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ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ
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icon無題
2012/01/04 21:30
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:16:07.10 ID:9FuEi/9k0
( ^ω^)キィーコーキィーコー

( ^ω^)「……ん?」ガキッ

( ^ω^)「うーん、この自転車……、錆付いてダメだお」

( ^ω^)ガシャ

( ^ω^)「ツン、下りるお」

ξ゚听)ξ「……うん」

( ^ω^)「ふぅー……。結構遠くまで来たおね」

ξ゚听)ξ「……うん」

( ^ω^)「でも、景色が分からないからどの辺まで来たか分からないお……」

( ^ω^)「……あっ! けど、あれは……都庁かお? きっとそうだお。ドロドロで分からなかったお……」

ξ゚听)ξ

( ^ω^)「あの、遠くでグネグネしてるのはVIPタワーかお……? こればかりは本当に分からないお……」

( ^ω^)「せめて、色があればもうちょっと判別が付くんだけど……」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:18:01.84 ID:9FuEi/9k0
ξ゚听)ξ

ξ゚听)ξ「ゴメンね」

( ^ω^)「お?」

ξ゚听)ξ「世界、こんなのにしちゃって……、ゴメン」

ξ )ξ「神様も天使も皆死んじゃった。色も消えたし、世界もドロドロに溶けちゃった」

ξ )ξ「動物も植物もみんなみんな燃えちゃった。……ゴメン。許されないよね」

( ^ω^)

( ^ω^)「でも、僕は生きてるお」

ξ )ξ

( ^ω^)「それは……、ツンが僕を選んでくれたから……、だおね?」

ξ )ξ

( ^ω^)「とっても嬉しいお。ありがとう」

ξ )ξ

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:19:56.01 ID:9FuEi/9k0
ξ )ξ

ξ )ξ「嘘、言わないでよ」

ξ )ξ「嬉しいはずなんて、無いじゃない」

ξ )ξ「もう、二人だけなんだよ? 誰も居ないんだよ?」

ξ )ξ「アンタの親友のドクオも居ないし、クーも居ない」

ξ )ξ「うざかったモララーも燃えちゃったし、ショボンも火達磨」

ξ )ξ「優しかったブーンのお母さんも、……居ないのよ?」

ξ )ξ

ξ )ξ「……嘘なんて、嫌いよ」

ξ )ξ

( ^ω^)

( ^ω^)「ツン、落ち着けお」

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:22:03.01 ID:9FuEi/9k0
ξ )ξ「落ち着いてるわよ……」

ξ;;)ξ ポロポロ

ξ;;)ξ「でも、ブーンが……、一人ぼっちで……」

ξ;;)ξ「……私、そんなの耐えられないよ」

爪ξ;;)ξ爪 ファサッ

( ^ω^)

( ^ω^)「ツン……。羽を生やしても、もう滅ぼす世界なんて無いんだお」

( ^ω^)「だから、悲しまないでお。自分を追い詰めないでお」

爪ξ;;)ξ爪「うぅ……あ、あ……、うっ……」

爪ξう;)ξ爪

( ^ω^)「……それに、僕は一人ぼっちなんかじゃないお」

爪ξう;)ξ爪 ポロポロ

( ^ω^)「これからは、いつだってツンが居るお」

( ^ω^)「だから、泣くなお。僕は寂しくなんかないから、泣くなお」

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:23:32.88 ID:9FuEi/9k0
爪ξう;)ξ爪「だ、だって……、わ、たし……なっ、んかが……」グシッグシッ

( ^ω^)「僕はツンが隣に居てくれれば、それで満足だお」

ξう;)ξ「うぅ…ええぇ……」 スッ…

ξう;)ξ「で、も……、たべる、もの……、も、無くて……」

ξう;)ξ「あ、たし、……たち……、しんじゃ、う……んだよ……?」

( ^ω^)「良いお」

( ^ω^)「死ぬまで一緒に居られるなんて、最高じゃないかお」

ξう;)ξ ポロポロ

ξう;)ξ「……話に、ならない」

( ^ω^)「そうかお? 僕の率直な気持ちを伝えただけだお」

( ^ω^)「ま、話にならないならそれで良いんだけど」

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:24:33.34 ID:9FuEi/9k0
ξう )ξ

( ^ω^)「……泣き止んだかお?」

ξう )ξ

ξう )ξ「……ゴメンね」

( ^ω^)「もう謝るなお。僕は何とも思ってないから」

( ^ω^)「どうせだから、これを機会に自分を責める癖を直してみると良いお」

( ^ω^)「そうすれば羽も生えなくなるし、空を割る事も無いお」

ξ )ξ「……それって、励ましてるつもり?」

(;^ω^)「い、一応」

ξ )ξ

(;^ω^)

ξ )ξ

ξ )ξ「やっぱり、ブーンが好き」

(;^ω^)「おっおっ! 何を今更」

( ^ω^)「そんな事は、僕が生きている時点で確証済みだお」

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:25:10.87 ID:9FuEi/9k0
ξ )ξ「……何よ、もう」

ξ )ξ「今の、結構勇気出したんだから……」

( ^ω^)「知ってるお。ツンの事なんて、全部お見通しだお」

ξ )ξ「知っててあんな事言った訳?」

( ^ω^)「はいお」

ξ )ξ

ξ ー )ξ「イジワル」ニコッ

( ^ω^)「存じておりますお」

ξ ー )ξ「……ふふっ」

( ^ω^)「さ、そろそろ顔を上げろお。下ばっかり向いてたら首が痛くなっちゃうお」

ξ ー )ξ

ξ゚ー゚)ξ スッ

( ^ω^)「うん、ツンは笑顔が似合うお」

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:26:33.94 ID:9FuEi/9k0
( ^ω^)

( ^ω^)「あっ」

( ^ω^)σ「ほら、見てお」

ξ゚听)ξ「ん?」

( ^ω^)σ「ツンが割った空から、光が漏れてるお」

( ^ω^)σ「あそこだけ、綺麗で暖かい山吹色……、色が……戻ってるお……」

ξ゚听)ξ

ξ゚听)ξ「本当ね……」

( ^ω^)「おー……綺麗だお」

ξ゚听)ξ

( ^ω^)

( ^ω^)「ツン」

ξ゚听)ξ「なあに?」

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:27:59.24 ID:9FuEi/9k0
( ^ω^)「あれだけドロドロになった町並みが光に当てられて輝いてるお」

( ^ω^)「世界ってどんな姿になっても、綺麗で居られるんだなあって、思わないかお?」

ξ゚听)ξ

ξ゚听)ξ「思う……、けど」

ξ゚听)ξ「……こんなドロドロにしちゃったのは私だし」

( ^ω^)「うん、そうだお。この綺麗な世界を作ったのはツンなんだお」

ξ゚听)ξ

( ^ω^)「元の腐りきって綺麗な世界よりも、今の純粋で浄化された綺麗な世界の方が僕は好きだお」

ξ゚听)ξ

( ^ω^)「僕達は、近い内に死んじゃうかも知れないけど……」

( ^ω^)「この世界で死ぬ事ができて、幸せだと思うお」

ξ゚听)ξ

ξ゚听)ξ「励ましてるの?」

( ^ω^)「いや、僕の気持ちを垂れ流してるだけだお」

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/01/04(水) 21:28:48.91 ID:9FuEi/9k0
ξ゚听)ξ

ξ゚听)ξ フワッ

ξ゚听)ξ「……羽が落ちてきたわ」

( ^ω^)「……天使の羽かお?」

ξ゚听)ξ「不思議ね。天使はもう居ないはずなのに」

( ^ω^)「不思議だお。僕達しか居ないはずなのに」

ξ゚ー゚)ξ ニコッ

ξ゚ー゚)ξ「ブーン」

( ^ω^)「おっ?」

ξ゚ー゚)ξ「これから、死ぬまで……、宜しくね」

ξ゚ー゚)ξ「一杯一杯迷惑掛けちゃうかもしれないけど、愛想尽かさないでね」

( ^ω^)「おっおっ! 尽かす愛想なんてもう無いお」

ξ゚ー゚)ξ、「……イジワル」

( ^ω^)「存じてますお」

おしまい

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