ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

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( ^ω^)扇風機のようです

276:( ^ω^)扇風機のようです 1/11 :2010/05/25(火) 18:25:53.16 ID:mt1xGTRU0
投下させていただきます



( ^ω^)扇風機のようです




( ^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお

ぶーんは頑張って、ご主人様に風を送ります。

(´・ω・`)「あー、暑いなあ…むしろ熱いだね、これは」


     「そろそろクーラーも買うべきなのかな…って、お金がないんだよな、はぁ」
  

熱気につつまれた部屋で、ぶーんはその羽を回してご主人様とお客様に風を送り続けます。

( ^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお


('A`)「ヴァー、あっちい…。まだクーラー買わないのか?頑張るな」

(´・ω・`)「そうは言ってもね、苦学生の僕にはお金が無いのさ」

277:( ^ω^)扇風機のようです 2/11 :2010/05/25(火) 18:26:33.54 ID:mt1xGTRU0
-----------------------------------------------------

疲れたご主人様に、慈しむように優しい風を送ります。

( ^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお


(´‐ω‐`)「ふぅ、社会人は楽じゃないんだね。学生の頃が懐かしいよ、お金が無くても楽しくて…」
      「っと、また独り言か…。彼女でも出来たら少しは充実するのかな…」





新しいお客様を連れてきたご主人様とお客様に、歓迎するような優しい風を送ります。

( ^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお


ξ゚⊿゚)ξ「この部屋、あっついわねぇ…。どうせ一緒に暮らすんだし、この機会にクーラーでもつけましょうよ」

(´・ω・`)「うん、そうだね…。中々機会が無かったけど思い切ってつけようか?」

ξ゚⊿゚)ξ「その方がいいわね。こんなところで暮らしてたら蒸し焼きになっちゃうわ!」

279:( ^ω^)扇風機のようです 3/11 :2010/05/25(火) 18:27:31.91 ID:mt1xGTRU0

沢山の作業しているお客様に、労わるようなそよ風を送ります。

( ^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお


(,,゚Д゚)「すいませーん、クーラーの取り付け位置、ここでよろしいんですよね?」

(´・ω・`)「はい、そこで問題ないです。…ああ、ぶーんはどうしようかな、仕舞おうか…」

ξ゚⊿゚)ξ「何?ショボったら扇風機に名前なんかつけてるの?w」

(´・ω・`)「いいだろ、それなりに愛着があるんだ。学生の頃からずっと使い続けてきたからね」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、もうクーラーがついたんだし使わなくなるんじゃない?捨てちゃえば?」

(´‐ω‐`)「うーん、なんだか捨てるのもしのびなくてね。ずっと使ってきたものだし…」

ξ゚⊿゚)ξ「まあどうせ使わないんだし、押入れにでも仕舞って置けばいいんじゃない?」


(´‐ω‐`)「うん、そうだね。とりあえず仕舞っておこうか。またね、ぶーん…」




がさがさ、ごとっ

280:( ^ω^)扇風機のようです 4/11 :2010/05/25(火) 18:28:27.17 ID:mt1xGTRU0
長い間、暗い所に一人ぼっちです。

( 'ω`)…


外からは楽しそうな声が聞こえます。


「聞いてショボ!出来てたの!三ヶ月だって!」
「本当かい!やったねツン!親父に電話しなきゃ!」



長い長い間、真っ暗な所で一人ぼっちです。

( 'ω`)…

「あのねー、デレねー、先生に褒められたの!泳ぐのがとっても上手だって!」
「おや、それは凄い。僕の血を継いでるね」
「金槌だったのに、何言ってるのよw」

281:( ^ω^)扇風機のようです 5/11 :2010/05/25(火) 18:29:13.26 ID:mt1xGTRU0
長い長い、とっても長い時間が経ちました。

( 'ω`)…


ぶーんはもう一人ぼっちに慣れてきた頃でした。


がさがさ、ごとっ



明るい、明るい見慣れた場所でした。

( ^ω^)…?


そこには、見慣れた顔が二つ。そして、見慣れない顔の人が居ました。

283:( ^ω^)扇風機のようです 6/11 :2010/05/25(火) 18:30:11.49 ID:mt1xGTRU0
ξ゚⊿゚)ξ「うーん、クーラーも寿命かしらね。急につかなくなるなんて…」

(´・ω・`)「そうかもしれないね、精密機械は寿命が短いみたいだし。…ぶーを見るのも久しぶりだなあ」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、つくのかしら?何年も押入れの中だったし」

(´・ω・`)「昔の機械を舐めちゃいけないよ?つくさ、ほら」


久しぶりに体を動かします。大好きなご主人様達に向けて、一生懸命。でもそよそよと優しい風を送ります。
(*^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお


(´*ω*`)「げほっ、凄い埃だね…。掃除しなきゃダメかな…」

ζ(゚ー゚*ζ「あー、パパ!なーにこれ!」

(´・ω・`)「ん、そういえばデレは扇風機は見たこと無かったね。風を送ってくれるんだよ」

ζ(゚ー゚*ζ「せんぷーき?これ、涼しいね!」

(´・ω・`)「はは、そうだね。昔々の道具さ。…そうだデレ、ぶーんの前で何か喋ってごらん?」

ζ(゚ー゚*ζ「ぶーん?」

(´・ω・`)「そうさ、その扇風機の名前だよ、ほら」

ζ(゚ー゚*ζ「そうなの?…ぶーんぐんっ、わ゛だじでれ!よ゛ろじぐね!…ねえパパ!声が変わったよ!!」

(´・ω・`)「ははw、パパも昔はよくそうやって遊んでたんだ。われわれは~ってね」

284:( ^ω^)扇風機のようです 7/11 :2010/05/25(火) 18:31:39.52 ID:mt1xGTRU0
久しぶりにご主人様に会えたぶーんは、頑張って羽を回し続けます

(*^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお


ζ(^ー^*ζ「ねえパパ!デレ、ぶーん大好き!」

(´・ω・`)「パパも大好きさ。もう長い間使って無かったけどこれからは出そうか」

ξ^⊿^)ξ「そうね、私も嫌いじゃないわ」


ぶーんもすっかりデレが大好きになって、張り切って風を送ります。

(*^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお

ζ(^ー^*ζ「あはは、ぶんぶんお!ぶんぶんお!」

285:( ^ω^)扇風機のようです 8/11 :2010/05/25(火) 18:33:04.46 ID:mt1xGTRU0
ぶーんは、とっても幸せです。

(*^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお
ζ(^ー^*ζ「ぶんぶんお!ぶんぶんお!」


毎日続いて欲しいくらいです。

(*^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお
(´・ω・`)「ふふっ、ぶんぶんお!」
ζ(^ー^*ζ「ぶんぶんお!ぶんぶんお!」


毎日回っていても幸せなのでちっとも疲れません。

(*^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお
(´・ω・`)「ほらツンも一緒に、ぶんぶんお!」
ζ(^ー^*ζ「ぶんぶんお!ぶんぶんお!」
ξ///)ξ「しょうがないわね…ぶんぶんお///」

286:( ^ω^)扇風機のようです 9/11 :2010/05/25(火) 18:34:48.86 ID:mt1xGTRU0
夏休みも終わって、また仕舞われることになりました。
でも、ぶーんはちっとも寂しくありません。

(*^ω^)ぶんぶんお ぶんぶんお

ζ(゚ー゚*ζ「また来年だね!ぶーん!」


そう、幸せな思い出が出来たことと、また来年も会えるからです。



がさがさ、ごとっ

真っ暗闇です。ぶーんはちっとも怖くありません。
外から聞こえてくる笑い声でぶーんは今日も幸せです。

287:( ^ω^)扇風機のようです 10/11 :2010/05/25(火) 18:35:31.58 ID:mt1xGTRU0
とっても、長い長い時間が過ぎました。
その間もぶーんは回り続けました。


ζ(゚ー゚*ζ「お父さん、そんなに泣かないでよ…」

(´;ω;`)「娘が嫁に行ってしまうのは父親にとって一番寂しいことなんだよ…うっ」

ξ゚⊿゚)ξ「なっさけないわねえ…。娘の門出ぐらい笑って見送りなさい!」

(´;ω;`)「そんなこと言ったって…」

ζ(゚ー゚*ζ「とっても良い人と結婚できて、ジューンブライド。私、すっごく幸せなんだから!」

(´つω;`)「そうだね、父親らしいことをしてあげなきゃ。立派になったねデレ!幸せになるんだよ!」


ζ(^ー^*ζ「はいっ!」

297:( ^ω^)扇風機のようです 11/11 :2010/05/25(火) 18:52:14.47 ID:3QaLvOo/Q
また長い時間が、過ぎました。
いつも忙しなく動いているぶーんもお腹の大きくなったデレのために、今日は動いていません。
でも、久しぶりにデレに会ったぶーんはなんだか嬉しそうです。
(*^ω^)…
ξ゜⊿゜)ξ「随分大きくなったわねえ…。予定日は何時なの?」
ζ(゜ー゜*ζ「んーと、再来月。女の子なの」
(´・ω・`)「へえ、デレの娘だ。きっと可愛いだろうね」
ζ(^ー^*ζ「ありがと、パパ。そうだ、ぶーん貰ってってもいいかしら?」
(´・ω・`)「それは構わないけど、これまたどうして。クーラーはあるだろう?」
ζ(゜ー゜*ζ「私が子供の頃からぶーんとは友達だからね。私の赤ちゃんにも友達になってほしいの」
(´・ω・`)「うん、それは良い考えだ。大切に扱ってくれよ」
ζ(^ー^*ζ「うん!!」

また、長い長い時間が過ぎました。
そこには、幸せそうに笑う親子と、これまた幸せそうに回る扇風機がありました。
(*^ω^)ぶんぶんお! ぶんぶんお!

おしまい
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