのか?
('、`*川
_
( ゚∀゚) いや、でもまだ、ハインが味方と決まった訳じゃない。
逃げ延びた貞子とハインが結託して、新トリンプを立ち上げる可能性も……
('、`*川
_
( ゚∀゚) まさか、渡辺さんが狙われる!?
てか最近渡辺さん最近出番少なすぎるぜ。せっかくYカップなのにな……
('、`*川
5:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:49:47.82 ID:IhBLxa8k0
('、`*川 何独り言いってんのよ。
_
(; ゚∀゚) うお! 姉貴!? なんでここに!?
('、`*川 ドアあいてたし、なんか興奮してるみたいだから
『なんかえっちなたいとる』でも観てるんじゃないかと思って。
_
( ゚∀゚) いや『えっちなの』観てると思ったんなら静かに立ち去ってくれよ!
あといくら室内だからってノーブラタンクトップは無いんじゃねえの?
('、`*川 いやでも涼しいし……
あんた好きでしょおっぱい 。
_
( ゚∀゚) 確かにおっぱい大好きだけど
身内のしかも腐女子のおっぱいはおっぱいじゃねえよ。
('、`*川 えー? ほんとに?
(。)▲
_
( ゚∀゚) ていうかそうやって出てるとたとえ身内でなくても萎える。
('、` 川 え?
(。)▲
6:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:51:00.14 ID:IhBLxa8k0
('、` 川 そ
(。)▲
('、`*川
サッ つ▲▲
('、`#川 そういうことは早く言いなさいよ!
_
(; ゚∀゚) ていうか言わなくてもしまえよ。これからミルナ来るんだよ。
('、`*川 それも早く言いなさいよ! 着替えなきゃ。
_
(; ゚∀゚) だからはじめからそうしろよ。
('、`*川 あー。で、なに観てたのよ?
_
(; ゚∀゚)そ (見事に流された)
_
( ゚∀゚) ……『ツンデレがバストカップを武器に戦うようです』だ。
7:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:53:38.78 ID:IhBLxa8k0
('、`*川 あんたも進化したわね。むしろ退化?
見た目は普通のイケメン? なのにね。
女の子がっかりするでしょ多分。
_
(# ゚∀゚) 姉貴も人のこといえないだろ。
俺は姉貴と違って『バスカ』だけだし、ほかのアニメとか興味ねーし。
('、`*川 ふーん。
このアニメージュとかも、このアニメ為だけに買ってるってこと?
律義ねえ。へー、こんなのなんだー
8:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:54:50.88 ID:IhBLxa8k0
ξ゚⊿゚)ξ ツンデレ
グンゼ国少将 使用バストカップ:U
从'ー'从 渡辺さん
グンゼ国大将 使用バストカップ:Y
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ
グンゼ国中将 使用バストカップ:W
川д川 貞子
トリンプ国大将 使用バストカップ:U
o川*゚ー゚)o キュート
ワコール国大将 使用バストカップ:T
('、`*川 ……くだらないわね。
_,
(# ゚∀゚) はあ!?
('、`*川 くだらないっていってんのよ。カップサイズおかしいし。
現実のおっぱいとは、違うわ。
_,
(# ゚∀゚) そうじゃねえとおもしろくないだろ!?
だいたい、姉貴の好きなBLだって同じだろ!
9:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:55:29.94 ID:IhBLxa8k0
('、`*川 ううん……甘いわね。よく考えてご覧なさい。
あんたは今は童貞かもしれない。でも魔法使いになるつもりはないでしょ?
つまりこの先、確実に現実のおっぱいと対峙することになる。
_
(; ゚∀゚) !
('、`*川 そのときに間違ったおっぱい観を抱いていたとしたら?
それが二次元>三次元という結論を導き出すものだとしたら?
……あなたは性生活における楽しみの一つを永久に失うことになるわ!
_
(; ゚∀゚) くっ! あ、姉貴はどうなんだよ
('、`*川 私は別に、男に生まれ変わる必要もなければ、男同士の愛を見届ける必要もないもの。
_
( ゚∀゚) ……なるほどな。
でも、いまさらどうしろっていうんだ
渡辺さんのYカップがなければ生きていけねえよ……
('、`*川 あんただって、ちょっと前までは三次元のおっぱいが好きな、普通の中学生だったんじゃない?
だから今もまだ『なんかエッチなタイトル』をとっておいてる。
それが、こうなったのは、どうして?
_
( ゚∀゚) 確か、ミルナに『バスカ』のDVD1巻を借りて……
でてくるキャラのおっぱいがあまりにも魅力的で!
10:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:57:30.75 ID:IhBLxa8k0
_
(* ゚∀゚) 当初全土二番目、Tカップの東塔大将渡辺さん。
魅力的な、グンゼ国の女戦士たち。
だんだんとカップがあがっていくツン!
_
(; ゚∀゚) 全土最強、ワコールの大将だったはずのクーが、
トリンプ領のヨセアゲハ城からWカップでねらってきた時は鳥肌がたった。
_
( ゚∀゚) 何もかも、すばらしかったんだよ!
_
(# ゚∀゚) だって、現実にいないだろうよ!
あんなに素晴らしいおっぱいの持ち主はよ!
みんな『偽りのパッドウーマン』ヒールみたいに、自分の胸を偽ってやがる。
パーン
_, ,_ ('、` 川
( ゚∀´(☆ミ⊃
_
(# ゚∀゚) なにすんだよ!
('、`#川 さっきから黙っていればTカップだのなんだのって
あなたは本当に、カップが大きければ魅力的だと思っているの?
_
(# ゚∀゚) はあ!? 当たり前だろ! おっぱいは大きいに越したことはない。
('、`*川 そう。じゃあ聞き方を変えるわ。
確かに、カップのサイズと胸の大きさは比例する。
でも、本当にそれだけだと思う?
11:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:58:22.94 ID:IhBLxa8k0
_
( ゚∀゚) ……どういうことだよ
('、`*川 これを見て。
AA 7.5cm
A:10cm B:12.5cm C:15cm
D:17.5cm E:20cm F:22.5cm
G:25cm H:27.5cm I:30cm
J:32.5cm K:35cm L:37.5cm
M:40cm N:42.5cm O:45cm
P:47.5cm Q:50cm R:52.5cm
S:55.5cm T:57.5cm U:60cm
V:62.5cm W:65cm
X:67.5cm
Y:70cm
Z:72.5cm
12:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:59:08.03 ID:IhBLxa8k0
_
( ゚∀゚) これは?
('、`*川 カップのサイズを決定づける数値よ。
アンダーとトップの差が何センチであるか。
それがカップを決める、すべて。
_
(# ゚∀゚) だから、それが大きければ胸も大きくなるんだろ!
('、`*川 ま、数値の上ではね。でもよく考えてみて。
気づかない? アンダーのサイズは指定されていないということに。
_
(; ゚∀゚) !
('、`*川 そして、人間のおっぱいは、基本半球体。
つまり、カップサイズというものは、ブラのカップの深さ、あるいは胸の体積を指すものなのよ!
_
(; ゚∀゚) な、なんだってー!
_
( ゚∀゚) と言いたいところだが
よくわかんねえ
三行で頼む。
('、`*川 身長165センチのドクオが持つアルファベットR(80センチ)と
身長196センチのショボンが持つアルファベット(80センチ)では
ドクオのアルファベットRのほうが大きく見える
('、`*川 ということよ。
13:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 20:59:49.55 ID:IhBLxa8k0
_
( ゚∀゚) ……姉貴。
('、`*川 なに?
_
( ゚∀゚) パロネタで話してるのにいきなり元ネタで語られたら混乱する
('∀`*川 知らないっ☆
('、`*川 (ちなみに、一般に製造されてるブラはIカップまでだから、
感覚的にはアルファベットの世界にすごく近いわね
Zカップの人もいるみたいだし)
('、`*川 (あと、2.5センチ刻みのはずだけど
74センチ差の女性がVカップだったりするから
もしかしたらSの壁とかもあるのかもしれないわ)
_
(; ゚∀゚) 姉貴? 誰と話してるんだよ。
('、`*川 何でもないわ、あと心を読まないの。
15:名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 21:00:30.03 ID:IhBLxa8k0
_
( ∀ ) ……まあ、見た目的には、体が小さくて痩せていると
同じカップでもおっぱいが大きく見えるということはわかった。
_
( ゚∀゚) でも、三次元の話なんだろ? だったら揉む場合はどうなんだ?
体積が大きいほうが揉み心地がいいはずじゃないか。
('、`*川 ……そうね。
バストカップは体積。でも指標は長さによって決まる。
カップ一つの差はたかだか2.5センチだけれど、体積はその何倍にも大きくなる。
だとしたら、揉み心地も良いはずよ。
_
( ゚∀゚) じゃあ、やっぱりカップがでかいほうが良いじゃねえか。
('、`*川 揉み心地だけの話なら、そう。
でもここに、三次元という制約が絡んでくる。
_
( ゚∀゚) 制約?
('、`*川 体積と重さは比例する。同じおっぱいならカップの大きい方が重いわ。
でも、肉体はそれを支えなければならない。
支えるために、大きく、強くなっていかなければならない。
_
( ゚∀゚) っ!
続きを読む
- 2010/07/10(土) 22:44:37|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:08:30.22 ID:OUl4HHOL0
ミセ*゚ー゚)リ 今日は七夕!俗世界の人間たちが叶いもしないのに短冊に願いごと書く日!
そして…夏彦さんと出会える日なの!
ミセ*´ー`)リ 毎年この日をどんなに待ち望んだことか…今年はどこいこうかしら
TDLは待ち時間長すぎてあとでやることやれなくなるし…
やっぱり天の川のほとりで北極星を眺めながら夏の第三角形を二人で指でなぞりつつ
やがて無言になる二人見つめ合いいつの間にか触れあっていた手に気がつき
たぎる情熱の赴くままに体を寄せ合いいつしか軽いキスは激しい愛撫に変わって…
ミセ*゚ー゚)リ あ!夏彦さま!
_
( ゚∀゚) 別れよう
つ□と
ミセ;゚ー゚)リ ……えええええ!?
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:13:52.93 ID:OUl4HHOL0
ミセ;゚ー゚)リ どどどどどどっどうしてですか!?
_
( ゚∀゚) 気がついてしまったのさ。真実の愛にね
ミセ;゚ー゚)リ そ、そんな!一体どこの女ですか!?
乙女座ですか!?あの妙にかっこつけたFFの敵幹部みたいな様相を呈している乙女座ですか!?
_
( ゚∀゚) これさ
つ□と
ミセ;゚ー゚)リ それはまさか…!それ……は………なに?
_
( ゚∀゚) 電子レンジさ
つ□と
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:18:11.72 ID:OUl4HHOL0
ミセ*゚-゚)リ 電子レンジ…?ああ…そうですか……え?
_
( ゚∀゚) 愛してしまったのさ。この子をね
ミセ*゚ー゚)リ
天帝さま お元気ですか 織り姫は元気です
そちらは変わったことはありませんか?
ええ ああ ほう そうですか
なるほど 奥様が新興宗教に
お互い どうやら笑えない感じですね
ふふふ ふふふふふふふふふふふ
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:21:46.78 ID:OUl4HHOL0
ミセ#゚ー゚)リ ふざけるのも大概にしてください!
_
( ゚∀゚) ふざけるなんてとんでもない。君だって、一目見ればこの子の魅力がわかるだろ?
つ□と
ミセ*゚-゚)リ □
ミセ*゚-゚)リ …四角い
_
( ゚∀゚) 目の付け所がSHARPだね
ミセ;゚-゚)リ なにうまいこと言ってんですか!?
あ…ちょ…なにその顔!すごいドヤ顔!むかつく!
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:27:00.30 ID:OUl4HHOL0
ミセ*;-;)リ じゃあ私アレですか!?電子レンジに女として負けたってことですか!?
……電子レンジにぃ!?
_
( ゚∀゚) でも落ち込むことはないよ。これは家庭用レンジではない――――――業務用(1500W)さ
ミセ;゚-゚)リ スラッシュで誇張するとこじゃねえだろ!
ミセ;゚ー゚)リ お忘れになったのですか!私たちのあの、輝いていた頃を!
_
( ゚∀゚) あの頃…
ミセ*゚ー゚)リ そうです。私が機を織り…
_
( ゚∀゚) 僕が川辺で電子レンジとこれでもかというほどいちゃついていた…
ミセ;゚ー゚)リ そう…あの頃をってなにやってんだよおまえ!
その頃からもうそんな感じだったの!?見抜けなかった!天帝も見る目ねえなおい!
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:30:38.09 ID:OUl4HHOL0
_
( ゚∀゚) 天の川って、星のマイクロウェイブみたいだよね
ミセ;゚-゚)リ なんか変なこと言い出した!本格的に夏彦さん終わってきてる!
_
( ゚∀゚) もしくは流星のグリルチキン
ミセ#゚ぺ)リ 夏彦さん…もう怒りましたわ!
私、天帝に言いつけて叱ってもらいますから!
_
( ゚∀゚) 天帝ならそこにいるけど
(-@∀@) 死にたい…
つ□と
ミセ;゚ー゚)リ 天帝えええええええ!?…持ってるううううう!!
あと開口一番ものすごく可哀想!なにがあった!
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:34:08.66 ID:OUl4HHOL0
(-@∀@) さっき言ったじゃないか。妻が新興宗教にはまってしまったと…
つ□と
_
( ゚∀゚) お気持ちお察しします。心なしか、あのクールだったメガネがアットマークみたいになってますもんね
つ□と
(-@∀@) いやメガネに関しては以前からアットマークだったけれども
つ□と
_
( ゚∀゚) ああそうですか…まあ天帝の顔を正面から見るのを若干避けていた部分があるので…
つ□と
ミセ;゚ー゚)リ ちょ…あの…なんでレンジ持ってるんですか?
どうして当たり前のようにそんな携帯するにはでかい箱抱えてるんですか?
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:38:59.54 ID:OUl4HHOL0
(-@∀@) 私はね…仕事が忙しくて、妻にかまってやる時間がとても少なかったのさ
_
( ゚∀゚) 天ちゃん…
(-@∀@) いきなり馴れ馴れしいな…だから妻が怒るのも無理はないと思った
彼女の心の拠り所を、私が奪ってしまった。家庭というものを、私は軽視していたのだよ
ミセ*゚-゚)リ 天帝…
(-@∀@) そのとき思ったんだ。電子レンジしかねえや…て
ミセ;゚-゚)リ ……わかんねえ!天帝それわかんねえ!
_
( ゚∀゚) 森羅万象はレンジから生まれ、レンジに還っていく。それが定めというものさ
ミセ;゚-゚)リ ちょっと夏彦黙ってろよ!もうあんまりおまえに期待してないから!
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:41:21.53 ID:OUl4HHOL0
(-@∀@) おっと。人間が短冊に書いた願い事を2ちゃんねるに晒す仕事に戻らないと…
すまないね、邪魔してしまったかな
_
( ゚∀゚) はい。それはもう邪魔でした
(-@∀@) ああそう…まあ…すまないね。邪魔者は帰るとするよ
ミセ*゚-゚)リ 天帝!それでいいんですか!?
(-@∀@) なに…?
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:43:46.89 ID:OUl4HHOL0
ミセ*゚-゚)リ 奥様のこと、愛しているんでしょう!?
だったらそれを伝えなきゃ!電子レンジに逃げている場合じゃないでしょう!
(-@∀@) そ…それは…
つ□と
_
( ゚∀゚) 電子レンジが逃げ?じゃあチルド弁当をおいしく食べるにはどうすればいいっていうんだ!
ミセ*゚-゚)リ おまえもうわし座に帰れ
天帝!今動かなくちゃ、手遅れになるかもしれないんですよ!
(-@∀@) 今…動く…
ミセ*゚-゚)リ ……天帝!!!
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:47:53.57 ID:OUl4HHOL0
(-@∀@) ……ふふ、ふふふふ。そうか、わかったよ
私の気持ち、妻に伝えてくるよ
ミセ*゚ー゚)リ …天帝!
(-@∀@) サマーバレンタインにかこつけて、ちゃんとプレゼントも買っておかないとな
ミセ*゚ー゚)リ そうですね。天帝の奥さんがそんな俗っぽいイベント知ってるかどうかは置いておいて
気持ちは伝えなきゃいけませんからね!
(-@∀@) ありがとうミセリ。君には大事なことを教えてもらった
ミセ*゚ー゚)リ あの、織姫です。織姫って呼んでください
(-@∀@) さらばだ織姫。また会おう
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:52:55.44 ID:OUl4HHOL0
ミセ*゚ー゚)リ やっぱり夫婦ね。心の底では、愛し合っているものなの
_
( ゚∀゚) 織姫…僕も間違っていたよ
ミセ*゚ー゚)リ 夏彦さん…!
_
( ゚∀゚) 目の前のことから目を逸らしていたから、当たり前のことがわからなくなるんだね
ミセ*゚ー゚)リ そうね…ふふふふ
_
( ゚∀゚) さあ、行こう。天の川に終点は無い。きっと二人なら、どこまでも歩いていける
つ□と
―――とりあえずそのレンジ捨てろよ
―――今気がついたけど、七夕って昨日だな
―――ええええええええええ今更過ぎる…
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/08(木) 01:55:54.86 ID:OUl4HHOL0
('、`*川 ペニサスのワンポイントアドバイス
('、`*川 レンジの内側は意外と汚れがあるの
ラッピングしても食べ物から沸く蒸気がついてしまって、それが脂肪分と混じって汚れになっちゃうのね
そこから雑菌が繁殖するから、定期的に掃除した方が衛生的よ
やることだけやるんじゃなくて、アフターケアも大事ってことね
レンジも、女も……ふふ
彼氏?なにそれ暖められるの?織姫も夏彦も爆発しろ
( ゚∀゚)夕凪の夜は天の川で混じるようです
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1278518910/
- 2010/07/08(木) 02:20:09|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/30(水) 23:56:15.63 ID:bfW0c40P0
ポケモンマスターを目指して旅をする10歳の少年、ブーンは、
2番目のジムがあるハナダシティに向けて旅を続けていた。 (声:オーキド博士)
( ^ω^) あーお腹空いたお……
ξ゚⊿゚)ξ ピカー……
( ^ω^) ツン、ポケモンフーズでも食べるかおー?
ξ*゚⊿゚)ξ ピッカァ!
ξ*゚⊿゚)ξパクパク
っo゚.と
( ^ω^) ハナダに着いたらマックでも探すかお……
ビューン
-=-=-=-=-=-=C ξ*゚⊿゚)ξパクパク
=-=-=-=-=-=-=-=-=ξ;゚⊿゚)ξガシッ
ξ;゚⊿゚)ξ ピカッ!?
(; ^ω^) ツ、ツン!?
ビューン
-=-=-=-=ξ;゚⊿゚)ξ三二
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/30(水) 23:58:03.05 ID:bfW0c40P0
「「ナァーッハッハッハァーィ!!」」
(; ^ω^) 元ネタに忠実な声!
(; ^ω^) お前らいったい……なんなんだお!?
♪ロケット団参上!のテーマ
テッテテテテーテ テッテッテッテッ テッテテテテーテ テーテレレレー
川:::::::ゥ::) なんだかんだと聞かれたら!
(::::::::∀::) 答えてあげるが世の情け!
川:::::::ゥ::) 世界の破壊をふせぐため
(::::::::∀::) 世界の平和を守るため
R+ キラーン (背景の巨大Rマークが光る)
<川:::::::ゥ::)> 愛と真実の悪を貫く!
\(::::::::∀::)ノ ラブリーチャーミーな敵役!
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:00:02.97 ID:X+hDLxpz0
川*` ゥ´) ムサシ!
(-@∀@) コジロウ!
川*` ゥ´) 銀河をかけるロケット団の二人には!
(-@∀@) ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ!
▼・ェ・▼ ニャーんてニャ!
(; ^ω^) って犬だ―――――――ッ!!!!!
川*` ゥ´)ロケット団のようです(@∀@-)
▼・ェ・▼
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:02:08.37 ID:X+hDLxpz0
(; ^ω^) なんで犬なんだお!? 猫AAなら大量にいるのになんでそこでビーグルなんだお!!
川*` ゥ´) あたし犬派だから……
(; ^ω^) そういう問題かお!? ガーディの立場が無いお!!
▼・ェ・▼ 声優が犬山イヌコなんだから仕方ないじゃニャーか!
(; ^ω^) 関係無いだろ!!
川*` ゥ´) おーっほっほっほ! 今日こそピカチュウは頂いていくわ!
| |Φξ;⊿;)ξΦ| | ピカピー
↑檻的なもの
(; ^ω^) くそっ! ツンを返せぇ!
川 ` ゥ´) そこは「ピカチュウ! 10万ボルトだ!」でしょ……ガッカリ
(-@∀@) 折角「例によって電撃対策はバッチリなのだ!」って言おうとしてたのに……ゲンナリ
(; ^ω^) えええええぇぇぇぇぇ……形式美に拘る奴らだな!
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:04:01.67 ID:X+hDLxpz0
川*` ゥ´) 逃げるわよ!
(-@∀@) おうっ! マタドガス! 煙幕だ!
ボワンッ
_、_ キリッ!
○( ,_ノ` ) マータドガースwwwwwwwwwwwww
(; ^ω^) マタドガス顔渋いな!! 声全然合ってないよ!!
_、_
○( ,д` )
( ::::)ヽ
(⌒:::::::::ノ、 モクモクモクモク
`( ::::::::::::
(;::::ω:::) ゲホッゲホッ! 結構目にしみる!
(;::::ω:::) 何も見えないお……! ツン! どこだお!? ツン!!
(;::::ω:::) ツ――――――ン!!!
「ポッポ! 吹き飛ばせ!」
(;::::ω:::) !?
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:06:05.70 ID:X+hDLxpz0
バサバサバサバサッ
(::::::) ついに俺の出番が来たか! ……はッはッ、嬉しいぜ!
(;つω:::) お前は……ライバルの……!
( ゚∋゚) ('A`) よおーッ! ブーン!
( ^ω^) ドクオ―――ッ!!
(; ^ω^) ってポッポ超強そ――――ッ!!!
( ゚∋゚) [ポッポ Lv183]
(; ^ω^) 限界超えちゃってる!!
(; ^ω^) ついでに言わせてもらうとLv表示がポケマス風だ!!
('A`) [ドクオ Lv0]
('A`) なるほど女性との経験地はゼロですからねってやかましいわ!!
(; ^ω^) 自分で突っ込んだ!!!
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:08:05.45 ID:X+hDLxpz0
~~~~~~~~
($) フワフワ
▼・ェ・▼
ヽ│/ ~
〔::::〕
(-@∀@) (このAA気球か、フラワーロックかと思った)
(-@∀@) ついにやったぜ!
川*` ゥ´) ピカチュウゲットでチュウ~!!
| |Φξ#゚⊿゚)ξΦ| | ピカー……
≫| |Φξ#>⊿<)ξΦ| |≪ チュ――ッ!!
バチバチバチ
川*` ゥ´) 無駄無駄ぁ! いつものように電撃対策はバッチシなんだから!
(-@∀@) あっズルいぞ! 今度こそ俺が言おうとしてたのに! このこのー!
川*` ゥ´) 早い者勝ちなのよ!
▼・ェ・▼ ニャにをくだらない事で言い争ってんだか……ん?
▼;・ェ・▼ あ……あれは!
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:10:06.60 ID:X+hDLxpz0
( 'A`)ノノノノ⌒ヽ
( ⊃ ゚∋゚) ミ)
/⌒\/(;^ω^)
( ミ ∪ ∪
ノ / パタパタパタ
( \/ヽ
\ ) )
/// ポッポの そらをとぶ!
ε- ε- `ヾ ヽミ
川;` ゥ´);@∀@) うわ――ッ!! カイリキーが空飛んで追いかけてきた!!
(; ^ω^) カイリキーじゃなくてポッポだよ!! 一応!
(#'A`) 通信進化させてくれる相手がいない俺への嫌味か!!!!?!? ファッキュー!!
(; ^ω^) なんか邪推してる!!? ポケモンでファッキューとか言うな!!
(#'A`) てめえら土下座するまで許さねーかんな! ポッポ! 気球を突き破れ!
($) .,/ 。
二三▼;ェ;▼、─=二三方
)// '\
〔::::〕 ドカーン
(#'A`) よっし! ヘッドショットだ!!
(; ^ω^) 何が!?
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:12:06.19 ID:X+hDLxpz0
(; ^ω^) 森の中に落ちていったお!
(#'A`) ああ、追い討ちをかけるぞ!! ギタギタに叩き潰す!!
(; ^ω^) お前セリフが怖いよ!!
~~~~~~~~
川;` ゥ´) いたたたた……
(;@∀@) なんて奴だ……道徳の授業を習っていないのか!?
▼・ェ・▼ 仕方が無いのニャ、彼らはまだ義務教育を終えていないのニャ……
(; ^ω^) 確かに10歳って設定だけど……
川;` ゥ´) どわーっ! ジャリンコ共!!
(;@∀@) どどどどどどどうしよう!?
▼#・ェ・▼ 慌てるニャ! ポケモンで応戦するのニャ!
川*` ゥ´) そうね! 行っけぇ~アーボック!
g シャァ~ボック!
(; ^ω^) なんとなく予想できたけどアーボックそれかよ!!
さっきからポケモンのAAが酷いな!!
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:14:04.99 ID:X+hDLxpz0
(-@∀@) マタドガスも行くんだ! ボワンッ
_、_ キリッ!
○( ,_ノ` ) マータドガースwwwwwwwwwwwww(2回目)
ゴゴゴゴゴゴ
_、_
( ゚∋゚) ○(,_ノ` ) g
(#'A`) 糞! 1対2なんて卑怯だぞ!!
(; ^ω^) むしろこれでやっと対等のような……
(-@∀@) ハーッハッハッハ! ピカチュウを渡すわけには行かないんだよー!
| |Φξ゚⊿゚)ξΦ| |
| | | ((ξ゚⊿゚)ξ| | テクテク
| | | ((ξ゚⊿゚)ξ テクテク
(-@∀@) あれ?
(; ^ω^) 手前開いてた――――!!?
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:15:59.18 ID:X+hDLxpz0
ゴゴゴゴゴゴ
_、_
ξ#゚⊿゚)ξ( ゚∋゚) ○(,_ノ` ;) g;
('A`) とにかくこれで2対2だ! いくぜ!
( ^ω^) お、おう!
('A`) ポッポ! マッハパンチだ!!
(; ^ω^) マッハパンチ!? ポッポはマッハパンチしないよ!!
ヒュンッ
― ノノノノ  ̄_ - 。,、_ きゅうしょにあたった!
二三( ゚∋゚)二三つ)ノ゚' ;〉
_ つ = ―  ̄- グッチャアァァァァ!!!
(; ^ω^) うっわあああぁぁぁ痛そおおおぉぉぉ!!! 顔歪んでる!!!
。,、_
○(,_ノ゚' ;)ピクピク :g: ガタガタブルブル
('A`) ブーン今だ!!
(; ^ω^) 分かったお、ピカチュウ10万ボルト! なんか良心が痛むけど!!
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:18:07.15 ID:X+hDLxpz0
ξ#゚⊿゚)ξ ピッカアァァァァ!
≫〈ヘ ト)≪ ヂュゥ――――ッ!!!
≫ξ#>⊿<)ξ≪
≫/ つと)≪
。,、_
≫○(,_ノ゚' ;)≪ ≫g≪ バリバリバリバリッ!
≫川;` ゥ´)≪
≫(;@∀@)≪ バリバリやめてえええぇぇぇぇ!!
≫▼;゚ェ゚▼≪
_ .. _
/ \
/, '⌒ l.r‐-、.`、 ドッカーン
/ ( 八 ) ヽ
( ー-' `ー-' ノ
ー┐ (_八_)┌-' ピャ――――――ッ!!
`ー┐┌┘
-======' ,=====-
-====' ,=====-
-==' ,==-
______ ,r-‐ -‐、_______
('A`) た~まや~
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/01(木) 00:20:02.28 ID:X+hDLxpz0
。 。 。
大 大 犬 ヤな感じー!
彡 彡 彡
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::+::::::::::::::::::
キラーン
(:::::::::: ^)〈ヘ 〈ヘ (::: ')>
(::::::: ) ξ:::ξ゚) (:: )
('A`) フッ、愉快な奴らだったぜ……
( ^ω^) 締まらねえ……
ξ゚⊿゚)ξ チュウ……
( ^ω^) ……あれ? そういやポッポがいないお?
('A`) ん? 言ったろ? 「てめえら土下座するまで許さねーからな!」って
(; ^ω^) え、あれ本気で言ってたの……?
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- 2010/07/01(木) 00:41:56|
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:17:03.02 ID:P0cOvGmB0
_
( ゚∀゚) タッチパネル式電子レンジを買ったはずが、間違えてDSとラブプラスを買ってしまった…
つ□と
_
( ゚∀゚) ゲームとかしたことないよ…まあいいや。直感的な操作でチャレンジしてみよう
次の内 恋しちゃう女の子を選んでね
ζ*´・ω・`) ミセ*゚ー゚)リ (//‰ ゚)
_
( ゚∀゚) 幅せまい選択肢だ…
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:19:24.15 ID:P0cOvGmB0
→ミセ*゚ー゚)リ
この子でいいの?
_
( ゚∀゚) いいよ
つ□
_
( ゚∀゚)
つ□ < おkすか
_
( ゚∀゚) よし、恋愛するぞー
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:22:58.47 ID:P0cOvGmB0
ミセ*゚ー゚)リ
『おはようジョルジュくん!今日もいい天気だね!』
( ゚∀゚)
『ああ、おはよう』
「彼女の名前はミセリ。同じ夕凪高校に通う幼なじみだ。」
_
( ゚∀゚) 退屈な日常からスタートか…
つ□と
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:27:30.71 ID:P0cOvGmB0
「僕と彼女は同じ部活に入っている」
「部活とは……」
文字を入力してね
_
( ゚∀゚) ほう、選択肢じゃなくなったぞ。親切なゲームだな、よし…で…ん…
「そう、電子レンジ部だ」
ミセ*゚-゚)リ
『なによ、電子レンジ部って。バカじゃないの』
GAME OVER
_
( ゚∀゚) どういうことだってばよぉ!
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:30:56.91 ID:P0cOvGmB0
/ ,' 3 ほっほっほ……女心のわからんやつじゃのう!
_
( ゚∀゚) だ、誰ですか…
つ□と
/ ,' 3 ワシは荒巻スカルチノフ。またの名を<疾風のラブプラサー>
_
( ゚∀゚) このゲームを知っているんですか
/ ,' 3 知っている?ふん、小童が。ワシは既に500時間以上プレイしている
_
( ゚∀゚) す、すごい…生まれたときからやってるんですか?
/ ,' 3 わしが何歳に見えるの君は
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:33:09.63 ID:P0cOvGmB0
_
( ゚∀゚) ちょうどよかった。よかったらコツを教えてください
/ ,' 3 コツなどない!
_
( ゚∀゚) 骨がない…?こう、タコ的な?
/ ,' 3 …?ラブプラスはのう…愛じゃよ。愛をもってプレイせんことには、恋は成就できんのじゃ
_
( ゚∀゚) 愛は下心、恋は真心って言いますもんね
/ ,' 3 うん…言うけど今の流れとは無関係っぽいよね
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:34:57.78 ID:P0cOvGmB0
/ ,' 3 あと逆だよねまあもうどうでもいいけどさ…
_
( ゚∀゚) とりあえずもっかいプレイします
つ□と
ミセ*゚-゚)リ
『あ…おはよう…長岡くん』
( ゚∀゚)
『ああ、おはよう』
_
( ゚∀゚) なんかさっきより距離感を感じます
/ ,' 3 ほーれみろほーれみろ。愛が無いからじゃよ愛が
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:40:20.12 ID:P0cOvGmB0
「僕と彼女は同じ部活に入っている」
「部活とは……」
文字を入力してね
_
( ゚∀゚) さあ…最初の難関だぞ…
/ ,' 3 未だかつてそこで躓いた人いないと思うが
_
( ゚∀゚) この選択に…僕の全てを賭ける!
ミセ*゚-゚)リ
『東芝部…?クズが』
GAME OVER
_
( ゚∀゚) もしやシャープ派だったか…・?
/ ,' 3 部活ってメーカーなん?ねえ、部活ってメーカーなん?
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:43:44.44 ID:P0cOvGmB0
_
( ゚∀゚) あ、なんかGAMEOVERの画面が変わってる
ミセ#゚-゚)リ
『女心のわからない人って…サイテー!』
/ 。' 3 くわあああ。ミセリたんを怒らせおって。この糞ガキが
_
( ゚∀゚) でも家電において東芝を否定するのは素人のやることですよ
/ ,' 3 家電の話いつした?いつ家電どうこうって話になった?
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:48:37.92 ID:P0cOvGmB0
(-@∀@) おやおや、恋愛に疎い人たちだこと…
/ ,' 3 おまえはまさか、<灼熱のラブプレッシャー>あさぴー…
(-@∀@) いやはや、荒巻さんほどの人がついていながらこのザマとはね
/ ,' 3 ほう、でかい口を叩くな。ちなみにおまえのプレイ時間は?
(-@∀@) 発売当初から、寝る時間以外はプレイしている。既に1300時間を超えた
/ 。' 3 馬鹿な…ラブ度は?
(-@∀@) 13万ラブ
グアアアアアア!
/ 。' 3===------ (@∀@-)
/ ,' 3 く…危ない。危うく死ぬところだった
_
( ゚∀゚) なんですかラブ度って
/ ,' 3 ラブ度知らんの?ラブ度知らんのにプレイしてたの?じいちゃんびっくりしてまた死にそうじゃわ
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:52:01.38 ID:P0cOvGmB0
(-@∀@) ラブ度とはヒロインからどれだけ好かれているかという値さ
_
( ゚∀゚)
つ□←----(@∀@-) 君のラブ度は…
(-@∀@) マイナス6千だな。いつ家に火をつけられるかわからない状態だ
_
( ゚∀゚) なんか陰惨なゲームですね
/ ,' 3 ここまで言われて悔しくないのか。貴様もラブプラサーの端くれだろう
_
( ゚∀゚) いいでしょう。冷凍は解凍の母と言いますからね。もう一度やってみます
(-@∀@) 例えそういう名言があったとしても何故いま言ったのかね?
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:53:42.53 ID:P0cOvGmB0
ミセ#゚-゚)リ
『……また出たよ。社会のダニが』
( ゚∀゚)
『ああ、おはよう』
_
( ゚∀゚) 大変です。既に人間扱いされていません
/ ,' 3 この挨拶で普通に返事できる主人公すごいな
(-@∀@) 朝からこんなヘビーな歓迎で笑えるタフネスは評価したい
_
( ゚∀゚) 恐れ入ります
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 00:59:12.52 ID:P0cOvGmB0
「僕と彼女は同じ部活に入っている」
「部活とは……」
文字を入力してね
/ ,' 3 運動部にするとヒロインの性格は男っぽくなる傾向がある
(-@∀@) 文化部が無難なとこだよ
_
( ゚∀゚) 運動は苦手なので、文化部にしますね
ミセ*゚-゚)リ
『レンジ史研究会……か。月の無い夜には気を付けなよ』
(-@∀@) …さあ弁解を聞こうか君
_
( ゚∀゚) 1959年、東京芝浦電気(現東芝)が日本初の電子レンジを開発し…
/ ,' 3 レンジ史聞いてない。レンジ史誰も興味無いよ。レンジ史って言葉すら初耳だよ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 01:05:44.01 ID:P0cOvGmB0
_
( ゚∀゚) 文化系でレンジ史といえば、外すことはない部活だと思ったのですが
/ ,' 3 これがストライクする女の子いたらちょっと心配なるわ
( ・∀・) ハハ…醜い争いだ。まるでカレーを豚小屋で食べているようだ
(-@∀@) 食べたことがあるのか?
( ・∀・) ああ…とても酷かった…。あれは…あれだけは、決して繰り返してはいけない過ちだ…
人間の…エゴだ…
_
( ゚∀゚) 例によってラブプラスの凄い人ですか?
/ ,' 3 大会で見たことがある。確か、<お漏らしスポポビッチ>のモララーだ
( ・∀・) 初めまして。<紅蓮ラヴァーズ>のモララーです
_
( ゚∀゚) 違いましたね
/ ,' 3 3人はいるって言うもんね
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 01:10:48.56 ID:P0cOvGmB0
( ・∀・) 君は初心者プラサーかな?
_
( ゚∀゚) <北半球の支配者>ジョルジュです。どうも
(-@∀@) なんで通り名が誰よりも凄いんだよ
_
( ゚∀゚)
つ□←-(・∀・ ) どれどれ、ラブ度は…
( ・∀・) マイナス5万7千ラブか…衛星ミサイルが常に照準を合わせてくるレベルだな
_
( ゚∀゚) なにが凄いって彼女の権力ですよね
(-@∀@) モララーさん。あなたがいれば心強い
/ ,' 3 こやつにラブのいろはを教えてやってくれ
( ・∀・) いいでしょう。受講料は高くつきますがね
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 01:15:32.04 ID:P0cOvGmB0
( ゚∀゚)
『今日も晴れか。天気だけは、爽やかなんだよな…』
「僕はジョルジュ。夕凪高校に通う闇の証明者だ」
「殺したい…この世の全てを…破壊したい」
_
( ゚∀゚) なんだか主人公が危ない思想を抱いてきたんですが
( ・∀・) 全てを失った者こそが、全てを得られる
(-@∀@) 世界に否定されたんじゃない。彼が世界を否定したのだ
/ ,' 3 イルカはほ乳類なのさ
_
( ゚∀゚) みなさんどうしましたか
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 01:18:41.97 ID:P0cOvGmB0
「僕と彼女は同じ部活に入っている」
「彼女…彼女?」
「彼女って―――誰だ?」
文字を入力してね
_
( ゚∀゚) わかった。これ完全に(かまいたちの夜)妄想編ですね
(-@∀@) 君はゲームしたことないって設定じゃなかったかな
/ ,' 3 原作通りだとすると既にみんな死んでるんだが
( ・∀・) とりあえずミセリって打ってみたらどうかな
_
( ゚∀゚) そうします
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 01:23:32.17 ID:P0cOvGmB0
→ミセリ ピッ
「ミセリ……ミセ……リ…………?」
「頭が…痛い…!僕は…大切ななにかを忘れている…!」
「僕が忘れているものは……?」
_
( ゚∀゚) ヒロインが出てこないんですけど
( ・∀・) 背景が地獄みたいになってるな
/ ,' 3 断末魔みたいな声がずっと聞こえる
(-@∀@) とにかくミセリでおそう
_
( ゚∀゚) レンジは…
( ・∀・) 駄目
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 01:25:06.72 ID:P0cOvGmB0
→ミセリ ピッ
→ミセリ ピッピッ
→ミセリミセリミセリミセリミセリミセリミセリミセリミセリ ピピピピピピピピピピピ…
( ・∀・) なにこれ怖い…
/ ,' 3 これあれじゃね。赤いきつね好きですかっていうやつ…
_
( ゚∀゚) 懐かしいですね。フラッシュで見ました
(-@∀@) そんなに美味しそうなフラッシュだったっけ
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/08(火) 01:27:22.98 ID:P0cOvGmB0
→ミセリミセリミセリ…ショセリショセリショボリショボショボショボ子…
→ショボ子 ピッ
_
( ゚∀゚) え
ζ*´・ω・`)
『こーら。なにぼうっとしてんの?』
「彼女の名前はショボ子。そうだ…思い出した。彼女は僕の、フィアンセだ」
_
( ゚∀゚)
つ□ (@∀@-)
/ ,' 3 (・∀・ )
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- 2010/06/08(火) 01:41:20|
- 短編まとめ
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 01:40:13.24 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 やっべー。また1000までいっちゃった
/ ,' 3 ワシのブーン系力がどんどん上がってくるわいwwww
( ・∀・) せんせー。原稿出来ましたか?
/ ,' 3 現行?いや、今週末には投下できると思うよ
( ;・∀・) 今週末じゃ間に合いませんよ!
今日中に書いてもらわないと来週の誌面どうするんですか?
/ ,' 3 あ…あーはいはい!今書いておるよ。ちょっと待てい
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 01:43:50.09 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 (連載小説なんかどうでもいい…次のブーン系作品に早く取りかかりたい…)
( ・∀・) 先生はうちのエースなんですからね。もっと自覚してもらわないと
/ ,' 3 (現行の次の展開どうしようかな。
ブーンが戦いの中で覚醒するか、仲間が助けに来るか…)
( ・∀・) 新連載も控えてますので、僕らとしても期待しているんですよ
/ ,' 3 (覚醒とかありきたりだよな…Vipperに叩かれるかもしれん。となると…)
( ・∀・) 新連載はどういうミステリーにされるおつもりなんですか?
/ ,' 3 やはり師匠がやってきて敵を一掃するのがいいな
( ;・∀・) 戦記もの!?
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 01:45:47.27 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 え?あ…なんでもないよ。ていうかなに?おまえ誰?
( ;・∀・) 次の新連載の話ですよ。誰ってなんですか誰って!あなたの担当のモララーですよ!
/ ,' 3 え、知ってるけど…
( ・∀・) ぐ…まあなんでもいいです。原稿さえもらえれば文句は言いません
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 01:48:47.99 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 (短編もいくつか投下しときたいなー。この際ながら投下でもいいや)
( ・∀・) 連載している『暗闇の祭り蜘蛛』なんですが、次はどういう展開になるんでしょうか?
今のところ、主人公のレイコにあまり見せ場はありませんけど…
/ ,' 3 おちんちんギャグとかいいかな…
( ;・∀・) よくないですよ!なんですかおちんちんギャグって!?レイコ女ですよ!?
いや男であっても駄目ですけど!
/ ,' 3 ああ…ごめん、こっちの話
( ・∀・) 『暗闇の祭り蜘蛛』ですよ。レイコはどうなるんですか?
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 01:52:23.97 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 (下ネタはまずいよな…専門の作者には勝てんし。じゃあちょっと趣向を変えて…)
( ・∀・) 助手の二階堂は、今までのシリーズとは違って今回格好いいですね
レイコの過去とかも少しずつ明らかになってるし。これはひょっとして…
/ ,' 3 恋愛でいってみるかな
( *・∀・) やっぱり!レイコと二階堂がようやく近づくんですね!?まさか濡れ場も…っ!
/ ,' 3 でもなーおちんちんギャグも書きたいし…
( ;・∀・) おちんちんから離れて下さいよ!読者はそんなの望んでませんよ先生!
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 01:56:40.78 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 ん?なにが?
( ・∀・) だから…『暗闇の…
/ ,' 3 ああ、それね。二階堂次で死ぬよ
( ;・∀・) 死ぬんですか!?
/ ,' 3 うん。レイコを庇って死ぬ
( ・∀・) すごい展開だ…!でも読者にはきっと賛否両論でしょうね
/ ,' 3 (とにもかくにも現行だな…ブーンをどうやって助けようか…あ!)
( ・∀・) シリーズのレギュラーが死ぬなんて…おそらく来週は二階堂の追悼メールが殺到しますよ
/ ,' 3 死んだはずの仲間が助けに来るっていう展開がある!これは熱いぞ!
( ;・∀・) 熱いですけど駄目ですよ!シリアスな雰囲気ぶちこわしじゃないですか!
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 01:59:11.96 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 (よしよし。倒したはずの宿敵が逆にブーンを助ける。これでいこう)
( ;・∀・) 展開はしっかりと考えてくださいよ…全く
ちょっとコーヒー入れてきますね
/ ,' 3 はあ…担当が後ろにいると書く気起こらないな
ちょっとサイトでも回ってみるか
/ ,' 3 んースイカちゃん纏め頑張ってるな。戦国史Zか…今年の夏は熱い
地獄さんは引退宣言か…でもまた戻ってくるっしょ
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:03:39.92 ID:p7pLErug0
/ 。' 3 おお!?ミセいつさんのブログにクロスワードパズルが置いてある!
これは凄い。解いてみるか。えーと…
/ ,' 3 めんどい。後でいいや
/ ,' 3 殺伐さんとこのチャット誰もおらん…
新現行があるかもしれんし、各纏めサイト回るか
/ ,' 3 あ、スカイプで誰かコンタクトしてきたぞ…?
/ ,' 3 なんだ、家族さんか…なに?音声通話したい?
うむむ…大丈夫かな。イヤホンで音声聴いて、マイクを隠しておけば見つからない…かな?
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:05:33.20 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 おいすー
『なにしとー?』
/ ,' 3 仕事に決まってんじゃん。おまえじゃないんだから
『俺ニートやないしw』
( ・∀・) コーヒー持ってきましたよー
/ ,' 3 はっ!すまんね…置いておいて
( ・∀・) ん?今電話してました?
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:07:55.82 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 ははは。こんな時間に電話をかけてくる社会不適合者はおらんよ
『なんなん?誰かおるん?』
( ・∀・) それもそうですね…あ、そういえば先生
『そういやさー』
/ ,' 3 な、なに?
( ・∀・) 『暗闇の祭り蜘蛛』、進んでますか?
『「( ^ω^)ブーンは修羅の道を進むようです」ちゃんと書いてんの?』
/ ,' 3 お…おー!順調順調…いやマジで
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:10:34.93 ID:p7pLErug0
( ;・∀・) マジって…ああ、そうですか。安心しました
『うそつけやwおまえこの前今週中に投下するって言ってたけど、逃げる気やろ?』
( ・∀・) 今日中にできそうですか?
/ ,' 3 あ…うん、今日中に完成するよ
『今日中!?早っ!』
/ ,' 3 いや!やっぱ今週中…
( ;・∀・) それじゃ遅いんですって!
/ ,' 3 間に合うようにはする!うん!マジで!
『へーそれならいいんだけどさ』
( ・∀・) まー…それならいいんですけど
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:14:40.31 ID:p7pLErug0
『そういや新現行のことどうなったん?』
( ・∀・) 新連載の構想は固まってますか?
/ ,' 3 …うん、ちゃんと考えてる
『どうせ下ネタばっかりのカオスものやろw』
( ・∀・) コンセプトはしっかりしてくださいよ
やっぱり読者は重厚なミステリーを期待してますからね
/ ,' 3 まあ…下ネタは入れないよ
( ;・∀・) 当たり前ですよ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:18:56.52 ID:p7pLErug0
『じゃあほのぼの系?』
( ・∀・) どういう雰囲気の話なんですか?
/ ,' 3 うん、無難な感じで…ほのぼの系にしようかなと
( *・∀・) ほのぼの!?それは新しい!
赤川次郎の三毛猫シリーズのようなファンタジーなキャラを出すんですか?
『おまえ得意だもんな。ドクオの童貞キャラとか姐さんたちにすぐ人気でるし』
/ ,' 3 そうそうwやっぱ童貞キャラは外せないよねw
( ;・∀・) 童貞はファンタジーなんですか先生!?全国のモテない人がキレますよ!
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:21:51.74 ID:p7pLErug0
/ ,' 3 あ…違っ…
( ・∀・) で、ですよね…新連載、一体どうするおつもりなんですか?
『やっぱり新現行もドクオが女の子たちに誘惑されるような、エロゲ展開なん?』
/ ,' 3 えっと…男と女の情欲と、近親相姦、それらが絡んだ悲しい復讐劇を書こうかなと…
『お、お、重すぎやろ!!!どこがほのぼのしてんねん!!!』
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:26:11.23 ID:p7pLErug0
( ・∀・) なるほど
ありがちなテーマのように思われますが、やはり先生ですから鋭い視点で描くんでしょうね
『そんなん誰も望んでねえぞ!設定が暗すぎて笑いどころがわからん!』
/ ,' 3 あ!いや…もちろんエロゲ展開だよ。ツンデレもちゃんと出すよ
( ;・∀・) エロゲにツンデレ!?先生、ゲームのシナリオ作ってるんじゃありませんよ!
/ ,' 3 だ、だよね…
『やっぱツンは出すか!おまえツン好きやもんな。ショボンも出すの?』
( ・∀・) 主人公はやっぱりハードボイルドな感じで?
/ ,' 3 うん、ホモ設定で
( ;・∀・) 先生どの層にウケを狙ってるんですか!?
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:32:49.54 ID:p7pLErug0
『ホモかーw鉄板だよなw』
/ ,' 3 鉄板だよねw
( ;・∀・) むしろ前衛的すぎますよ!
( ;・∀・) 冗談はこのくらいにしてくださいよ
まあ…それより『暗闇の祭り蜘蛛』の二階堂です。彼は死んだらもう出さないんですか?
『マイナーAAとか好きだよな。新現行には出すの?』
/ ,' 3 出さない…かな
( ・∀・) ですよね。となると、今後レイコには新しい助手が必要になるんじゃないですか?
『なんだ、出さねえのかよ。やっぱ無難なAAの方が人気出るしな』
/ ,' 3 あ…でもサイボーグ横堀は出すつもり!
( ;・∀・) 誰!?ていうか時代設定大丈夫ですか先生!サイボーグて!
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:37:30.45 ID:p7pLErug0
『横堀は出すのかよwあいつ酷いあだ名ついてるだろww』
( ;・∀・) どういうキャラなんですかヨコボリっていうのは!
あ…そういえば先生のキャラには必ず通り名がついてますよね?
レイコだったら氷の探偵だし、二階堂はストリートマジシャン…
そのヨコボリにも通り名がついているんですか?
/ ,' 3 そうそうwイボ太郎っていう…
( ;・∀・) 大丈夫ですか先生!?そのネーミングセンス大丈夫ですか!?
/ ,' 3 あ…いや…あー…
( ・∀・) 先生、どうやらかなりお疲れのようですね…
編集長に連絡して、期限を一日だけ延ばしましょうか
/ ,' 3 うん…そうしてくれるとすごい助かる
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/23(日) 02:41:20.23 ID:p7pLErug0
( ・∀・) 今日は帰りますが、明日の昼頃また来ますね
/ ,' 3 うん。お疲れさん
( ・∀・) おやすみなさい
『新現行楽しみやわーw』
/ ,' 3 またハヤシライスさん纏めてくれるかな
『あそこは活動がスロウになってるから無理じゃね?スイカちゃんが拾ってくれるっしょ』
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- 2010/05/23(日) 02:56:09|
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