ひとくちlw´‐ _‐ノvくりぃむ

ブーン系作品まとめブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

星を見に行くようです

760:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:22:49.37 ID:aGJ5z65D0
いつも通りの夜。

することもなく、近くにあった本を読んでいる私。
すると、突然鳴る私の携帯。



電話の相手は私の彼氏のドクオだ。



川 ゚ -゚)「もしもし。ドクオか?」

('A`)「もしもし。クーかい?僕だ。今夜星を見に行こうか。」


私もこれには驚いた。日ごろからあまりデートには積極的に誘ってこない男が、
突然電話をして、星を見に行こうと言うのだ。

私は思わず漏れそうになる笑い声をこらえながら、それを了承したのだった。

761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:24:17.18 ID:aGJ5z65D0







星を見に行くようです







762:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:26:04.66 ID:aGJ5z65D0
川 ゚ -゚)「しかし、珍しいこともあるものだな。君から誘ってくるとは。」

('A`)「たまにはいいじゃないか。僕から誘っても。」

待ち合わせの公園で彼と合流し、今は住む町を一望できる高台へと向かっている。
この高台は徒歩で10分くらいの場所にある。今の私たちにとってはこれとない絶好の場所だ。

それにしても、流石に12月の深夜となると、寒さが厳しくなる。
けっこう厚着をしてきたつもりだったが、それでも風は服の隙間からこれでもかと言うくらいに忍び込んできて、私の体温を少しずつ奪っていく。


川 ゚ -゚)「ドクオ、寒くないか。」

('A`)「まあ、少しは。でも厚着してきたし、それほどでもないかな。」

川 ゚ -゚)「そうか、だったらもっとくっついて歩き、お互いに暖まろうじゃないか。」

('A`)「僕の話聞いてたかい?」


どうやら彼は私と同じ考えでは無いらしい。非常に残念である。

763:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:27:03.20 ID:aGJ5z65D0
そんなこんなしている内に、目的地へとついた。

彼は背負っていたリュックからレジャーシートとポット、紙コップ2つを出す。

まずは、地面にレジャーシートを敷く。次にポットの中に入っている飲み物を紙コップに注ぐ。
白い湯気がたっているから、暖かい飲み物で間違いないだろう。むしろそれ以外だったら酷いものだ。


('A`)「飲むかい、落ち着くよ。」

片方のカップを差し出す彼

川 ゚ -゚)「ああ、ありがとう。いただくことにするよ。」


礼を述べてそれを受け取り、口へと運ぶ。
どうやらホットコーヒーのようだ。ほのかな苦味が口内に広がる。

コーヒーを飲み終わった後、レジャーシートの上に寝る。



---目に映るのは、一面の星空。

765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:28:14.02 ID:aGJ5z65D0
比喩ではなく、本当に星が降ってきそうだった。

黒い背景には、大小様々な星が浮かんでいる。

星は、私たちを見つめていて、
私たちは、星を見つめていた。


川 ゚ -゚)「きれいだ・・・。」


無意識にそう呟いてしまう。それほどまでに、瞬く星たちは魅力的であった。


ふと、横を見てみる。同じようにして、彼が空を見上げている。
彼はこの星空を見てどう思っているのか。


('A`)「いいかい、クー?あれがプロキオン、そしてあれがシリウスとベテルギウス。
    この3つで冬の大三角は構成されているんだ。」

川 ゚ -゚)「ああ、知っている。」


求めてもいない解説を、彼は逐一該当する星を指さして丁寧にしてくれる。
しかし、そういうありがた迷惑な部分もまた、彼の魅力なのだから仕方ない。

766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:29:27.37 ID:aGJ5z65D0
('A`)「今の星の光は、ずっと昔の光がやっと辿り着いて僕らの元にいるんだ。」

川 ゚ -゚)「それも知っている。」

('A`)「つまり、今光っている星はもう無いかもしれないんだ。」


なおも解説を続けてくれる彼。今ので24個目の解説だ。

次はどの星に関するものだろうか。予想をするという新しい楽しみ方を見つけた私。



しかし、予想に反してなかなか出てこない彼の豆知識。

もう種が無くなったのだろうか。そう思ったところで、横から彼の声が聞こえてくる。

767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:30:15.67 ID:aGJ5z65D0
('A`)「・・・・・・ねえ、クー。」

川 ゚ -゚)「なんだ?急にムラムラしてきたとかか。できれば私は屋外では無く、屋内でやりたいのだが。」

('A`)「いや、違うんだけどさ。そういう趣味はないし。」


コホン、とわざとらしく咳をする彼。真面目な話みたいなので、空気を読む私。
                                        

('A`)「僕たちも付き合って結構長いよね。」

川 ゚ -゚)「ああ、確かもう4年くらい経つな。」


それにしては、未だ同棲すら始めていないが。
そもそも、まだ体を交えたも無いが。


('A`)「僕たちもさ、今日の星空みたいに、ずっと輝ける恋愛がしていきたいと思っている。
    この世からいなくなっても、光は見える星のように。」

川 ゚ -゚)「おいおい、もう死んだ後の話か。随分と気が早いな。」

('A`)「確かにそうだね。」

770:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/12/14(月) 12:31:34.23 ID:aGJ5z65D0
少し自嘲気味に笑う彼。しかし、私はすでに分かった。

急な誘いも
レジャーシートやコーヒーも
頼んでない解説も


---全て、今の一言を言うためだけにやっていたことに。
  そして、次に続く言葉も。
                                        
('A`)「それでさ・・・まずは、同棲とか始めて。もっとお互いを良く知っていきたいと思っている。」


彼の不器用な告白、それは次のステップへと繋がって行く道。
回りくどい告白も彼らしいものだ。私以外なら気付かないだろう。

もちろん、返事は決まっている。

横を見て
彼の顔を真正面に見つめて


川 ゚ ー゚)「ああ、これからもよろしく。」


最高の笑顔で答えた。


---夜空では、星が私たちを祝福するかのように、キラキラ輝いていた。
スポンサーサイト
  1. 2009/12/14(月) 13:03:41|
  2. 総合作品まとめ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<( ゚∀゚)僕らと教頭の700日戦争のようです 第一部2/2 | ホーム | ('、`*川ペニサスはクリスマスなのに鍋を食べるようです>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://potenta.blog13.fc2.com/tb.php/10-5c62cbd6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。