header
ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ
記事の内容
*前へ | 次へ# line
icon(#゚;;-゚)「はじめのいっぽのようです」第”廻 1/4
2010/10/23 07:25
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:05:35.05 ID:PeLMPUaV0
(#゚;;-゚)


こんにちは、猫村でぃです

先週、私は色々ありまして、生徒会へ入ることになりました

いっぱいいっぱい泣いて、喚いて、そうやって痴態を晒しながら

ゆっくりゆっくり自分も『ハインちゃん』もいっぽを踏み出しました

知らない場所は凄く怖くて

寂しくて

仲良しな生徒会の皆さんを見ていると

余計に自分の惨めが浮き彫りになった気がして

悔しくて

悲しくて

余計に自分の『独り』が明確になった気がして

私は涙と敗北感にまみれながな逃げようとしてしまいました

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:06:24.13 ID:PeLMPUaV0
でも


ホントは


独りじゃなくて


独りじゃなくなって


私は、私達は


スタートラインを超えたんです







6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:07:27.25 ID:PeLMPUaV0
                           




                            (#゚;;-゚)「はじめのいっぽのようです」


                               第”廻「逃走あるいは闘争」







8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:10:17.75 ID:creDSn7u0
※お昼休み


――美府学園三階廊下


キーンコーンカーンコーン


(#゚;;-゚)「お昼休み、かぁ」

私はお昼休みが好きではありません

中学校の頃、イジメられていた時
学校生活の中で一番悲惨な時間はお昼休みでした

髪を掴まれ、引き倒され、蹴られ、殴られ、引き裂かれ

【妖怪だから、死なない】

薄ら笑い顔にを貼り付けた同級生が

口々にそういいます

代わる代わる暴力を振るいます

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:12:01.48 ID:creDSn7u0
高校生になって。【妖霊指定都市】に来て、妖怪が、幽霊が当たり前の日常に溶け込んで
それでも私の心の奥底にはあの頃の日々がヘドロのように沈殿しています

もう遠い昔のように感じているのに、今はもう状況が違うというのに

……でも、これもゆっくり治していきましょう
はじめのいっぽはもう踏み出したのだから

私は未だ引っ込み思案が治っていないので、ご飯を一緒に食べる友達がいません

そんなクラス中が和気藹々とご飯を食べている中で独りでご飯を食べていると
とても陰惨な気持ちになるのです

言ってしまえばくだらない嫉妬心。やはり私は根本的に醜い生き物なのでしょう

……だめだめ。マイナス思考は連鎖するものです。これ以上憂鬱なことを考えてもいいことないでしょう

ともかく、今日も元気にご飯を食べないとイケマセン

いつもは独りで食べるお弁当

(#゚;;-゚)「でも、今日は」

そう、今日はちょっと違います

あれは、火曜日のことでした

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:13:54.07 ID:creDSn7u0
―――――――――――――――――――――

――――――――――――――

―――――――

(゚、゚トソン「ご飯、ですか」

(#゚;;-゚)「は、はい。恥ずかしながらまだ独りで食べている現状です……」

(゚、゚トソン「別に無理して誰かと食べなければならない訳ではないでしょう?」

(゚、゚トソン。o(じゃあ私と食べ比べしようよ! でぃたんのぷっくりヘビイチゴペロペロさせてほしいよ!!
    あ、あれ? こんなところにちみっこお豆たんがあるなぁ。
    ここもクリクリクッリクリクリイイイイイ!!)

(#゚;;-゚)「でも私、ちょっとづつ変わっていきたくて。まずは苦手なお昼休みをどうにかしようかと……」

(゚、゚トソン「でぃさんは一年生ですよね。同じ一年生のドクオくんやミセリちゃんはどうなんですか?」

(#゚;;-゚)「クラスが違うので声を掛けに行きづらいというか、他のクラスが怖いというか」

(゚、゚トソン「……それじゃ何も変わりませんよ? 受身では中々人は変われません」

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:14:39.19 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「す、すみません」

(゚、゚トソン「ああ、いや。怒ってるわけではないのです。
ただ、あれやこれやと状況選り好みしていると
どうしても牛歩になりがちになってしまうと私は考えます」

(#゚;;-゚)「そ、そうですよね……なにごとも、いっぽめはじぶんで、じぶんで」

(゚、゚トソン「……では、お昼休みは生徒会室でご飯を食べたらどうですか?
   邪魔な人はいませんし、ゆっくりご飯を食べられますよ?」

(#゚;;-゚)「え、いいんですか?」

(゚、゚トソン「基本的に生徒会メンバーはいつでも出入り自由です。鍵も基本かかってないですしね」

(#゚;;-゚)「じゃあ……そうしてみようかな……」

(゚、゚トソン「待ってますよ」

(#゚;;-゚)「は、はいっ」


―――――――

――――――――――――――

―――――――――――――――――――――


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:15:54.78 ID:creDSn7u0
と、いうわけで今日は生徒会でご飯を食べることになりました

わたしはお弁当箱の入った手提げ袋を抱え、ちょっとドキドキしながら廊下を歩きます

実はまだ私が生徒会に入ったことは誰にも知らされてないので、特に周りの目を気にすることなく歩けます

もし、全校生徒に私が生徒会メンバーに入ったことが知れたら、
今のようにいてもいなくてもいいよな空気のような存在ではいられなくなるんだろうか

それは
それは少し興味があって

でも
でも凄く怖いことのように感じます

(#゚;;-゚)「ともかく、今日は生徒会のみなさんとご飯をたべるんです」

(#゚;;-゚)「人生初グループお昼ですね……」

(#゚;;-゚)「ふ、ふふ……」

言っててちょっと消え去りたくなりました

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:17:35.39 ID:creDSn7u0
と、ともかく!

今日はちょっぴち張り切ってお弁当も作ったんです

(#゚;;-゚)「おかず交換とか……」

(#゚;;-゚)「ふ、ふふふ……」

さぁ、これも一つの『はじめのいっぽ』ということで

生徒会の仕事も最近やっと覚えてきました
生徒会の主な活動は学校行事関係の資料をまとめたり、各部活と相談して部費を決めたり、備品を整えたり

それと生徒達が抱える問題の解決
会長さん曰く、自分が会長である限りは特にここに力を入れていきたいとのこと

だから放課後は誰でも生徒会室に入ってこれるようになってます

しかしお昼休みは違います。基本的に生徒会メンバーしか入れません
なので今日生徒会室でお昼を食べようとしている私は、なんだか本当に生徒会の一員になったんだなと
漠然とした現実感と、ちょっぴりの気恥ずかしさを覚えます




さぁ、さっそく生徒会室に急ぎます

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:18:39.21 ID:creDSn7u0
トコトコトコトコトコトコトコトコ


――生徒会室

カラララ

(#゚;;-゚)「し、失礼します」

(#゚;;-゚)「……」 キョロキョロ

(#゚;;-゚)「あ、あれ? 誰もいない……」

(#゚;;-゚)「早く着すぎちゃったかな?」

(#゚;;-゚)「ちょっとまってみよう」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:19:25.23 ID:creDSn7u0

カッチッコッチ

(#゚;;-゚)「……」 三分経過

カッチッコッチ

(#゚;;-゚)「……」五分経過

カッチッコッチ

(#゚;;-゚)「……ふぁ」十分経過


(# ;;- )「誰も……来ない……です」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:20:57.81 ID:creDSn7u0
どういうことでしょう

お昼休みの六分の一を消費したというのにメンバーの誰も来ません

これは……


(#゚;;-゚)「……」


何故だれも来ないのでしょう?

あの時トソ先輩はこう言ってたはずです

【……では、お昼休みは生徒会室でご飯を食べたらどうですか?
 邪魔な人はいませんし、ゆっくりご飯を食べられますよ?】

……もしかしてこれは何か違う意味が含まれているのでしょうか

トソ先輩を疑うわけではありませんが、現状が現状なので
私が何か勘違いしてしまってはいないで……


(#゚;;-゚)「っは!!」


もしやこれは『生徒会メンバー』含む他の【邪魔な人】がいないということなのでしょうか

これで気兼ねなく独りご飯が楽しめる……と

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:23:19.99 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「は……はは……」


い、いや、もし仮にそうだったとしても、
教室で陰惨な思いをしながら食べるご飯よりはおいしいご飯が食べれるはずです!


(#゚;;-゚)「……」


――訂正。ちょっと泣きそうかもです



――生徒会室天井裏トソン特別スペース


(゚、゚トソン。o(うひょおおおおおおおおお、独りでご飯食べようとしてるでぃたんかわいいよおおおお)

(゚、゚トソン。o(涙をこらえながら、ゆっくりとお弁当箱を開いて『あーあ、じょうずに出来たのにな……』って顔してるでぃたんの顔ペロペロ!)

(゚、゚トソン。o(はぁん! 上手に出来てるね! おねぇさんも食べたいよ! お弁当もでぃたんもまるっとモグモグモグリンチョ!!
   でぃちゃんのクリを狩りたいよ! 大収穫祭! でぃたんの未発達ボディを収穫しちゃうぞ〜☆)

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:24:31.82 ID:creDSn7u0


――生徒会室


(#゚;;-゚)「……たべよう」 ゴソゴソ

(#゚;;-゚)「からあげ、上手にできたのにな……」

(#゚;;-゚)「おいしい」 モグモグ

(#゚;;-゚)「……」 モグモグ


いつもの環境よりは絶対にマシなはずなのに、なぜかいつもより心が痛みます
やはり変に期待していた分落差というものがあるのでしょうね


(#゚;;-゚)「……」 モシャモシャ

(#゚;;-゚)「……っ!!」 モサリンチョ!!

(#゚;;-゚)「そうだ……ここには誰もいないんだし……」

(#゚;;-゚)「……分離っ」

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:25:13.88 ID:creDSn7u0
W(#゚;;-゚)W「これで」 バサバサ

W(#゚;;-゚)W「……ハインちゃーん……」

从 -∀从『……』

W(#゚;;-゚)W「おきてー……」

从 ゚∀从『ふ、あぁあ〜。お〜おはようでぃ〜』

W(#゚;;-゚)W「おはよーハインちゃん」

从 ゚∀从『どうしたんだ? 今お昼か?』

W(#゚;;-゚)W「うん、お昼、食べてるとこ」

从 ゚∀从『それで、なんであたしを呼んだんだ?』

W(#゚;;-゚)W「え、え〜っと……」

从 ゚∀从『なんだよ〜、遠慮してんなよ〜』

W(#゚;;-゚)W「その、ご飯……」

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:25:59.25 ID:creDSn7u0
从 ゚∀从『ごはん?』

W(#゚;;-゚)W「たっ、食べ、食べる」

从 ゚∀从『おお、食え食え。ただでさえちっこいんだからいっぱい食わなきゃな』

W(#゚;;-゚)W「そ、そうじゃなくて、ハインちゃんと」

从;゚∀从『あ、あたしと!? ってー言われてもあたし口がないぜ? 基本的に栄養は共用だろ?』

W(#゚;;-゚)W「じ、じゃあ……あーんとか……」

从;゚∀从『……は?』

W(#゚;;-゚)W「こ、これじゃ箸もてないから、あーんしてもらわなきゃ……」 バサバサ

从;゚∀从『なに? 今日はそういう日なの? 幼児退行プレイ?』

W(;#゚;;-゚)W「ち、違う! 今日は、誰かとご飯、したかったの!」

从 ゚∀从『うーん、まぁ、いいぜ。あーんくらいしてやるよ』

W(#゚;;-゚)W「うん…じゃあ……よろしくお願いします」

从 ゚∀从『こちらこそ……ってなんだこのやりとり……まあいいや、いっぱい食えよー』

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:27:12.36 ID:creDSn7u0

W(; ゚;;ワ゚)W「あ、あー」 パクパク

从 ゚∀从『はいあーん』

W(#゚;;-゚)W「お、おいひい」 モシャモシャ

从 ゚∀从『自画自賛か?』

W(#゚;;-゚)W「うん。おいしい」 モグモグ

从 ゚∀从『でも、むなしいな……』

W(#゚;;-゚)W「……うん」

ガチャ

('A`)「……」

('A`)。o(応接室で授業サボって寝過ごして、
   飯のいい匂いがするから起きてみたら、生首が首なし人間に餌付けされてる……)

('A`)。o(なにこれおもしれェ)

('A`)。o(写メっとこ……)

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:30:17.76 ID:creDSn7u0
カシャリンコ〜♪

W(#゚;;-゚)W「にゃっ!?」

从 ゚∀从『なにもの!?』

(;'A`)「やべッ、音でた」

W(#゚;;-゚)W「あ、ドクオさん……」

从 ゚∀从『どもー』 ノシ

(;'A`)「お、おゥ」

W(;#゚;;-゚)W「み、見てました?」

(;'A`)「な、何を」

W(#゚;;-゚)W「あ」

W(#;;//-/)W「あーんって……」

从 ゚∀从『見られちゃヤダったの?』

W(;#゚;;-゚)W「や、やだよ……友達いないみたいだし……」

从;゚∀从。o(いや、いないからこんなことになってるんじゃ……)

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:33:01.85 ID:creDSn7u0
(;'A`)「うん、まぁ……みた……」

W(;#゚;;-゚)W「あうう」

(;'A`)「写メもとっちゃった……」

W(;#゚;;-゚)W「ひえぇえええ! 消して! 消してください!」 ガタガタ

('A`)「消し方わかんねェ」

W(;#゚;;-゚)W「嘘です! 消してえ〜」

从 ゚∀从『なにこの状況おもしれぇ』

W(;#゚;;-゚)W「も、もう普通に食べますっ。ハインちゃん、合体!」

从 ゚∀从『はいはい、あたしももう一眠りしたかったしなぁ』

W(#゚;;-゚)W「あ、まだ眠かったの……ごめんね」

从 ゚∀从『いいって。困ったときはいつでも呼べよな〜』

W(#゚;;-゚)W「それじゃあ」 バサバサ

ホワワワワワワ〜

(#゚;;-゚)「……ん」

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:35:42.64 ID:creDSn7u0
('A`)。o(ん? トソ先輩からメールだ……『今すぐその写メを寄越せへちゃむくれ』……
     何で知ってるんだこの人……でも怖いから、へいへい、送りますよっと)

(#゚;;-゚)「おとなしくご飯たべよ……」

('A`)「俺も飯くうかなァ……隣いいかィ?」

(#゚;;-゚)「はひっ!?」

('A`)「ワザワザはなれて喰うのも嫌な感じだろ」

(#゚;;-゚)「あ、もう、全然、大っ丈っ夫! です……」

('A`)「そうかィ」

(#゚;;-゚)「……」 モッチモッチ

('A`)「さて、と、今日の飯はなにかなァっと」 パカッ

(#゚;;-゚)「……」 モッサモッサ

('A`)「日の丸じゃねーか……」

(#゚;;-゚)「……」 チラッ

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:37:22.19 ID:creDSn7u0
(*'∀`)「……わ〜あ! 日の丸だぁ〜!! 俺日の丸弁当大好き!
     ごま塩も振ってあるし今日は豪華だな〜ァ!!
     お、梅干の下のご飯は綺麗に紅く染まってる! やっぱ日の丸はこうじゃなきゃな!!」

(#゚;;-゚)「……」 チラチラ

(*'∀`)「こうやって梅干を少しかじって」 カリッ

(#゚;;-゚)「……」 ジー

(*'μ`)「白飯をかっこむ!!」 ガッガッ

(#゚;;-゚)「……」 ジロジロ

(*'∀`)「っかーうめぇwwwwwwwwwwww」

(#゚;;-゚)「……」 モグモグ

('A`)「……うめぇ。うめぇもん。あーうめ……」

(#゚;;-゚)「あ、あの……」

('A`)「……何だァ?」

(#゚;;-゚)「も、もしよかったら、からあげ、食べます?」

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:39:01.35 ID:creDSn7u0
('A`)「……ふーん、からあげ……ね。うん、まぁ、別に俺は日の丸でも十分だけどね
   いや、嘘とかじゃなけど全然、うん、強がりとかじゃなくて本当に梅干大好きだし……
   でも、ね、うん、どうしてもって言うならね……も、貰ってあげようかからあげ」 チラ、チラチラ、チラチラチラ

(;#゚;;-゚)「あ、もし迷惑だったら……」

(*'∀`)「いや! 迷惑とかじゃ! ……ないけど……そういうチャラついたオカズとかね、
    ちょっと俺のポリシーに反してるっていうか、まぁウチの家庭は精進料理しか認められてないっていうか
    なまぐさは原則禁止っていうか……ねェ……でもまぁそんなもの俺は気にしないっていうか
    むしろオールオッケーみたいな? からあげって素敵な響きっていうか? 俺はマジパネェからあげフリークっつーか?」チラ、チラチラ、チラチラチラ

(;#゚;;-゚)「でも……なんか……」

(*'∀`)「いやいやいやwww どうしたのでぃちゃーん? そんなチャンスじゃーんww
    からあげ食べてもらえるんだよ? たしかに俺は別に全然まったく食べたくないけど
    頼めば全然嫌な顔一つせずモグリンチョッ!!ってなもんよwww だからそんな無理して迷わなくてええやんwww
    な? な? な? な? ホント全然そんなチャラチャラしたおかず食いたくないけど、積極的に食べるよ俺!!」

(;#゚;;-゚)「いや、ホント迷惑だったら……」

(#'A`)「なんで! なんでそういうこと言うの!? あともうちょっとじゃん! もう少しで食べてもらえるじゃん!!
   そんなだといつまでたっても友達出来ないよ! 同じなんだよ友達もからあげも!
   友達になってください!って言えば誰だって友達になってくれるように、
  からあげだって食べてくださいって言えば食べるんだよ!! あきらめんなよ簡単に!
   さ、言お! いますぐ言おう! ね、ほら、言えよおおおお!!!!」


(;#゚;;ワ゚)「は、はい!! 友達になってください!!!!」

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:40:06.52 ID:creDSn7u0



('A`)「えっ?」





(#゚;;-゚)「えっ?」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:41:45.16 ID:creDSn7u0
('A`)「え、いや……」

(#゚;;-゚)「と、友達……駄目ですか?」

('A`)「いや、駄目じゃないけど……」

(#゚;;ワ゚)「ぃやった! 友達出来た!」

('A`)「で、あ、あの……か、」

(*#゚;;-゚)「じゃあからあげ、どうぞ! これも、これも、これもどうぞ!!」 ヒョイヒョイ

(;'A`)「お、おう……」

(*#゚;;-゚)「た、食べてみてくださいっ。全部私が作ったんです」

(;'A`)「わ、分かったからせかすなって」 モグモグ

(*#゚;;-゚)「どうですか……?」

('A`)「うっ!」

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:43:25.13 ID:creDSn7u0
(;#>;;-<)「ほぎゃあ! なんか駄目でした!? お口に合いませんでしたか?」

(*'∀`)「うめえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

(*#゚;;-゚)「は、はは、よ、よかったぁ〜」

(*'∀`)「うめえ、うめえよ! やっぱ肉最高だよね!
何が精進料理だふざけんな今は二十一世紀だぜ!
なにが草食系男子だ、肉食え、肉を喰え!!
あー命いただいてます鶏さん! 全てが俺の糧になってます!!
このアスパラのベーコン巻きもうめえぇえええ!!
しゃきしゃきのアスパラとこんがりカリカリベーコン!!
ポテトサラダも濃い目のマヨ味で俺好み!!
ファッキンベジタリアン!! 俺今日から肉しか喰わねぇ!!」 モグモグモグモグモグモグモグ

(*#゚;;-゚)「あ、あの……」

(*'μ`)「ふぁふぃ(何)?」 モグモグモグモグモグモグモグ

(*#゚;;-゚)「も、もしドクオさんがよかったら、その……お弁当作ってきましょうか?」

(*'∀`)「え?」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:44:07.93 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「迷惑ですか? やっぱりお家の方針が精進料理だから駄目ですか?」

(*'∀`)「そ、そんなもん糞くらえだ! 肉、肉が喰いたい!!」

(#゚;;-゚)「じゃあ、お肉たっぷりのお弁当っ」

(*'∀`)「喰う! 喰うぜェ!! ありがとうございます女神さま!!」

(;#゚;;-゚)「め、女神はやめて……」

(*'μ`)「あーうめぇよぉ……からあげうめぇ……」 モグモグモグモグモグモグモグ

(*#゚;;-゚)「フフフ……」


/ドンッ!!\


(;#゚;;-゚)「な、何の音ですか?」

(*'μ`)「天井にねずみでもいるかなァ」

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:45:09.32 ID:creDSn7u0


――生徒会室天井裏トソン特別スペース


(゚、゚トソン。o(ドクオてめええええ!! なんだお弁当作ってもらえるって! そんな素敵イベントあるなんて聞いてねぇぞ!!
        くそおおお!! こんなことだったらはじめっからでぃちゃんの困り顔みたいがためにいぢわるしないで
        素直に一緒にご飯食べればよかったちくちょおおおおおおお!!)

(゚、゚トソン。o(とりあえずドクオボコして胃の中の内容物全部奪いつくしてやる!! それにしてもでぃたん可愛かったなぁ。
        友達なってくださぁいなんて叫んじゃって、ふふ、とっくに生徒会メンバーはでぃたんのことを友達だって思ってたのにね!
       でもそんな自分に自信が持てなくて、今でも色々葛藤してるでぃたんが好き! 抱きしめて【自主規制】したい!!)

(゚、゚トソン。o(やべっ! 鼻血出てきた! ティッシュどこ!? ティッシュ!!)





(;'A`)「うォ! 天井から紅い汁が!」

(;#゚;;-゚)「妖怪ですか!?」

('A`)「……さァ。でもまぁ害はないみたいだからほっとこう」

(;#゚;;-゚)「気持ち悪いですけど……ところでドクオさん」

('A`)「あァ?」

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:45:57.96 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「なんでドクオさんは……その……女の子の着物を着てるんですか?」

('A`)「あー……お前って意外と図太い性格してる?」

(;#゚;;-゚)「え!? いや、聞かれたくないことでしたかっ?」

('A`)「いや、別に俺はかまわねェんだけど、普段他の奴らはビビッて聞いてこないからなァ」

(#゚;;-゚)「そうなんですか?」

('A`)「ツインテールで女物の着物を着てる男に、何その格好? なんて聞ける奴はそうそういねェよ」

(;#゚;;-゚)「あ、あうあう……」

('A`)「だから別に気にしてねェからそう脅えんなよ。……お前犬塚信乃って知ってるかァ?」

(;#゚;;-゚)「え、い、いえ……」

('A`)「南総里美八犬伝って昔の小説の主人公なんだけどなァ、こいつは小さい頃母親に女として育てられてたんだ」

(#゚;;-゚)「どうしてですか?」

('A`)「まぁ、パラノイアの母親に死んだ姉の代わりにされてたとか、色々言われてるけど、魔除け的な意味合いが強かったらしい」

(#゚;;-゚)「魔除け?」

('A`)「俺の場合もそんな感じでなァ。まぁ魔除けのためにこんな格好をさせられてるんだよ。精進料理うんぬんもそうさ」

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/23(土) 00:47:29.61 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「ご家族の方がそうしたほうがいいって?」

('A`)「……そうだなァ。そうかもな。俺は……そうなのかもなァ」

(;#゚;;-゚)「……?」

('A`)「まぁ、お前の弁当から、変わっていくさ。肉、喰うし」

(#゚;;-゚)「……??」

('∀`)「ハハッ、何言ってるのかわかんねーって顔してる」

(;#゚;;-゚)「わ、わかんないですもんっ。なんか勝手に納得して、ずるいです」

('A`)「いんだよ、それで。まァお互いゆっくり理解してこうや。まだまだお前も生徒会に入ったばっかりなんだからなァ」

(#゚;;-゚)「……むー」

('∀`)「ハハッ」



次へ

(#゚;;-゚)「はじめのいっぽのようです」 目次へ
*前へ | 次へ#

コメントを見る(0)
コメントを書く
トラックバック(0)
line BlogTOP
ログイン
i-mobile

Powered by FC2 Blog
footer