ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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総合短編

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 21:53:28.87 ID:Bd+6bNCXO
じゃあ、星と夏休みで。



日差しが容赦なく照りつける。
肌を流れる大粒の汗が、余計に暑いと思う気持ちを増長させる。

('A`)「誰だよ、キャンプに行こうとか言い始めた奴」

(;^ω^)(申し訳ないお…)

折角の夏休み。内藤ホライゾンは憧れの女性…ツンにアプローチを仕掛けようと思っていた。
しかし、何とか誘ってみたは良いもの、二人っきりで何処に…と言う訳にもいかず、気付くと何人かで、キャンプに行く事になってしまった。

( ^ω^)(今は、こんな事になってるけど、ツンを誘えたから、結果オーライだお)

そう思っただけで、内藤ホライゾンは、やる気に燃えるのだが、生憎の炎天下。
皆のテンションは下向の一途を辿っていた。

136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 22:25:10.80 ID:Bd+6bNCXO
ξ゚⊿゚)ξ「暑い…」

( ^ω^)「ツン、大丈夫だお!?」

ξ゚⊿゚)ξ「何とか…大丈夫…」

( ^ω^)(でも、ツンの顔色は良くないお。心配だお…。)

内藤ホライゾンの心配をよそに、一行は歩き続ける。
歩き続けてはいるものの、一向に太陽の日差しは強くなる一方だった。
既に重かった足取りが、更に重くなっていく…一行の中に体力の限界がくる者が居ても不思議では無かった。

ξ゚⊿゚)ξ「もうダメ…」

独り言とも取れる様な声を出すと、ツンは糸の切れた操り人形の様に倒れこんだ。

139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 22:35:53.36 ID:Bd+6bNCXO
(;^ω^)「ツン?大丈夫だお!?」

ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず…休ませて…」

('A`)「じゃあ、俺達は先に行ってるよ」

(;^ω^)「なんでだお?」

ドクオは黙ったまま、周囲を指でさす。
辺りには、何も無かった。あるのは、自分達が踏みしめている砂と、申し訳程度に生えている数本の小さな木…決して、落ち着いて休める場所では無かった。

('A`)「こんな所で休む訳にも行かないし、俺達は先に行こう」

ドクオの意見は皆の意見を代弁していた。勿論、体力の限界が近い者はいない訳では無い。
しかし、彼らはここで休むよりかは、もう少し歩く方が楽だと判断していた。
そのため、ドクオの意見に反対する者はいなかった。

141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 22:48:32.77 ID:Bd+6bNCXO

( ^ω^)「じゃあ、僕はツンと一緒に休んでから、行くお」

ξ゚⊿゚)ξ「…え?」

ツンは驚いた様に内藤ホライゾンを見る。
しかし、そんなツンに構う事無く、話は進んでいく。

('A`)「じゃあ、俺達は先に行ってるから。キャンプ場で待ってるよ」

そうドクオが言い残したのを皮切りに、一向はまた、歩み始める。何人かは、ホライゾンとツンに励ましの言葉をかけてから、立ち去って行った。

('A`)「………頑張れよ、内藤」

ドクオも、大義そうに内藤ホライゾンに一瞥をくれると、進んでいった。

( ^ω^)(ドクオ…もしかして…?)

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 22:59:40.13 ID:Bd+6bNCXO
( ^ω^)「ツン、大丈夫だお?」

ξ゚⊿゚)ξ「なんで、先に行かなかったの…?」

( ^ω^)「それは、僕も休みたかったからだお(キリ」

ξ゚⊿゚)ξ「………!?」

しばしの沈黙の後、ツンは驚いた様な顔をして、それから、呆れた気色を、表情の中に忍ばせる。

ξ゚⊿゚)ξ「案外、情けないのね」

( ^ω^)「言わないで欲しいお…」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、私もこんな様だし、一緒かな」

そう言うと、ツンは僅かにある木陰に倒れこむ。

( ^ω^)「あ、ズルいお!木は一本しか無いから、スペースは譲り合うお!」

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 23:08:11.18 ID:Bd+6bNCXO
ξ゚⊿゚)ξ「レディファーストよ」

ツンはそう言いながらも、隣に内藤が座れる程度のスペースを作る。

( ^ω^)「理不尽だお…」

ξ゚⊿゚)ξ「ほら、立ってないで、座りなさいよ」

そう言いながら、ツンは自分で作ったスペースを叩く。
内藤ホライゾンはそこに座りこむと、体の三分の一程が日向に出ていた。
対して、ツンは身体を横にする位のスペースを陣取っている。

( ^ω^)(何だか、納得いかないお)

145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 23:18:06.67 ID:Bd+6bNCXO
しかし、内藤ホライゾンの体の三分の一が日向に出ているとは言え、ツンは横になっている。
そして、日陰となっているスペースはそんなに広くは無い。
必然的に、二人の距離はかなり短くなっていた。

( ^ω^)(ツンから、良い匂いがするお)

内藤ホライゾンは、不意にそんな事を思ってしまう。
さっきまでは、気にもとめなかった匂い。しかし、一度、意識してしまうと、気になってしまい、内藤ホライゾンは何も話せなくなる。
数十秒とも、数分とも、感じ得る沈黙の時間。
そこには緩やかな空気はあっても、気まずさは無かった。

146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 23:26:32.58 ID:Bd+6bNCXO

( ^ω^)「ツン…?」

ξ゚⊿゚)ξ「………zz」

気付くと、ツンは静かに寝息をたてていた。
先程までの、快活な様子も無理をしていたのだろう。
起きる気配は全く無かった。

( ^ω^)「起きるまでまつお…」

愚痴にも似た様な響きで、内藤ホライゾンは呟くと、ツンが起きるまでじっと、待っていた。


激しい勢いで照っていた太陽が、少しずつ地平線に降りて行く。
ただ、明るいだけだった地面の色彩に、赤みがかかって来た頃、ツンは目を覚ました。

ξ゚⊿゚)ξ「…私、寝てた?」

147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 23:34:17.23 ID:Bd+6bNCXO
( ^ω^)「…熟睡してたお」

ξ゚⊿゚)ξ「えっ!ごめんなさい…」

( ^ω^)「気にしないお。そろそろ、キャンプ場を目指すお」

そう言って、ホライゾンが立ち上がるが、ツンはうつむいたまま、動かない。

( ^ω^)「どうしたんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「………」

それでも、ツンは黙っまま立ち上がろうとすら、しない。
良く見ると、ツンの肩は僅かに震えていた。

( ^ω^)「ツン…?」
ξ゚⊿゚)ξ「プッ…」

( ^ω^)「?」

ξ゚⊿゚)ξ「アハハハハハハ」

( ^ω^)「???」

突然、笑い出す、ツンに、内藤ホライゾンは困惑するばかりだった。

ξ゚⊿゚)ξ「顔が半分だけ日焼けしてるwww」

150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 23:40:22.21 ID:Bd+6bNCXO
( ^ω^)「もう笑わないで欲しいお」

ξ゚⊿゚)ξ「だってww半分だけ日焼けってwww」

( ^ω^)「ツンのせいなんだお!」

ξ゚⊿゚)ξ「ゴメン、ゴメン」

それから、キャンプ場に着くまで、二人の様子は終始そんな感じだった。

('A`)「で、どうだったんだ?」

ドクオはにやつく表情を必死に抑えながら、内藤ホライゾンに話しかける。

( ^ω^)「ドクオが想像するような事は無かったお…」

キャンプ場に着いてからは、すぐに夕飯を食べる事になり、その後片付けや、テントの準備などで、内藤ホライゾンはツンと話す機会が無いまま、過ごしていた。

152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/06/20(日) 23:49:41.07 ID:Bd+6bNCXO
川 ゚ -゚)「見て、星が綺麗よ」

誰かがそんな事を口にする。そして、皆が作業を止めて、星を見ていた。もちろん、その中には、内藤ホライゾンとツンの姿も…

「キレイ…」

夜空と言う暗幕に、美しい星々が瞬き、きらめく。

ξ゚⊿゚)ξ「キレイね…」
( ^ω^)「キレイだお」

気付くと、ホライゾンの隣に、ツンが座っていた。
二人は静かに見つめ合う。
滑稽な日焼けの跡も、今は夜の闇が隠してくれている…。

( ^ω^)「ツン…僕がツンと一緒に居た、本当の理由は…」

ξ゚⊿゚)ξ「分かってるわよ…バカ」

夜空に広がる数多の星達は、暗がりに居る恋人達を祝福するかの様に輝いていた。

fin
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  1. 2010/06/21(月) 18:25:28|
  2. 総合作品まとめ
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  4. | コメント:0
<<( ^ω^)これが彼の答えのようです | ホーム | ξ゚⊿゚)ξがちょっとしたいじめを受けてるようですね>>

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