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2012/01/13 19:30

316:>>297-300 :2012/01/13(金) 01:16:12.36 ID:LYTiVRrTO

彼の名前はショボン。生まれた時から鼻をほじっている。
好きな人に告白する時も、入学式も卒業式の時も…。
いつもほじっているので、誰も彼の右手を人差し指を見たことがなかった。


そして、約45年後。彼はとうとう悟ったのだ。



(´・ω・`)「これが…僕の性癖…」


318:>>297-300 :2012/01/13(金) 01:20:53.72 ID:LYTiVRrTO

(*'A`)『ただ、愛ゆえに……』――プツン

瞬間、テレビを消した。
見たくなかったのだ。鼻をほじっていない人の顔なんて。

彼は嘆いた。
どうして皆鼻をほじっていないのだろう、と。
鼻の中の汚物を取り除こうとする必死さ。これほど美しい姿はないのに。

319:>>297-300 :2012/01/13(金) 01:23:23.08 ID:LYTiVRrTO

彼は気付いた。
僕以外皆鼻ががら空きではないか、と。
これでは鼻フックをされやすくなる。命の危険に関わる大問題だ。

彼は決意した。
僕が鼻ほじを極めて、有名人になれば、いかに鼻ほじが大切なのかを皆に教えられる、と。


彼はこの事を家族に伝えに実家に帰った。

321:>>297-300 :2012/01/13(金) 01:26:16.17 ID:LYTiVRrTO

(゚、゚トソン「ショボンお前もか」

全てを話し終えると、彼の姉さんは泣いた。

問い詰めてみたら、姉さんはすんなりと話してくれた。
どうやら彼の父も、同じ理由で鼻ほじを極めていたらしい。
が、一刻も早くと無茶をし過ぎたせいで誤って鼻の内側を引っ掻き、大量出血で死亡。
交通事故で死んだとばかり思っていた彼には、かなりの衝撃が与えられた。

322:>>297-300 :2012/01/13(金) 01:28:45.66 ID:LYTiVRrTO

けれど、皆を安全へと導くため、彼は諦めなかった。
毎日寝る暇さえも惜しんで鼻ほじを極め続けた。


ある日、彼に悲劇が起こった。
父と同じように、鼻の内側を引っ掻いてしまったのだ。

必死に傷口を人差し指で押さえる、が血が止まらない。

彼は血を流したまま、父の墓に向かった。

324:>>297-300 :2012/01/13(金) 01:31:36.35 ID:LYTiVRrTO

墓の前で彼は最後の力を振り絞り、鼻ほじをした。
意識が朦朧としながらも鼻ほじをしているその姿は、誰から見ても美しかった。


やがて彼は倒れた。
まだ意識はある。彼は微かながらも目を開け、父の墓を見つめた。


( ФωФ)「鼻からマヨネーズが出るとは……」


―――そんな、声が聞こえた気がした。

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/13(金) 01:33:37.51 ID:LYTiVRrTO



 “それを言うならケチャップでしょ”



心の中でそう呟いた彼は、微笑みながらも静かに瞼を閉じた。





終わり
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