ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

( ^ω^)裏風紀委員のようです 第2話

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:24:24.42 ID:ecXwYqFp0 [sage]

僕の名前は内藤ホライゾン。どこにでもいるような、よくパシられる男子高校生だ。
ただ入学してから数日、とある人達に自分の危機を救ってもらったのだ。

そんな彼らの名は裏風紀委員。非公式ではあるものの伝統的な活動で、弱気を助け悪をくじく。
それは選ばれた数名のみで運営される、いわばボランティアのようなもの。

だから全然怪しいものでもないし、むしろやるのは誇らしいことなのだ。
だから勧誘されたのは喜ぶべきことで不審げな目で見てはいけない、のだ。

('A`)「……おk?」

(;^ω^)「いや全然わかりませんから。途中で割り込まないでください」

ここは空き教室。長い間使われていないらしく、鍵も開けてあるらしい。
先程の騒動の後、僕はここに連れ込まれた。ちなみに女性の方はどこかへ行ってしまった。
夕日の作り出す長い影が2つ。教室に落ちる。

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:26:02.01 ID:ecXwYqFp0 [sage]
( ^ω^)「そもそも、なんで僕がそんなものに……もっと適任の人とかいると思います」

だいぶ落ち着いた頭でできるだけ論理的に答える。
救ってくれたのはありがたいが、それ以上に怪しすぎる。

('A`)「まあ、それには色々わけがあってだな」

( ^ω^)「それに、このマスク何か匂います」

('A`)「ああ、マスクは代々受け継がれてるから」

( ^ω^)「えっ」

鼻腔をくすぐる汗と香料の匂い。嫌な予感しかしない。
というか現時点で既に不快だ。

('A`)「ちなみに先代は好物がトンカツ。年中汗かいているような人間だったね」

半ば条件反射的にマスクを外そうとする、が。

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:28:36.28 ID:ecXwYqFp0 [sage]
(;^ω^)「ちょ、これ外れない!!」

('A`)「そんな簡単に外れたら困るっしょ? 一人じゃ取れないぜ、それ」

( ^ω^)「ええええええええ!?」

委員になると言わなければマスクは外せない、そう言っているに等しい。
つまり脅迫のようなものじゃないか。

('A`)「まあ、内藤を選んだ理由ってのは簡単なもんなんだが……」

( ^ω^)「なぜなんですか! 脅迫みたいなものじゃないですか!!」

('A`)「落ち着け。今日はあと一件仕事あるから行く途中で理由でもしゃべってやるよ。ほら、いくぞ」

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:32:13.05 ID:ecXwYqFp0 [sage]
半ば強引に外に連れ出された。部活の掛け声が少し離れたグラウンドから聞こえてくる。
教室を出て、ずんずんと男は闊歩していく。仕方が無いので僕はそれについていく。

('A`)「よし、それじゃあまずは簡単な質問から。この学校はどんな学校か把握しているか?」

( ^ω^)「そりゃ、もちろんです」

このVIP高校は公立。だが巨大な敷地を持っている。
各運動部にグラウンドが十分に割り当てられているし、生徒数はとんでもない。
そして進学と就職は半々。至って普通の中堅高校。それがこのVIP高校だ。

('A`)「知っての通りこの高校はかなり自由だ。生徒に対する教師の人数だって少ない」

('A`)「言い換えれば目が行き届いていない。ともなるとよからぬ輩も出てくるわけだ」

( ^ω^)「…………」

ちら、と目を向けられる。先程の出来事が思い出される。

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:34:41.78 ID:ecXwYqFp0 [sage]
('A`)「そうなると本来は生徒自治会とか風紀委員が、ってなるんだがな。VIP高校のは実質機能していない」

('A`)「そこで、俺たちの出番。ってわけだ」

( ^ω^)「でも認可されていない団体なんですよね?」

('A`)「まあ、そうだ。だけど人を助けるのに認可が必要なのか?」

あれ、この人意外とカッコいいのかもしれない。
そんな風に僕は少し思い直す。隣に並んで彼の顔をみると、やっぱり思い直さなくていいと思った。

('A`)「あ、そういえば俺の名前を教えてなかったな。俺の名前はドクオ。本名の苗字は鬱田だ」

( ^ω^)「鬱田ドクオって名前なんですか?」

('A`)「いや、ドクオってのは先代から受け継いだ名前。お前の場合はブーン、だな」

( ^ω^)「このマスクの名前ってことですか……」

('A`)「あとブーンには面白いルールがあってだな……w」

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:36:28.08 ID:ecXwYqFp0 [sage]
笑いを噛み殺すような仕草を見せる。気持ち悪いと素直に言っていいのだろうか。
そんな僕の逡巡を露とも知らないドクオは前を向き直って言葉を放った。

('A`)「おっと、ついたぜ。あの離れの実習教室だ」

( ^ω^)「何かあるんですか?」

ドクオが指すのは普通の教室などから少し離れた、実習林の近くにあるコテージ風の実習教室だ。
たしかここでは生物の実習をするとか、入学当初の説明で言っていた気がする。
その教室で果たして一体何があるというのか。

('A`)「しっ、声が大きい。」

('A`)「……あそこで乱交パーティーが開かれるらしいんだよ」

( ^ω^)「ぶっ」

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:38:01.10 ID:ecXwYqFp0 [sage]
('A`)「一応警告文を貼っておいたんだが……聞いていないみたいだな」

( ^ω^)「でもここからじゃ人がいるのかわかりませんよ?」

('A`)「ああ、教室に盗聴器つけてるから」

よくみれば耳にイヤホンのような物が。駄目だこの人は。
そう考えてみるとこの男、覗きに見えなくもない。
僕のそんな蔑んだ視線に気づいたのか。男は反論する。

('A`)「言っておくが、のぞきじゃないぞ」

( ^ω^)「ええ、そりゃ、もちろん」

('A`)「信じてないだろ」

( ^ω^)「いやいや」

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:39:55.92 ID:ecXwYqFp0 [sage]
('A`)「……まあ、これから運命を共にするんだ。ここで言っても構うまい……」

('A`)「俺は、クー以外の女としゃべれないんだ」

クー、というと先程の竹刀を持った女性のことだろう。
むしろ普通の女性より美しい分、しゃべるのには緊張しそうだと思うのだが。

( ^ω^)「……そうなんですか」

('A`)「まあ、あいつは特別だからな。そのうちお前もわかるさ」

( ^ω^)「はあ……」

('A`)「一般の女子としゃべろうとすると緊張して目の前が真っ暗になる。気がつけば保健室だよ。
    中学時代についたあだ名は童貞マスター、通称ドテマス。恥ずかしいったらありゃしない」

顔色ひとつ変えず言っているあたり、メンタル面はかなり強いのかもしれない。
少なくとも僕だったら泣いて次の日から不登校になる。間違いなく。

( ^ω^)「ところで、そのチッ○スターの空き箱をどうするんですか?」

('A`)「ああ、ちょっと見てな」

手際のいい動きで取っ手のついたチップスターの空き箱に何かをして、肩にのせて構える。
取っ手には引き金のようなものが付いていて、それはまるでゲームに出てくるバズーカのような

('A`)「よっと」

果たしてバズーカだった。

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:46:56.38 ID:ecXwYqFp0 [sage]
( ゚ω゚)「えええええええええええ!?」

数条の光の線、おそらくロケット花火であろうものはドクオの肩口から、真っ直ぐに実習室の通風口に吸い込まれていく。
見る限りに推定10発はある。それの全てが侵入、内部からこもった破裂音が聞こえてくる。

('∀`)「ひゃっはああああああああ!! リア充は死ねえええええええ!!」

顔の形が変わっている。たぶんだけど、笑っている。
こんなに気色悪い笑顔が世界に存在するのだと思い知らされる。

胸内ポケットからロケット花火を取り出し、再度発射。
ついに悲鳴をあげながら数人の男女が教室から飛び出してきた。

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:49:29.08 ID:ecXwYqFp0 [sage]
(#'A`)「おらあ! 裏風紀委員だ!! 不純異性交遊は厳罰の対象だぞ!!」

もっともらしい理由をつけて、乱れた衣服の男女めがけてロケット花火を乱射。
狂気の隣に立つ僕はただ立ち尽くして傍観者となるだけだ。
でも結局一発も当たらないあたり我を失っているわけではないのだろうか。

(#'A`)「ちっ、外したか!!」

我を失っていたようだった。

あらかたのロケット花火を撃ち尽くし、男女達も逃げ去った。
残ったのは鼻息荒いドクオと冷や汗をかいた僕だけ。

(#'A`)「二度とんなことするんじゃねえぞ!!」

最後に投げかけたセリフ。
それは裏風紀委員としての忠告なのか。もしくは彼の個人的な叫びなのか。
僕には推し量る術もない。

58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:51:09.18 ID:ecXwYqFp0 [sage]
('A`)「てでいまー」

川 ゚ -゚)「おう、お疲れ」

(;^ω^)「…………」

何事もなかったかのように元いた教室に帰ってきた。
もう日はほとんど落ちている。

件の竹刀の彼女は明かりもつけずにパソコンとにらめっこしていた

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:54:06.68 ID:ecXwYqFp0 [sage]
('A`)「目悪くなるぞ」

そう言ってドクオが部屋の電気をつける。
優しいとは思うが無理して気取っているようで気持ち悪い。

川 ゚ -゚)「すっかり夢中になってしまっていたな。ありがとう」

( ^ω^)「あ、その」

川 ゚ -゚)「内藤君……いや、ブーンか」

( ^ω^)「へ、いや、その」

川 ゚ -゚)「ドクオから委員についての話は聞いたと思う。私は素直クールだ。クーとでも呼んでくれ。で」

駄目だ。強引に行かなければ打開できない。
そう判断して言葉を続けようとしたクーに言葉を割り込ませる。

( ^ω^)「裏風紀委員、なる気ないんですけど」

61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:56:38.74 ID:ecXwYqFp0 [sage]
川 ゚ -゚)「……は?」

( ^ω^)「さっきドクオさんの行動見てて思ったんですが、僕には向いていません」

川 ゚ -゚)「ドクオ、またお前派手にやったのか」

('A`)「べっつに~♪」

気持ち悪い。

62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:57:26.14 ID:ecXwYqFp0 [sage]
川 ゚ -゚)「うーむ……選択肢がない、と本当のことをいうのも酷だしなあ」

('A`)「ごめん俺がもう言った」

川 ゚ -゚)「死ねよ」

('A`)「生きる」

( ^ω^)「選択肢がないっていっても、どうせあんなようなこと僕には出来無いです」

('A`)「いいじゃん、マスクでばれねーし。ストレス発散になるぜ?」

それが仮にも正義を語る委員の台詞なのだろうか。


川 ゚ -゚)「あ、そうだ。君はパソコンは好きか?」

( ^ω^)「へ? そりゃ、まあ」

一応、僕はパソコンが好きだ。
マインスイーパは大好きだし、フリーセルだって好きだ。

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 22:58:55.67 ID:ecXwYqFp0 [sage]
( ^ω^)「パソコンでゲームとかよくします」

川 ゚ -゚)「ふむ、ならばちょっとこっちに来て座ってくれ」

と隣を指差す。少し緊張しつつ僕はクーの隣に座った。
すると何とも言えない甘い匂いがする。シャンプーの匂いだろうか。
くらくらしてくる。しかしそんなことお構いなしに。

川 ゚ -゚)「君は百合が好きか?」

64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 23:00:08.46 ID:ecXwYqFp0 [sage]
('A`)「まーたやってんのかよ」

(;^ω^)「そもそもどうしてこんなもの持ってるんですか!!」

川 ゚ -゚)「ちょっくら職員室のパソコンハッキングした」

('A`)「スーパーハカー(笑)」

川 ゚ -゚)「死ねよ」

何なんだろう、この人は。
いやでも風紀委員になるのも悪くない気がしないでもない。

( ^ω^)「…………」

黙って考えていると、クーが切り出した。

川 ゚ -゚)「少しふざけすぎたが、やってることは真面目だぞ。きっと」

('A`)「正義を果たしてついでに自分もちょっとだけいい思いすればいいんじゃね?」

うん、正論。まっとうな正論だと思えるようになってきた。

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 23:01:51.13 ID:ecXwYqFp0 [sage]
( ^ω^)「そ、それじゃあ……試しに入ってみます」

('A`)「よし、よろしくな」

川 ゚ -゚)「そうだ、ブーンにはとあるルールがあってだな」

先程もドクオが言っていたルールとやらだ。
果たしてどんなルールなのだろうか。

('A`)「ルール、それはだな……」

川 ゚ -゚)「語尾に、お、をつけることだ」

66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 23:04:22.14 ID:ecXwYqFp0 [sage]
( ^ω^)「は?」

川 ゚ -゚)「だから、語尾におをつけるんだ」

('A`)「~ですお! みたいな感じだなw」

少しにやけているつもりの気持ち悪い顔が非常に腹立たしい。

( ^ω^)「えーと、どういうことです?」

川 ゚ -゚)「どういうことですかお? だな、ちゃんとしないと駄目だぞ」

(;^ω^)「そんないきなり言われても」

川 ゚ -゚)「ルーツはそのマスクの初代に遡るんだが、長くなるので割愛」

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 23:06:20.51 ID:ecXwYqFp0 [sage]
(;^ω^)「守らなきゃいけないんですか……お?」

('A`)「そうだな。ちなみにドクオのルールは彼女を作らない、だ」

それは安パイじゃないか。

川 ゚ -゚)「ルールは先代が面白がってつけたりするもんだから、伝統みたいなものだ」

川 ゚ -゚)「だから守る必要は特に無いが、面白いしやっておくといい。君は空気読める男だと思うから」

(;^ω^)「そうですか、お」

目が許してない気がするのは気のせいだろうか。
あたりはもう真っ暗で、部活も終わったようで学校はだいぶ静かになっていた。

川 ゚ -゚)「というわけでよろしく。マスクを取るから、毎日の放課後にここに来てくれ」

(;^ω^)「はあ、わかりました、お」

68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 23:08:52.03 ID:ecXwYqFp0 [sage]
内藤「ふう……」

それから数十分後。僕は家にいる。思うに今日は濃い一日だった。
二階の自室は比較的一般的な高校生の部屋だと思う。少し物が少ない気がするが。

やっと家に帰った僕は日課のパソコンゲームでもしようとパソコンを起動したのだが。

内藤「そういえば……」

素直先輩がパソコンで手に入れたといっていた動画……ああいったものはこのパソコンでも手に入るのだろうか。
少し、少し気になったので調べてみることにした。

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/09(日) 23:11:12.03 ID:ecXwYqFp0 [sage]
内藤「えーっと、でもどうするんだ?」

しかし僕はあまりパソコンに明るくない。
高校入学ということで自分用のパソコンを買ってもらったが、いまいち使い切れていない。
もともとこういう細かい機械を駆使するようなことは苦手なのだ。

そうだ、階下にいる母に聞いてみよう。
このパソコンを買うときにも情報系のパートをしている母の意見が基本採用されたし、きっと家族で一番詳しいはずだ。
忘れていけないのは、何を手に入れようとしているのかバレないようにすることだ。

内藤「母さーん」

内藤母「はーい?」

内藤「ハックてどうやってするの?」

内藤母「」

その日の夜、調べるどころか家族会議になった理由は後日知ることになる。



2話:ハッキングはいけません

終わり




( ^ω^)裏風紀委員のようです 目次へ
スポンサーサイト
  1. 2010/05/10(月) 00:45:29|
  2. 長編まとめ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<( ^ω^)裏風紀委員のようです 目次 | ホーム | ( ^ω^)裏風紀委員のようです 第1話>>

コメント

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
マスクザドックン
  1. 2010/05/10(月) 19:39:55 |
  2. URL |
  3. 名のある名無し #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://potenta.blog13.fc2.com/tb.php/163-83a6e0a8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。