ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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(゚、゚トソン海に行くようです( ・∀・)

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:21:14.56 ID:fvptKPl+O [(゚、゚トソン海に行くようです( ・∀・)]
( ・∀・)白『海に行くんだからなっ!』



この一言で私のゆったりとした休日の朝は慌ただしいものとなったのである。




電話の相手はモララー。
私の幼馴染みであり、社会人になってからもその腐れ縁は残念ながら続いている。



(゚、゚トソン白『おはようございます、モララー。
ところで挨拶も無しに用件から切り出すのはいかがなものかと思いますよ』



( ・∀・)白『まぁーいーじゃん。そんなことより、海!行くぞ!』



…やれやれ、この駄々っ子はいくつになっても変わらないのですから。
困ったものですね。

165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:25:24.67 ID:fvptKPl+O
しかし、海になどここ数年行ってませんし、まぁ予定が空いてる日なら私もやぶさかではありません。



(゚、゚トソン『…まぁいいでしょう。ちなみに、いつですか?』



( ・∀・)『今日っ!!』



(゚、゚トソン『うん。それ無理☆』



急すぎです。常識的に考えて。特に予定がある訳ではないのですがたまの休日ですから、ゆっくりしたい日もあります



( ・∀・)白「無表情でその台詞言われてもなー」



(゚、゚トソン白「人のアイデンティティにケチつけないで…」



Σ(゚、゚;トソン「…ってモララー!?なんでここにいるんですか!?」

166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:29:13.80 ID:fvptKPl+O
気が付いたらリビングで寛ぐ私の目の前にモララーが携帯電話片手に突っ立ってるじゃございませんか。



( ・∀・)「なんでって、お前の母さんから合鍵貰ってるし」



お母様、御恨みします。
一人暮らしのうら若き乙女のアパートの合鍵を、こんなロクデナシに渡すとは…



( ・∀・)「うら若き(笑)乙女(笑)」



(゚、゚;トソン「勝手に人の心読まないでくださいっ!」

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:33:24.02 ID:fvptKPl+O
( ・∀・)「そんなことより、今日なんか予定でもあんの?」



(゚、゚トソン「…特には。でも今日はゆっくりした( ・∀・)「じゃあ決まりだなっ!海行くどー!!」



…台詞は最後まで言わせてください…



(゚、゚トソン「モララー。はっきり言いますが今日は( ;・∀・)そ「あっ!ごめん!!もしかして今日は生理だったとか!?
そしたら海入れないよなー。でもタンポン?なら入れるんじゃないの??
よくわかんないけど!」




Σ(/、//トソン「せっ!?せ、せ、生理なんかじゃありませんっ!行きます、海、行かさせて頂きます!!」

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:37:31.48 ID:fvptKPl+O
なんというデリカシーの無さ。これでけっこうモララーはモテたりするので世の中終わっていると思う。




( ・∀・)「なーんだ。違うのか、よかったぁ。じゃあ決まりなっ」








…この、天然鬼畜。



174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:41:02.99 ID:fvptKPl+O
くるくると移ろいゆく景色を眺めながら、晴れた日のドライブというのは中々気分の良いものです。
普段車に乗る機会がないし、移動手段は専ら電車を使ってますし。



正直、この幼馴染みが車を購入していたことに驚きました。
だって、すぐ新しいゲーム機だ、ソフトだ、遊びだ、飲みだなどと言って、学生時代はお金なんて全然貯めていませんでしたから。




( ・∀・)「これでも真面目に働いてるんだぞ?
まぁ実家暮らしだから貯まりやすいってのもあるんだけどねー」

175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:42:57.76 ID:fvptKPl+O
(゚、゚トソン「モララーに真面目なんて言葉似合わないですよ」



( ・∀・)「それもそうだなー」



そう言って、モララーはけらけらと笑いました。
しかしひとしきり笑ったあと、急に黙り込んでしまいました。



(゚、゚トソン「…?モララー?どうかしましたか?」

176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:44:48.35 ID:fvptKPl+O
( ・∀・)「…あのさー。トソン、覚えてる?」



(゚、゚トソン「?何をですか?」



( ・∀・)「ん、覚えてないならいいや!なんでもない!ほら、海見えてきたぞー!!」



(゚、゚*トソン「!どこですか!?わー、本当だ!!」




モララーらしからぬ態度が気掛かりだったものの、私は久々に見る海に気を取られすぐに忘れてしまいました。

179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:47:34.30 ID:fvptKPl+O
適当な所に駐車し、私たちは砂浜へと足を踏み入れました。



今回来た海は、モララー曰く「穴場」とのことで、海の美しさもさることながら人気も少なく、静かなところでした。
久しぶりに海に来たのに加え、少人数でこんな綺麗なビーチを独占してる快感が更に私を興奮させました。



(゚、゚*トソン「すごく綺麗な海ですね!」



( ・∀・)「事前にちゃんと調べといたからなー」



(゚、゚*トソン「こんなに段取りが良いなんて、モララーらしくないですよね。
あとは突然誘ったりしなければ満点でしたよ」



( ・∀・)「ひどいなー。あれは俺なりのサプライズだったの!」

180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:49:38.88 ID:fvptKPl+O
いつものようにけらけらとあどけない笑いのあと、モララーはふっと笑うのを止め。



( ・∀・)「…でも、トソンに喜んで貰えて良かった」



と、静かに大人びた笑みを浮かべたので柄にもなくドキッとしてしまいました。






181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/06(火) 23:50:40.69 ID:fvptKPl+O
私たちは日が暮れるまで、海で泳いだり、砂の城を作ったり、色々なことをして過ごしました。



忙しい日常の中で、たまにこんなふうに童心に返るのも必要なことかもしれない、とモララーと夕暮れ海岸を散歩しているときに思いました。



(゚、゚トソン「…ん?童心?」



何か私の記憶に引っ掛かっているのですが、どうにも思い出せません。



そんなとき、モララーが真剣な顔で私に話しかけてきました。

186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:05:22.72 ID:gqQOk//3O [さるってました…]
( ・∀・)「トソン」



(゚、゚トソン「…はい?」



( ・∀・)「トソンは忘れちゃったみたいだけどさ、俺はずっと覚えてたよ。約束。」



(゚、゚トソン「…約束」



何か、
思い出しそうな。



童心。子供の頃。夏。夏休み。くるま。うみ。やくそく…




188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:08:00.60 ID:gqQOk//3O
(゚、゚トソン「あっ」














思い出しました。
モララーとの、約束。

189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:10:40.99 ID:gqQOk//3O



―あれは私たちが小学三年生の夏休み。
モララーのお家と私のお家で、珍しく一緒に泊まりがけで海に行こうと言う話になったのです。



けれども私は前日になって熱を出してしまい、計画は断念、ということになってしまいました。
しかし私は駄々をこねて、熱でもいいから行きたい、行きたいと聞きませんでした。



そんな要求が通るわけもなく、騒ぎ疲れた私はベッドで横になっていました。泣きながら。



そうして、モララーが私の家に見舞いがてら訪ねてきたのです。

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:15:19.95 ID:gqQOk//3O



( ・∀・)「…トソンーげんき出せー」



(;、;トソン「ひっく、っでも、うみにいくの、たのしみにしてたのに…」



( ・∀・)「うみなんていつでもいけるじゃんかー」




(;、;トソン「モララー、たちと、いっしょにいきたかったの!…ぐすっ」



(;、;トソン「とそんは、あしたいきたいのっ!!」

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:17:43.87 ID:gqQOk//3O
( ・∀・)「うーん…むぅー…」



( ・∀・)「トソンーやっぱあしたはむりだー。ねつがあるんじゃ、あそんでてもたのしくないぞー」



(;、;トソン「…ひっ、ぐすっ…」



( ・∀・)「そのかわり、ぼく、おとなになったらくるまかうからさー」



(;、;トソン「くるま…?」




( ・∀・)「ん。そう。どこにでもいけるやつ!で、かったらとくべつにトソンのっけてやるよ。
そんでいろんなとこつれてってやる!」

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:20:19.66 ID:gqQOk//3O
(;、;トソン「うみも…?」




( ・∀・)「あったりまえだろー。あとは、きょーととかほっかいどーとか、えーっと、あめりかとかにもいけるぞ!」



( ・∀・)「だから、今はがまんして、まってろ!」




(;、;トソン「ん…」



(∩、⊂トソン ゴシゴシ



(;ー;トソン「わかった。とそん、モララーがおとなになるのまってるね」

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:22:40.47 ID:gqQOk//3O
「そしたら、とそん、おれいにモララーとけっこんしたげる」



「えっ!?ほ、ほ、ほんとうに!?」



「うんっ」



「うっ、うそつくなよ!やくそくなんだからなー!!」



「とそん、うそつかないもんー。」



「じゃあゆびきりげんまんしよーぜ!」



『ゆーびきーりげーんまーん…』



200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:24:55.84 ID:gqQOk//3O
( ・∀・)「あ、もしかして思い出した?」



(/、//トソン



そうでした。
大人になって、車を買って、どこにでも連れていけるようになったら



け、け、け…けっこ…



( ・∀・)「トソン」



(/、//トソン「けっこ…!?はっ、はいっっ!?」

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:28:02.91 ID:gqQOk//3O
モララーは、夕暮れの、オレンジ色にキラキラ輝くロマンチックな海を背景に




( ・∀・)「俺と、結婚してください」



と言いました。



私?



私がなんと答えたかって?




203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:29:59.53 ID:gqQOk//3O
(; ・∀・)「…トソン?」




(/、//トソン「…ぷしゅー…」バタリ



私は、思考回路がショートしてしまったのか、また急に熱を出してしまって、その場に倒れてしまったので、モララーへの返事はお預けとなってしまったのです。



(; ・∀・)そ「トソーン!?」



(/、//トソン「きゅ~…」

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:42:48.38 ID:gqQOk//3O [さる再び]
至急、私のアパートへ帰ってモララーが看病してくれまして、私の目が覚めてから返事をするのですが、




それはまた別のお話…。




( ・∀・)「まっ、返事は決まってるんだけどね!約束だしなっ!」



(゚、゚トソン「…モララー、あなたそういえば小さい頃車でアメリカに行けると思ってたんですか?」



(//∀/)そ「むっ、昔の話だろっ!?」



…ふんだ、いつものお返しですよ。

210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/07(水) 00:52:41.53 ID:gqQOk//3O
ちなみに、答えは…










おしまい( ・∀・)(゚ー゚トソン !!


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